メンズ革靴・ビジネスシューズの種類徹底解説【フォーマルからカジュアルまで】

革靴の種類はどのくらい知っていますか?一口に革靴といっても種類は様々です。ドレッシーなスタイルにマッチするものから、カジュアルにも履きこなせるものまで、知っていればコーディネートを楽しむことができます。この記事を読めば革靴をより深く知ることができるような、それぞれの革靴の特徴や歴史を徹底解説します!!

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革靴の魅力

出典:timesofindia.indiatimes.com

もちろん、スニーカーを履くのもいいですが、革靴には一味違った魅力があります。
本革が醸し出す独特のツヤ、手入れを丁寧にすればするほど増す輝き、履き続けることで生まれる同じものは存在しない自分だけの履き皺・・・などなど、革靴の楽しみ方は幅広く人それぞれです。
革靴ってどんな種類があるの!?というかたに向けて、徹底解説していきます。

シーン別で選ぶ革靴

フォーマル

出典:customlife-media.jp

冠婚葬祭などの場面では装飾のない、黒の内羽根ストレートチップがおすすめです。
内羽根のプレーントゥでも構いませんが、できるシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
結婚式や、式典などでは、メダリオンなどの装飾が付いたものや茶色の革靴なども、華やかという理由で派手すぎなければ履くことができます。
ただし、クロコダイルなどのアニマル柄は黒でシンプルなものであっても、「殺生」を連想させるため、絶対にNGです。

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カジュアル

出典:samuraibuyer.jp

こちらは、マナーも決まりもないので、自分の気に入った、デザイン性の高い革靴をチョイスするのが良いでしょう。
少し変わったデザインや、装飾があるものだと足元から周りの人に差をつけることができます。
その際に、靴の歴史や生い立ちを知っていれば、それに合ったテイストのコーディネートをつくることができ、革靴がよりマッチすること間違いありません。

ビジネス

出典:www.fashionising.com

もちろん、ストレートチップやプレーントゥはスーツスタイルにもマッチします。
ホールカットやモンクストラップ、ウイングチップもシンプルめのものなら、問題なく使えるでしょう。
あまり明るすぎる色味だと、場合によっては好まれなかったり、靴だけが浮いてしまう可能性もあるので注意が必要です。
ある程度、自由が認められている職場であれば、例えば秋冬には足元にブーツをもってくるとコーディネートに季節感を出すことができます。

革靴のデザイン

1. 内羽根

出典:www.fight.co.jp

内羽根というのは、羽の部分が甲の部分に潜り込んでいる革靴のことを言い、1850年頃のイギリス王室が発祥といわれています。
このタイプの特徴は、羽根があまり開かないため、靴ひもでの締めつけの調整があまりできないという点です。
しかし、その分フォーマルな雰囲気によくマッチし、エレガントな印象になるので、落ち着いたコーディネートにはもってこいのデザインです。
冠婚葬祭や式典などの際にはこちらがおすすめです。

2. 外羽根

出典:blog.livedoor.jp

対して外羽根は、羽根の部分が甲の上に乗っているのが特徴で、1800年代初頭に軍用として用いられて以降広く普及するようになったといわれています。
履きやすく、脱ぎやすいのに加え、羽根の部分が開くので、締め付けの調節がしやすく、フィット感があるのも特徴です。
内羽根に比べれば、カジュアルな印象になり、営業など活動的な場面で用いられることが多いデザインです。

3. メダリオン

出典:whitefield.jugem.jp

メダリオンとは革靴に施される、小さい穴をたくさんあけたデザインのことを言います。
もともとは靴内の湿った空気を逃がすために開発されたとされており、発祥はスコットランドといわれています。
その後、イギリスに渡り、より装飾性の強いデザインとなり、現在ではエレガントな印象を与えるデザインの特徴になりました。

革靴の種類

1. ストレートチップ

出典:www.pinterest.jp

誰もが一度は見たことがある、定番の種類の革靴でしょう。
見た目の特徴は、つま先部分に横一文字の線が入っているところで、特に、黒の内羽根ストレートチップは最もフォーマルな革靴とされており、冠婚葬祭から式典までフォーマルな場で、幅広く活用できます。
また、外羽根のストレートチップは、少し崩したビジネススタイルや、デートの際のキレイめコーディネートまで、様々な使い方ができるので、まず持っておいて損がない一足です。
つま先にメダリオンが装飾としてあるものもありますが、エレガントな印象を追加できる反面、お通夜やお葬式など、慎んだ場所では使えないので注意が必要です。

2. プレーントゥ

出典:item.rakuten.co.jp

その名の通り、甲やつま先などに一切の装飾がない革靴のことをいい、革靴の基本形といっても過言ではないシンプルなデザインで、幅広く使えるため、ストレートチップ同様非常に人気が高い革靴です。
もともと、1800年代に軍用として使われたのが始まりで、アメリカファッションと密接なかかわりを持ちながら、1950年代以降にはアイビールックの定番革靴として、広く世界に浸透していきました。
シンプルだからこそ、つくりや革、デザインがもっともよくあらわれます。
内羽根のプレーントゥであればフォーマルな服装に、外羽根のプレーントゥであればデニムからチノパンまでとありとあらゆる場面で使えるのも特徴の一つです。

3. モンクストラップ

出典:www.amazon.co.jp

モンクストラップとは、靴ひもの代わりにバックルとストラップで留める革靴のことを言います。
その起源は修道士(モンク)たちが履いていたサンダルとされており、その後デザインは変化していき、1930年代からタウンユースされるようになったといわれています。
モンクストラップシューズのなかでも、ストラップが1対のものを「シングルモンク」といい、2対のものを「ダブルモンク」と呼び分け、選ぶときはどちらも派手すぎなければ幅広く活用できるでしょう。
もちろんスーツにはきれいにはまりますが、冠婚葬祭には避けるのが無難とされています。
特徴は、紐靴とは違いストラップとバックルがその靴の印象を決め、個性が出るところにあります。
少し個性的なデザインなので、好き嫌いが分かれる靴ではありますが、ビジネスからカジュアルまで使える汎用性が高い一足です。

4. ウイングチップ

出典:www.amazon.co.jp

つま先部分に「W」のステッチが施されているのが一番の特徴です。
もともと、労働靴が起源とされていることもあって、活動的でアクティブな印象を与え、ジャケパンスタイルや、休日のカジュアルユースにはとてもよくマッチします。
もちろん、黒やダークトーンの色味でメダリオンなどの装飾が少ないものは非常にドレッシーな印象になるため、スーツにあわせてビジネスにも使うことができるデザインです。
そのデザインからどうしても派手な印象になってしまうので、職場の雰囲気によってはビジネスでの使用は控えたほうが無難ですが、服装の自由度が高い職場や、カジュアルなコーディネートに合わせれば、おしゃれ度がグッと上がること間違いなしの一足です。

5. Uチップ(ユーチップ)

出典:www.amazon.co.jp

Uチップ(ユーチップ)は靴の先端部分にU字型のモカシン縫いが施されていることが、その名前の由来になっており、シンプルなデザインなので人気が高い革靴です。
狩猟やゴルフ用が起源の靴とされていることもあり、どちらかといえば、カジュアルな印象が強いデザインですが、最近ではビジネスにも取り入れることができるデザインも増えてきています。
国によってデザインも様々で、イギリス製であれば細身でドレッシーなものが多く、アメリカ製であれば全体的にごつごつした無骨な印象のものが多く、フランス製であれば丸みをおびたかわいらしげのあるデザインが多いのが特徴になっています。

6. ホールカット

出典:www.amazon.co.jp

大きく分ければプレーントゥの1種ということもできますが、1枚の皮でつくられており、かかと以外に革の継ぎ目がないデザインの革靴をホールカットと呼びます。
アッパーを包み込むようにつくられるため、非常に高度な技術を必要とし、高級靴に多くみられるデザインです。
装飾がほとんどなく、極度のシンプルであるがゆえに、ミニマルでドレッシーな印象が強くエレガントなコーディネートにマッチします。
全体的にダメージを受けやすいデザインなので、長く上質に履くためには日々のお手入れは欠かせません。

7. コブラヴァンプ

出典:www.amazon.co.jp

モカシン縫い以外の装飾を持たず、つま先にかけての形状が蛇の頭のようなスリッポンタイプのデザインのものをコブラヴァンプと呼びます。
細身のスーツに合わせるなど、ある程度フォーマルにも対応できますがやはりカジュアルな印象が強く、特にチョイ悪感や、無骨さが出やすい一足です。
アイビールックの中で好まれて履かれてきた革靴なので、チノパンやボタンダウンシャツと合わせてもかっこよく、足元がすっきり見えるため、春夏にはもってこいのデザインで、素足で履くと抜け感がでて、他の人とコーディネートで差をつけれます。

8. エラスティックシューズ

出典:www.amazon.co.jp

エラスティックシューズは、伸縮性のあるゴムを織り込んだ生地(エラスティック)を甲の部分からくるぶしの部分につけたスリッポンの一種です。
エレガントな印象を損なわないように、ゴムをいかに革靴に溶け込ませているかがデザインを選ぶ際のポイントです。
甲高で幅広といわれている日本人の足には最適なデザインで、同時に脱ぎ履きする機会が多い日本のビジネスマンに愛されてきました。
長く履き続けると、ゴムが傷んで緩んできてしまうため、ある程度履いたら交換が必要になります。

9. サドルシューズ

出典:blog.livedoor.jp

サドルシューズとは甲の部分に馬の鞍(サドル)形の革を重ねて作られたデザインの革靴で、1色のデザインから、サドル部分の色を切り替えた2,3色のデザインのものがあります。
19世紀後半にイギリスで誕生したとされており、現在では複数色を用いたカジュアルな印象のものが多くなっていますが、当初は1色でつくられたものが多くみられ、格式高いデザインの革靴でした。
アメリカに伝わった際に、コンビカラーのサドルシューズが流行し今に至るため、人々はカジュアルな印象を持つようになりました。
イギリス流シンプルな色使いのサドルシューズであれば、スーツなどのビジネススタイルにもマッチしますし、反対にアメリカ流のコンビカラーのものであれば、デニムやポロシャツなどと合わせればカジュアルコーディネートを一味変わったものにすることができます。

10. ローファー

出典:www.amazon.co.jp

英語のloafer(怠け者)という単語が語源であるといわれており、革靴にも関わらず脱ぎ履きが非常に楽なのが魅力です。
オールマイティーな場面で使用することが可能ですが、カジュアルな印象が強いため礼服などに合わせるのは避けましょう。
甲の部分に房飾りがあしらわれたタッセルローファーや、馬具をモチーフにした金具(ホースビット)が装飾としてついているビットローファーはエレガントな印象になるため、スーツスタイルにも合わせることができます。
シンプルなデザインのペニーローファーはカジュアルなコーディネートによく合い、ジャケパンスタイルをはじめ、チノパンなどのアイビールックには相性抜群です。

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11. サイドゴアブーツ

出典:beststyle.me

カジュアルなコーディネートに用いることが多いブーツですが、サイドゴアブーツはブーツにしては珍しく、ビジネスにも使うことができます。
海外では、チェルシーブーツの愛称で親しまれており、1830年代のイギリスが起源になっているとされています。
ショート丈からアンクル丈のものが多く、両サイドに伸縮性のあるゴムを用いているので、脱ぎ履きがしやすいのも人気の理由です。
スマートでシンプルなデザインのものが多いことから、式典などのフォーマルな場面では避けたほうが無難ですが、ビジネスからカジュアルまで幅広い場面で使うことが可能です。

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12. チャッカブーツ

出典:www.mil-mil.net

チャッカブーツはくるぶしが浅く隠れるブーツの象徴で、20世紀前半までは紳士靴として親しまれていましたが、使いやすさから、最近ではタウンユースでもよく見る一足になりました。
特に秋冬には、足元が程よく重くなるため、コーディネートに差をつけることができます。
スムースレザーだとドレッシーになるのでスーツに合わせるとよくマッチし、スエードだとカジュアルな印象になるので、デニムなどと相性抜群です。
形がポロ用の靴に似ていることから、ポロの一試合を表す「chukkar」が由来になり、チャッカブーツと呼ばれるようになったといわれています。

革靴を履きこなそう

出典:putthison.com

それぞれの革靴のデザインや種類が、違った意味合いを持っており、履かれるべき最適な場面というものが存在しています。
それを理解し、全体のテイストを考えたうえでコーディネートを完成させ、革靴をチョイスすることがワンランク上のおしゃれを楽しむ秘訣です。
それぞれの靴のディテールが生み出す、それぞれの表情に注目して靴を選んでみると、もっと靴選びが楽しくなること間違いありません。

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経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。

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旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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斉藤情報事務

信州で車と旅を愛する道楽者。曲者が集まるCLUB Autistaに所属し、酒・肴・温泉を嗜む。

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上岡岳

アームレスリング元日本代表/ジムトレーナー/生物学博物館学芸員/一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事

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