夏に観たくなる!大人にもおすすめのアニメ映画7選

『君の名は。』が昨年の夏が大ヒットして、社会現象にもなりましたね!今回は、観ると小学生の夏を思い出し、「ああ、あの頃に戻りたいなあ…」とノスタルジックな気持ちにさせてくれる映画を紹介します!

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アイキャッチ画像出典:www.kiminona.com

「夏」を感じてノスタルジックな気分に浸れるアニメ映画

ふとした瞬間に、小学校時代の夏休みとかを思い出して懐かしさを感じたことは誰でもあると思います。
仕事で疲れた時に、あの頃に戻りたいなと思うことはありませんか?そんなあなたにオススメしたいのが、アニメ映画です。実写映画にはない綺麗な映像と、ノスタルジックな音楽を感じながら、夏の暑さや仕事の疲れを飛ばしてくれるような映画7選をご紹介します。

君の名は。(2016年)

出典:kiminona.com

作品の概要・あらすじ

昨年大きな話題を呼び、興行収入250億円と邦画歴代2位の記録を打ち立てた『君の名は。』。
精緻で美しい風景や背景の描写を得意とし、「ポスト宮﨑駿」とも評価される新海誠監督の最新作です。

東京の都心に住む高校生、立花瀧は奇妙な夢を見ていました。見知らぬ山奥の町で、自分が女子高生になって生活している夢です。
一方で、山間の田舎町に暮らす女子高生、三葉も夢を見ていました。自分が東京の都心で男子高校生として生活し、カフェに行ったり、イタリアンレストランでアルバイトをしているのです。小さく狭い町で、日々鬱憤が溜まり続ける生活を送り、家の神社の風習などに悩まされる三葉にとって、それは憧れの体験でした。
しかし、次第にその夢が繰り返され、記憶や時間が抜け落ちていることから、二人はあることに気づきます。二人は入れ替わっていたのです。

なんと言っても綺麗な映像美と音楽!

新海誠監督は、これまでにも数多の作品を世に送り出してきました。『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』などが有名作品です。これらの映画に共通している点が、圧倒的に観ている人を引き込む情景描写です。
この映画でもその力が遺憾なく発揮されており、夏の綺麗な緑と澄んだ水面に反射する太陽の光、そして日本独特のもみじの色を見事に表現しています。
そしてもう一つ、この作品を有名にしたものがあります。音楽です。今や日本の最前線を走るロックバンドへとなったRADWIMPSが、BGMから主題歌まで、全ての音楽を担当しています。思わず口ずさんでしまいたくなるほど美しい音楽の数々に、この映画を観ている二時間は現実を忘れさせてくれます。

映像と音楽の素晴らしい融合から、何度でも観たくなる映画作品ですので、ぜひ何か映画見たいなという時には手にとってみてください。


公開日:2016年8月26日(112分)
配給:東宝
監督:新海誠
出演(声):神木隆之介 上白石萌音 長澤まさみ 市原悦子 ほか

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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年)

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作品の概要・あらすじ

2011年にフジテレビの深夜枠で全11話が放送された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
その劇場版が本作です。TVアニメシリーズの総集編と、その後日談にあたる続編を組み合わせた映画となっているので、劇場版だけ見ても楽しむことが出来ます。
ただ、本当にこの作品の良さを感じたいのならば、TVアニメシリーズを全ておさらいしておいたほうが、より楽しめるかもしれません。

幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道ら六人の幼馴染たち。かつては「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄でした。しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、六人の間には距離が生まれてしまいます。
そんな彼らが、再集結し、芽衣子への手紙を炊き上げ、芽衣子の思いを形にしていくのが劇場版にあたる内容となっています。

懐かしさを感じずにはいられない・・・

この作品の良さは何と言っても、細かい心理描写です。
六人の幼馴染の間には、恋愛・友情・嫉妬・後悔など、色々な思いが交錯しています。表情やセリフの1つ1つから読み取れるその感情に、見ているこちらまでも、同じような感情を抱かせてくれます。

小学生の夏休みに遊んだ山や川、描かれる淡い恋の気持ちから、懐かしさがこみ上げてきます。その物語に引き込まれながら、こちらまでもがひと夏の思い出を作っているような思いになるます。そんな懐かしい気持ちに浸りながら、お楽しみください。


公開日:2013年8月31日(99分)
配給:アニプレックス
監督:長井龍雪
出演(声):入野自由 茅野愛衣 櫻井孝宏 早見沙織 ほか

コクリコ坂から(2011年)

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作品の概要・あらすじ

スタジオジブリから、宮﨑駿監督の息子である宮崎吾朗監督の2作目となる映画作品が『コクリコ坂から』です。作品名にもなっている「コクリコ」とは、フランス語でヒナゲシの花のことを意味する単語だそうです。横浜をイメージして描かれています。
第35回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞するなどの話題を呼びました。

時代は1963年。主人公・松崎海は朝鮮戦争で亡くなった父を悼み、旗を上げ、コクリコ荘で切り盛りをしながら高校に通っていました。高校では、男子文化部の部室棟「カルチェラタン」が学校に取り壊されることを検討されていました。そんな中、海は取り壊しに抗議する男子高校生・風間俊と出会います。俊に惹かれて行く海は、女子生徒を巻き込みながら、抗議運動に協力していき、確かな友情が生まれます。しかし、海が俊に、父の写真を見せたころから、二人の間にはよそよそしさが流れてくることになり・・・。

いつものジブリと違う・・・?

スタジオジブリと言えば『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そういった作品を知っている方からしたら、ファンタジーさは少なく、毛色の異なる作品に見えるかもしれません。
しかし、作中で出てくる1つ1つはジブリを感じさせてくれるものとなっています。高校の男子部室棟であるカルチェラタンの内装は、昭和の古き良き木造の建物を、その湿気なども含めて上手く表現しています。

そして、丘の上から見える景色は、学生時代の頃の夏を思い起こさせてくれるような色合いを描き出しています。目の前の今を必死に生きていた、一生懸命だったあの頃を、感じることが出来るのではないでしょうか。観終わった後は、すごく前向きになれるような作品となっています。


公開日:2011年7月16日(91分)
配給:東宝
監督:宮崎吾朗
出演(声):長澤まさみ 岡田准一 ほか

サマーウォーズ(2009年)

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作品の概要・あらすじ

第33回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したのがこの作品です。人気漫画作品ONE PIECEの映画『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』から、日本アニメ映画の金字塔となるようなオリジナル作品まで、様々な作品を世に出してきた細田守監督のSF長編アニメ作品となっています。

高校生の健二は、憧れの先輩・夏希から「実家で、婚約者ののフリをする」というバイトを頼まれます。その翌日、インターネットの仮想世界・OZ(オズ)が乗っ取られ、現実世界も大混乱に陥ることになります。しかもなんと、OZ(オズ)を乗っ取ったのは、夏希の叔父・侘助の開発した人工知能プログラム「ラブマシーン」だったのです。健二は、夏希の一家と協力して、OZを倒そうと奮闘します。

スケールの差と人間関係

健二が訪ねた夏希の実家は、長野県にあるという設定です。家の周りは草原や田んぼ、山に囲まれ、日本の田舎を象徴するような場所になっています。一方で、健二が倒すことを決心した相手OZは、世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界です。日本の小さな田舎が、世界と対峙し、相手を倒していく構図は、観ているこちらまでもがスカッとさせてくれます。

そんな中で描かれる、人と人とのつながり。家族や異性など、大切にしたい人との関係が多く描かれています。改めて、今気になっていたり、悩んでいる人間関係がある人にとっては、この作品はきっと背中を押してくれるものになるでしょう。


公開日:2009年8月31日(114分)
配給:ワーナー・ブラザーズ
監督:細田守
出演(声):神木隆之介 桜庭ななみ 富司純子 谷村美月 ほか

時をかける少女(2006年)

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作品の概要・あらすじ

こちらも上で紹介した『サマーウォーズ』と同じ、細田守監督の作品です。原作は1967年に出版された筒井康隆の同名小説となっています。今までも数々の映像化をされており、実写化も含めると4回も劇場映画化されています。
本アニメでは、実写版『時をかける少女』から20年後の世界を舞台に描かれた物語となっています。

主人公である高校2年生の紺野真琴は、ある日理科室で転倒してしまい不思議な空間にいる体験をしました。下校中に下り坂を降りている時に自転車のブレーキが故障していることに気がつきます。そのまま電車が近づいている踏切に入ってしまい、死を覚悟した真琴は気がつくと少し前の時間に戻っていました。この能力がタイムリープであることを知った真琴は、この能力を使いこなしますが、あることをきっかけに使えなくなってしまいます。
タイムリープの能力を中心に描かれる、淡い恋の青春物語となっています。

青春×SFが作り出す恋の物語

好きな人になぜだか素直になれない。そんな思いをしたことは誰でもあると思います。そんな時、もう一回やり直せたらなあと思うことも。この映画は、もし本当にやり直せるなら・・・を見せてくれる作品です。

特に感動的なのはラストシーンです。千昭が主人公・真琴に恋をしてしまいますが、時の狭間で別れなければいけない状況になってしまいます。そんな時に千昭が真琴に放った一言が、この物語の全てを象徴していると言っても過言ではありません。
「未来で待ってる」
観ているうちに涙が止まらなくなるこの作品の魅力を、夏の一日にお楽しみください。


公開日:2006年7月15日(98分)
配給:角川ヘラルド
監督:細田守
出演(声):仲里依紗 石田卓也 板倉光隆 原沙知絵 ほか

耳をすませば(1995年)

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作品の概要・あらすじ

邦画アニメ作品の中でも有名な『耳をすませば』。スタジオジブリから22年前に近藤喜文監督によって作られた映画です。主題歌でもある「カントリーロード」で知っている方も多いのではないでしょうか。

読書が大好きな中学3年生・主人公の月島雫は夏休みのある晩、自分が借りた本の貸出カードに”天沢聖司”という名前が載っているのに気づきます。そして彼は雫が借りた本を全て先に借りていたのです。天沢聖司に興味を持った雫は、ひょんなことから彼と出会うことになります。ヴァイオリン職人を目指す彼に、自分の将来への不安などを感じながらも惹かれていく雫。彼とのギャップに苦しみながらも成長する雫の姿を追う王道純愛アニメ映画です。

恋を通して少女が成長していく

素敵な人と出会い、恋人同士になれても、そこから「相手にふさわしい人でなければ」そんな風に思ったことのある方もいるのではないでしょうか。
雫もまた、そういった苦悩のなかに落ちます。将来への展望が見えない自分と、着々とヴァイオリンという決めた道を進み続ける聖司。
そんな中で今を全力で生きようとする雫の姿は、ひとりの少女が成長していくところを映していると思います。

そしてまた、景色が見慣れたような街並みであることと、それが作り出す空気感が、まるで自分の体験かのように感じさせてくれます。
いつもの生活に1つ刺激やきっかけが欲しい方にオススメの作品です。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年)

出典:uchiagehanabi.jp

作品の概要・あらすじ

昨年ヒットした『君の名は。』に続いて、東宝が夏に送り出すアニメーション作品です。1993年に岩井俊二監督によってフジテレビでドラマ化されており、今回はそのアニメリメイクとなります。

とある海辺の町の中学校。
夏休みの花火大会を前に、典道と祐介はプールで、2人が思いを寄せるなずなの前で水泳対決し、敗れた典道は水中で不思議な玉を拾います。典道は、再婚する母親から逃げたいなずなから駆け落ちに誘われますが、なずなが母親に連れ戻されそうになり、典道が玉を投げると再び水泳対決の真っ最中に戻ります。
何度も繰り返される同じ一日の果てに2人を待つ運命は・・・。
アニメ版では原作ドラマから、細かい設定やストーリーが変わっているとのことなので、ドラマ版とアニメ版、両方共見て比較してみるのも面白いかもしれません。

豪華なスタッフとキャスト!

この作品のすごいところはそのスタッフとキャストが何と言っても今をときめく豪華なメンバーとなっているところです。
主人公の典道には、昨年9本もの映画作品に出演し、一気に時の人となった菅田将暉。
なずな役にはこれまた『ちはやふる』シリーズや『怒り』で、素晴らしい演技力を発揮した広瀬すず。
裕介役には、アニメ『デスノート』で主人公・夜神月役を演じた宮野真守など、非常に豪華なキャスティングとなっています。

また、監督は『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズなどの新房昭之監督、脚本も『モテキ』など、数々の話題作を作り上げてきた大根仁監督が務めています。
これだけ豪華な布陣が集まっていれば、かなり期待できる作品になると思います。
ぜひ、花火をまだ見に行ってない、夏を体感してないというあなた。この作品でひと夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。


公開日:2017年8月18日(90分)
配給:東宝
監督:新房昭之
出演(声):菅田将暉 広瀬すず 宮野真守 松たか子 ほか

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夏にもう一度青春を!

20年ほどの間に公開された、どこか青春時代が懐かしくなるアニメ映画をまとめてみました。
アニメ映画には、実写映画にはない、綺麗な情景描写や迫力があります。
映画館に行って観るもよし、借りてきたDVDをテレビで観るもよし!
夜風にあたりながら映画を観て、リラックスしみてはいかがでしょうか。

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