ハンドグリップおすすめ11選。隙間時間での握力強化にも便利なトレーニングギアを紹介。
ハンドグリップは、片手に持って握るだけで簡単に握力を鍛えることができる筋トレ器具です。持ち運びも楽なので、いつでもどこでもトレーニングできます。
しかしそのハンドグリップもいっぱい種類があるので購入の際に迷うこともあると思います。そこでこの記事でおすすめハンドグリップを紹介するので参考にして下さい。
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
ハンドグリップとは
ハンドグリップは、手に持って握ることで簡単に握力を鍛えることができる筋トレ器具です。比較的有名な器具なので、見たことある人や持っている人も多いのではないでしょうか。
サイズもコンパクトであり、持ち運びが非常に楽なため、いつでもどこでも好きな時にトレーニングに取り組むことができます。
そんなハンドグリップにも、実はいろいろな種類があり、いざ買おうと思うと何を買えばいいのかわからなくなることもあります。そこでこの記事では、ハンドグリップの選び方から、具体的なおすすめアイテムまで紹介しているので参考にしてください。
ハンドグリップで鍛えられる筋肉
前腕筋群
ハンドグリップでは握力を鍛えることができます。握力は、前腕筋群の筋肉によって発揮されます。
その前腕筋群は指先の繊細な動きに対応するため20種類上の筋肉で構成されています。
握力のトレーニングはハンドクリッパーに代表されるような地道なものばかりですが、鍛えることで前腕筋が太くなります。それによって腕の見栄えが向上するばかりでなく、日常動作の安定感向上にもつながります。
ハンドグリップの効果
握力の向上
ハンドグリップの目的が握力強化であるように、ハンドグリップを使うことで前腕筋群が鍛えられ、握力を向上させることができます。
握力が向上することで、日常生活でも恩恵を受けることができます。普段はあまり意識していませんが、物を持つだけでなく、容器のふたやドアの開閉などあらゆるところで握力が必要になります。握力を鍛えることで重いものも楽に運べるようになったり、固いふたでも開けられるようになるなど、恩恵を受けることができるでしょう。
血圧低下
意外かもしれませんが、ハンドグリップを使ってトレーニングすることで血圧の低下も期待することができます。
この原理としては、まずハンドグリップを握ることで、血管を圧迫し、血流が低下します。この時はもちろん血管が圧迫されるため血圧は上がります。しかしながら、ハンドグリップを放し、握力を緩めることによって、血流が戻り、一酸化窒素が分泌されます。この一酸化窒素が全身の血管をリラックスさせ、血管を拡張することで、血圧が低下するといった使い方が報告されています。
このように、ハンドグリップは、血圧を下げる使い方としても効果が期待できます。
スポーツのパフォーマンス向上
スポーツにおいても握力は非常に大切な筋肉です。
例えば野球ではボールを握るときやバットを振るときなどに握力が必要です。ハンドボールなどの球技やテニスなどのラケットスポーツでも握力は欠かせません。
またウエイトトレーニングにおいても、バーベルやダンベルを握るときには握力が必要です。
握力を鍛えることで、他の筋肉の力を発揮することができるので、そのような意味でも握力を鍛えることは、非常にメリットがあることだと言えるでしょう。
ハンドグリップの選び方
ここからは具体的なハンドグリップの選び方を解説していきます。
ハンドグリップを選ぶ時、気にするべきポイントは、「ハンドグリップの種類」「ハンドグリップの強度」「グリップの素材」の3点です。以下ではそれぞれのポイントに沿って解説します。
選び方1. 種類
まず最初のポイントは、ハンドグリップの種類です。ハンドグリップの種類には、「スタンダードタイプ」「負荷調節式タイプ」「シリコンハンドグリップ」の3種類があります。
スタンダードタイプ
スタンダードタイプは一般的なハンドグリップで、多くの人が見たことあるのではないでしょうか。スポーツショップだけでなく、100円ショップ等にも置いてあるので、手に入りやすいハンドグリップです。
値段が他のタイプのハンドグリップよりも安価ですが、一定の負荷しかトレーニングできません。そのため、筋力が付いてくると物足りなくなり、買い替える必要があるという場合があります。
それでも、安く簡単に手に入るので、初心者の方にはおすすめのハンドグリップです。
負荷調節式タイプ
負荷調節式タイプはその名の通り、グリップの負荷を何段階かに調節することができるハンドグリップです。価格はスタンダードタイプよりも高くなりますが、筋力が付いてきても調節して使うことで、長く使えるタイプのハンドグリップです。また、持ち方を変えることでトレーニングのバリエーションを増やすことができるのも良い点です。
長く継続して行おうと思っている人は、長い目で見ればこちらの方がお得なので、検討してみてもいいかもしれません。
シリコンハンドグリップ
シリコンハンドグリップは、他の二つのタイプとは違い、取っ手がない円形のハンドグリップです。
このシリコンハンドグリップの特徴としては、女性やお年寄りの人など、健康維持のためにぴったりのハンドグリップであるということです。強度の調節等はできませんが、柔らかくて握りやすいので、飽きずに続けることができ、健康維持に役立ちます。
こちらも初心者の方におすすめのハンドグリップです。
選び方2. 強度
選ぶポイントの二つ目は、グリップの「強度」です。ハンドグリップには「20㎏」や「30㎏」などの表示がしてありますが、それがグリップの強度です。
この強度を選ぶ際の目安としては、「自分の握力×0.8」を目安としましょう。あまり重すぎても、握ることができず意味がないので、自分の握力を把握した上で、その80%の強度のハンドグリップを選ぶと良いでしょう。もし自分の握力が分からない時は、成人男性であれば40㎏、成人女性であれば20㎏の強度を目安としてください。
選び方3. グリップ素材
選ぶ際のポイントの三つ目としては、グリップの素材です。グリップの素材は、「ゴム(ラバー)製」「シリコン製」「プラスチック製」「金属製」の4種類があります。
ゴム(ラバー)製
ゴム製のハンドグリップは、柔らかくて派手にフィットするのが特徴です。トレーニング中に汗をかいてしまっても滑りにくいという特徴もあります。また、ゴム製のグリップは外気の温度に左右されにくく、冷たくなりすぎたり熱くなりすぎたりすることもないので、いつでもどこでも取り組むことができます。
ただ、においが気になるという場合もありますので、実際に店舗等で確認してから買うと良いでしょう。
シリコン製
出典:komono.me
シリコン製のグリップは、ゴム製よりもさらに柔らかいのが特徴です。そのため、握ったときの心地よさは一番感じると思います。また、シリコン製のハンドグリップは種類やカラーが多いのも特徴で、自分好みのハンドグリップを見つけられる点も良い点です。
シリコン製のデメリットとしては、シリコンが円形になっていることが多く、グリップが少し太くなりがちな点です。
プラスチック製
プラスチック製のグリップは、手の形にフィットするように作られているものが多く、非常に握りやすいのが特徴です。100円ショップなどで手に入りやすい手軽さに加え、耐久性もそこそこ高くなっています。
ただ、グリップ部分は少し硬くなっているため、強度の高いハンドグリップなどでは手に食い込んで痛さを感じる可能性があります。
金属製
金属製の特徴は、固くて非常に強度が高いということです。壊れにくいので長く使えます。また、強度が高くても耐えられるため、高強度のハンドグリップでは金属製のグリップが採用されている場合が多いです。錆びにくい金属が使われているため、汗による錆び等も気にしなくて大丈夫です。
ただ、金属製は外気の影響を強く受けやすいです。夏はグリップ分が非常に熱くなりますし、冬は逆に冷たくなります。そのため、外でトレーニングするのには向いていませんが、家の中など室内で行うのであれば特に問題ないでしょう。
おすすめのハンドグリップを紹介【スタンダードタイプ】
ここからはおすすめのハンドグリップを紹介します。
まずはスタンダードタイプのハンドグリップです。手軽に手に入れることができるので、初めて買う人に特におすすめです。上記で挙げたポイントを意識した上で、自分にぴったりのハンドグリップを見つけてみましょう。
1. IRONMIND キャプテンズ・オブ・クラッシュ
■グリップの強度:27kg~166kg
■グリップの素材:金属製
【おすすめポイント】
・強度の幅が広く、11段階ある
・グリップに凸凹加工が施してあり、フィット性と耐久性に優れる
2. IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部) ハンド グリップ
■グリップの強度:10kg~70kg
■グリップの素材:シリコン製
【おすすめポイント】
・10㎏からあるため、お年寄りや女性の方まで幅広い人におすすめ
・ゴム製で滑りにくいため、手汗をかきやすい人でも安心してトレーニングすることができる
3. ラヴィ(La・VIE) ハンドグリップ
■グリップの強度:50kg~70kg
■グリップの素材:ゴム製
【おすすめポイント】
・しっかりとハンドグリップとしての性能を持ちつつ、安価で手に入りやすい
・ゴム製グリップに加え、波状になっているので手に馴染みやすい
4. SINTEX(シンテックス) カウントハンドグリップ
■グリップの強度:15kg
■グリップの素材:プラスチック製
【おすすめポイント】
・カウント機能が付いており、筋トレのモチベーション向上に役立つ
・安価でコスパが良い
5. EVERNEW(エバニュー) ハンドグリップ
■グリップの強度:10kg~50kg
■グリップの素材:プラスチック製
【おすすめポイント】
・グリップ部分が波状になっており手にフィットする
・日本製で安心の品質
おすすめのハンドグリップを紹介【負荷調節式タイプ】
ここからは負荷調節式タイプのハンドグリップを紹介します。
筋トレ中~上級者や、ハンドグリップトレーニングに慣れてきたという人は、負荷調節式タイプのハンドグリップを検討してみてもいいかもしれません。
6. Cookie Talk ハンドグリップ
■グリップの強度:5kg~60kg
■グリップの素材:ゴム製
【おすすめポイント】
・ラバー製で滑りにくく、負荷の幅も広い
・手首サポーター付きで、力のない人やリハビリにもおすすめ
7. GULAKI ハンドグリップ(2個セット)
■グリップの強度:14kg~66kg
■グリップの素材:プラスチック製
【おすすめポイント】
・プラスチック製だが、人間工学に基づいた設計で握りやすい
・初めから2個セットで、両手を同時に鍛えることができる
8. Miars ハンドグリップ
■グリップの強度:5kg~60kg
■グリップの素材:プラスチック製
【おすすめポイント】
・カウンター付きでモチベーションを保ちやすい
・負荷調整が簡単で幅広く、男女兼用
9. N-FORCE ハンドグリップ
■グリップの強度:13kg~45kg
■グリップの素材:ゴム製
【おすすめポイント】
・負荷調節が可能なだけでなく、幅も調節可能なため、自分にぴったりの形でトレーニングできる
・グリップもラバー製で滑りにくい
おすすめのハンドグリップを紹介【シリコンハンドグリップ】
最後にシリコンタイプのハンドグリップを紹介します。
こちらはスタンダード・負荷調節式とは異なり、形が決まっていないので、トレーニングだけでなくリハビリ等にもおすすめです。トレーニングと言うよりはストレッチ・リハビリをメインとして行いたい方はこちらを選んでみてください。
10. Minidivaシリコン製ハンドグリップリング
■グリップの強度:13kg~22kg
■グリップの素材:シリコン製
【おすすめポイント】
・カラフルなシリコンハンドグリップで、負荷も3段階調節可能
・軽くて持ち運びやすいので、どこでもトレーニングできる
11. The Friendly Swede 卵型ハンドグリップ
■グリップの強度:ソフト・ミディアム・ハード(詳細の記述なし)
■グリップの素材:シリコン製
【おすすめポイント】
・卵型のハンドグリップで、サイズもXS・S・Lの3段階がある
・握り方を変えれば、手全体の握力から指の力まで鍛えることができる
ハンドグリップで握力を鍛えよう
ここまでハンドグリップとは何かというところからおすすめのハンドグリップまで紹介しました。
種類はたくさんありますが、この記事で紹介した選び方を参考にしながらハンドグリップを選び、握力を鍛えていきましょう。
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この記事のライター
野球歴10年以上。スポーツは見るのもやるのも全般的に好きです。