壁腕立て伏せのやり方|初心者女性向けの自宅簡単自重トレーニング
壁腕立て伏せ(ウォールプッシュアップ)は、通常の腕立て伏せができない筋トレ初心者女性におすすめの、簡単で低負荷の自重トレーニングです。
- 26,756views
- B!
アイキャッチ画像出典:8fit.com
壁腕立て伏せが効果のある筋肉部位
壁腕立て伏せは、上半身の押す作用の筋肉に対して効果があります。上半身の押す作用の筋肉には、主に以下のようなものがあります。
胸の筋肉:大胸筋
肩の筋肉:三角筋
二の腕後ろ側の筋肉:上腕三頭筋
▼女性のための筋肉図鑑
▼筋肉部位の構造と作用
壁腕立て伏せのやり方
壁腕立て伏せでもっとも大切なポイントは、肩甲骨をしっかりと寄せたまま動作を行うことです。肩甲骨の寄せ方が不十分だと、肩関節が開き負荷がかかり怪我のリスクがありますので、十分に気をつけてください。
■壁腕立て伏せの正しいやり方
1. 肘を伸ばし、壁に斜めに手をついて構える
2. 肩甲骨を寄せ、肘を曲げて身体を倒す
3. 肩甲骨を寄せたまま身体を押し上げ元の位置に戻る
さらに詳しい女性向き腕立て伏せ解説
女性のための簡単筋トレ
初心者女性が自宅で簡単に取り組める、簡単な自重トレーニング種目を筋肉部位別にご紹介します。ぜひ、チャレンジしてみてください。
壁腕立て伏せの負荷回数設定
筋トレで鍛える筋肉=骨格筋には三種類の筋繊維があり、それは、以下のようになります。
○遅筋(持久筋・SO筋・赤筋)
持久的な運動および筋収縮の主体となる筋繊維の種類が遅筋です。収縮する速度が遅く(Slow)、酸素(Oxygen)をエネルギーにして収縮することからSO筋と呼ばれています。筋トレにおいては、20回以上の反復回数で限界がくるような低負荷・高回数でトレーニングします。
○速筋(短瞬発筋・FG筋・白筋)
10秒以内の瞬発的・爆発的な筋収縮の主体となるのが、速筋のなかでも短瞬発筋と呼称される筋繊維です。この筋繊維は、収縮速度が非常に速く(Fast)、筋細胞内のグリコーゲン(Glycogen)をエネルギー源として収縮するのでFG筋とも呼ばれます。筋トレにおいては、10回以下の反復回数で限界がくるような高負荷・低回数でトレーニングします。
○速筋(長瞬発筋・FO筋・ピンク筋)
やや持久的な1分ほどの筋収縮の主体となるのが、もう一つの速筋である長瞬発筋と呼ばれる筋繊維です。収縮速度が比較的速く(Fast)、呼吸による酸素(Oxygen)をエネルギー源とするためFO筋とも呼ばれています。筋トレにおいては12~15回の反復回数で限界がくるような中負荷・中回数でトレーニングします。
つまり、ダイエット目的で身体を引き締めたい場合は20回、細マッチョトレーニングなどで適度に筋肥大したい場合は15回、本格的に筋肉を増やすトレーニングでは10回で反復限界がくる重さの設定でトレーニングを行ってください。
おすすめの筋トレグッズ
この記事のキーワード
この記事のライター
アームレスリング元日本代表/ジムトレーナー/生物学博物館学芸員/一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事