簡単手軽に始めよう!初心者に買ってもらいたいトレーニング器具10選
筋トレ用のアイテムって実はとてつもない種類があるんです。筋トレ初心者の方にとっては、どれが自分に必要な道具なのかを考えるだけでもかなり大変な事だと思います。そこで、手軽で効果の高い、初心者にまずは用意してもらいたい10個のアイテムを厳選してご紹介しましょう。肉体改造を計画している方、是非参考にしてください!
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手軽に高い負荷を得られるアイテム!
まずは筋肉に負荷を与えるためのアイテム5種類です。道具を使わない自重のみのトレーニングだと、なかなか強い刺激を筋肉に与えられないため発達を促すことができません。もちろんジムに行って専用のマシンや重いバーベルを使っても良いのですが、はじめは自宅で、怪我の不安の少ない道具を使うところからスタートしてみましょう。
トレーニングチューブ
ゴムの伸縮する力を利用して筋肉に負荷を与えるためのアイテム。それがトレーニング用チューブです。安くて軽く、収納スペースもほとんど必要ないためすぐにでも購入してもらいたいアイテムです。様々なメーカーからいろいろな形状の商品が販売されていますが、まずはシンプルな物が扱いやすくて良いでしょう。腕・肩・胸・背中・脚と全身をくまなく鍛えることができます。
握り方を変えたり二重にすることで負荷を高めることも簡単です。ゴムは他のどのトレーニング器具にもない「筋肉の収縮時に最も強い負荷が掛かる」という特徴を持っています。ですから、この先ほかのトレーニング器具を購入したとしてもずっと使い続ける価値のあるアイテムなのです。
アブ・ローラー
腹筋に強烈な刺激を与えるアイテムといてばコレ。アブ・ローラー、通称、腹筋コロコロです。いきなり立った状態で扱える人はいないと言える程強烈な負荷があります。まずは膝立ての姿勢からスタートする方が良いでしょう。こちらもいろいろなメーカーから販売されていますが、初心者の場合は車輪の幅がある程度広いもののほうが安定感があるため使いやすいと思います。
アブ・ローラーのコツは体を屈曲させて手前にローラーを戻す際、完全に引ききらない事です。引ききってしまうと負荷が抜けてしまうため意図的に可動範囲を少し狭くした方が運動効率が高くなるんですね。
プッシュアップバー
自重トレーニングの王道、腕立伏せの負荷を更に高めてくれるのがこのプッシュアップバーです。お値段も1000円前後とお求めやすいので一つは持っておきたいアイテムです。
プッシュアップバーを使うと、床に手のひらをついて腕立伏せを行わなくても済むので手首を傷める確率が大幅に低下します。また、より深く大胸筋をストレッチできるため刺激も強まるのです。腕立伏せは手の位置や体の角度を変えるだけでいろいろな方向から上半身を鍛えることができます。腕立伏せのバリエーションを研究しつつ、ボディメイクを進めるのも楽しいかもしれませんね。
インクラインベンチ
ベンチが一台あるだけでトレーニングのクオリティは大きく向上します。特に背もたれの角度を変えられるインクラインベンチがあれば、ダンベルを使ってのトレーニングで不満を感じる事は一切無いと言えるほどです。
これまでご紹介してきた3つのアイテムよりもお値段は張りますが、買うだけの価値のあるアイテムであると断言します。注意点としては廉価版の物ではなく、信頼できるメーカーの商品を選ぶという事。特に男性の場合は体も大きいですし、安定感のあるベンチでなければ怪我やトラブルの原因となってしまいかねません。
可変式ダンベル
自宅トレーニングでの人気アイテムといえばやっぱりダンベルですね。1つではなく2つ揃える事で肩や胸のトレーニングが行いやすくなります。また、プレートを付け外して重量を変える事のできるタイプであれば尚便利です。
上述したインクラインベンチと組み合わせれば、ダンベルショルダープレス、ダンベルベンチプレス、インクラインダンベルカールなど狙った部位をピンポイントで発達させる事のできる種目を数多く行えます。また、初心者の場合でも20kgセット(合計40kg)以上のボリュームの商品をオススメします。数ヶ月もトレーニングを続けていると10kg程度ではすぐに負荷が物足りなくなってしまい、追加で割高なプレートを購入せざるを得なくなってしまうからです。
肌と関節を保護するためのアイテム!
熱心にトレーニングをしていると、手にマメができたり皮がむけたりしてしまいます。また、肘や手首といった関節を痛めてしまう場合もあります。そこで、このようなトラブルを防止するためのアイテムを5つご紹介致しましょう。実際に怪我をしてしまってからでは遅いですしね!
トレーニンググローブ
筋トレでは何かを「握る」という行為がとても多くなります。特にダンベルやバーベルのような金属製の棒を力を込めて握りますからどうしても手のひらにマメが出来てしまうのです。
そこで必ず着用したいのがトレーニング用のグローブ。皮膚を守るのはもちろん、汗で滑ってダンベル等を落としてしまう事故も防ぐことができます。ちなみに、軍手で代用する人もいますが、トレーニング中に皮膚と軍手がズレて擦れてしまうため逆にマメを悪化させてしまう原因にもなります。やはりジャストフィットする専用のトレーニンググローブを用意すべきでしょう。
パワーグリップ
パワーグリップは主に「引く」動作をする際に、握力を補助するためのアイテムです。ダンベルやバーベルを使って背中の筋肉を鍛える場合、ベントオーバーローやデッドリフトという種目を行って脊柱起立筋や僧帽筋の中・下部繊維に刺激を与えます。また、広背筋や大円筋・小円筋を狙う場合は鉄棒にぶら下がって懸垂を行いますが、これらの種目に共通しているのは全て腕を「引く」という動きです。前方に腕を押し出せば大胸筋が鍛えられますが、背中はその全く逆というわけですね。
この引くという動作を行う場合、必ず何かを握らなければならないのですが、初心者の場合は背筋よりも先に握力が疲れてしまってトレーニングクオリティが下がってしまうのです。パワーグリップを使えば握力をほとんど使うことなく物を握ることができます。初めて使った多くの人が「これは凄い!」と驚く超おすすめアイテムなのです。
リストラップ
筋トレ中に傷めやすい関節といえばやはり手首です。特に腕立伏せやダンベルを使ってトレーニングを行う場合、少し妙な方向に捻ってしまっただけで大きなダメージとなります。また、手首に負担のかかる動きのクセがついてしまうと親指根本の腱が伸びてしまい、慢性的に神経に干渉するようになってしまうため注意が必要です。
手首の動きをサポートし、関節に負担を掛けないためにはリストラップを巻くのが一番です。リストラップの巻き方のコツは手首をほんの少し内側に曲げた状態でキツ目に巻くことです。これによって反対方向へと加わる力をリストラップが支えてくれるのです。手首を真っ直ぐにしたい状態で巻いている人が多く見受けられますので覚えておいて下さいね。
パワーリフティングベルト
筋トレはしたいんだけど腰痛持ちで…という人もいると思います。何を隠そう、私も筋力トレーニングを始めるまでは何年間もずっと腰痛に悩まされていたのです。筋トレを継続的に行うことによって背筋と腹筋のバランスが良くなり腰痛が大幅に改善されます。
さて、筋トレの健康効果についてはまた別記事に譲るとして、腰痛持ちの人でも安全に筋トレできるアイテムがこのウェイトリフティングベルトなのです。ウェイトリフティングベルトを装着することによって、自動的に「腹圧」が高まります。腹圧とはお腹に息を溜め、内側から圧力を掛けることによって体幹を固定し腰椎に大きな負荷が掛からないようにするテクニックです。
上級者になればウェイトリフティングベルトを使わずとも腹圧を掛けられるようになりますが、初心者のうちはベルトを巻いて腰へのダメージを防ぎましょう。オススメは幅が広めのタイプですね。背面だけでなく前面部分の幅も大きくとってある物が良いでしょう。
ニースリーブ
最後は膝を保護するためのアイテム、ニースリーブです。体重が重い人の場合スクワットをする時に膝を負傷してしまう事がよくあります。これを防ぐためにはニースリーブの着用が最もオススメなのです。
ニースリーブには弾力性があるため、膝が屈曲仕切って半月板や腱を痛めてしまうのを防ぐ効果があります。ただ、品質の悪い物の場合単に膝を外から圧迫するだけで保護効果があまり無い物もありますから、信頼できる有名メーカーの物を選んだ方が間違いはありません。
自宅で「目指せ細マッチョ!」初心者向けトレーニングアイテムまとめ
ここまでご紹介してきた10種類のアイテム。全てを一気に揃える必要はありませんが、トレーニング種目の幅を広げるためにも、そしてより効率的に筋肉を発達させるためにも是非用意して頂きたいものばかりとなっています。
特にトレーニングチューブは初心者だけでなく上級者にもオススメですし、もし将来的にコンテストに出場する時などは、控室でのパンプアップ用にも使えます。軽くて持ち運びしやすいですからね。
パワーリフティングベルトは当分必要ないと考える方もいるとは思いますが、スタンディングでのダンベルカールなどで体がぶれたり腰に負担が掛かる人は早めに用意した方が良いでしょう。これも中級者へと成長し高重量でのバーベルを使った種目を行う際は必須となりますから予め用意しておいても損はありません。
また、トレーニングアイテムではないのですが、サプリメントとしてマルチビタミン・ミネラルやプロテインも大切です。毎日しっかり食事を摂っているつもりでも意外と栄養素が不足しているのが現代人です。それにトレーニングを始めるとビタミン類等は体内でどんどん消費されてしまいますから積極的に補給すべきなのです。
爽やかな細マッチョボディは自宅トレーニングだけでも作ることができます。まずは手軽なアイテムから揃えて早速始めてみましょう。
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この記事のライター
コンテストフィジーカーとして日々鍛錬しております。ボディメイク・筋トレ・フィットネス関連を中心に執筆致します。筋トレノウハウやサプリメントに関しても全て自分で実践している物。使用した経験がある物に限定しております。ネットに溢れるウソの情報や質の悪い情報を淘汰するため戦い続けます!