男性も浴衣でお洒落を!メンズ浴衣のすすめ
女性の間ではすっかり夏の風物詩になっている浴衣ですが、男性はまだまだ着用するのに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。大人の男性がカッコよく浴衣を着るコツや着方、帯の結び方の種類などを紹介します。
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夏の風物詩「浴衣」
浴衣は本来、湯上がり着・寝巻きとして家の中で着るものとされていました。江戸時代頃から夏祭りや花火大会などカジュアルに出掛ける場に着るものとして定着しました。現代では、カジュアルな服装という意識を持つこともなく、夏の多くのシーンで着られています。
男性が浴衣を着るというとまだ抵抗がある方も多いことと思います。しかし派手な柄ものではなく、昔ながらの和柄物や単色のもの、色味を抑えたものを着用することで大人の色気を纏うことができます。夏の暑い日に涼しさを演出するお洒落なアイテムですので、是非この夏挑戦してみてはいかがでしょうか。
浴衣の選び方
浴衣を選ぶ際に重要なのが、「サイズ」「柄・色」「帯」「小物」です。
それぞれの要素を押さえることでお洒落なこなれた浴衣の着こなしをすることができます。
浴衣のサイズ
浴衣を選ぶ上でサイズは欠かせない大事な要素です。普段着ているスーツやジャケットなどと異なりきっちりとしたサイズ感はありません。あくまでもポイントを押さえた上でさらりと着こなすことが大切です。
ポイントは袖の長さ(裄丈)と身丈の長さの2つです。どちらも少し短めで手首・足首のくるぶしが見えるような長さが最適です。少しの短さが涼しさを演出しこなれた着こなしとなります。
また痩せ形の方は腹回りにタオルなどを挟むと胴回りにボリュームがでてすっきりと浴衣を着ることができます。
浴衣の柄・色
浴衣を選ぶ際の色味と柄は印象を大きく変えます。派手な柄や派手な色味は大人の色気ではなく、幼さに繋がってしまうので注意が必要です。初めての浴衣の場合は、紺や黒、グレー、茶などの落ち着いた色味がお勧めです。色白の方には濃い目の色味が、また肌の色が濃い方には薄めの色味が肌に合い落ち着いた雰囲気になります。
柄のないものでも浴衣というだけで様になるのでカッコよく着れますが、柄を取り入れることで個性を演出することができます。柄物を選ぶ際には大ぶりな柄を選ぶのではなく、細かい千鳥柄や細いストライプなどの派手ではない柄ものを選ぶことで落ち着いた印象を与えることができます。
浴衣の帯
出典:chaishop.net
浴衣の帯は浴衣の印象を決める上でとても重要です。無地の物から柄物までさまざまあるので浴衣にあった帯を選ぶことが肝心です。最近では兵児帯と呼ばれる柔らかい素材の帯を着用する方もいますが、かちっとした雰囲気にはならないので、大人がカッコよく浴衣を着る上では普通の帯がお勧めです。
色味は浴衣の色に反対する色を選び帯を強調するか、浴衣と同色を選び素材の違いでお洒落を演出するか、どちらかのパターンがとても多いです。アクセントとして外しに使うもよし、個性をアピールするもよし、様々な面を演出できます。
帯の結び方は貝の口がお勧めです。小ぶりな結び目は男性らしさを演出し、スマートな印象を与えてくれます。また結び方も難しいものではないので、一度覚えてしまえば自分で簡単にできるのもお勧めする大きな理由です。
浴衣に合わせる小物
出典:obiya.co.jp
折角浴衣を着るのであれば、細部にまで拘りを持つことが重要です。足元は雪駄もしくは下駄がお勧めです。鼻緒にも柄のないシンプルなものが様々な浴衣にも合わせやすいのでお勧めです。
その他に巾着袋やセンス、ハットなど小物によっても様々な個性を演出することができます。初心者の方は小物に頼らずシンプルな着こなしをお勧めしますが、慣れてきたら是非小物も取り入れて自分なりのお洒落を楽しんでください。
今年の夏は浴衣でお洒落に
浴衣は夏の風物詩ですが、着るのに抵抗があるのも事実です。基本のルール、着こなしをしっかり学んだ上で浴衣を着こなすことで、浴衣に着られることなくしっかりとお洒落に着こなすことができます。
蒸し暑い日は何かと服装に悩むことが多い時期ですが、浴衣をコーディネートに取り入れ夏のお洒落の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
大学院在学中にITベンチャーを起業。アラサーを迎え身体のケアや筋トレに目覚める。些細なことにもこだわりがありすぎて妥協できない性格。