観ると元気が出る!落ち込んだ時におすすめの映画10選
日常の中で嬉しいこともあれば、たまには落ち込んでしまうこともあると思います。そんな時、元気をもらえる映画を厳選してみました。腹の底から笑えるものから感動するものまで、きっとあなたにぴったりの作品が見つかること間違いなしです。
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
人ってこんなに温かい、心の琴線に触れる映画
仕事でも、家でも、ちょっと落ち込むことは誰にだってあることです。そんな時に人の温かさを思い出せる作品を集めてみました。例え落ち込んでいなくたって、見ればもっと元気が出てしまうものばかり。心穏やかに映画を観て過ごしたいあなたにもお勧めです。
1. ライアーライアー(1997)
あらすじ
一流の弁護士であるフレッチャーがここまで仕事をうまくこなしてきたのは彼の得意な嘘のおかげ。そのおかげもあって彼はどんな依頼でも、無罪を勝ち取ってしまいます。そんな彼は私生活でも、別れた妻に引き取られた息子マックスとの面会日をすっぽかしてしまうほど。ところが誕生日パーティをすっぽかされたマックスが誕生日にした願い事はなんと、パパが嘘をつけなくしてほしいというもの。叶うはずのない願いでしたが、なんとマックスの願いは誕生日の日の1日だけという期限付きですが、叶ってしまいます。しかしその日は絶対に勝たないといけない大事な裁判のある日でした。さて裁判の行方は、そしてフレッチャーはマックスの信頼を取り戻すことはできるのか。
見どころ
この映画の注目ポイントは何と言っても主演俳優ジム・キャリーの演技です。オーバーすぎるとも言えるほど大袈裟ですが、不思議と安心するような温かみのある演技です。コメディー映画の中のコメディー映画なので大笑いできること間違いなしです。人間味溢れる主人公のキャラクターは共感できるところもあり、ラストではジーンとする場面もあります。見終わる頃にはあなたもジム・キャリーのファンになっているかもしれません。
2. ジョニー・イングリッシュ(2003)
あらすじ
ある日、英国が誇る諜報機関のカリスマ・スパイ、エージェント1号が任務遂行中に命を落としてしまいます。そして更には彼の葬儀中、突然爆弾テロが起り、参加していた凄腕のエージェントたち全員が死亡するという事態に。このままでは肝心の諜報活動ができなくなってしまうということで、当局は唯一の生き残りである内勤の男ジョニー・イングリッシュに重大な任務を与えます。元をたどれば、エージェント1号の死は、イングリッシュのニセ情報によるものであったにも関わらず、当のイングリッシュは憧れのスパイに任命されすっかり有頂天。彼の破天荒なスパイ活動は果たしてうまくいくのでしょうか。
見どころ
1990年を代表するMr.ビーンの名で有名なイギリスのコメディー俳優、ローワン・アトキンソンが今作ではスパイエージェントのジョニー・イングリッシュとして破茶滅茶な活躍を見せます。彼のスパイとしての能力はそれほど高くはなく任務の中でヘマを繰り返してしまうのですが、それが彼のキャラクターとマッチしています。彼の演技が面白いのは勿論のこと、話の筋書きもしっかりしているので他のコメディー映画に比べワンランク上と言えると思います。大爆笑必須の作品なので1人で観るのもよし、友達や家族と観るのもよしです。
3. イエスマン(2008)
あらすじ
銀行の貸し付け業務に携わっているバツイチ男のカール・アレン。仕事ばかりでなく私生活でも、何でもかんでも彼の返事はノー。後ろ向きな生活を続けるうち、ついには友人たちの信用をも失いかねない事態になってしまいます。そんな彼を心配した親友は、カールにとある自己啓発セミナーに参加する様勧めます。最初は全く気乗りしないカールでしたが、セミナーの中で成り行きから全てのことにイエスと答えることを誓ってしまいます。その後彼の人生は大きく変化していくこととなります。
見どころ
主人公が冒頭部分で決めるどんなことにもYESと言うこと。そんな単純なことで人生何が変わるのかと半信半疑になりますが、YESということでとにかくポジティブになっていく主人公の変遷が面白い映画です。主人公の生き方は新しいことに挑戦していくことを恐れず、まるで子供の頃の何もかもが新鮮だった頃のようなわくわくした生き方に変わっていきます。考え方次第、自分の行動次第で人生はこんなにも楽しくなるのかと気づかせてくれるとてもいい映画です。明るい気分になりたい時には是非観てみてください。
4. リアル・スティール(2011)
あらすじ
ロボット版ボクシングとでもいう様な、人間に代わってロボット同士を戦わせるロボット格闘技の世界を舞台にした作品です。お金も尊厳も全てを失ってしまい、一度は絶望を味わった主人公がロボット格闘技を通して最愛の息子との絆を取り戻していく感動エンターテイメント。
主人公のチャーリーはボクシングに人生を捧げてきたのですが、技術の発達と時代の変化と共に人々の熱気はロボット格闘技に移っていきます。戦うリングを奪われ尊厳もプライドも何もかも失い、人生のどん底で喘ぐ彼は、別れた妻の死により、11歳の息子マックスとの生活を始めます。そんなある日2人はゴミ捨て場で2人の人生を変えることとなる廃棄された旧式ロボットアトムを発見し、物語は展開していきます。
見どころ
挫折を味わい全てを失ったチャーリー。希望をなくしたそんな特に、彼は10年ぶりに会う離れて暮らしていた息子マックスとの生活を始めます。時間の溝をも超えてしまう何よりも深い父と息子の親子の絆にジーンとしてしまいます。孤独だった2人が一つになる時、互いに信じ合うことで不可能を可能にしていきます。迫力のある格闘シーンと男らしいヒュー・ジャックマンの演技にしびれます。
5. シェフ!(2012)
あらすじ
舞台は食の都パリ。スランプ気味の一流シェフが、天才若手シェフと力を合わせて店の三ツ星を死守するために奮闘する心温まる人情コメディ。長年三ツ星を守ってきたベテランシェフ、アレクサンドル・ラガルド。ところが、アレクサンドルは突然のスランプに陥り、迫る審査会を前に店は崖っぷちの状態に。そんなある日、アレクサンドルは、天才的な腕を持っているのにも関わらず、生意気な性格が邪魔をしてどのレストランでも長続きしない若手シェフ、ジャッキーと出会います。アレクサンドルは彼を自分の助手に抜擢するのですが、どうにもウマが合わない2人。果たして三つ星を獲得することはできるのでしょうか。
見どころ
フランスのコメディー映画、やはり笑いのツボは世界共通なのだと思える作品です。プロのシェフと素人のシェフのコンビがフレンチ料理を作っていくのですが、出てくる料理が全て食欲をそそります。サクサクとストーリーが展開していくのでテンポよく観られることもいい点です。2人のシェフの生き様が明るくありありと描かれており、観るだけでハッピーな気分になれます。美味しいものをお供にゆったり鑑賞してみてはいかがでしょうか。
6. 最強のふたり(2012)
あらすじ
パラグライダーの事故で首から下が麻痺し動かせなくなった大富豪のフィリッップが介護人として雇ったのはスラム街出身の黒人青年ドリス。失業手当をもらうための不採用証明書をもらうのが目的だった彼に興味を抱き介護経験もない彼を、フィリップは思いつきから雇うことにします。しかしこれが2人の運命的な出会いとなっていきます。ドリスは障害者相手にも遠慮なく接し、障害のことをジョークにしてからかってしまうほど。そして彼の誰に対しても分け隔てない態度はフィリップの心を解きほぐし、2人の間には強い絆が結ばれていきます。
見どころ
一見何の接点もなさそうな人種も年齢も育ちも全く異なる2人フィリップとドリス。しかし彼らはそんな社会的な立場をも乗り越えた真の友情を育んでいきます。人をシンプルに1人の人間としてみること、本当の意味で対等な関係を築くことの大切さを教えてくれる映画です。人間の温かみ、そして2人の男の友情、”生きる”というエネルギーが溢れた物語です。
7. 42世界を変えた男(2013)
あらすじ
舞台は1947年のアメリカ。ロサンゼルス・ドジャースの前身となるブルックリン・ドジャースのジェネラルマネージャーを務めていたブランチ・リッキーが、ニグロリーグと差別的に呼ばれる黒人リーグでプレーしていたアフリカ系アメリカ人のジャッキー・ロビンソンに才能を感じ、彼をチームに迎えるところからストーリーは始まります。
一方で、当時は黒人差別が未だ色濃く、メジャーリーグには白人の選手しかいなかった時代であったため、メジャーリーグ発となる黒人選手の誕生は球団内外に大きな波紋を呼びました。ジャッキーは味方であるはずのチームメイトやファンからの差別に苦しむ中、更には相手球団の監督の罵倒や危険球にも孤独に耐えていきます。しかしそんな環境でも必死にプレーをする彼の姿が徐々にチームメイトや観客の意識を変えていくこととなります。
見どころ
イチロー選手をはじめとしメジャーリーグの全選手が年に一度、背番号42番を着ける日があります。その所以となった1人の野球選手ジャッキー・ロビンソン。人種差別という強い逆風の中、孤独と葛藤を抱えながらも必死にひたむきに信念を貫く姿は見る人にとてつもない勇気を与えます。彼の背番号42番は全球団共通の永久欠番となり、今では野球選手のみならず多くの人々から尊敬を集めています。辛い時にこそ踏ん張る姿勢、どん底にあっても諦めないジャッキーの熱い姿に注目です。
8. ベイマックス(2014)
あらすじ
舞台はサンフランシスコと東京を融合した架空都市サンフランソウキョウ。幼くして両親を亡くし、兄のタダシと共に母親代わりの叔母キャスに育てられた天才少年ヒロ。しかし最愛の兄タダシが謎の爆発事故で命を失い、ヒロはその悲しみから心を閉ざしてしまいます。そんなある日、ヒロは兄が形見として残してくれた心の優しいケアロボット、ベイマックスに出会います。ベイマックスの献身的な支えで徐々に元気を取り戻していくヒロですが、兄の謎の死の影に潜む巨大な陰謀に気付き、勇気を持って立ち向かっていきます。
見どころ
最愛の兄を失った少年タダシがベイマックスと共に困難に立ち向かい、勇気と優しさを学んでいく過程に感動を覚える作品です。何よりベイマックスの見た目の愛らしさとそのゆるい感じに癒されるのですが、一方でアクションシーンもしっかり入っています。アクション、ゆるさ、感動と複数の楽しめる要素が盛り込まれているので、普段はアニメーション映画を観ない方もハンカチと共に是非一度試してみることをお勧めします。
9. オデッセイ(2016)
あらすじ
有人火星探査のミッションを任せられていた宇宙飛行士たち。しかし思いがけない嵐によって作戦は中止となり避難を余儀なくされます。そんな荒れ狂う嵐の中、宇宙飛行士マークは仲間とはぐれ、1人火星に取り残されてしまいます。食糧も酸素も水さえも足りない環境ですが、科学者でもあるマークは残されたものを駆使して救助が来るまでの間、自給自足の生活を送ります。それは決して簡単ではなく、更に孤独にも耐えなければならない状況でも希望を捨てずに道を切り開いていくマークの姿が描かれています。
見どころ
1人火星にとり残されたマークが自力で生き延びていくストーリーです。あらすじを読む限り重い内容のようですが実はこの映画、笑えます。明るいタッチで描かれているので比較的軽い気持ちで観ることができます。科学者でもあるマークは持ち前の賢さで何とか生きていきますが彼のすごいところは何より、そのポジティブさ。広い宇宙に1人でいても考えることをやめず、常に前向きでいようとするマークからは人間の底力を感じます。
10. グレイテスト・ショーマン(2018)
あらすじ
19世紀に実在した伝説のエンターテイナー、P・T・バーナム。空想家のP・T・バーナム氏は子供の頃から夢を追い続ける野心家な人物。彼には卓越したアイデアと人を楽しませる生まれながらの才能があります。しかし父親の代から労働者階級で貧しい暮らしをしてきたバーナム氏には社会的な成功はそう簡単なものではありませんでした。サーカスで成功を収めたのちにも災難、試練が襲いかかりますが、最後に彼は一番大切なものは何かということに気がついていきます。
見どころ
大ヒットを記録したミュージカル映画、ラ・ラ・ランドの制作チームが手がけた新たなヒット作です。物語の描かれ方は全体を通して明るく、歌と踊りのクオリティーが非常に高いです。もともとミュージカル俳優出身のヒュー・ジャックマンやザック・エフロンなどの有名俳優が名を連ね、その音楽とダンスのシーンは圧巻です。作中に出てくる曲 This is me のスタジオリハーサルでは演じる俳優達自身が感動で涙した程。ミュージカル映画は苦手と思っている方も観ればはまってしまうかもしれません。
あっと驚く展開もあり、そんな所にはまってしまう映画
今回は洋画を中心にミュージカル映画、アニメーション映画などいくつかのジャンルからの作品を集めてみました。普段手に取らないジャンルの映画でも、一度観始めればその良さにはまってしまうかもしれません。とにかくまず観てみる、これがおすすめです!