30代エリートビジネスマンが本当に使っている高級腕時計15モデル
世の中のビジネスマンは、本当のところ、どういう腕時計を身につけているのでしょうか。今回は、「実際に使われている」リアルな腕時計事情を紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.watch4today.com
時計事情のホントのところ
高級時計の購入を勧める記事や広告は無数にありますが、実際のところ、30代のできるビジネスマンのみなさんはどのような腕時計をつけているのでしょうか。同僚の手元を観察しているだけでは、できるビジネスマンたちの間の「相場観」は見えてきません。そこで今回は、筆者の周りのできるビジネスマンたちを観察した限りでよく目にする「実際に使われている腕時計」を紹介します。
ロレックス サブマリーナ
サブマリーナ
定価 787,600円(税込)
<スペック詳細>
パーペチュアル、機械式、自動巻、300m/1,000フィート防水、パワーリザーブ
やはり最もよく目にするのが、定番中の定番であるロレックスの、その中でも定番であるサブマリーナです。
ロレックスは高級時計の名門ブランドとして世界中で知名度を有しており、有名人に限らず、一般の方からも愛され続けています。「ロレックスは派手だしちょっと嫌らしい」「水商売っぽいので敬遠する」という声も一部にはありますが、それでもなんだかんだの定番ブランドです。その理由のひとつとして挙げられるのが、デザインの完成度の高さです。サブマリーナは同じデザインを長年維持してきており、マイナーチェンジしか加えていないのは、それだけデザインが完成されている証拠です。
実際、スーツにも合いますし、質感、存在感、重厚感がありつつも、シャープかつクールな印象もあり、そのバランスは絶妙そのものです。人気の秘密は、やはり「かっこいい」という点につきます。
ロレックス エクスプローラー
エクスプローラー
定価 687,500円(税込)
<スペック詳細>
パーペチュアル、機械式、自動巻 、100 m/330 フィート防水、パワーリザーブ
ロレックスでは、エクスプローラー1もよく目にします。エクスプローラーは、探検家用としてロレックスが開発したモデルであり、こちらも定番中の定番のモデルです。ちなみに、こちらは筆者も愛用しているモデルです。
エクスプローラ1の特徴は、コンパクト、シンプル、クール、それゆえ汎用的であること。価格帯も安すぎず高すぎずといったレンジにおさまるので、見下されることも顰蹙を買うこともありません。一言でいえば、シンプル・イズ・ベストを体現したモデルではないでしょうか。ミニマリストが一本だけ時計を持つとしたら、このエクスプローラ1がおすすめです。
サブマリーナと比べて堅実で真面目なデザインになっているので、ビジネスシーンで活躍すること間違いなしです。サイズ感も小ぶりなので、変に目立たず、嫌らしい印象を与えないところが使いやすさのポイントです。それでいて洗練されたデザインは、確かな存在感を放ちます。カジュアルなファッションにも馴染むデザインとなっており、まさに万能時計です。デザインも時代を問わないベーシックなものなので、「お父さん(おじいちゃん)からもらいました」という方も少なくありません。
普遍的なデザインですが、最近、流行に合わせてサイズが42mmにまで大型化しました。しかし、コンパクトかつクールなデザインがエクスプローラーの売りだったはずなので、中古で前のモデルを購入する方も少なくないとのことです。
オメガ スピードマスター
スピードマスター
定価 715,000円(税込)
<スペック詳細>
クロノグラフ、スモールセコンド、クリスタル防風、 気圧 (50 メートル / 167 フィート)
オメガもド定番のブランドですが、その中でも一番人気のスピードマスターは、とてもよく見かけます。アポロ11号とともに月へ行った時計としても語り継がれており、それゆえスピードマスターは「ムーンウォッチ」との愛称でも親しまれています。メカニックな印象を与えるフェイスですが、長年愛用されているモデルだけあって、飽きがこない洗練されたデザインに仕上がっています。そのため、初代のデザインから変更もほとんどなく、完成系に近い名機であるといえます。
周りの人でもスピードマスターをつけている方が多いのですが、電車の中でもしょっちゅう見かける気がします。ミリタリー的な要素もあるデザインなので、スーツよりもカジュアルな格好に似合うのではないかと感じています。ナイロンベルトとの相性もよく、気分にあわせてベルトを交換したいモデルです。
オメガ シーマスターアクアテラ
アクアテラ
定価 1,155,000円(税込)
<詳細>
GMT24時間表示、超高耐磁性能ムーブメント、クリスタル防風、15 気圧 (150 メートル / 500 フィート)
オメガのもう一つの看板商品として有名なのが、ジェームズボンドも着用していたシーマスタープロフェッショナルですが、周囲ではシーマスターアクアテラをよく見かけます。こちらも最近のボンドが身につけていましたが、そこまでボンドウォッチとして有名ではないような気がします。
シーマスターアクアテラはすっきりとしたデザインで、ダイバーズっぽくないところがビジネスマンにウケているのかもしれません。スーツにもカジュアルにも合うモデルということで、最近ではアクアテラの新モデルが続々と投入されています。オメガの本気を感じます。
時計にこだわりのない方だとクオーツ式のアクアテラ、こだわりのある方だと機械式のアクアテラを身につけている印象です。シンプルなデザインとコンパクト感が、ロレックスのエクスプローラー1に通ずるところがあります。価格帯は異なりますが、デザイン的にはこの両者で迷う人も少なくないようです。
モンブラン ヘリテージGMT
ヘリテージGMT
定価 339,120円(税込)
<スペック詳細>
自動巻き、5気圧防水(50m)、パワーリザーブ
「デキる男は必ず持っている」と言わている、モンブランの万年筆。そんな万年筆と共にモンブランの腕時計を着用する方が増えています。実は、今やモンブランは、ラグジュアリーなライフスタイルブランドとして認知されており、万年筆でけでなく時計やアクセサリーなど様々なアイテムを展開しています。
中でも1940年代&50年代のクラシックな「ミネルバ」にインスパイアされたモダンで力強いデザインと最先端技術が搭載された、「ヘリテージGMT」を選ぶ方が増えており、シンプルでスタイリッシュ、伝統的で機能的、けっして目立つことの無いそのデザインは、真なる自信の証となっています。
パネライ ルミノールマリーナ
ルミノールマリーナ42MM
定価 924,000(税込)
<スペック詳細>
スモールセコンド、10気圧(100m)
デカ厚時計の代表であるパネライですが、実は意外とスーツにマッチします。コンサルティング業界やテレビ業界など、ちょっと派手な格好や、私服でも大丈夫な業界の人で、ちらほらパネライユーザーをみかけます。あのずっしりとした重さは、一度ハマると病みつきになってしまうようです。また、横から見ても、分厚い革ベルトが男らしさを演出しており、色っぽい印象すらあります。
かなりボリューム感のあるモデルなので、身体が小さい方や華奢な方には似合わないかもしれません。逆に、体育会出身のガッチリ体型の方には、この上なくフィットするモデルでしょ。
パネライ ラジオミール
ラジオミール 8
定価 693,000円(税込)
<詳細>
スモールセコンド、10気圧(100m)
パネライほど男心をくすぐる時計は無いといっても過言ではなく、ここ数年ビジネススタイルが徐々によりカジュアルになっていくにつれて、パネライのラジオミールを選ぶ人も増えています。ラジオpミールはもともとイタリア海軍特殊部隊からの要請で生まれたモデルであり、イタリア、軍モノ、特殊部隊。この三拍子が揃うことで惹かれる男性も多いと思います。
確かな歴史の上に成り立つ「由緒正しき無骨さ」こそがパネライ、ラジオミールの最大の魅力であり、がっちり体型の方からスマートな細身体型の方まで全ての男性におすすめのモデルです。
カルティエ バロン ブルードゥ
バロン ブルードゥ
定価 731,500円(税込)
<詳細>
自動巻き、日常生活防水
ビジネスシーンだけでなくレストランやホテルのラウンジ、バーなどパーティーや会食が多い業界に勤める男性が多くつけているので、カルティエのバロン ブルードゥです。会食やパーティーの場に相応しい時計はフォーマルではなく、ラグジュアリーということをわかっているからこそのチョイスです。
カルティエの時計にはゴールドとのコンビや、独特なケースデザインなど、ビジネスやフォーマルでつけるには華美だったり遊びが効き過ぎたりする時計もありますが、バロン ブルードゥはそんなことはなく、フォーマルな場からパーティーシーンまで、シーンを選ばず着用することができます。
タグホイヤー カレラ
カレラ キャリバー5 デイデイト
定価 319,000円(税込)
<スペック詳細>
自動巻き、パワーリザーブ、100 M防水、日付早送り
タグホイヤーも定番かつ人気のブランドです。
スポーティーなデザインのものが多い中で、どちらかというときれい目なデザインのカレラを身につけている方をよく見かけます。とくにカレラ1887などはスーツにもぴったりで、とりわけ人気があるようです。スタートボタンやリセットボタンもクラシカルなデザインに仕上がっており、フォーマルなシーンにも馴染みます。そのため、「そろそろ落ち着いた印象を演出したいけど、そこまで時計に大枚をはたきたくない」といった堅実派の方からも人気のモデルです。
クロノグラフなのでサイズ的に大きい印象がありますが、実はフェイスも比較的コンパクトにまとまっており、大きすぎない適度なサイズ感がうらやましい限りです。
グランド・セイコー スプリングドライブ
SBGY003
定価 935,000円(税込)
<スペック詳細>
自動巻き、日常生活用防水、パワーリザーブ、秒数停止機能
日本時計の雄であるグランドセイコーは本物を愛する多くの方々から人気を集めており、日本が世界に誇る高性能腕時計は世界を飛び回る商社、商船業界の方々が着用しているのを見かけます。
グランドセイコーらしいメリハリと柔らかな質感が完璧に調和するケースデザインに加えて、静寂な表現の中に走る緊張感が、グランドセイコーの世界観を築いています。ダイヤルには日本独自の自然の美を取り入れるため、木漏れ日を感じさせる放射模様を施しており、日本の高い技術力を伺うことができます。
IWC パイロットウォッチ クロノグラフ
出典:www.iwc.com
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ ・スピットファイア
定価 797,500円(税込)
<スペック詳細>
自動巻き、パワーリザーブ、防水性6気圧、ストップウォッチ機能(時・分・秒)
ボーナスを投入して買いました!という声が多いのがIWCです。クラシックで品のあるデザインのポルトギーゼクロノグラフも人気ですが、スポーティーな印象のパイロットウォッチもよく見かけます。
フェイスのデザインも細かく、一歩間違えれば少し「うるさい」印象になってしまいそうですが、絶妙なバランスの上に成り立っているので、「飽きが来ない」という声も多数です。また、シンプルな白と黒のデザインでありつつも、その色の深さがデザインに奥行きを与えているように思えます。筆者の周りにもIWCのパイロットウォッチの持ち主は多いのですが、目にするたびにフェイスの漆黒の深さに吸い込まれそうになります。
メタルブレスレットとNATOストラップを使い分けてオンとオフ両方で楽しんでいる方もいます。なお、ジャケパンスタイルであれば、NATOストラップでもカッコイイので皆さん是非お試しください。
ブライトリング スーパーオーシャン
スーパーオーシャン クロノグラフ 42
定価 510,000円(税込)~550,000円(税込)
<スペック詳細>
ブライトリング13(自動巻)、200m防水、1/4秒クロノグラフ秒針、30分計、12時間計
豪華なものが好き!という方がとりわけ好むのがブライトリングです。弁護士や広告業界の方でブライトリングを身につけている方を見かけます。
押しの強い業種の方々が好むモデルだけあって、圧倒的なインパクトで周りの目を釘付けにするパワーがあります。サイズも大きいので、ブライトリングは、パネライと同様にちゃんとカラダを鍛えておかないとアンバランスな印象を与えてしまう危険性もあります。しかし、スーパーオーシャンに関していえば、大きい割にはデザインとしてはまとまっており、「腕だけ変に浮いている」ということも少ないのではないでしょうか。
ブルガリ ブルガリブルガリ
ブルガリブルガリ
定価 669,900円(税込)
<詳細>
自動巻き、日付表示
ブルガリは、1884年にイタリアのローマにて創業されたブランドで、宝飾品が中心となっています。その中で、もちろん時計も取り扱っています。
身につける小物はブルガリで統一!という方も少なくないですが、そういった人の腕時計はやはりブルガリブルガリです。ブランド名も入っており、品質・質感も高級そのものですので、誰から見ても一級品だと分かります。ステータスを示すにはもってこいの一本です。
ブルガリ オクトローマ
オクトローマ
定価 734,800円(税込)
<スペック詳細>
自動巻き、パワーリザーブ、50メートル防水
ブルガリではオクトローマも多くの男性から人気を集めるモデルです。シンプルに洗練されたイタリアのクリエイティビティと熟達したスイスの時計製作技術を具現したオクトローマは男性なら一度は憧れるモデルだと思います。
310年前後に建設されたマクセンティウスのバシリカからインスピレーションを引き出した独特の八角形のデザインはスーツスタイルに絶妙にマッチし、普段のスーツスタイルをワンランク上に見せてくれます。高級感のある腕時計を求める方は、一度試着してみてはいかがでしょうか
フランク・ミュラー カサブランカ
カサブランカ
定価 864,900円(税込)
<スペック詳細>
自動巻き、生活防水、サファイアクリスタル風防
個性的なデザインで遠目から見ても一発で判別できるのがフランク・ミュラーです。個性的であることをポリシーにしているビジネスマンで、かつ、派手めな格好も許容される職場で働いている方が、ちらほらとフランク・ミュラーを使っています。フランク・ミュラーは、30代の持ち主も少なくないですが、40代や50代になって貫禄が出てきた方が身につけていると、より一層フランク・ミュラーの技巧的デザインの魅力が引き立ちます。
フランク・ミュラーは、普通の日本人はなかなか似合わないのですが、面長な人などにはマッチする可能性が高いといえます。フランク・ミュラーを使いこなせるととてもかっこいいので、一度試着してみるのもいいかもしれません。
意外と定番が多い
以上のように、定番で有名なブランドを身につけている方が多いのが実際のところです。定番であるということは、それだけの安定感があるということですので、一本目を購入する際には周りの人が身につけている時計を参考にするのが良いのかもしれません。
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この記事のライター
都内在住の大学生です。ファッションが好きです。特にデニムが好きなので、毎日履いて洗濯してを繰り返し、自分だけの一本を制作中・・・