忘年会シーズン到来!「休肝日」を設けることは本当に大切?!
忘年会シーズンが到来し、毎日のようにお酒を飲むという方も多いのでは?健康な体を維持するために必要な休肝日とその過ごし方についてご紹介します。
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忘年会・新年会シーズン到来
2016年も残りわずか。年末ならではの「忘年会シーズン」がやってきましたね。
そして年が明けたら新年会。この時期になると、毎日のように飲みの予定が入り、週末には何軒もの会をはしごする・・・なんてシーンも出てきますよね。
もちろん、会に参加し一年を振り返るのは親睦を深めるためにもとても大切。そして新年の幕開けを共に過ごすことも大切ですよね。とはいえ、毎日のようにアルコールを飲んでいては、体には大きな負担がかかっています。
世の中には、「休肝日」という言葉存在しますが、これはその名の通り肝臓を休める日を意識的に作るということです。とある見解では、アルコールは摂取総量だから、休肝日をもうけても他の日に異常に飲んでいたら意味がないという説もあります。もちろん、それは正しく、異常な摂取量を重ねいたらいくら休肝日をもうけても肝臓が休まることはありません。
とはいえ、毎日のようにお酒を飲む方の肝臓が疲れているのも事実。休肝日の大切さとメリットについて詳しくご紹介します。
休肝日を作る意義とは
アルコールを摂取すると、分解するために働くのは肝臓です。毎日のようにお酒を飲み続けていると、肝臓は延々に働くことになりいつまでも休むことができません。
肝臓がダメージをつけてうまく働くことができなくなってくると、だんだん肝臓にも中性脂肪が溜まってきます。そしてさらに悪化すると、肝臓だけでなく胃や腸などといった他の消化器官もあれ、普通の食事さえも消化不良になってしまうのです。
悪化すると重大な病気に?
肝臓は、沈黙の臓器とも言われています。これは、多少のダメージでは症状に現れず、自覚症状が出てくるときにはもう深刻なまでに病気が進行してしまっているということを意味します。肝硬変や肝臓がんなど、肝臓にまつわる病気は深刻で、気づいたときにはもう手遅れ・・・なんてことも大いにありえます。
「毎日お酒を飲んでいても自分は大丈夫」という甘い考えは捨て、定期的に検診を受けながら休肝日を作ることが大切です。
休肝日の過ごし方
休肝日を設ける意義とは、肝臓を休ませることで他の臓器にも負担をかけないことが目的です。この日はアルコールの摂取を控えるだけなく、消化器官に負担のかかるような揚げ物やスナック菓子、ジャンクフードなどを控え、消化に良いものを食べることが必要です。
また、砂糖の入った清涼飲料水やジュースなども控えましょう。これらは血液循環を悪くし、せっかくの休肝日の効果を半減させてしまいます。
休肝日はなるべく「デトックス」を心がけ、湯船に浸かって汗を流すなど循環作用が高まることを実践してみましょう。
塩分の高い食事も内臓に負担をかけます。何を食べようかと迷ったら、薄味の和食がオススメですよ。
休肝日を設ける頻度
毎日お酒を飲む方にとっては、休肝日を設けることも一苦労かもしれません。そんな方は、まずは量を減らす日を作ってみましょう。「今日は一杯だけ」という日をできるだけ多く作り、少しでも負担を減らすことが大切です。
しっかりと休肝日を設けられる方は、できれば週に2回はアルコールを摂取しない日を作りましょう。とある研究では、休肝日を週2日作ることで死亡リスクが1.5倍下がったと言われています。
もちろん、休肝日は多ければ多いほど健康的。特に、40歳を超えると肝機能が低下するといわれいるので、年齢に合わせて休肝日の頻度も多くしてくださいね。
肝臓を休ませて健康的な体に
いかがでしたか?
忘年会・新年会シーズンで毎日のようにお酒を飲むという方は、意識的に休肝日を作ったり量を減らして負担を軽減することが大切です。
どうしてもお酒を飲まなけれいけない時には、それ以上負担をかけないよう食事面も工夫してくださいね。
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この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。