今更聞けないメンズパンツ25種類を徹底解説!

メンズパンツ(ズボン・ボトムス)は形と素材を組み合わせた名前が多く、ネットで見てもイメージの付かないことありませんか?形はわかるけど、名前が出てこない…なんて方も多いはず。そんな悩める貴方のために、主なメンズパンツの名称について、形・裾丈・素材の3項目に分けて、25種類を徹底解説しました!

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パンツの起源とは

パンツは古代から存在しました。世界最古のパンツは、中国タリム盆地の墳墓から見つかった3,300年前の物で、遊牧民が馬に騎乗する際に着用していたものと考えられています。これはイラン人やスキタイ人のようなユーラシア大陸の放牧民が着用し、後にハンガリー人やオスマン人によって近代ヨーロッパに伝達されることになります。しかし、ヨーロッパで用いられたのは貴族階級に限られ、一般人にまで普及したのは16世紀以降の近世からです。
古代中国では騎兵だけが着用していましたが、紀元前307年に趙の武霊王が、北方の遊牧民族の習慣を真似する形で乗馬に適したパンツ式の服装を初めて取り入れました。日本でも3世紀頃より直垂というパンツと同じ形式の着物が存在します。
ズボンの英名であるトラウザーズ(Trousers)という単語は中世アイルランドのtriubhas(体にぴったりとしたショートパンツ)から来たゲール語を起源としています。

形で見分ける

見た目から名前につながっている商品を紹介します。

ストレートパンツ

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出典:www.gap.co.jp

ストレートパンツは、膝から細くも太くなっておらず真っ直ぐストレートに裾まで落ちている形のパンツの事。流行り廃りの無いシルエットは、パンツの定番です。ご自身の脚の長さに合わせてすっきり着こなすことで、大人のお洒落を引き立てます。スーツやチノパンツなど、様々な生地に多用されています。

スリムパンツ

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スリムパンツは、ストレートパンツよりも全体的にスリムな形が特徴のパンツです。履くだけでいまどき感が出るので、必ず持っておきたいパンツのうちの1本。最近のスーツスタイルには、こちらのスリムフィットが主流です。オフィスにも休日にも合う、爽やかなスタイルにおすすめ。レザーシューズやブーツにも使える万能な形です。

テーパードパンツ

テーパードとは英語で「次第に細くなっていく」という意味があります。ファッションでは、腰周りはゆったりしつつ足首に向けて細身のシルエットのパンツをテーパードパンツと言います。テーパードパンツは、足の形が細く綺麗に見えることから足長効果が期待され、男女共に人気!裾を折ってアンクル丈にして、足首や靴下を見せるテクニックもおすすめです。スタイリングの決まらないお洒落初心者さんに是非。

スキニーパンツ

スキニーとは「ほっそりとした、痩せた」という意味があり、足に皮膚のようにぴったりとフィットしたパンツをスキニーパンツと呼びます。スリムパンツよりもさらに細く、パンツの中で最も細身の種類に当たります。オーバーサイズのトップスやごつめのシューズに合わせることで、メリハリのあるコーディネートが実現。足の細さに自信のある方は是非お試しください。

ジョガーパンツ(トラックパンツ)

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ジョガーパンツとは、裾にゴムがついたパンツの事。 アメリカのカジュアル・ストリートブランド「パブリッシュブランド(Publish Brand)」のジョガーパンツが特に有名です。アンクル丈かつテーパードなシルエットで、裾が主にゴムなどで絞られているパンツです。ジョガーパンツはスニーカーとあわせて、スニーカーを見せるスタイルでよく用いられます。休日のリラックスコーディネートにおすすめです。

リブパンツ

リブとは横編みの一種で、リブ編み・ゴム編み・畦編みとも言われます。 伸縮性がありニットの袖口などに使うことも多く、ジョガーパンツよりも裾の絞り部分が太いのが特徴です。スウェット生地のパンツは、今やリブスタイルが主流になっています。足が細く見えるので、男女共に人気のアイテムです。

イージーパンツ(リラックスパンツ)

イージーパンツは、ウエストをベルトではなく紐やゴムで軽く締めて着用するゆったり目のシルエットのパンツです。着脱のし易さと、リラックス感が魅力。フォーマルな見た目の物もあるので、綺麗目カジュアルコーディネートにもおすすめです。

カーゴパンツ

カーゴとは「貨物船」の意味があります。カーゴパンツとは、貨物船で働く人がよく使っていた、厚手のコットン布で作られた作業用のパンツの事。生地の厚い丈夫な綿布で作られ、腰をかがめた時にも物の出し入れがしやすい、膝上の左右に大きなポケットが付けられているのが特徴です。第二次大戦頃から、アメリカなど各国の軍隊で戦闘服のズボンとして採用され始めました。現在では作業服やカジュアルウェアとして一般にも普及しており、チノパンツよりもカジュアルなシーンにおすすめです。

ペインターパンツ

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ぺインターパンツは、ペイントされたパンツではなく、ペンキ職人がよく使っていた作業用のパンツの事。ハンマーループ(金槌を吊るすための輪)やパッチポケット、スパナポケット等がついているのが特徴です。カーゴパンツよりもルーズなシルエットが魅力。コンバースに合わせることで、ストリートカジュアルスタイルの完成です。

サルエルパンツ

サルエルパンツは、全体的にたっぷりとしたシルエットかつ股下が深く落ちて下がっており、足首の裾部分が絞られているパンツの事です。元々はイスラム文化圏の民族衣装ですが、1977年の春夏パリコレクションで登場しブームとなりました。オーバーサイズのトップスと合わせることで、流行りのビッグシルエットスタイルに!写真のようにローファーと合わせてトラッドスタイルにもいかがでしょうか。

ジョッパーズパンツ

ジョッパーズパンツとは、乗馬に使うパンツの事。動きやすいように膝上がゆったりとしており、ブーツを上から履くことを前提としているため膝下の絞ったデザインが特徴。サルエルパンツとシルエットが似ていますが別物です。最も大きな違いは、サルエルパンツは股下が下に下がっていますが、ジョッパーズは乗馬用なので下がっていない点。20代を中心としたトレンドアイテムです。

ブーツカットパンツ

ブーツカットパンツとは、ブーツを合わせるためのシルエットのパンツの事で、膝下から裾にかけてもたれないように広がりがあります。元々は、カウボーイが使用するブーツに合わせて裾部分をデザインしたことから生まれました。横から見たシルエットが特に綺麗で足長に見えるのが特徴です。その他に裾部分に広がりがあるパンツは、ベルボトム・パンツや、フレアー・パンツと呼ばれます。

ワイドパンツ

ワイドパンツは幅の広いパンツの総称です。トレンドのビッグシルエットのアイテムなのでルーズなスタイリングはもちろん、トラッドスタイルにも是非。パリコレなどにも度々登場していますが、履きこなすのが難しいためお洒落上級者さん向きです。

オーバーオール

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オーバーオールは、胸当てとサスペンダーの付いたズボンの事。元々は中に着ているトップスに汚れが付かないように作られた作業着でしたが、現在では、子どもの遊び着やファッションとしても愛用されています。普通のファッションに飽きた方に是非。

裾丈の長さで見分ける

裾丈の長さから名前が付いている物を集めました。

アンクルパンツ

アンクル(ankle)とは英語で「足首」の意味があります。アンクルパンツはくるぶし辺り、あるいはそれよりやや上までの短い丈のパンツの事です。フルレングスの物よりも足首を見せることで軽やかな印象を与えます。足長効果にも期待大。春夏はくるぶしを見せた涼しげなマリンファッションを、秋冬はショートブーツに合わせたトレンディーなスタイルを実現できます。

クロップドパンツ

クロップドとは「切り込まれた、切り取られた」の意味があります。クロップドパンツとは、裾丈をアンクルパンツよりも短くカットした物で、たいていは6~7分丈のものを指し、ルーズなウエストラインと絞り気味の裾ラインが特徴です。爽やかさとスマートなシルエットが魅力。ハーフパンツはちょっと…という方向けの春夏のアイテムです。

スラックスパンツ

スラックスは長ズボンの呼び名の1つ。スラックスとは英語で「ゆるい」を意味しており、もともとは脚の筒にゆとりのあるパンツを指す言葉でした。現在では意味が拡大し、主にスーツの下に履くようなパンツに使われています。近年流行りのトラッドスタイルにおすすめ。ドレッシーなシューズと合わせて綺麗目コーディネートに是非。

ハーフパンツ

ハーフパンツは、ハーフ丈つまり膝丈のショートパンツの事。夏のお洒落やトレーニングウェアには欠かせないアイテムです。最近ではクールビズの一環として、ハーフパンツのセットアップもたくさん出ています。ビジネスやパーティーシーンにおいてのお洒落におすすめです。

クォーターパンツ

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クォーターパンツとは、クォーター丈つまり足の4分の1の丈のショートパンツの事。ハーフパンツよりも短い丈の長さが特徴です。主にトレーニングウェアとしてスポーツメーカーにて販売されています。ランニングや筋トレ時のウェアに是非

素材で見分ける

素材の名前が付いている物を集めました。

デニムパンツ

デニムジーンズは元々、ゴールドラッシュに湧く北米の鉱山で生まれた鉱夫らの作業着でした。作業中パンツがすぐに掏り切れてしまうという悩みを解決するため、キャンバス生地を用いて銅リベットでポケットの両端を補強したワークパンツであるデニムジーンズが鉱夫の間で流行。その後カジュアルシーンに欠かせないアイテムへと進化しました。

チノパンツ

チノパンツとは、イギリス陸軍のカーキの軍装やアメリカ陸軍の作業着が起源とされる、チノクロスという厚手の綾織りのコットン生地を使ったパンツの事。「チノ(Chino)」は、スペイン語で中国人という意味があります。米西戦争の戦地であったフィリピンから帰国した兵士により1900年代にアメリカ国内に広まりました。カジュアルシーンに欠かせない、1年通して履くことのできる万能アイテムです。写真のようにレザーシューズにもスニーカーにも合うので、お洒落初心者さんにもおすすめです。

コーデュロイパンツ

コーデュロイは、綿横ビロード織りした織物の1つです。保温効果が高いので冬服に使われることが多く、縦うねが特徴。日本国内では90%以上が静岡県で製造されており、黒板消しやレコード拭きにも利用されました。履くだけで季節感が出るので、秋冬のコーディネートに1本あるととても便利なアイテムです。

リネンパンツ

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リネン(linen)はフランス語のリンネル(liniere)から来ており、亜麻の繊維を原料とした織物です。そのリンネルを使用したリネンパンツは、光沢があり薄地で肌触りの良いさらりとした丈夫で吸湿性がある素材から、夏物の服に使用されることが多くあります。素地の色は白か淡い黄色ですが、使うほどに風合いがよくなります。原産地はフランス北部・ベルギー・ロシア・東欧、中国など。コットンやシルクに比べて吸水・発散性に優れていることから、近年夏の必須アイテムとして大注目の生地です。

シアサッカーパンツ

シアサッカーとは、しじら(縞状のしぼ)の入った織物の事。しじら織やサッカーともいわれます。 シアという言葉には「薄い、透き通る」といった意味があり、元来インド産の柔らかい亜麻布のことをシアサッカーと呼んでいました。現在は亜麻布製ではなく綿製が多く、涼しくて快適な着心地が魅力の1つ。シアサッカーの生地は、波のような縞ができていてシワになりにくいなどの特徴があります。涼しげな印象を与えるので、夏のお洒落にぴったりです。

スウェットパンツ

スウェットとは運動時など吸湿性の高い綿ジャージーの素材の事。英語で「汗」という意味があり、伸縮性、吸汗性、防寒性にも優れています。その素材を使用したパンツがスウェットパンツです。近年ではダウンベストやレザージャケットを合わせたスポーツテイストな着こなしが流行しており、メリハリのあるコーディネートにおすすめのアイテムです。

これで貴方もお洒落上級者!

気になるアイテムはありましたか?流行によって年々さまざまな形のパンツが生み出されていきます。その中でも流行り廃りの無いおすすめの25種類を集めました。パンツは個性の出る場所であり、休日のお洒落はパンツで決まるといっても過言ではありません。ご自身の脚の形にあったお気に入りのアイテムを是非見つけてみてください。

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ミト

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よく寝てよく食べる都内の女子大生。元セレクトショップ店員。メンズアパレル業界で得た知識を生かしてトレンドに敏感な記事を書いていきます!珈琲と日本酒とおいしいごはんがすき。休日は漫画を読んだり、ごろごろしたりするインドア派ですが、海外旅行にもよく行きます。

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