健康が一番!貴重な体験を知ることができるエッセイ3選
日頃はなかなか意識することができませんが、健康でいられるということは何よりも一番大事なことです。
読むことにより、日頃の生活習慣を見直すきっかけになる作品を紹介します。
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経験しないと分からない「健康の有り難み」
若く健康なうちにはなかなか気付くことができませんが、自分の生活習慣は毎日積み重なっています。
生活習慣以外にも仕事でのストレスなど精神的な要因も重なって、いつどこで体が悲鳴を上げるか分かりません。
そこで今回は、病気や生活習慣改善など貴重な経験談を綴ってくれているコミックエッセイを紹介します。
ずっと健康だと思ってた。34歳脳こうそく克服記
いたって健康だと思っていた著者が、いきなり脳梗塞になってしまった経験を綴ったエッセイ。
この病気の怖いところは、何の前触れも無く発症し、少しでもその症状を放っておくと取り返しのつかないことになってしまうというところです。
近年は有名人でも若いうちに発症した人もおり、決して人ごとではない病気です。
最初は「ちょっと痺れるな」と感じていただけのはずが、軽い気持ちで病院に行ってみると大慌てで即入院になるという流れは驚きでしたが、そのような症状に気をつけなければいけないと分かっているだけでも大分違うはずです。
著者は痺れを感じた時に、「疲れてるのかな」と思いその後12時間も寝続けたらしいのですが、自分でもそういう行動を取ってしまいそうだな…と怖くなりました。
内容は闘病の辛さも含めてシリアスなのですが、絵がとても可愛らしいので軽く読み進めることができます。
死んで生き返りましたれぽ
不摂生に不摂生を重ねていた漫画家である著者が、糖尿・ケトアシドーシス・横紋筋融解症・急性腎不全・栄養失調・肺炎・敗血症・脳浮腫を発症し心肺停止状態になり、そこからの闘病を描いた作品です。
自分なんてどうなってもいいやと思って生活していた著者が、死の淵を彷徨ったことで家族の気持ちや健康の大切さに気付いていく様子はとても引き込まれました。
全体として衝撃の多い作品なのですが、特に幻覚に悩まされるシーンは興味深いです。
脳に異常が起こってしまうと、人の顔に線が見えたり物の形が判別できなかったりと、なかなかその経験をした人でないと表現できない描写があり、驚きの連続でした。
読んだその日からでも、生活習慣を見直すきっかけとなる作品と言えるでしょう。
ねこ背を治したいにゃー
こちらは病気ではありませんが、長年の生活習慣でひどくなった猫背に悩む著者が、あらゆる方法を試して猫背改善を目指すという内容です。
猫背に限らず、小さい頃からの習慣や行動を変えるというのは想像以上に大変なことです。
しかし悪い習慣というのは積もり積もっていつか自分に悪い影響を及ぼすため、絶対に改善していかなければならないものなのです。
著者も猫背が原因でありとあらゆる不調が起こっており、徹底的に猫背と戦う決意をします。
様々な方法を試してもなかなかうまくいかない、それでも努力を続けていく姿は、猫背に悩む人に限らず勇気を与えてくれます。
壮絶な闘病を描いている訳ではありませんが、「悪習慣」が及ぼす影響の大きさを伝えてくれる良い作品です。
「自分は関係無い」と思わない
病気や体の不調は、いつ誰に起こるか分かりません。
不調が起こる可能性を減らす為にも、大事な人の健康を守る為にも、知識を持っておくということはとても重要です。
貴重な経験談を参考に、自身の生活を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
1987年生まれ。