【ジャンル別】大人が観ても楽しめるアニメおすすめ30選
27歳の現役アニオタによる大人が観ても楽しめるアニメ作品をジャンル別に30作品紹介します。アニメ好きな方も、これからアニメを観てみようという初心者(大人向け)の方にも自信を持っておすすめできる作品です。
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アニメの好みは「信じる神」に近い
この記事は、筆者が好きなアニメ作品をヒューマンドラマ、ラブコメ、アクションなどのジャンル別で合計30個列挙するものですが、最初にこれだけは伝えさせてください。
僕は「アニメの好みは信教の自由と同じ」だと考えています。何が正しくて何が間違っているということはなく、純粋に信じている神様の違いに過ぎません。だからお願いします、この記事の中で嫌いな作品がオススメとして紹介されていたり、あるいは好きな作品が紹介されていなかったとしても、どうか石を投げないでください。
紹介作品タイトル
ヒューマンドラマ(5作品)
・イヴの時間
・CLANNAD〜After Story〜
・SoltyRei(ソルティレイ)
・プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ
・昭和元禄落語心中
ラブコメディ(6作品)
・神風怪盗ジャンヌ
・桜蘭高校ホスト部
・月刊少女野崎くん
・ちはやふる
・のだめカンタービレ
・私がモテてどうすんだ
アクション(6作品)
・バンパイアハンターD(劇場版)
・カウボーイビバップ
・攻殻機動隊S.A.C.
・精霊の守り人
・ストレンヂア
・SAMURAI7
コメディ(10作品)
・瀬戸の花嫁
・天体戦士サンレッド
・おねがいマイメロディ
・ジュエルペット サンシャイン
・ジュエルペット きら☆デコッ!
・生徒会役員共
・はたらく魔王さま!
・ハッカドール THE あにめ~しょん
・あずまんが大王
・KING OF PRISM by PrettyRhythm(キングオブプリズム)
ロボットアクション(3作品)
・蒼穹のファフナー
・コードギアス 反逆のルルーシュ
・機動戦士ガンダムSEED
それでは、参ります。
ヒューマンドラマ
こちらの章では感動ヒューマンドラマ系の作品を紹介します。他の章でも感動する作品は多くあるのでMECEな分類ではなく恐れ入りますが、ご容赦ください。
イヴの時間
ナギさん、アンドロイドだけど可愛い。
ロボット技術の発展により、人間とアンドロイドとが見た目にはほとんど変わらなくなった未来の(おそらく)日本が舞台の作品です。「人間とアンドロイドとを区別しない」特別なカフェで繰り広げられるヒューマン(?)ドラマですが、泣けます。心揺さぶられます。
あと、作中でアンドロイドがコーヒー飲んでいるのですが、吸収する器官がなくない?と思っていました。ないですよね?
近年AIが話題になるようになって、イヴの時間が再び少しずつ知られるようになったきたと感じており、嬉しく思います。
CLANNAD〜After Story〜
本当に古河家は温かくてよい家族。
「CLANNADは人生」と形容されることもある作品です。一貫して家族の絆をテーマに据えていて、唯一の肉親の父親とも不仲だった主人公の智也が、渚という伴侶を得て、義両親とも家族になって、新しい命を授かると同時に大きな喪失を経験しながらも、父親との関係も修復し、親友に支えられ、という、人と人との繋がりが構築されていく様を丁寧に描いています。
智也が娘の潮(うしお)と二人で旅行に行った帰りの電車で渚のことを話すシーンで泣かない人は、この世の中に存在しないと思っています。
高校時代に観たアニメですが、自分に家族ができた時にまた見返したいなと思います。
「小さな手のひら」アップテンポの曲ではないので、この曲単体でよいと感じられる方は少ないと思っていますが、CLANNADの内容を踏まえて聴くと非常に味わい深い名曲です。
SoltyRei(ソルティレイ)
セルティの髪型、再現不可能な気がしています。
「AI(アイ)はプログラムされるのか」という副題を掲げた作品であり、先ほど紹介した『イヴの時間』と同様に、こちらの作品でもAIが登場します。
『SoltyRei』のストーリーは、妻と娘を亡くして心に傷を負った主人公のロイ(おっさん)が、AI少女セルティとの出会いを通して救われていくというもので、本作のヒロインは間違いなくこのおっさんだと思っています。
あと割とどうでも良いことですが、インテグラやアクセラ、シルヴィアなど、クルマ由来の名前が登場人物に付けられているのも特徴です。
プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ
いつの時代も、宇宙でも、サラリーマンは大変だなと思える作品です。
「ケスラーシンドローム → 無重量用軸受け → ケレス → スピン抜け → 計器飛行 → ウィンドウ開け → ケネディ宇宙センター → アナンケ → 鍵盤ハーモニカ → 髪の毛 → 結婚しよう → うん」
僕からは以上です。
幸村誠の作品では、『ヴィンランド・サガ』なども有名ですね。
素晴らしい人生だから、自分を愛する勇気を持とう
昭和元禄落語心中
親から子へ、師匠から弟子へ、「伝えていくこと」をテーマにした作品だと感じます。
落語というニッチな題材のアニメーション作品だけに、落語の場面をどのように描くのか気にしながら観ていたのですが、学生時代に落語研究会に所属していた声優を起用し、実際に落語をほぼフルで演じさせるというものでした。山寺宏一、石田彰をはじめとした実力派声優の皆さん、とにかく上手かった。
ストーリーとしては、ヤクザの鉄砲玉として兄貴に代わって服役していた主人公の与太郎が獄中で八雲が演じる落語と出会い感化され、出所後に八雲に弟子入りして落語の世界で成り上がっていくというものです。師から弟子へ、親から子へ、伝統芸能である落語を通じて思いや愛が受け継がれていく様を描いた良作だと思っています。
OPの作詞作曲は椎名林檎です。
ラブコメディ
こちらの章では、主に少女誌で連載されていたラブコメ作品を紹介します。男性が観ても楽しめるものも結構あると思っていて、懐かしいものから最近のものまで挙げているので、興味を持っていただければ幸いです。
神風怪盗ジャンヌ
強気に本気、無敵に素敵、元気に勇気!
闇に生まれし悪を封印するために怪盗ジャンヌ、神に遣わされただいま参上!
今宵もまやかしの美しさ、いただき!
種村有菜の名作です。説明する必要すらないかもしれないと思っています。
昼は普通の女子高生の日下部まろん、しかしてその実体は、ジャンヌ・ダルクの生まれ変わりの怪盗ジャンヌなわけです。美術品に憑依した悪魔の魂を回収するために、画鋲みたいなアイテムを駆使して奮闘します。
ジャンヌも可愛いんですが、何よりシンドバッドがかっこよくて、幼い頃はハチマキを好んで巻いていました。黒歴史です。
神風怪盗ジャンヌの初代OPはSYAZNA(シャズナ)ですよ。懐かしくないですか?
桜蘭高校ホスト部
「ハルヒ」といえば涼宮よりも藤岡なんですよね。
お金持ち高校に特待生として入学した藤岡ハルヒ(貧乏人)がひょんなことからホスト部に入部し、男子を装って女生徒をもてなしながら、実は女性であるという秘密を知っているホスト部のイケメン達から求愛されるという王道逆ハーレムなストーリーです。
原作漫画も読破しましたが、アニメオリジナルのラストもとてもよいものでした。ホスト部部長の須王環が金持ちイケメン天然素直気丈でとにかくハルヒが好きで好きで仕方なかったりと、愛せる要素しかない存在なので一見の価値ありと思います。
イントロの音ハメが気持ちいいんです。
これ聴きながら自転車飛ばしてた高校時代のわたし。
月刊少女野崎くん
この作品、ガンガンONLINEの星です。
いかつい身体でキラキラ少女漫画を連載している無表情マン野崎梅太郎(ペンネーム:夢野咲子)と、ちっちゃくて表情豊かな佐倉千代の2人を軸にしたハイスクールコメディ作品です。
朴念仁の野崎くんに一生懸命好意を示すものの、全然報われない千代ちゃんが可哀想でひたすらに可愛い作品で、Web上で原作も一部公開されているのでぜひ読んでみて欲しいです。
千代ちゃんの声が可愛いんですよ。
ちはやふる
百人一首も覚えられるし、子どもに観せたいアニメ。
競技かるたというニッチ分野をフィーチャーした作品であり、主人公の千早と親友の太一(イケメン)、新(かるためちゃ強いメガネ)の三角関係を核に物語が進みます。
漫画も面白いのですが、アニメならではの臨場感溢れるかるたの描写が素晴らしいと感じました。
また、札を取る瞬間の描写で、明鏡止水的な水の描写が頻繁に用いられるのですが、これは千早の名前が含まれる歌「ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」から来ていると思われます。
中学高校大学と、何か部活動に打ち込んだ経験を持つ人には特に面白く感じられるように思います。
MI-ZU-SA-WA-GO
のだめカンタービレ
ドラマもよかったのですが、アニメもなかなかです。
フジテレビでドラマにもなった作品であり、かなり有名だと思っています。(千秋センパイ役の玉木宏、ハマってましたね)
ピアニストを目指す音大生の野田恵(のだめ)と、指揮者を目指す千秋真一のラブストーリー(になるのはちょっと物語が進んでからですが)を描いています。
アニメの出来もよいと感じているのですが、コンサートの描写が止め絵の紙芝居っぽかったのだけが残念でした。それでも一見の価値ありと思っています。
アニメオープニングの「Allegro Cantabile」は個人的にとても好きな曲で、探していた人もいるかもしれないのでURLを紹介しておきます。
あと、作者の二ノ宮知子は埼玉県の秩父(皆野)出身であり、秩父の有名銭湯「満願の湯」には作者のサインが飾ってあるのと、休憩所にのだめカンタービレの原作漫画が揃っているので機会があれば行ってみてください。
私がモテてどうすんだ
こんなに可愛い腐女子がいるかよ。
まあまあ古い作品を多く紹介しているこの記事の中では珍しく、こちらは2016年冬に放映されたものです。
地味デブメガネだった女の子の花依(かえ)がダイエットしてコンタクトにしたらめちゃくちゃ美人で、それに気づいたイケメン達からモテまくるというありがちなストーリーですが、ベッタベタなフィクションの王道を気持ちいいくらいに貫く姿勢がいいなと思います。
また、わたモテを知っている人の多くが同意すると思っているのですが、六見先輩一択ですよね。
ちょっと古風なED、好きです。
アクション
男子たるものカッコいいアクション作品が好きに決まっていて、中でもいいなと思うものをこの章では紹介します。
バンパイアハンターD(劇場版)
原作のキャラクターデザインはファイナルファンタジーで有名な天野喜孝です。
2001年に公開された最高のアクション映画で、吸血鬼の神祖と人間とのハーフである「D」と吸血鬼との戦いを描いた作品です。
やんちゃな荒くれ者の大塚芳忠、強い女性の林原めぐみなど、いいものが観られます。
また、劇場版だけあって、CGなしのセル画のみで非常に細かく描き込まれた戦闘シーンも素晴らしいと感じます。
色々魅力的なキャラが出てくるのですが、一番いけてるのは、街でDが保安官に銃を向けられた時にかばったおじいちゃん(子どもの頃にDに救われた経験あり)ですね。
この映画のオチにも関わってくるのですが、Dは歳をとらないために、関わった人間とは最終的にどうしても死に別れてしまうことになります。そこがまた味があるのですが、とにかく観て欲しいです。
ちなみにメインテーマはDo As Infinityの「遠くまで」です。
カウボーイビバップ
おしゃれ大人アニメの代表格、TVアニメ版は中途半端なところで終わってるので注意が必要です。
宇宙を股にかける賞金稼ぎのスパイクとジェットとその仲間たちの活躍を描いた作品です。
ネット上でもたびたび話題に上がる作品で、これを好きだというとミーハーだという人もいますが、残念ながら面白いです。
メインストーリーの合間に各キャラクターの掘り下げ回があるというオーソドックスながら骨太な作りの全26話構成ですが、TV版は13話の中途半端なところで切られているため、DVDなりブルーレイなりで全話観ることを強くオススメします。
歌詞のないオシャレ臨界点OPです。
攻殻機動隊S.A.C.
士郎正宗の天才的な着想に神山健治が最高の味付けをした、サイバーアクションの傑作です。
人々が自分の脳を経由して直接ネットにアクセスできるようになった時代、サイバーテロなどに対抗するために設立された少数精鋭の組織「公安9課」の活躍を描いた作品です。
TVアニメ版では、高齢化や難民などの社会問題を題材に据えつつ、根底では「脳も身体も機械に置き換わった時に、自己を自己たらしめる魂の在りかとは?」という作品を通したメインテーマを描きます。
僕が中二の時にDVDレンタルもスタートしていて、近くのファミリーブックというレンタルビデオショップ(最近GEOに統合)に足繁く通っていた、思い出深い作品でもあります。
詳しくは以下の記事を参照してください。
精霊の守り人
Production I.Gは最高です。
綾瀬はるか主演でNHKで実写化もされた作品です。(実写はコケたという印象)
アニメの方は信頼と実績の制作会社であるProduction I.Gが手がけ、見応えのある作品に仕上がりました。
槍使いのバルサが妃の依頼で精霊の卵を宿した王子チャグムを護衛していく話です。チャグムが可愛くてバルサが強くてジグロvs王の槍が切ないなど。
全編見終わってからこの動画を観ると泣けてくるんだよなあ。
ストレンヂア
TOKIOの長瀬が声優やってます。
ボンズによる剣戟アニメの最高峰です。二人の男が宿命に導かれて色々あって決闘するだけの作品ですが、刃の重み、一度斬られればモブでも主要キャラでも関係なく死ぬリアル、人間がギリギリたどり着けそうなアクションの極致を描いているように感じます。
見応えのある殺陣がずっと続くような作品で、気がつくと終わっています。
以下の記事でも取り上げています。
SAMURAI7
おしゃれ「七人の侍」です。
黒澤明の「七人の侍」をベースにした作品で、人々を野伏から守る腕利きの侍たちの活躍を描いています。
野伏は巨大ロボットに置き換えられており、侍たちは剣や槍でそれらをバッタバッタと倒していきます。金属製のでかい剣を細い刀で切り裂くなど、「どうなってるの?」と思える表現が多くありますが、それ込みでも面白いと感じます。
僕はキュウゾウ、シチロウジが好きです。
最高のOP(DVD版)がこちら。01:12付近がカッコよすぎます。
コメディ
こちらでは、脳を使わずに観られて気楽に笑える作品を紹介します。
このコメディカテゴリが最も多い10作品となっており、いかに僕がアニメを観る際に脳を使っていないのかという話です。
瀬戸の花嫁
漫画版は尻すぼみ、アニメ版が至高です。
アニメ制作会社GONZOが起こした一つの奇跡、と呼べるくらいに出来のよい作品です。
ひょんなことからヒロイン瀬戸燦(せとさん)の人魚の姿を見てしまった満潮永澄(みちしおながすみ)が、「身内以外の人間に人魚の姿を見られた場合、どちらかが死ぬ、または人魚の正体を知った人間が人魚の身内となる」という掟に従い、燦と結婚することになるところから始まるハーレムコメディです。
一部シリアスなシーンもあるのですが、ギャグの口直しレベルで挟んでくる程度と、99%ギャグに振り切るぞという制作側の思い切りが気持ちいい作品となっています。
「任侠と書いて、人魚と読むきん!」
最高のOP、置いておきます。
天体戦士サンレッド
川崎市民は観るべき作品です。
世界征服を企む悪の秘密結社である怪人組織「フロシャイム」と、正義の味方サンレッドとの戦いを描いた作品です。舞台は神奈川県川崎市の溝の口周辺です。
なお、フロシャイムは悪の組織とされていますが、地域社会にうまく溶け込んでいるほか、幹部のヴァンプ将軍もきちんと確定申告して納税しています。(まだ世界征服が済んでいないため、既存のルールに則って生活しています)
一方でサンレッドは、恋人であるかよ子のヒモのチンピラです。
川崎市民は生活圏が作中に多く登場するため、より楽しみやすいと思っています。(このアニメの放送当時は僕も川崎市民でした)
MANZOの歌声、いいっすね。
おねがいマイメロディ
狂気のサンリオその1
どうしてこんなアニメが生まれたのでしょうか、サンリオの偉い人は止めなかったのでしょうか。
「おねがいマイメロディ」はサンリオの人気キャラクター、「マイメロディ」の誕生30周年記念のアニメ作品らしいのですが、もともとのマイメロディの設定からは著しくかけ離れたオリジナルアニメです。
人間社会とファンシーワールドの2つの世界を舞台に、ギャグやギャグやギャグが繰り広げられます。
ウサミミ仮面さまを置いておきますね。
ジュエルペット サンシャイン
狂気のサンリオその2
どうしてこんなアニメが生まれたのでしょうか、サンリオの偉い人は止めなかったのでしょうか。
一応、人間とジュエルペット(眼球が宝石の獣)との交流を描いた学園モノの体で物語は進みますが、ちょっとカオスすぎてよくわからないというのが本音です。
ぱっと見女児向けアニメっぽい雰囲気の作品ですが、中身としてはアラサーくらいの大人でないとわからないようなパロディが多く詰め込まれていました。覚えているものを下記します。
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・メインヒロインが爆炎の中から登場するシーンで「アルマゲドン」のパロディ(「I Don't Want To Miss A Thing」の楽曲も使用されました)
・トレンディな恋愛模様を描いた際に「男女7人秋物語」のパロディ(「Show Me」の楽曲も使用、確か複数回流れた気がする)
・ラブラという赤ちゃんジュエルペットが北斗神拳を使用(「愛をとりもどせ」の楽曲も使用)
・ヒロインの花音と御影が銭湯から出てくるときに「神田川」が流れる
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もっとたくさんあった気もしますが、こんな感じです。
騎○位っぽいEDを置いておきますね。
ジュエルペット きら☆デコッ!
狂気のサンリオその3
どうしてこんなアニメが生まれたのでしょうか、サンリオの偉い人は止めなかったのでしょうか。
ジュエルランドに召喚された5人の少年少女「キラデコ5」が人間界を救うためにデコストーンというものを集めるストーリーですが、こちらも頭がおかしいです。
第1話の時点で、ジュエルランドの創造神であるジュエリーナ様がゴーゴー(死語)を楽しんでいたし、あとは、ルビー(眼球がルビーでできた獣)が生魚のサバ(サンマだったかも?)にストーンを付けてデコるという狂気じみた行動を取るなど、どうかしています。
余談ですが、高校時代の友人の一人である菅野くんは、このアニメをきっかけにケモナー(獣に性的興奮を覚える人)になりました。
確かにジュエルペットたちは可愛いんですが、ケモナーにはならないなあ。
生徒会役員共
脳みそを1ミリも使わずに観られる下ネタアニメ
いっつも下ネタ系の作品ばかりを生み出す漫画家、氏家ト全の現状唯一のアニメ化作品です。
私立桜才学園高校の生徒会役員共やその周囲の人々の活躍を描いた作品で、舞台はおそらく相模大野です。
放送禁止用語が作中でも多く飛び交い、ピー音などで誤魔化されているのですが、ダメそうです。
ちなみにお色気アニメ作品あるあるで、DVDやブルーレイでは温泉シーンでの湯気が消えて裸体が露わになるといった特典があったりしますが、生徒会役員共のDVD・ブルーレイではピー音が消えます。(だから何だってんだ)
氏家ト全は『生徒会役員共』以前にも『女子大生家庭教師濱中アイ』『妹は思春期』といった下ネタ漫画を連載していました。濱中アイの頃から読んでいたので、芽が出たことを嬉しく思います。
2017年07月21日に劇場版も公開されます、日付に注目。
はたらく魔王さま!
僕は2期の放送をいつまででも待っています。
剣と魔法のファンタジー世界「エンテ・イスラ」から、勇者エミリアと魔王サタン、その腹心である悪魔大元帥アルシエルの3人が、次元の壁を超えて日本の東京都渋谷区笹塚に降り立って、現代に馴染みながら暮らしていく話です。(3人の後からも、ガンガン色んなキャラが次元を超えてきます)
魔王サタンはマグロナルドバーガーの時間帯責任者を立派に勤め、悪魔大元帥アルシエルは魔王の留守を守る専業主夫(家事万能)業務をこなし、勇者エミリアはコールセンターで働いています。
原作はライトノベルでストックもあるため、2期の放送をずっと待っています。
生活への活力が湧いてくるOPがこちらです。
ハッカドール THE あにめ~しょん
DeNAによる最高のアニメです。
悩める人々の生活を”捗らせる”パーソナルエンタメAI、ハッカドールたちの活躍を描いたアニメ作品です。
DeNAが運営するサブカルに特化したキュレーションアプリ「ハッカドール」のメディアミックスという形で作られました。
1話8分ほどの短編アニメーションですが、毎話毎話濃いめのパロディが多く、長くアニメなどのサブカルに触れている人が観ると思わずニヤリとしてしまうネタが随所に散りばめられていました。
DeNAはキュレーションメディアの剽窃など炎上した企業ではありますが、このハッカドールに関して言えば、優秀な人材と熱意あるクリエーターがタッグを組むことで間違いなく素敵な作品ができあがったと思っており、本当にこれから頑張って欲しいなと思います。
2号(ピンク髪の巨乳)が好きです。
あずまんが大王
日常系コメディアニメの金字塔
とある高校を舞台にした学園モノであり、「日常系コメディ」というジャンルを確立した作品だと思っています。
メインキャラクターの入学からストーリーが始まり、卒業と同時に物語は終わりを迎えます。
文章でこの作品を紹介するのは難しく、あのまったりとした独特の空気感はぜひアニメで味わって欲しいと思います。(漫画よりもアニメ派です)
榊が可愛くて歩に癒されてちよが賢い(たまに賢くない)、そんな作品です。
最初の音ハメから素晴らしいOP
KING OF PRISM by PrettyRhythm(キングオブプリズム)
服を着ろ服を。
「プリティーリズム」という女児向け(たまに大きなお友達向け)アイドル作品を、大きな女性のお友達向けに新たに作り変えた劇場版アニメ作品です。
開始数分で美少年が全裸になって分身したり絶頂を迎えたりする作品です(自分でも何を言っているのかよくわかりませんが、その通りなので仕方ない)。そのテンションで全編進むので、非常にハイカロリーな作品です。
上映中にサイリウムを振って応援したり、キャラクターのセリフに対して大声で応答したりといった「応援上映」の実施でも有名になった作品で、一部のコアなファンが「100回見たくなる」ようなものにするべく製作したとのことです。
応援上映、すごいっす。
ロボットアクション
最後になりましたが、男児たるものロボットアニメも好きだったりします。ここでは3本だけ紹介します。
蒼穹のファフナー
好きなタイプの鬱アニメです。
未知の生命体「フェストゥム」と人間との戦いを描いた作品です。
竜宮島(たつみやじま)で平和に暮らしていた(と思っていた)人々の元に金色の敵性存在フェストゥムが現れ、島は地獄へ変わります。島の子どもたちは知らなかったのですが、実は人類自体がフェストゥムの侵攻により絶滅の危機に瀕しており、そもそも日本国もすでに滅びていたのでした。竜宮島は最後の楽園だったのです。
フェストゥムと戦うために人型兵器「ファフナー」に乗る子どもたち。ファフナーを操縦するための適性は子どもにしかなく、大人たちもオペレーションでバックアップするものの、代わってやりたいという気持ちで子どもたちを戦場へ送り込みます。
思春期の子どもたちは互いに恋をしたりもしますが、大抵は片方(あるいは両方とも)死にます。
暗いことばかり書きましたが、面白いのは本当です。信じてください。
「あなたは、そこにいますか?」
コードギアス 反逆のルルーシュ
出典:www.geass.jp
2017年現在で10周年を迎えています。
大国ブリタニアの少年「ルルーシュ」が、母国ブリタニア占領下の日本で「ギアス」という特殊能力を得て、仮面の男「ゼロ」として世界を相手に反逆する話です。
本作をロボットアクションのカテゴリに加えましたが、ロボット(この世界では「ナイトメアフレーム」と呼ぶ)も多く登場し、中でも紅蓮弐式が個人的には好きです。左右非対称のデザインが、”よい”と感じます。
出典:www.geass.jp
いかつい右腕から放たれる輻射波動が”よい”んですよね。
こちらはTVシリーズ第2期のEDです。コードギアスのキャラクターデザインは『魔法騎士レイアース』などでも有名なCLAMPが担当しており、CLAMPデザインのキャラクターを見られるよいEDです。
機動戦士ガンダムSEED
ガンダム宗教戦争の引き金となった作品です。
ガンダムSEEDは、連合軍とザフト軍の戦いに巻き込まれたキラ・ヤマトとアスラン・ザラの2人が、互いに幼馴染の親友であるにもかかわらず所属の違いから戦うことになるというストーリーです。
こちらよい設定だと感じており、また、連合軍は「ナチュラル」という普通の人間で構成されており、ザフト軍は「コーディネーター」という遺伝子操作された優秀な人類で構成されています。そのために、人種同士で対立し合うという構造になっていて、これはオールドタイプとニュータイプを差別するシャアの思想にも似ている、初代ガンダムにも通じる部分があると思っています。
それにもかかわらず、ガンダムSEED放送当時は、「女に媚びたキャラクターデザインの作品で、こんなのはガンダムにあらず」といった論調がおっさんガンダムファンから多く上がっており、ガンダム宗教戦争が巻き起こっていたのを記憶しています。
個人的にはSEEDはよい作品であり、特に第35話「舞い降りる剣」で戦艦アークエンジェルの絶体絶命の危機にキラが駆るフリーダムガンダムが助けに来るシーンは鳥肌モノでした。ぜひ観てください。
ガンダムシリーズは幅広く好きなのですが、宗教戦争を巻き起こしたターニングポイント的な作品でもあったので、ここで取り上げてみました。
みんな観てくれよな!
かなり長い記事になってしまいましたが、ここで1作品でも興味を持っていただければ幸いです。
個人的にはアニメもドラマも一緒で、観てみてハマるというのはよくあることと思っています。気軽な趣味として、いかがでしょうか。
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この記事のライター
慶應→金融→Web89年世代。幼少期からアニメと漫画に触れながら育ち、高校時代は2年半ほどネットゲームを毎日6時間以上という生活を送っていました。読みやすく納得感のあるものを書いていきたいと思っています。