【洋画】温かい涙が溢れる「親子の愛と絆」を描いた名作映画おすすめ10選
今回は親と子の愛、絆が描かれているオススメ映画を紹介します。家族の絆は切っても切り離すことのできない深い結びつきです。あなたは一人じゃありません。そんな当たり前だけど不確かなことを教えてくれる、感動必至の名作ばかりです。
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インター・ステラー
出典:lifememo.jp
「メメント」「ダークナイト」「インセプション」といった画期的な映像構成で有名なクリストファー・ノーラン監督の作品。相対性理論、量子論に始まる複雑な理論に裏付けされたストーリー構成。ワームホールやブラックホール(作中ではガルガンチュア)といった観測の難しい事象が映像化されている点などが絶賛されています。しかしこの作品は親子愛を描いた作品としても秀作です。距離、時間、次元を超えてつながり続ける親子の愛が生む希望が描かれています。一見とても壮大に見えますが、この愛は人間なら誰もが持っている根源的なものです。そんな普遍的な愛が宇宙に及ぶなんて心踊りませんか。この愛の力は、同じく宇宙が舞台の漫画「プラネテス」でも語られています。是非こちらも読んでいただきたいです。
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。
ビッグ・フィッシュ
元ディズニーのアニメーターでファンシーな世界感を作るのが上手いティム・バートン監督作品。この作品でもティム・バートンならではの幻想的な世界が、主人公の父の作り話の中で繰り広げられます。父の嘘に嫌気がさしていた息子も、父と初めて向き合い、彼の本質を理解します。そしていつの間にか彼の話す嘘は息子にとって優しいおとぎ話に変わるのです。事実は何も変わらないのに捉え方によって変わる。愛とは難しいものです。しかし一度生まれた愛は、いつまでもおとぎ話となって語り継がれる。まさに人間の本質ですね。
子供の頃に聞かされた父エドワードの脈絡のない英雄譚の身の上話を、成人した息子ウィルは信じてはいなかった。しかし父の病状悪化の知らせを受け、ウィルは妊娠中の妻を伴って勤務地のパリからアメリカ南部の実家へと急ぐ。そこでウィルは母親と妻の協力を得て、ベトナム戦争時代に青春を送った父の人生の全容をジクソーパズルを解くようにつかんでいく。
リアル・スティール
「ナイト・ミュージアム」で話題となったショーン・レヴィ監督作品。仲違いしていた親子がロボットを通して信頼を取り戻す話です。作中に出てくる父は多くを語りません。代わりに身を以て息子に示すのです。不器用だけど愛に溢れたそんな姿には、どこか懐かしさを覚えます。同時に、あの時の父はもういないという喪失感も。
かつて優秀なボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子(ダコタ・ゴヨ)が姿を現わし……。
オーロラの彼方へ
サスペンス映画をひたむきに撮り続けるグレゴリー・ホブリット監督の作品。死んだはずの父とのやりとりを通して過去が変わり、そこから現在にも変化が現れます。一見喜ばしいことに見えるその変化は思わぬ問題を生んでしまいます。家族愛ももちろんですが、やはり監督ならではのサスペンス用素が詰まっており、常に先の展開が楽しみな作品になっています。またラストがとても心温まるものになっているので、観終わったあとに心安らぎます。
ニューヨークでオーロラが見える日、30年前と無線がつながった。それは父が死ぬ前日。今なら未来を変えられる。
アイ・アム・サム
様々な家族愛を描いてきたジェシー・ネルソン監督の作品。今作では通常とは異なった親子の愛情が描かれています。知的障害を持つ親の愛はまるで子から親へ向かうそれであり、一方の子は親が子に向ける愛情を親に注ぐのです。そのいびつで幸せな2人の関係は、親子に必要なものは富や社会的地位よりも、まず愛情であるということを私たちに教えてくれます。あとは、この愛が彼らを囲む問題を解決してくれることを祈るばかりです。
スターバックスで働く7歳の知能しか持っていない中年男サム(ショーン・ペン)は、ホームレスの女性が出産した自分の娘、ルーシー・ダイアモンド(ダコタ・ファニング)と幸せに暮らしていた。しかし7歳になったルーシーはサムの知的能力を追い抜いてしまい、サムは父親として養育能力がないという判断をソーシャル・ワーカーに下されてしまう。
遠い空の向こうに
「スターウォーズ」のVFX(視覚効果)を担当したことで知られるジョー・ジョンストン監督が、元NASA技術者の実体験を元にして制作した作品。炭鉱の現場監督を務める厳格な父は、自分とは全く異なる夢を追いかける息子を受け入れられません。そんな頑固な父が、不器用ながらも息子を認める姿。そしてそのきっかけになる、息子が抱く父への敬意。いつまで彼にとってのヒーローは父なんですね。お互いの歩み寄りがあったからこそ生まれる固い親子の絆に感銘を受けます。
1957年10月、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。ウエスト・ヴァージニア州の炭坑の町コールウッドで、その美しい軌跡を見ていた青年ホーマーは、自らの手でロケットを打ち上げたいと思い、級友3人とともに本格的なロケットづくりにとりかかった。
ステラ
1923年の小説「ステラ・ダラス」の3度目の映像化作品。シングルマザーと娘がお互いを支えながら生活する関係が描かれています。ただ、それぞれの欠点が隠すことなく描写されており、とても写実的な映画です。欠点が明確だからこそ寄り添う必要があり、その結果絆が深くなるのでしょうか。しかし、それでも生まれる2人の距離。そして本当に娘の幸せを考える母のひたむきな愛が下した決断。観ていて複雑な気持ちになります。ただ、それが正しくないとは私には決して言えません。
ステラ(ベット・ミドラー)は女ひとりバーテンダーとして、しかし明るく誇りをもって生きている女性。そんな彼女の姿に町の医大のインターン、スティーブン(スティーブン・コリンズ)は惹かれるが、身分が違うと言い彼女は取り合わない。しかし、スティーブンの懸命なアタックに根負け、2人に幸福な時間が訪れるが、ステラが妊娠するや2人の関係に終わりが訪れる。
出典:eiga.com
クレイマー・クレイマー
家庭を顧みなかった父が、母の家出を機に息子と交流を始める、という物語。離婚が当たり前の現代では、この光景は日常茶飯事なのではないでしょうか。幼い息子が、親の離別の原因を自らにあると責めるシーンは涙なしには観ることができません。子供は物事を多面的に捉える代わりに、1つの側面から深く思考します。その結果溢れる感情は、私たち大人に新たな気づきを与えてくれるのですね。子を通して親もまた成長する、という暖かい家族関係を示してくれる素敵な映画です。
8年目にして妻の自立心から破局を迎えた結婚生活。残された夫は幼い息子の面倒を見るのだが……。
マグノリアの花たち
今は亡きハーバート・ロス監督作品。とある小さな町に住む女性たちの物語。亡き娘に対して母が見せた2つの感情と言葉を前にして、女性とは本当に強い、と唸らされました。
犯罪者の夫を持つアネルがトゥルーヴィの美容室に勤め始めたその日は、近くに住むマリンの娘シェルビーの結婚式だった。髪を結いに来た二人、さらに前町長の未亡人クレリーを交え楽しく語らっていた時、シェルビーに糖尿病の発作が起きる。
リトル・ダンサー
イギリスのスティーヴン・ダルドリー監督作品。これもまた頑固な父が息子を認めていく物語なんですが、この父がとても魅力的。息子のオーディション合格を聞いて、思わず家を飛び出し笑顔で走るシーンなんてもう。思わずこちらまで笑顔になってしまいます。そして最後の息子のダンスシーン。必見です。
1984年、イギリス北部の炭坑町。11歳のビリーは炭坑労働者のパパと兄トニー、おばあちゃんと暮らしていた。ある日、ビリーの通うボクシング教室のホールにバレエ教室が移ってきた。ふとしたことからレッスンに飛び入りしたビリーは、バレエに特別な開放感を覚えるのだった。
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この記事のライター
新しい物好きなうざかわ系アラサー男子。男子校で男に囲まれてきた反動から、大学以降は女性にモテることのみを考えてます。でも基本シャイなんでうまくアプローチできません。外資系メーカー→MBA→国内インフラ企業と経験。英語も話せる真面目な人間。