腕相撲のコツと必勝法をアームレスリング元日本代表が解説

腕相撲に勝つコツとテクニックを知りたい、腕相撲が強くなるための鍛え方や筋トレ方法を知りたい、というのは男性なら一度は考えることですよね。そこで、2007・2008・2011とアームレスリング日本代表選手だった筆者が、それらの必勝法をVOKKA読者の皆様にお届けします。

krepkayaGLINT|FutamiTC

アームレスリングのテクニックを使えば腕相撲に勝てる

トップロールと呼ばれる必勝法がある

Fb img 1481580056937

VOKKA読者の皆様、はじめまして。本記事から寄稿させていただくFutamiTCトレーナーでアームレスリング元日本代表のKamiokaです。以後、よろしくお願いします。

さて、みなさん、腕相撲に負けて悔しい思いをしたことってありませんか?男性ならきっとあると思います。腕相撲は力比べと考えられていますが(実際、素人同士の場合はほぼ力比べです)、実はテクニックが存在します。

腕相撲をスポーツ化した国際競技であるアームレスリングの、あるテクニックを使えば、意外なほど簡単に、力の差が二倍ほどあっても勝ててしまいます。今回は、そのテクニック=トップロールと呼ばれる技を腕相撲に応用する方法をご紹介します。

腕相撲の必勝法トップロールとは

相手の手と腕を後ろに吊り上げてひねり倒すテクニック

まず、アームレスリングのトップロールの凄さが一目でわかる動画をご紹介します。向かって左の白い服がボディービルダー、右側の青い服がアームレスラーです。

腕の太さを見れば、あきらかにボディービルダーのほうが力が強そうですね。筋力は筋量に比例するので、実際、腕の筋力はボディービルダーのほうが強いと思われますが、実際に腕相撲をしてみると全くボディービルダーはアームレスラーに歯が立ちません。それは、アームレスラーが相手に力を使わせないトップロールを使っているからです。

それでは、トップロールのやり方を解説していきます。

腕相撲でのトップロールのやり方

構え方と支点・力点・作用点のてこの原理がコツ

20160304181021945

出典:futamitc.jp

まずは構え方が大切です。写真のように、脇をしめ肘が肩よりも内側になるように構えます。そして、まず大胸筋で腕を引き寄せ、その後、背中の筋肉にも力を入れて肘をヘソの方に引き寄せます。

トップロールの強さの秘密は「てこの原理」なのですが、支点となるのは肘、力を加える力点が肩の後ろ、そして攻撃をかける作用点が相手の指先です。

※画像は筆者のジムの三重県チャンピオンです。

ちょうど、くぎ抜きを使って釘を抜くときの動作をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。

ちなみに、くぎ抜きは支点を中心に力点と作用点が90度に固定されていますが、トップロールもまさに同じです。最初から最後まで肘の角度、脇の締め方などは一切動かさずに行います。

ここが、一般的な腕相撲の意識とは大きく異なる部分です。

相手の指先を吊り上げながらストロークしていく

20161206100633442

出典:futamitc.jp

実際に腕相撲が始まったら、ほとんどの知識のない素人の人は指先を握りしめ手首を巻きつけようとします。読者の皆様は、その相手の指先を後ろ上方に吊り上げることに意識を集中してください。そして、力点となる肩を下に落とし、その力を肘を支点に90度変換して作用点である指先に一気にかけます。

また、それと同時に自分の手首をややストロークし、相手の手の平を上に向けるようにしてください。

※写真は筆者のジムのU21全日本チャンピオンです。

トップロールのスロー動画

ここまで解説した動きを、筆者が実際にスローで再現した動画がこちらです。上の解説に加え、より実戦的に肘を後方にスライドさせながら上記のくぎ抜きの動きを行っています。

そして、トップロールのスタート動作が決まったら、相手はすでに手の平が上を向き、肘が伸び、全く力が入らない状態です。あとは、ひねりながら倒すだけです。

腕相撲が強くなるための筋トレ

背筋・上腕二頭筋・前腕筋の三箇所をまずは鍛えよう

腕相撲が強くなるためには、最終的には上半身全ての筋肉を鍛えなくてはいけませんが、まず鍛えたい筋肉が広背筋・上腕二頭筋・前腕筋の三箇所です。

上の画像は広背筋の画像で、この筋肉で自分の腕をしっかりと体幹に引きつけて固定します。

背筋を鍛えるのなら懸垂がおすすめ

背筋を鍛えるのにおすすめなのが懸垂です。懸垂は、ついバーより顎を上に出すことに気をとられがちですが、背筋を鍛える場合はそれは意識せず、肩甲骨をしっかりと寄せて胸をバーにつけにいく意識で行ってください。

なお、最近は自宅のドアに取り付けるだけで簡単に懸垂ができる簡易装置が販売されていますので便利です。詳しくは筆者のブログで紹介しています。

▼参考記事

上腕二頭筋はダンベルカールで鍛えよう

トップロールに重要な肘の角度を90度に保つために必要な筋肉が「力こぶの筋肉」=上腕二頭筋です。その上腕二頭筋を鍛えるために非常に効果的なのがダンベルカールです。

とくに、ダンベルを縦に構えるダンベルハンマーカールがおすすめです。

こちらがダンベルハンマーカールのやり方の動画です。ご参照ください。

Normal2

出典:futamitc.jp

なお、ダンベルハンマーカールはバーを握りしめず、写真のように親指と人差し指で作った輪にウエイトを乗せるようにすると上腕二頭筋に直接負荷をかけることができます。実際に握り方を再現したのでご参照ください。

また、ダンベルハンマーカール以外のダンベルカールも取り入れて鍛えていくとさらに効果的です。

▼参考記事

自宅トレーニングにおすすめのダンベル

自宅トレーニングにおすすめのダンベルはこちらのようなラバーカバーのついたタイプです。鉄がむき出しのアイアンダンベルより若干高いですが、床や家具を傷付けるリスクが少なくなります。さらに詳しいダンベルの種類については筆者のブログで解説しました。

▼参考記事

前腕のなかでも縦の力と握力を鍛える

トップロールに最も大切とも言えるのが、前腕筋です。そのなかでも、縦に吊り上げる筋力と握力は非常に重要な要素です。

縦に吊り上げる筋力を鍛えるのにはリストハンマーと呼ばれる筋トレ方法が最適です。

Normal3

出典:futamitc.jp

こちらが、リストハンマー専用のトレーニング器具です。筆者のジムでも自身や選手たちが使用しているのでおすすめです。写真のように手首から先を上下させて鍛えます。

なお、握力には「クラッシュ力」「ピンチ力」「ホールド力」の三種類があり、それぞれを鍛えていく必要がありますが、それに関しては筆者のブログで詳細に解説しています。あわせて、ご参照ください。

▼参考記事

筋トレはモチベーションを保ち続けることが肝心

今回は「腕相撲の勝ち方」をテーマに、その具体的で実践的なテクニックと、効率的な筋トレ方法を解説しました。

これから、筆者はVOKKA読者のみなさまに様々な筋トレ情報をご紹介する予定です。本記事の最後に、筋トレの成果を出すために一番大切なことをご紹介します。

それは「続けること」です。そう言ってしまえば簡単ですが、続けることが一番難しいことかもしれません。少し心が折れそうなときに、モチベーションを高めてくれる名言を集めて記事にしましたので、それをご紹介して本記事のしめくくりとさせていただきます。

▼参考記事

▼筆者が執筆した腕相撲の記事

筋トレの全てがわかる完全バイブル

この記事のキーワード

この記事のライター

Thumb 66e0a9df 10c1 43ea 8de6 ef9cd8a2ee3d

GLINT|FutamiTC

krepkaya

0

アームレスリング元日本代表/ジムトレーナー/生物学博物館学芸員/日本アームレスリング連盟審判長

関連する記事

モテたいならまずはここ!筋肉をつけるとモテる部位と鍛え方
1回30秒〜1分!筋トレ初心者のための超効率の良い腹筋の鍛え方
男らしい幅の広い背中を手に入れる。「広背筋」の効果的な鍛え方
腕の筋肉を太くするための最強の筋トレメニュー
自重で最強のカラダを作るおすすめ筋トレメニュー

あわせて読みたい