歴史漫画で学ぼう!絶対読んでおきたいおすすめコミック8選
今回はおすすめの名作歴史マンガを紹介します(日本史/中国史/西洋史から厳選)
歴史漫画は題材とした歴史を学びつつ、その当時の世界観を絵を通じて感じることができます。漫画好きな方はもちろん、漫画はあんまりだけど歴史は大好き、という方に是非おすすめです。(受験生や勉強中の方にも勿論おすすめです)
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アイキャッチ画像出典:morningmanga.com
当時の世界観を歴史マンガで感じよう
みなさんは漫画は読みますか?私はビジネス書の合間に漫画を読みますが、特に歴史漫画が大好きです。
それは、歴史漫画で歴史を学びつつ、その当時の時代を絵を通じて感じることができるからです。
漫画家の方が綿密に取材を重ねたうえで描写しているため、多少の過大表現はあるにしても、雰囲気は間違っていないと思っています。
というわけで、おすすめの歴史漫画を紹介します。どれも名作ばかりですので是非お楽しみください。
カムイ伝(文庫版全15巻) 白土三平
まずおすすめしたいのは、江戸時代当時の身分制度の闇を学ぶことができる必読の書カムイ伝です。
1964年から1971年まで『月刊漫画ガロ』に連載されていた、かなり古い漫画です。
内容はカムイ、正助、竜之進という全く身分階級の異なる3人の少年が自分の置かれた環境に苦悩しながら、時代に立ち向かっていくというストーリーです。おそらくこの漫画を初めて読んだときに、私たちが従来認識している階級制度をはるかに上回る現実に衝撃を覚えると思います。
旧来の漫画にはみられない様々な群像が入り乱れる骨太のストーリーが高く評価され、時代小説に比しても遜色ない漫画路線の礎を築いたとされる。それは「ヴィジュアルは映画を凌ぎ、ストーリーは小説を越えた」というかつてのキャッチコピーにもみて取れる
ナムジ(全五巻) 安彦良和
ナムジとは大国主(オオクニヌシ)という『古事記』『日本書紀』に登場する日本神話の神のことです。
スサノオやイザナミとかと同じような神様ですね。
私たちがあまり触れる機会がなくぼんやりとだけ知っているような日本神話を、仮説及び創作を加えながらストーリーにしたものです。
また、この漫画はガンダムの作画ディレクターである安彦良和氏の描き下ろし漫画でもあります。
続編として「神武」があり、こちらもおすすめです。
ナムジは出雲の海岸で拾われた出自の知れぬ孤児であり、倭人と同じ刺青をしている。スサノオを頭領とする布都族を見返そうとする反骨精神を持つが、その後継者であるスセリを妻とすることになる。自分の出自に悩みつつも、出雲の範疇を越えた世界を統べる大望を抱き、大和や筑紫邪馬台国へと出兵する。邪馬台国は日向へと遷都し、ナムジを虜囚として出雲との決戦に出る
蒼天航路(極厚版全12巻) 王欣太
中国の歴史の中でも人気のある三国志時代ならこのネオ三国志、蒼天航路が面白いです。
1994年10月から2005年11月までモーニングで連載され、アニメにもなりました。
三国志というのは一般的には蜀の劉備玄徳が主人公なのですが、この蒼天航路は劉備のライバルである曹操孟徳を主人公としているところがそれまでの小説・漫画と大きく異なります。
「乱世の奸雄」とも称される曹操という人がどのような人間だったのか、垣間見ることができます。
また、曹操はもちろん、董卓・諸葛孔明・関羽など登場人物が非常に魅力的でキャラが立っています。
中国の後漢末期から三国時代の英雄曹操を「最も人に興味を示した英雄」として主人公に据え、新しい解釈のもとで三国志の世界を描いた長編大作である。
キャッチコピーは「衝撃のネオ三国志」。三国志の正史と『三国志演義』のエピソードへの独自のアレンジと、臨場感溢れる豪快な迫力や作者が「その人物に与えるコマにおいては全員主役」と語る[1]という緻密なキャラクター描写が特長
キングダム(連載中) 原泰久
ヤングジャンプで好評連載中の中国史漫画キングダムもおすすめです。アニメ化もされています。
蒼天航路より更に時代がさかのぼり、春秋戦国時代といわれる時代の話です。
天下の大将軍を目指す奴隷の少年・信と、後の秦の始皇帝となる少年・政が成長しながら国をそして中国全土の制覇に進んでいくストーリーです。
創作を含みますが、登場人物がみな魅力的で心に訴えかけるものがあります。
チェーザレ 破壊の創造者(連載中) 惣領冬実
イタリアルネサンス期の軍人・政治家であるチェーザレ・ボルジアを主人公にしたイタリア歴史漫画です。イタリアの当時の描写が本当に素晴らしく、現に作品の舞台であるイタリアでも漫画が販売されているほどです。貴族同士の争いや宗教上の権力闘争などに対し、チェーザレが暗躍する様は外国の小説/映画のようです。
当時のイタリアは周辺の列強諸国による干渉にさらされ、またカトリック教会も権力闘争の場となっており、800年に渡って繰り広げられたイベリア半島再征服運動(レコンキスタ)の完了を目前とした激動の時代が始まろうとしていた。そのような中、1492年、時の教皇インノケンティウス8世の崩御とそれに伴う次期教皇選挙(コンクラーヴェ)が始まる。チェーザレは父ロドリーゴ・ボルジアやメディチ家、ラファエーレ・リアーリオ枢機卿などと手を組みながら権謀術数を駆使し、自らの理想を実現するための戦いを始める
ナポレオン 獅子の時代(全15巻) 長谷川哲也
ナポレオン・ボナパルトの生涯を詳細に描いた西洋史の漫画です。
ナポレオンという歴史上名高い英雄の生涯、およびフランス革命の状況などを漫画で読むことができるので非常に参考になります。(絵が男臭いのが気になる方も読んでください)
続編という扱いですが、16巻以降は「ナポレオン -覇道進撃」というタイトルになっています。
当初はアウステルリッツの戦いから物語が始まったが、この戦いの終わりと同時に物語はナポレオンの誕生直前にまで遡り、以後はブリュメールのクーデターに至るまでのナポレオンの生涯に沿った物語を描いた。話の都合上、フランス革命の展開もじっくりと描き込まれている。
乙嫁語り(連載中) 森薫
中央アジアを舞台にした結婚をめぐるドラマを題材にした歴史漫画。
この漫画は題材も特徴的ですが、その世界観を損なうことのない圧倒的な画力と民族衣装の再現度が素晴らしいです。まさに漫画を読みながら時代に没頭できる作品です。
19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台に、「乙嫁」をキーワードに、厳しい自然の中に生きる人々の生活と文化、時に人間の愚行を織り交ぜた物語を緻密で丁寧な画で描く
出典:natalie.mu
ヴィンランド・サガ(連載中) 幸村誠
11世紀初頭の北欧のヴァイキングを題材にした歴史漫画。
ヴァイキングに復讐を誓うトルフィンという少年が苦悩しながらもたくましく成長し、戦争も奴隷もない平和な国を作るために悪戦苦闘する骨太ストーリーは読む価値ありです。
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この記事のライター
日本一即戦力な公認会計士、を目指しています。大手監査法人⇒米国留学⇒経営コンサル公認会計士&TOEIC900超に加え、最近は経営能力など、知の経験値稼ぎに絶賛邁進中。様々知識を身につけるべく、読書とグルメめぐり(一流レストランからB級まで幅広く)が大好物