自宅筋トレにおすすめのグッズ・器具類|実際に筆者のジムで使用しているものをご紹介
実際に筆者の運営するジムで、所属するメンバーや選手が使用している筋トレグッズ・器具類をご紹介します。大胸筋トレーニングなど押す動作に必須のもの、背筋トレーニングなど引く動作に必須のものや、腹筋用・女性用まで幅広く解説していきます。
- 34,121views
- B!
自宅筋トレにおすすめの器具類
まずは基本のアーミーダンベル
家庭用の筋トレグッズとして、まず揃えたいのがウエイトトレーニングの基本となるダンベルです。ダンベルには鉄製のむき出しのもの(アイアンダンベル)、ラバーカバーがかけられたもの(ラバーダンベル)、表面がプラスティック加工されたものなどがありますが、特に初心者の方におすすめで、筆者のジムでも採用しているのが上の写真のアーミーダンベルです。
表面がプラ加工されているので安全で床などを傷つけにくく、また、多角形をしているので転がりにくいのが利点です。さらに、プッシュアップバーのかわりに使用できるという一石二鳥の側面もあります。
下記の記事では、実際の使用感や重さの組み合わせ方のバリエーションなどを詳しく解説していますので、是非、ご参照ください。
▼アーミーダンベルを詳しく見る
フラットベンチ
ダンベルとあわせて揃えたいのがトレーニングベンチで、なかでもフラットベンチと呼ばれるタイプは、構造がシンプルでリーズナブルなので、初心者や女性の方におすすめです。ダンベルプレスやダンベルフライなどの広い可動域を確保するためには欠かせないグッズであると言えるでしょう。
フラットベンチにもさまざまなタイプがありますが、筆者の経験上おすすめなのが上の写真のような三本脚タイプです。このタイプだと、ベンチにうつ伏せになって行う種目などで自分の足とベンチの脚が干渉することなく扱いやすく、また、足を引っ掛けてつまずくことも少なくなります。
家庭用フラットベンチの各メーカー主要タイプの比較は、下記のカタログ記事に詳しいので、是非、ご活用ください。
▼フラットベンチを詳しく見る
IROTEC(アイロテック)製の家庭用フリーウエイトトレーニング用品は下記各リンク先のスーパースポーツカンパニー楽天公式ショップにてご確認・ご購入ください。アイロテ...
インクラインベンチ
インクラインベンチは背もたれ部分の角度を自在に変化させられるタイプのトレーニングベンチで、インクライン系種目やデクライン系種目に必須のトレーニンググッズです。
フラットベンチに比べるとやや価格は高めですが、予算に余裕のある方は、トレーニングバリエーションが豊富になるこちらのタイプを入手することをおすすめします。
▼インクラインベンチを詳しく見る
EACオリジナルのアジャスタブルマルチベンチです。北米の品質基準のため、国内の家庭用機材よりもかなり頑丈で、総重量21kgと分厚い鋼材が使用されています。シートは6段階に角度調節が可能で、インクライン・フラット・デクラインとして使用できます。
トレーンニングチューブ
トレーニングチューブは「ダンベルを自宅に置くのはちょっと」とためらわれる方におすすめのグッズで、ゴムの張力を利用してダンベルとほぼ同様の種目を行うことのできるコンパクトな器具です。
ダンベルと比べると筋肉にかけられる負荷に限界がありますので、あまり高重量トレーニングが必要のない「細マッチョ筋トレ」や「ダイエット筋トレ」におすすめです。筆者のジムでは上の写真のPatech製トレーニングチューブを使用しており、男女ライトトレーニングのメンバーが愛用しています。
このほかにも、ダンベルと併用して使用することで、ゴムの持つ「漸増負荷特性=伸びるほど負荷が増す特徴」を利用した高負荷追い込みトレーニングにも重宝しています。
ファットグリップ
ファットグリップはダンベルシャフトなどに取り付けて使用することで、効率的に腕の筋肉が鍛えられる海外でもたいへん人気の高いトレーニンググッズです。
▼ファットグリップの種類と原理
▼ファットグリップを詳しく見る
当代理店が日本正規輸入元「FatGripz Japan」と卸販売契約をして販売代理をしている正規品です。本製品は世界的に人気が高く、スーパーコピー品などが出回っていますが、正規ルートでの入手・販売のため、確実に真正品です。
トレーニングベルト
出典:bukiya.net
トレーニングベルトは腰を締め付けて筋力をサポートすることにより「腰を保護する」働きがあるほか、腹圧を高めることによって「最大筋力を向上させる」作用があります。
自宅での筋トレでも、とくに追い込んだ効果的なトレーニングを行い方には必須のアイテムです。
なかでも、写真のようなナイロン製のタイプは簡単に洗濯できて清潔な上、丸めるととてもコンパクトになりますので、公営ジムなどに出かけるときにも便利です。
▼このトレーニングベルトを詳しく見る
「武器屋.net トレーニング用品セレクトショップ」で取り扱う商品「GLFIT トレーニングベルト ナイロン ブラック グレー」の紹介ページ
出典:bukiya.net
また、女性の方にはこちらのようなタイプがお洒落でおすすめです。最新版のトロピカルタイプですので、公営ジムなどで人目をひくこと間違いなしですね。
▼このトレーニングベルトを詳しく見る
「武器屋.net トレーニング用品セレクトショップ」で取り扱う商品「GLFIT トレーニングベルト ナイロン トロピカル」の紹介ページ
トレーニンググローブ
出典:wglint.com
ダンベルなどのグリッピングを向上させるためにおすすめなのがトレーニンググローブです。また、公共ジムなどに出かける際には、不特定多数の方が握るバーやシャフトを素手で扱うのもためらわれますが、トレーニンググローブがあれば衛生面からも安心ですね。
トレーニンググローブにはシンプルなタイプから、手首を保護するストラップつきのタイプなどがあります。また、素材も軽くて洗いやすいナイロン製、高重量トレーニングにおすすめな革製などがあります。詳しくは下記の記事をご参照ください。
▼トレーニンググローブを詳しく見る
おすすめの筋トレ用トレーニンググローブをタイプ・メーカー・素材別に一覧にしました、またそれぞれの特徴についても解説しました。また、合わせてその効果についても解説します。■トレーニンググローブの種類トレーニンググローブには大きく三種類があり、
胸筋系(押す動作)筋トレにおすすめのグッズ
プッシュアップバー
プッシュアップバーは腕立て伏せ系トレーニング、自宅での自重を使った押す筋肉のトレーニングにおすすめの器具グッズです。
手首を真っ直ぐに保ったままトレーニングができるので「手首への負担が少ない」ことと、床に手をつくよりも「可動範囲が広くなる」ことにより効率的に筋肉を最大伸展・最大収縮させることが可能になります。
筆者の運営するジムでは、こちらの動画のアクティブウィナー社のプッシュアップバーを使用しています。通常のタイプに比べると斜めに角度がつけられているため、置き方や握り方で大胸筋上部・内側・下部・上腕三頭筋と特定の部位に負荷がかかるようなフォームでトレーニングを行うこともできる優れものです。詳しくは、下記の記事をご参照ください。
▼このプッシュアップバーの試用レポートを見る
リストラップ
▼リストラップを詳しく見る
上半身の押す動作のトレーニングでは、どうしても手首への負担がかかってしまいます。手首に巻きつけてしっかりと手首を保護してくれる筋トレグッズが、リストラップと呼ばれるアイテムです。
出典:wglint.com
筆者のジムのメンバーは「鬼リストラップ」や「GLFITリストラップ」などブランド製のものを愛用するメンバーがほとんどで、やはり普及品に比べると伸縮性・サポート力・耐久性などに格段の差があります。
出典:wglint.com
下記の記事では、各メーカー製のリストラップにウエイトを二ヶ月間ぶら下げて伸び方と戻り方を検証する「ウエイト下垂実験」のほか、正しいリストラップの使い方などもご紹介しています。
▼リストラップについて詳しく見る
また、筆者の運営するトレーニングギアショップでは、大手メーカー製リストラップと同等以上の強度を持つリストラップをオリジナル開発し、メーカー製の半額以下で提供していますので、是非ご活用ください。
北米に大きなシェアを持つ海外トレーニング用品メーカー「V-TRURT」社製のリストラップです。普及品と違い、競技用のものと遜色のない強度を持ちますが、生産工場より直接仕入れているためリーズナブルに提供できています。
エルボースリーブ
上半身の押すトレーニングで手首と並び負担がかかるのが肘です。肘への捻れ負荷などを保護し、適切なサポートによって筋トレの効率を高めてくれるのがエルボースリーブと呼ばれるトレーニング専用の肘サポーターです。
通常のサポーターと違い、補助のバンドラップを「平行巻き」にしたり「X巻き」にすることで、さまざまなシーンに対応が可能です。
こちらは、メーカー公式の動画ですが、パワーリフティングの日本代表クラスの選手も愛用するレベルのサポート力があり、高重量のベンチプレスの補強・補助にも格段の効果があります。
▼このエルボースリーブを詳しく見る
このエルボースリーブは、筆者のジムでも特にベンチプレス選手が愛用しています。動画は所属のベンチプレス県チャンピオンによる試用動画です。詳しくは下記の記事でご紹介しています。
▼GLFITエルボースリーブ試用レポート
背筋系(引く動作)筋トレにおすすめのグッズ
自宅用懸垂器具
背筋群を中心とした上半身の引く筋肉のトレーニングの代表格が「懸垂」で、とくに自宅でのトレーニングでは最強レベルの負荷で背中を鍛えられる「逆三角形の身体作りに欠かせない」筋トレ種目です。自宅で逞しい背中を作りたい場合、広背筋側部に負荷がかけられる種目は懸垂の一択のみとも言えます。
下記の記事では本格的なチンニングラックから、ドアに引っ掛けて使用する簡易型懸垂器具まで幅広くご紹介しています。
▼自宅用懸垂器具を詳しく見る
パワーグリップ
上半身の引く筋肉のトレーニングで、とくに初心者の方に多いケースが「背筋や上腕二頭筋よりも先に握力が疲れてしまい、最後まで追い込めない」というものです。
筋トレは「101%で完遂」してはじめて効果が得られるものです。上の写真のようなパワーグリップと呼ばれるグッズで、握力を補助し限界まで筋肉を追い込むことをおすすめします。
▼パワーグリップを詳しく見る
リストストラップ
上半身の引くトレーニングで、パワーグリップよりもさらに強いサポート力を発揮する筋トレグッズがリストストラップです。
なかでも、エイトストラップと呼ばれる最新のタイプは、八の字型構造をしており、従来のリストストラップよりも迅速かつ強力なサポートが得られると話題のアイテムです。
▼エイトストラップを詳しく見る
このエイトストラップは筆者のジムでも愛用する選手がおり、実際の使用感をレポートしたのが下記の記事です。是非、ご参照ください。
▼エイトストラップ試用レポート
なお、筆者の運営するトレーニングギアショップでは、海外の生産工場から仲介業者を通さずに直接仕入れを行っているため、高品質なリストストラップを一般的な市場価格より大幅にリーズナブルに提供しています。
是非ご活用ください。
北米に大きなシェアを持つ海外トレーニング用品メーカー「V-TRURT」社製のリストストラップです。しなやかな生地素材のため手首への擦れが少なく、かつ伸びない特性を持つため、高重量のプル系トレーニングに対応しています。また、手首部分に擦れ防止のウレタンパッドを配置しているのが特徴です。
腹筋系(体幹)筋トレにおすすめのグッズ
腹筋ローラー
自宅で腹筋を手軽にかつ高負荷で鍛えられる筋トレグッズとして、あまりにも有名なのが腹筋ローラーです。腹筋ローラーには「一輪タイプ」と「二輪タイプ」があり、とくに女性や初心者におすすめなのが、安定的な動作ができる「二輪タイプ」です。
写真のタイプは、さらに安定性を高めるために、車輪直径を短く抑えたタイプで、筆者のジムでも女性や初心者会員に人気のものです。
下記の記事では、その試用レポートだけでなく、具体的な使い方・トレーニングバリエーションをご紹介しています。
▼腹筋ローラーを詳しく見る
ワンダーコア
腹筋運動が苦手な方でも、内蔵されたバネの補助力で効率的にトレーニングを行えるのがワンダーコアと呼ばれる筋トレグッズです。写真のタイプはシート部分が回転し、腹斜筋も鍛えられる最新タイプで、筆者のジムでも採用しています。
▼ワンダーコアを詳しく見る
下半身の筋トレにおすすめのグッズ
スクワットマジック
キングオブトレーニングとも称され、最強の下半身トレーニングがスクワットですが、実際に継続して行うのはとても大変です。特に、膝が90度前後の「スティッキングポイント」での強度の高さは、運動が苦手な方にとっては相当辛いもので、このことがスクワットの継続の妨げともなっています。
上の器具は「スクワットマジック」と呼ばれる器具グッズで、現在、国内だけでなく海外でもブレーク中のスクワット補助器具です。強さを調整可能なゴムスプリングが個人にあわせた適切な補助力を発揮し、スクワットの継続をサポートしてくれます。
筆者のジムでも採用していますが、特に女性会員や初心者会員に人気のグッズです。
▼スクワットマジックを詳しく見る
ダイエットにおすすめの器具グッズ類
実際に筆者のジムで試用したものを厳選紹介
本記事では「筋肉つくりのためのグッズ」をご紹介していきましたが、下記の記事ではダイエットに特化した器具グッズのなかでも、実際に筆者のジムで試用・採用しているものをご紹介しています。あわせて、ご参照ください。
▼ダイエット器具グッズを見る
この記事のキーワード
この記事のライター
アームレスリング元日本代表/ジムトレーナー/生物学博物館学芸員/一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事