夏バテ防止に野菜を食べよう!夏野菜の栄養素とその魅力
夏野菜として、挙げられるのが、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、オクラ、トウモロコシ、ニラ、カボチャ、ズッキーニです。夏はカロチン、ビタミンC、ビタミンEなどを多く含む野菜が多く、夏バテなどに効果が高いとされています。今回は夏野菜の魅力をご紹介致します。
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夏野菜
夏野菜として、挙げられるのが、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、オクラ、トウモロコシ、ニラ、カボチャ、ズッキーニです。夏はカロチン、ビタミンC、ビタミンEなどを多く含む野菜が多く、夏ばてなどに効果が高いとされています。今回は夏野菜の魅力をご紹介致します。
カボチャ
3つ揃うと癌の予防に協力な効果を発揮するといわれている、ビタミンA(カロチン)、ビタミンC、Eを含んでいます。特に、粘膜に関係するがん、肺がん、胃がん、食道がん、喉頭がんの予防になります。また、免疫力を高め、夏風邪の予防にもなります。南瓜の栄養価は皮や皮に近い部分やわたの部分に豊富に含まれています。種には、皮膚や髪、味覚などの障害を防止する亜鉛や、ミネラルが豊富に含まれています。栄養価は日本南瓜よりも西洋南瓜が高いです。体内でビタミンAとなるカロチンは、油で炒めたり、煮込むと吸収率が上がります。また、ビタミンEの多い、植物油で炒めると良いでしょう。
キュウリ
キュウリはほとんどが水分なので、栄養価が低いことで知られています。そのため、ギネスにも載っている野菜なのです。しかし、旬の季節に食べると、ビタミンCは2倍以上含まれています。糠漬けにするとビタミンBをとることもできます。 また、夏にぴったりな効果をもっています。それは、身体を冷やす働きです。きゅうりには身体を冷やす働きがあると言われ、薬膳料理でも用いられます。暑い夏が旬なだけに、熱くほてった身体を冷ますのにきゅうりが役立つのです。
ナス
ポリフェノール、アントシアニン、カリウムを含んでいます。 それらは、抗酸化作用をもち、ガンを予防してくれます。またナスは、低カロリーなのでダイエットにぴったりな野菜です。アントシアニンは、目の疲労回復に役立ってくれる栄養素です。また夏にはうれしい、体を冷やす作用を持っています。煮物にする時でも、先に揚げておくと、きれいな紫色が保てるし、栄養分が逃げにくいのです。
トマト
トマトの栄養素として、カロチン、カロチンの一種(リコピン)、ビタミンC、E、カリウムが挙げられます。トマトの赤い色に含まれるリコピンの抗酸化作用は、βカロチンの2倍の威力があり、免疫力を高め、がんや老化を予防します。リコピンは生で食べるよりも加熱した方が吸収率が高まります。カロチンやビタミンC、Eは美容にも効果があるとされています。カリウムは余分な塩分を排出し、高血圧や動脈硬化を予防してくれます。実は普通の大きいトマトよりも小さいミニトマトの方が栄養価が高いとされています。
ピーマン
ピーマンには、赤色、黄色、緑色のものがあり、赤色と黄色はパプリカと呼ばれます。ビタミンC、E、カロチン、カリウムを含みます。ビタミンCの含有量は赤ピーマン、黄、緑の順です。ビタミンC、カロチン、ビタミンEは、肌荒れが気になる時などの美容にも効果があります。ビタミンC、カロチン、ビタミンE、緑ピーマンに含まれる、クロロフィルに抗酸化作用があり、がんの予防にもなります。唐辛子と同じ成分、カプサイシンが含まれ、新陳代謝をよくし、運動した時と同じように、熱エネルギーが体外に排出されるので、ダイエットにも効果的です。 ビタミンCとカロチンは、夏風邪の予防にもなります。青臭さのもととなる成分、ピラジンには、血液をサラサラにする作用があり、ビタミンPにも血管を丈夫にする働きがあるので、動脈硬化の予防になります ピーマンのビタミンCは優秀です。ビタミンPがビタミンCの酸化を防いで、吸収を助けるので、加熱してもこわれにくいという特徴があります。
赤ピーマンの方が、カロチン、ビタミンC、Eが豊富に含まれ、 緑ピーマンには抗酸化作用のあるクロロフィルが含まれています。
オクラ
出典:garop.jp
カルシウム、カロチン、食物繊維、ビタミンC、E、カリウム、鉄、多くの栄養素を含みます。ネバネバ成分のムチンは胃壁を保護してくれる作用があり、胃炎、胃潰瘍に効果があり、ペクチンは糖尿病予防に効果があります。また、オクラには一緒に食べた、たんぱく質の吸収を高める働きがあります。
トウモロコシ
夏を代表する、甘味が特徴のトウモロコシは、この時期食べたくなりますね。ビタミンB1、B2、カリウム、食物繊維を含んでいます。ビタミンB1、B2は、疲労を回復やストレスに対する抵抗力を高めてくれます。疲れがたまっているときは、トウモロコシを食べるといいですね。食物繊維は、コレステロール値を下げて、便秘解消し、大腸がんの予防してくれます。トウモロコシのビタミンB1、B2はゆでても失われにくいのです!
ニラ
暑さにとても強く、栄養面でも非常に優れているので、真夏でも収穫できる大切な葉野菜です。にんにくにも似たニラ(韮)の臭いのもとは硫化アリルの一種アリシンという物質です。これはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果があるそうです。また、アリシンには、免疫力を高め、がんの予防にも効果があると言われています。更に、血行促進により、冷え性や動脈効果、血栓の予防にも効果的とされています。夏は、冷房などで部屋がとても寒くなり、身体が冷えます。そこで、ニラはとても効果的です。
ズッキーニ
ズッキーニはイタリア料理やフランス料理には一般的に使われている野菜です。特に南仏料理のラタトゥイユ、イタリア料理のカポナータには欠かせない野菜です。ズッキーニに多く含まれるカリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。ビタミンCも含み、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。
夏野菜を食べよう!
夏には、栄養素がたくさん詰まった野菜が多くあります。暑い夏は、野菜から栄養素をたくさん摂取することが大切です。そうすることで、暑い夏を元気に乗り越えることができるでしょう。旬の野菜は、その時期になると栄養価を増します。ですから、旬のその時期に食べるのが一番なのです。夏の野菜がたっぷりな、夏野菜カレーを作ってみるもの良いですね!ぜひ、夏の野菜を存分に楽しんでみて下さい!
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この記事のライター
栄養学を勉強している、都内の女子大生。お料理、お菓子作りが大好きです☆☆最近は、家のキッチンで、レシピやメニューを考えることにはまっています!記事はグルメを中心に、ファッションやライフスタイルなど、幅広く書いています!