愛車で行く!サイクリストの聖地「しまなみ海道」輪行方法と宿泊施設紹介
本記事では、サイクリストの聖地「しまなみ海道」に自分の自転車を輪行する方法と、サイクリストにおすすめの宿泊施設を紹介します。愛車を持ち込んでしまなみ海道に挑みたい方はぜひ参考になさってください。
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サイクリストの聖地「しまなみ海道」の魅力
しまなみ海道は、愛媛県今治市と広島県尾道市をつなぐ、全長約60mの自動車専用道路です。このうち、新尾道大橋以外の各橋には、自電車・歩行者専用道路が整備されていて、島々のコースも含めると約70㎞のサイクリングコースがあり、こちらが全国的にも知られています。しまなみ海道が「サイクリストの聖地」と呼ばれるようになったのは、海の上を自転車で渡り、瀬戸内海の美しい多島美を眺めながら走れる貴重な体験ができるからです。自動車道よりも橋の縁を走る事になるため、眼下に海を眺め、まるで宙に浮いているかのような爽快感は、日頃のストレスも忘れる魅力があります。
日頃、ロードバイクで身体を鍛え、体力がついてきたのなら、1度しまなみ海道を愛車で走り抜けてみませんか?本記事では、しまなみ海道に自分の自転車を持ち込むための手段、交通機関や自転車持ち込みで宿泊できる施設をご紹介します。サイクリストの憧れ、しまなみ海道走破にぜひ1度挑戦し、達成感を味わいましょう。
しまなみ海道に自転車を持ち込む方法4パターン+α
しまなみ海道では、レンタサイクルの施設も充実しています。しかし、自分の愛車で走破したい場合は、何らかの形で自転車を持ち込まなければなりません。自転車を持ち込む方法について4パターンご紹介しますので参考にしてください。
1.飛行機(松山空港 or 広島空港)
各航空会社では、自転車を輪行袋または専用の段ボール箱に入れる事で、手荷物として運べます。飛行時の破裂防止のため、タイヤの空気は抜く必要があり、ペダルは外し、ハンドル固定も必要です。各社、上限重量があり、特にPeachは20kgと他社に比べて少々厳しいため気を付けましょう。
広島空港側から尾道に入る場合は、バスにそのまま自転車を持ち込んでJR尾道駅まで行けます。松山空港側から今治に行く場合は、リムジンバスか自走5.8kmでJR松山駅に行き、そこからJRに乗って波止浜駅まで行くといいでしょう。松山空港にはサイクルステーションがあり、フロアポンプや工具が揃っていますので自転車の組み立ても楽です。尾道側は、JR尾道駅に、自転車の組み立て場所が確保されています。
2.鉄道(新幹線・JR在来線)
JRの場合、自転車の運搬料金は無料です。しかし自転車を収めた輪行袋は、3辺の合計250cm以内でなければならず、全てのパーツが袋の中に入った状態でなくてはなりません。尾道側に行く場合は、新幹線で新尾道駅まで来て、その後10分程度自走するとJR尾道駅に到着です。今治側に行く場合は、新幹線で岡山駅まで行きそこからJR瀬戸大橋線で波止浜駅まで行くと到着です。
3.フェリー
大阪南港からフェリーで愛媛県西条市の東予港まで行く事もできます。フェリーの場合は、自転車を輪行袋に入れる必要はありません。東予港から3㎞程度自走してJR壬生川駅から波止浜駅まで行けばOK。関西在住の場合限定ですが使える方法です。
4.宅配便
しまなみ海道での宿泊が決まっている場合、宿泊施設に自転車を送ってしまう、という方法もあります。対応している業者はいくつかありますが、そのうち3社をご紹介します。輪行袋を使ってヤマト便やシクロエクスプレスで送るか、専用の段ボールを使って佐川急便の「しまなみ海道手ぶらサイクリング」を利用するか、サービスを見比べて利用するといいでしょう。
・シクロエクスプレス:http://cycloexpress.co.jp/
・しまなみ海道手ぶらサイクリング(佐川急便):http://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2015/1009_1036.html
・ヤマト便(ヤマト運輸):http://www.kuronekoyamato.co.jp/yamatobin/yamatobin.html
番外:現地の高速バス
自宅からしまなみ海道へ自転車を持ち込む、という方法ではありませんが、尾道と今治の間を約1時間半で走る高速バス「しまなみサイクルエクスプレス」は、自転車の積載を予約しておくことで自転車の持ち込みが可能です。尾道側に宿を取り、今治まで走った後にもう一度尾道に戻りたい場合など、うまく使えば現地での移動が楽になります。手荷物料金は不要で、輪行袋に入れるか前輪を外した状態で持ち込みOK。
しまなみサイクルエクスプレス:http://onomichibus.jp/cycle-exp/
サイクリストにおすすめ!自転車を持ち込める宿泊施設
次に、しまなみ海道沿いにある宿泊施設のうち、サイクリストに嬉しい配慮のある宿を3軒ご紹介します。自転車を客室に持ち込めたり、整備場所があったりしますので、愛車を持ち込んでしまなみ海道に回る際には要チェックです。
1.今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山
今治側の起点となる、「今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山」は、部屋の中に自転車が持ち込める宿泊施設です。部屋の窓からは来島海峡大橋が見える絶好のロケーションで、前泊して朝からサイクリングに行くのにはちょうどいいでしょう。
【基本情報】
住所:愛媛県今治市砂場町2丁目8番1号
電話:0898-41-3196
チェックイン:15:00 (23:00~翌7:00まで閉鎖)
チェックアウト:10:00
URL:http://www.sunrise-itoyama.jp/
2.HOTELCYCLE ONOMICHI U2
「HOTELCYCLE ONOMICHI U2」は、尾道の起点となる尾道港の近くにある、サイクリストのためにあるホテルです。チェックイン・チェックアウトは自転車に乗ったままできますし、自転車は客室保管のため、客室内にはサイクルハンガーがあります。また、ホテル内で自転車のメンテナンスもできて便利です。敷地内にはジャイアントストアがあるため、少し覗いてみるのも楽しいでしょう。
【基本情報】
住所:広島県尾道市西御所町5-11
電話:0848-21-0550
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00
URL:http://onomichi-u2.com
3.グリーンヒルホテル尾道
JR尾道駅の真ん前に位置し、尾道港の上にあるのが「グリーンヒルホテル尾道」です。目の前には尾道水道が広がり、眺望も良好。自転車の持ち込みも可能で、尾道観光も含めて拠点にしてもいいでしょう。部屋も広々としてゆったりできるホテルです。
【基本情報】
住所:広島県尾道市東御所町9-1
電話:0848-24-0100
チェックイン:14:00
チェックアウト:11:00
URL:http://shimanami-gho.co.jp
しまなみ海道で自分の限界を試す
しまなみ海道への自転車持ち込み方法とおすすめの宿をご紹介しましたがいかがでしたか?しまなみ海道は全長約70kmで整備されているとはいえ、高低差のかなりあるサイクリングコースです。初心者なら10時間、慣れた人なら3時間で走破する人もいるとか。自分がどこまで走れるのか、美しい景色を眺めながらも限界に挑戦するのもまたよいのではないでしょうか。
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この記事のライター
植田正治のように、本当に好きなものしか紹介しない、そんなライターに私はなりたい。目下の興味は、旅、写真、おいしいものとにゃんず。