現役東大生がおすすめする本当に使える筆箱・ペンケース15選

ペンケースを選ぶ基準

ペンケースは小さな道具ですが、選ぶポイントは数多く存在します。外観、収容本数、機能性、価格、形状が主に注目するポイントになります。

収容本数は人によるとしか言いようがありません。自分が使う本数より少し大きめの収容本数のものを選んでおきましょう。あまりギリギリだと閉まりにくく、気に入った文房具があっても加えることができません。

形状は、特にしきりがなく中に詰め込んでいくタイプのもの、細長いポケットに一本一本収納していくもの、ペンを巻きつけて紐で止めるロール式の3種類が主流です。大雑把にいえば、仕切りがない物は入れやすく収納本数が多い傾向にあります。一本一本収納していくものはペンが探しやすいのが強みです。ロール式は高級ブランドの製品に多い傾向にあります。

外観はカジュアルなものから、落ち着いたフォーマルなものがあるので使う場面を考えたうえで購入しましょう。

価格は500円以上あれば十分使いやすいものを選べます。よほど高級なものでなければ2000円でお釣りがくるのが相場です。高級ブランドですと、1万円近くするものもあります。文房具にこだわりを持って大切にする人にとっては決して高い金額ではないでしょう。

機能性に関しては、近年は自立してペンケースの代わりになるものがトレンドですが、それ以外にもあっと驚くようなユニークなものをこれから紹介していきます。

形が特徴的なペンケース

ステッドラー　　ペンケース

ステッドラーが販売しているロール式の革製ペンケースです。ステッドラーは1835年ドイツのニュルンベルクで創業され、100年以上にわたり高級な文房具を輩出し続けた世界が認めるブランドです。天然の革が使用されているので、全く同じ製品は世界に2つとありません。
中には中型のポケットが3つ、大型のポケットが1つあり、開いたときにペンが落ちる落ちる心配もありません。革が薄い分てになじみやすく、柔らかさがあります。ドイツのブランド、革製のロール式といえば高級なイメージがありますが、こちらは気軽にかえる価格です。本格的な革製品には及びませんが見た目もそこそこ高級感があり、安めのギフトにも使えます。コスパの面ではロール式の中では最も良いのではないでしょうか。
W29×H20ｃm

C2

コクヨが販売している、ファスナーを開くとトレー型に形が変化するペンケースです。ファスナーの部分のボタンをパチンと留めれば提げられるのが嬉しいところです。
トレー状になると、開け口の面積が広く、高さが抑えられるのでペンの探しやすさは抜群です。机の上でたくさんの文房具を使う、という人には実用面でおすすめできます。ファスナーを閉めているときはコンパクトな直方体なので、引出しや小さなカバンにもすっぽり入りとても便利です。写真にある、ネイビー＆ブルーのツートーンが最も流通していますが、グレー＆ピンク、カーキ＆イエローのデザインも販売されています。値段も520円とお求めやすい価格です。
【寸法】 230×50×50mm
【材質】 ポリエステル

ネオクリッツ

同じくコクヨが販売しているスタンド型ペンケースの先駆けとなった商品です。ファスナーを開けて外側に折り曲げれば、ペンスタンドに大変身。欲しいペンが一目で探せるうえ、机の上で場所をとらないのが魅力です。人やカバンが当たったりしなければ倒れることもなく、安定感があります。ラージサイズ、ミドルサイズ、フラットサイズの3種類から好きなサイズを選択できます。中にはベルクロがついた小さなポケットがあり、小物を入れるのに重宝します。整理が苦手で机の上にペンが散らかったり、無くしてしまう人は是非一度使ってみましょう。少しデザインは単調ですが、実用性は抜群です。

【本体サイズ】 8.5cm×19.5cm
【材質】 表材・内装:ナイロン、芯材:PP

リヒトラブ

LIHIT LABが販売している容量が魅力のペンケースです。一般的な太さのペンなら14本ほど余裕で入る大容量です。一見普通のペンケースに見えますが、中に詰め込むタイプではなく、見開き式になっていて探す手間がいりません。万が一下に落としても、構造上ペンが散らからないという利点もあります。ペンを探すときに立ちがちなガチャガチャとした音が一切立たないので図書館でも安心です。内側に小型のポケットが3つ、大き目のポケットが3つあります。大き目のポケットならはさみやノリ、小さ目のポケットにはなくしやすい付箋や消しゴム、USBメモリを入れる人が多いようです。


本体価格　1,050円（＋消費税）
幅・奥行・高さ（mm） 200mm × 50mm × 120mm
材質 ポリエステル

おしゃれで高級感あふれるペンケース

ノックスブレイン ペンケース アントレ ブラウン 牛革

日本発の高級バッグブランド、KNOXの高級ペンケースです。しっとりと手になじみ、柔らかくてきめ細かな牛革が使われています。これほど質の高い革を使えるのもバッグブランドの強みです。ペンなら15本ほど入り容量の面でも優れています。革も柔らかめなので、よくありがちな「口が開きにくい」という悩みもありません。
きめの細やかな牛革を使用し、しっとりと吸い付くような手触りが魅力です。何度も色を入れることで、独特な色調が生まれ、外見も高級感が漂います。グレー・ブラウン・ネイビーの3色があり、それぞれで裏地の色も異なります。使っているだけで一目置かれることは間違いないでしょう。

本体価格　8000円

HERGOPOCH(エルゴポック) 本革ペンケース 06シリーズ

シンプルなファスナー開閉式のペンケースです。HERGOPOCH（エルゴポック）とは、「持つ喜びを感じていただける鞄をお届けしたい」という理念のもとに作られた、日本発のバッグブランドです。その技術力がふんだんに生かされたワキシングレザーが使われており、シンプルなデザインが特徴です。表面のアンティーク加工も職人の手作業にこだわり、表面にはほどよいムラが出ています。手触りが柔らかく使うほどに手になじんでくるのが良いところです。収容本数も10本ほどと多すぎず、少なすぎず万人受けする一品です。明るすぎず暗すぎず、フォーマルからカジュアルまで幅広く活躍する優れものです。


メイン素材: レザー
外寸：縦4cm×横18cm×まち3cm　・重さ：50g
MADE IN JAPAN（日本製）

土屋鞄製作所　トーンオイルヌメ ロールペンケース

土屋鞄製作所が製造、販売している高級ロール式ペンケースです。ロール式の魅力といえばやはりペン同士がぶつからず、ペンをすぐに探せることです。ロール式ペンケースの愛好家は多く、彼らにとっての憧れともいえるのがこのペンケースです。内部には小さ目の収納が4か所、大き目の収納が1か所あります。
使用されている「オイルヌメ革」は使えば使うほど味わい深くなり、愛着が沸いてくることでしょう。自分独自の巻き方を探してみるのも使う楽しみの一つです。使い終わって紐を巻きつけるたびに「このペンケース、そしてペン1本1本を大事にしよう」と思わせてくれる至高の一品です。

重さ　60g
価格（税込）　9500
縦5cm×横幅20cm×厚さ3cm。

革で包んで、ぐるぐる巻き。「持つこと」を楽しむ自由なペンケース。

容量が魅力のペンケース

レペテ

コクヨが販売している、幅広い年齢層に受け入れられているペンケースです。「レペテ」はフランス語で「くり返し」という意味があり、シンプルなボーダー柄がくり返されるデザインを表現しています。シンプルでなおかつ洗練されたデザインは男性、女性ともに人気があります。210×60×80mmとそこそこの大きさながら、見た目はもっと小さく見えるのが不思議です。
もう一つの魅力はその容量です。外見よりも容量はあり、ハサミ、のり、カッター、定規を入れても十分余裕があります。生地はしっかりと厚みがあり、耐久性は抜群。ジッパーの持ち手が輪上になっているなど細かい工夫が随所に施されています。派手さはありませんが、使えば使うほど愛着が湧いてきます。

【寸法】 210×60×80mm
【材質】 表面/帆布、内面/ラミネート、内ポケット/ナイロン
【色】 ダークブルー

デルデ

サンスターが販売している大容量が魅力のスタンド型ペンケースです。ファスナーを開けた後、両側にあるつまみを下げるだけでスタンド型に変身します。底に板が入っていて安定感は普通のペン立てと変わりません。先ほど紹介したスタンド型のネオクリッツとは異なり、ファスナーは側面ではなく、上側（立てた時）についています。そのため底の方の消しゴムや付箋などの小物が取りにくく、内側のポケットにいれることになります。ペンが35本も入るという圧倒的な収容力が最大の魅力です。デザインも通常のツートーンの他に、縦じま、横じま、明るめの色、落ち着いた色と様々あるので使う場面に適したデザインを選べます。


【本体サイズ】W130×H180×D58mm
【材質】綿、ポリエステル

思わず目を見張る遊び心たっぷりのペンケース

oriami

プロディカルが販売している、まるで折り紙のように立体的に形が変化する斬新な発想のペンケースです。日本有数のニットの産地、五泉市で製造され、素材はもちろんニットです。編み目が細かく、普通にシャーペンでひっかいただけではほつれません。構造上ファスナーが大きく開き、容量も十分あります。形が変化するので、少し無理な入れ方をしてもなんとかなってしまうのが魅力です。
遊び心があって面白いと女性だけでなく男性からも人気があり数々の賞を受賞しています。日本の伝統文化と融合したペンケース、他人と違うものを持ちたい人にはもってこいの商品です。

サイズ ： 横20cm × 巾8.5cm
ファスナーあき口 ： 19.5cm
素材 ： ポリエステル100％

ZIPIT

ZIPITはイスラエルの大学生によってデザインされ、世界中で販売されているユニークなペンケースです。
ペンケースをモンスターに見立て、ジッパーをモンスターの歯に見立てており、文房具を食べているようにも見えます。ジッパーはどこまでも外れ、最終的に一本の紐になります。使わないときはクルクルと巻いておけばいいので、世界一コンパクトなペンケースといっても過言ではないでしょう。容量もそこそこあり、使っていて特に不満が出ることもありません。
ジッパーも耐久性の高いものを使い、素材はポリエステル100%なので軽くて長持ちします。汚れてしまっても洗濯機で洗えば清潔に保てます。プレゼントとしての需要も高く友達へのプレゼントとしてもおすすめできます。
2cm × 22cm × 9cm
ブランド : zipit (ジップイット)
サイズ : H9×W22×D2cm
材質 : ポリエステル

機能性に優れた新発想のペンケース

PENSAM

キングジムが販売しているノートやファイルに挟めることで一世を風靡した話題のペンケースです。磁石を使ってノートの表紙を挟むという、今までありそうでなかった新発想が人気を読んでいます。もちろん着脱もすぐにできるので、ノートを書くときに邪魔になるなんてこともありません。容量はペンなら10本分ほどで、大量に入れるのでなければ困ることはないでしょう。内ポケットもあり小物も入れられます。
落ち着いたデザインなのでフォーマルな場面でも問題なく使えます。自分が使うノートやファイルが一冊に決まっている場合は、確実に重宝します。
【外寸】W90×D24×H194mm
【カラー】黒
【収納本数】約10本

PENSAM スリムバージョン

上で挙げた通常のペンサムは大きさの面で手帳にはつけづらいデメリットがありました。それを解決したのがこちらの「PENSAM スリムバージョン」です。こちらも磁石の力で挟む仕組みです。収容本数は3本程度で手帳に使うペンの本数としては最適なのではないでしょうか。普段からペンをたくさん使う人でも、サブの手帳用ペンケースを持っておいて損はありません。磁石の力も強すぎず弱すぎないすぐれものです。
磁石の性質を利用して冷蔵庫やマグネット対応式の机に貼るという使い方をする人もいるようです。
ペンサムには、スリムバージョン以外にも薄くてかさばらないフラットバージョンや、机の上で自立するスタンドタイプがあります。
【外寸】W55×D15×H150mm
【カラー】黒
【収納本数】約2本

LIM SLEEVE Nebbia

「LIM Pen SLEEVE Nebbiaはrethinkが販売している新発想のペンケースです。
通常のロール式のペンケースは最初にジッパーや留め具を開けますが、このペンケースはその手間がいりません。ペン自体が留め具となるため、すぐにペンをとって書き始めることができます。無駄を極限までそぎ落としたシンプルな構造により4本のペンを収納可能です。
外見も高級感にあふれフォーマルな場面でも使えます。素材もイタリアの伝統的な製法を用いて、牛革に天然素材のワックスを刷り込んだ独自の素材を使用しています[Nebbia」はイタリア語で霧という意味があり、使い始めは白っぽく、使うにつれてだんだんと革本来の色が現れて、美しいつやが出ます。

高さ15.4×幅12.8(4.6)×厚さ(3)cm
重量　約28グラム
本体価格　11100円

べロウズ　ペンケース

べロウズはコンサイスが販売しているユニークなペンケースです。先ほど紹介したリヒトラブと少し似ていますが、べロウズは蛇腹式のホルダーを取り出す形式です。ホルダーを取り出せば筆箱に入っているものが横一列に並びます。
ホルダーを出して、横一列にペンを並べて、使うものを取ることに慣れたら他のペンケースは使えなくなるかもしれません。ペン同士がこすれあって傷つくことがないのが嬉しいですね。欲を言えばもう少し容量があればいいのに、と思います。素晴らしい発想なので、同じ仕組みでもう少し容量がある商品がそのうち発売されるのではないか、と思いながら楽しみにしています。

【サイズ】縦8×横17.2×厚さ3.5cm
【素材】ポリエステル

自分にあったペンケースを見つけよう

いかがでしょうか。ペンケースと一口に言っても、強い個性を持つ商品がいっぱいあります。これからもトレンドが変わり続け、世界中で面白いペンケースが発売されるでしょう。新発売の斬新なペンケースを眺めるだけでも楽しいのでおすすめです。自分の用途と使う場面を考慮したうえで、自分にあうペンケースを探してみましょう。