いま赤坂に「個性派リノベ」が増殖中!ヴィンテージマンションのすすめ
築古物件を改装して再販する「リノベーションマンション」。駅近など立地が良く、新築と比べてお安く購入できるのが魅力です。万人に愛されるスタンダード・リノベが多い中、最近ではエッジの効いたデザインで一石を投じる「個性派リノベ」がじわじわ増殖しています。
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オフィス仕様の1Rが南欧アンティークスタイルの1LDKに変身
【マンションヴィップ赤坂】2,280万円(36.45㎡)
億ションが林立する「赤坂」でも、築40年越えのヴィンテージマンションなら2,000万円台から手に入ります。しかも室内は新築同様のリノベーション済み。先進の水回り設備、お洒落なインテリアに包まれた暮らしはすこぶる快適です。
写真は「マンションヴィップ赤坂」(1972年築)の一室。こちらはもともと事務所仕様でしたが、天井や床にパインなどの無垢材、壁にイタリア漆喰など輸入天然素材を施した南欧アンティークスタイルの1LDKにリノベーション!海外での暮らしを彷彿とさせる住空間に変身しました。
レトロな波打ちガラス越しに臨むファンタジーワールド
【チュリス赤坂】4,350万円(42.42㎡)
赤坂の奥座敷、氷川神社のお膝下に佇む「チュリス赤坂」(1978年築)には「Alice in Tokyo」と命名されたファンタジーな一室が。こちらは1LDKから広々ワンルームへのプラン変更。リビングとベッドルームをセパレートする役割の間仕切り壁には、レトロな雰囲気を醸し出す波打ちガラスが填め込まれています。キッチンからリビングまで伸びる白タイル貼りのロングカウンターもお洒落。「Alice」の名を冠するにふさわしい女子力満載のお部屋に仕上がっています。
ブラック&ホワイトタイルが潔い、男前な水回り
【赤坂キャスティール】4,180万円(39.55㎡)
外壁等の大規模修繕が終了したばかりの「赤坂キャステール」(1979年築)にもリノベ物件があります。こちらは「これぞ男前!」というべきエッジの効いたインテリアが特徴。ブラック&ホワイトのタイルを配したキッチンが存在感を主張する一方、ブラウングレーの壁とダークオーク調のフローリングが落ち着きある大人の雰囲気を演出。独りで寛ぐにも、友人を招いて男子ご飯パーティを開くにも、どんなシーンにも似合いそうな住空間です。
昭和39年築ヴィンテージで繰り広げられるリノベラッシュ
【赤坂パレスマンション】2,499万円(39.65㎡)
「赤坂見附」駅と「赤坂」駅とを結ぶ高台の邸宅街、赤坂4丁目。ここにもヴィンテージマンションは存在します。「赤坂パレスマンション」(1964年築)。TBSと隣接する立地が魅力で、新築分譲時は著名な芸能人の多くが購入したとか。借地権のため、地主の要望で支払はキャッシュオンリー(当時)。「元祖億ション」との逸話も残っています。こちらでも、多くの建築デザイナーにより多種多彩なリノベーションが行われ、新たなオーナーへ手渡されていきました。
写真は、そんな建物の歴史を語り継ぐべく造り上げられた一室。ライトカラーで統一されたインテリア。キッチンにはバーカウンターを配置。LDKが9畳超、ベッドルームも6畳のゆとりがある上、収納も豊富。彼氏or彼女との共同生活を始めるならこんなお部屋がお似合いなのでは?
好立地を求めるならヴィンテージマンションがオススメ!
今回ご紹介した「赤坂」はもちろん、グッドロケーションに建つヴィンテージマンションの人気は幾年経っても変わりません。なんせ都心の駅近立地はほぼヴィンテージ物件が占有しているわけですから。
マンション購入をご検討中の方へ。新築と並行して、ぜひ中古マンション市場にも目を向けていただければと思います。
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この記事のライター
ヴィンテージマンションをこよなく愛する独立系不動産屋(♀)。築古物件の魅力をご紹介するとともに、賢い買い方、売り方を指南いたします。