チノパンおしゃれコーデ決定版！春夏秋冬季節別の着こなし術【メンズ】

そもそもチノパンとは？？

チノパンとは、もともとアメリカ陸軍の作業着として使われていたパンツが起源となっており、チノとは、チノクロスという厚手の綾織りのコットン生地のことを指しています。
軍隊でも使われていたように、生地は丈夫なので、現在ではカジュアルシーンで人気の定番アイテムの1つになっています。
色はベージュやカーキが代表的になっていますが、そのほかにもネイビーや白、生成りなど様々な色が売られているためコーディネートの幅は無限大です。

代表的なチノパンの色

ベージュ

チノパンといえばまず初めに思い浮かぶ色がベージュという男性も多いと思います。
最近では、ベージュのチノパンはビジネスカジュアルやジャケパンスタイルでも使われることが多く、1枚持っておくだけで様々なコーディネートを楽しむことができるので、この色は外せません。
一口にベージュといっても、濃淡は様々で、ブランドによって色味も少しづつ違うので、コーディネートや季節によって使い分けてみてください。

オリーブ

オリーブもベージュに次ぐ人気カラーの1つですが、色味の影響でミリタリーテイストがより強く出てしまうので、キレイめカジュアルなコーディネートをするには注意が必要です。
白シャツや白スニーカーなどの、清潔感のあるクリーンなアイテムと合わせることで、大人の男性らしい知的なコーディネートをすることができます。
夏に履いてしまうと少し重たいので、春秋冬のスリーシーズンに着こなすのがおすすめです。

ネイビー

ネイビーのチノパンは、上の2色ほど人気がありませんが、実はチノパンの中で最もコーディネートの幅が広いアイテムです。
デニムだとラフでカジュアルな印象になりすぎてしまい、スラックスだとかっちりして引き締まりすぎる場合には、ネイビーのチノパンを合わせてコーディネートしてみてください。
ワイシャツからTシャツまで様々なアイテムを、キレイめカジュアルなコーディネートで着こなすことができ、年中活躍する色なので、持っていない男性はマストバイです。

白

白のチノパンツはとてもクリーンで爽やかな印象になるので、春夏のコーディネートにはもってこいのアイテムですね。
デニム素材の白パンツよりもワイルドさがなく、大人の男性らしいキレイめカジュアルなコーディネートに合わせるととてもよくなじみます。
ジャケパンスタイルに白のチノパンを取り入れる場合は、センタープリーツが入っているデザインのアイテムを選ぶと、よりかっちりした印象になります。

知っておきたいチノパンコーデのポイント

シルエットはすっきり見せる

チノパンは起源が軍服という歴史もあるため、ダボっとしたシルエットでコーディネートしてしまうと、キレイめな雰囲気が台無しになってしまうので注意が必要です。
トレンドシルエットのテーパードが入ったタイプのデザインをチョイスすると、ひざから先がスラリと見えるのでコーディネートがすっきりした印象になり、脚長効果も期待できます。
メンズのワイドタイプのチノパンも流行しましたが、大人の男性はコーディネートしづらいので、ストレートかテーパードタイプをチョイスしましょう。

キレイめカジュアルを意識する

自分の身体に合ったすっきりしたシルエットのチノパンを選んだあとは、キレイめカジュアルを意識してコーディネートしてみてください。
特に、足元に合わせるシューズはレザーシューズや白スニーカーなどのクリーンな印象になるアイテムを取り入れるのがおすすめです。
チノパン×デニムジャケットなどカジュアルなアイテムの組み合わせは定番ですが、野暮ったくならないようにクリーンなアイテムを組み合わせましょう。

ビジネススタイルにはセンタープリーツ入りのチノパンを

キレイめなジャケットに合わせるチノパンは、センタープリーツが入っているデザインのアイテムがおすすめです。
カジュアルなジャケットに合わせる分には、センタープリーツが無くても構いませんが、肩パッド等が入っているしっかりしたつくりのジャケットとはちぐはぐな印象になってしまうので注意が必要です。
色味は、薄いベージュや生成り、ネイビーなどの清潔感のある色を合わせましょう。

≪季節別≫チノパンコーディネートのポイント

春

春のチノパンコーディネートは、明るい色味のアイテムを取り入れることを意識しましょう。
ベージュやオリーブのチノパンを選ぶにしても、他の季節よりも少し明るい色味を選ぶことで、コーディネート全体が明るくなり季節感が感じられます。
シャツ×チノパンなどの定番の組み合わせのコーディネートが多くなるので、シューズや小物などこだわりを持って選ぶのがおすすめです。

夏

夏のチノパンコーディネートは、爽やかさと清潔感がポイントです。
特に、先ほどもご紹介した白のチノパンを取り入れたコーディネートが最もおすすめです。
カジュアルな印象にはなりますが、場合によっては長ズボンだけでなく、チノショーツも使い分けることができれば完璧です。
足首は見せて、爽やかにコーディネートしたいですね。

秋

秋のチノパンコーディネートは、ベージュやオリーブなど季節感のある色味が活躍します。
合わせるトップスがボリューミーになってくるので、全体の印象が野暮ったくならないようにYシルエットを意識して、チノパンはすっきりしたデザインのものをチョイスしましょう。
様々な色味のチノパンを着こなせるので、コーディネートするにはもってこいの季節です。

冬

冬のチノパンコーディネートは、秋のポイントと同様に色使いに気をつけます。
足元も、ボリューミーなシューズを合わせることが多いので、暗い色のチノパンでコーディネートする場合は、靴下か足首をチラ見セすることで抜け感を取り入れ、重たすぎる印象にならないようにしましょう。
小物などで明るい色味のアイテムをとりいれ、コーディネートにメリハリをつけると、ワンランク上のチノパンコーディネートになります。

春のチノパンコーデ集

白シャツ×チノパン×スウェードシューズ

春のチノパンコーディネートの定番といえば白シャツ×チノパンの組み合わせです。
テーパードが入ったすっきりしたシルエットのチノパンと、白シャツを合わせるだけで簡単にキレイめカジュアルなコーディネートが完成します。
周りの男性とコーディネートで差をつけたい場合は、写真のようにスウェードシューズと合わせることで、こなれ感を演出することができます。
ベルトの素材と色を、シューズに合わせてブラウンスウェードにすればコーディネートは満点です。

ニット×チノパン×レザーシューズ

上でも紹介したシャツとチノパンを合わせたコーディネートですが、肌寒い春の日にはニットを合わせてコーディネートしてもキレイめなコーディネートになります。
この場合は、白シャツだとコーディネートから浮いてしまうので、サックスブルーのシャツを合わせて、ネイビーニットとの統一感を出します。
足元は、スニーカーでもキレイめな印象のコーディネートになりますが、ブラウンのレザーシューズを合わせることで、より大人の魅力が感じられるのでおすすめです。

Tシャツ×チノパン×デッキシューズ

オリーブのチノパンを春にコーディネートするなら、少し明るい色のアイテムをチョイスすることで、爽やかな春らしい印象になります。
トップスはシャツではなく、Tシャツを合わせてコーディネートしていますが、ボーダーTシャツを取り入れることで、マリンルックを意識し爽やかさを加えています。
足元は春らしい抜け感を取り入れるために、チノパンをロールアップして素足にデッキシューズを合わせて、軽快な印象を取り入れながら、おしゃれにまとめています。

ジャケット×チノパン×レザーシューズ

春らしいコーディネートを1つのアイテムで作り上げるには、パステルカラーのチノパンが最適のアイテムです。
色が薄いパステルカラーは膨張色なので、写真のパンツのように細身のシルエットを意識して、すっきりとジャケットにまとめるコーディネートを意識してください。
薄い色でまとめたコーディネートのセパレートとして、ブラウンのレザーベルトで全体の印象を引き締めるテクニックは真似したいですね。

ジャケット×チノパン×レザーシューズ

こちらのコーディネートは、ビジネスでも活躍するネイビーのチノパンを使ったキレイめジャケパンスタイルです。
春らしいベージュジャケットと合わせるパンツは濃い色が相性が良いので、センタープリーツ入りのネイビーチノパンを合わせてシンプルに決めましょう。
それぞれのアイテムのデザインはシンプルですが、色使いとアイテムのチョイスで統一感のある、スタイリッシュな春のジャケパンスタイルに仕上がっています。

夏のチノパンコーデ集

白シャツ×チノパン×ストローハット

春のコーディネートはでもご紹介した、白シャツとチノパンの定番コーディネートですが、合わせる白シャツを開襟シャツにするだけで、爽やかに見える夏のキレイめスタイルになります。
トレンドアイテムの1つである開襟シャツですが、リネン素材の涼しげなデザインをチョイスすることで、着心地も見た目も涼しげな印象になり汗をかいても快適です。
夏のコーディネートに合わせるパンツにしては、少し濃い色なので、小物にストローハットを合わせて夏らしい爽やかさをプラスすれば完成です。

ポロシャツ×チノパン×ローファー

ネイビーのポロシャツに白のセンタープリーツ入りのチノパンを合わせると、クールビズでも活躍するキレイめ大人カジュアルスタイルが完成します。
きちんと決めたい場合は足元にレザーシューズを合わせ、カジュアルに着こなしたい場合は写真のようにスウェードシューズを合わせることで抜け感を演出できます。
ポロシャツのクリーンでスポーティーな印象を際立たせるために、白のチノパンはすっきりしたデザインをクロップドで合わせるのがおすすめです。

シャツ×チノパン×ローファー

サックスブルーのシャツと白のチノパンの組み合わせは、夏の定番爽やかスタイルです。
薄い色のシャツと合わせてしまうとぼんやりした印象になってしまうので、合わせるシャツは少し青みの強いアイテムを選びましょう。
半袖のシャツを着るのに抵抗のある男性も、長袖のシャツを腕まくりして着こなすと、夏らしさと男らしさを同時に演出することができます。
ローファーは、レザーシューズの中でもカジュアルな印象になり歩きやすさも兼ね備えているので、夏のコーディネートには素足に合わせて抜け感を取り入れましょう。

ジャケット×ポロシャツ×チノパン

ポロシャツとチノパンのコーディネートに、サマージャケットを合わせると、より大人の男性らしい落ち着きのあるコーディネートになります。
ネイビーのジャケットを合わせる場合には、短調な色味になりすぎないようにボーダーのポロシャツを合わせるとコーディネートにメリハリがつきます。
ネイビーとホワイトの二色コーディネートですが、ポケットチーフはハズしの色味として赤系の色を取り入れることでアクセントカラーとなり、こなれ感を演出できます。

ポロシャツ×チノパン×白スニーカー

ネイビーのチノパンは、黒のポロシャツと合わせたシックなコーディネートでも活躍します。
濃い色なのでコーディネートは引き締まりますが。野暮ったい印象にならないように、ポロシャツもチノパンもすっきりしたシルエットのデザインのアイテムを選ぶとより良いでしょう。
カジュアルなコーディネートをする場合のポロシャツの襟は、爽やかに素肌を見せるために開けて着こなしましょう。
夏らしく抜け感を取り入れるために、足元は爽やかな白スニーカーを合わせれば完成です。

秋のチノパンコーデ集

デニムジャケット×チノパン×ブーツ

デニムジャケットとチノパンを合わせることで、定番のアメリカンカジュアルスタイルを意識したコーディネートになります。
野暮ったい雰囲気にならないポイントは、全体のシルエットをすっきりさせることです。
デニムとチノ、レザーを組み合わせることで素材のメリハリをつけ、コーディネートが足元で引き締まるような工夫がされています。
大人の男性であれば、デニムジャケットはウォッシュ加工があまり施されていないシンプルなアイテムで合わせるのが良いでしょう。

ニットカーディガン×Tシャツ×チノパン

ネイビーとベージュの色合わせは、コーディネートを知的な印象に仕上げてくれます。
ざっくりした編みのニットカーディガンは、カジュアルで温かみのある雰囲気になるので、Tシャツと合わせてもうまくマッチします。
秋のコーディネートに合わせたいチノパンは、生成りに近い色味の薄いものではなく、少し濃い色のアイテムを合わせると季節感がでます。
ベルトの色味はブラウンにすることで、パンツの色味とメリハリがつき、コーディネートがスマートにまとまります。

ジャケット×Tシャツ×チノパン

写真のコーディネートのような、カジュアルなつくりのジャケットであれば、センタープリーツ入りのチノパンと合わせずとも、ジャケパンスタイルはまとまります。
オリーブの色味が濃いので、インナーに合わせるTシャツとアウターのジャケットは軽やかに明るい色身を合わせます。
濃い色のパンツと、濃い色のレザーシューズを組み合わせてしまうと、重たくなりすぎてしまうので、足首を見せて、コーディネートに抜け感を追加します。

ニット×チノパン×ブーツ

オリーブグリーンのチノパンは、ブーツと合わせたコーディネートにもマッチします。
オリーブ×ネイビーの色合わせは秋の定番スタイルなので、ぜひ覚えて他のコーディネートにも応用してみて下さい。
チェックシャツの主張が強くて1枚で着るのに抵抗がある男性は、ニットの下に合わせて、襟と袖からチラ見せすることで、さりげなく柄物を取り入れることができます。
秋のコーディネートは、足元にボリューム感を取り入れるだけでおしゃれに見えますよ。

ジャケット×シャツ×チノパン

ネイビーとブラウンの組み合わせは「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれ、イタリアの伊達男に親しまれている定番のスタイルです。
秋らしいジャケットと合わせるシャツは、清潔感のある白がおすすめです。
写真のコーディネートはノータイですが、シーンによってはニットタイなどを合わせてもスマートなジャケパンスタイルにきまります。
スウェードシューズを素足で合わせるテクニックは、簡単に抜け感を取り入れることができるので、覚えておきたいテクニックです。

冬のチノパンコーデ集

デニムジャケット×ニット×チノパン

最近では、チノクロスを生地に使用した、ジョガーパンツタイプのデザインのアイテムもトレンドなので、こちらのもおすすめです。
通常のチノパンよりも、よりカジュアルな印象になりラフな着こなしになります。
デニムジャケットとチノパンツの組み合わせは、ラフな印象になりがちなので、ニットのインナーにはチェックシャツを合わせて、襟を見せるのと同時に柄をチラ見せします。
ジョガーパンツスタイルはスポーティーな印象になるので、スニーカーを合わせましょう。

トレンチコート×チノパン×ブーツ

キレイめな印象なトレンチコートとチノパンを合わせると、大人のキレイめカジュアルコーディネートが完成します。
大人の男性であれば、コートの下にネイビージャケットを合わせることで、ジャケパンスタイルも同時に取り入れることができます。
こちらのコーディネートでもう一つ注目したいのがレザーのバックパックです。
最近のトレンドのバックパックですが、レザー素材のものだと大人の男性でも合わせやすく、キレイめなコーディネートにもマッチします。

ステンカラーコート×デニムジャケット×チノパン

アウターとしても活躍するデニムジャケットですが、寒さのピークの季節には、コートのインナーとしても活躍する万能アイテムです。
先ほどのコーディネートでは、1枚で合わせていたのでウォッシュ加工の少ないクリーンな印象のデザインでしたが、こちらはアウターにキレイめなステンカラーコートを合わせているので、多少ラフなデザインでもきれいにまとまります。
重くなりがちな冬のコーディネートも、足元に抜け感を取り入れることですっきり見えます。

ジャケット×チノパン×レザーシューズ

冬のジャケパンスタイルには、重厚感のあるダブルのデザインがおすすめです。
年配の男性が着ている印象が強いダブルのジャケットですが、絞りが入ったスリムなデザインのものを選ぶことで、トレンドキャッチ―でモダンな印象のコーディネートになります。
カジュアルなジャケパンコーディネートに仕上げる場合は、挿し色としてライトグレーのニット帽を合わせると、重たい色のコーディネートに抜け感が加わります。
ジャケパンをこなれた印象に見せるポイントは、ポケットチーフにあるので、忘れずに合わせましょう。

キルティングジャケット×チノパン×チャッカブーツ

キルティングジャケットは、冬のコーディネートをクラシカルに仕上げてくれるので、特徴的なアウターを取り入れたい男性にはおすすめです。
合わせるチェックシャツは、柄が浮かないように同系色のソリッドタイを合わせ、ジャケットを羽織ることで見える面積を減らし、コーディネートになじませます。
スウェード素材のチャッカブーツは、温かみとおしゃれ感を同時に取り入れることができる万能アイテムなので、秋冬のコーディネートに合わせて、季節感を演出しましょう。

一年中チノパンを楽しもう

いかがでしたか？
チノパンは色選びとコーディネート次第で、一年中着こなすことができる万能アイテムです。
カジュアルになりすぎないように、キレイめなコーディネートを意識して、大人らしい着こなしを意識してみてください。
定番アイテムをかっこよく履きこなすことができれば、おしゃれメンズ間違いなしです。