日本酒好きにはたまらない!観光列車「越乃Shu*Kura」に乗ろう
新潟県といえば「日本酒」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。日本酒を飲みながら列車の旅が楽しめる、そのような贅沢な観光列車が「越乃Shu*Kura」です。それでは早速、見ていくことにしましょう。
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「越乃Shu*Kura」の概略
「越乃Shu*Kura」のコースは3パターンになります。一つ目は上越妙高から小千谷を通って十日町まで至るコースです。二つ目は上越妙高から越後湯沢までのコースとなっています。三つ目は新潟から上越妙高まで走ります。
車内はまるで居酒屋のようなレイアウト。地酒を飲みながら列車の旅が楽しめることはもちろん、旅行者同士の語らいも楽しめることでしょう。
また、地酒を「飲む」だけでなく地元の素材を使ったお弁当を「食べる」楽しみもあります。従来の列車では考えられなかった楽しみが「越乃Shu*Kura」には隠されているのです。
「越乃Shu*Kura」のダイヤ
先ほども紹介した通り「越乃Shu*Kura」は3つのコースを走ります。運行日によって走るコースが異なりますのでご注意ください。
一つ目の「越乃Shu*Kura」は上越妙高~十日町間を結んでいます。上越妙高~十日町までの所要時間は約2時間30分です。二つ目の「ゆざわShu*Kura」は上越妙高~越後湯沢の区間。所要時間は3時間になります。三つ目の「柳都Shu*Kura」は上越妙高~新潟まで、所要時間は約3時間です。三つとも同じ車両を使いますが、列車名は異なりますので注意が必要です。
なお、「越乃Shu*Kura」は旅行商品とセットにしての販売なので、一般の列車のように乗車することはできません。
気になる「越乃Shu*Kura」の車内
「越乃Shu*Kura」は3両で構成されており、それぞれの車両によってレイアウトが全く異なります。1号車はグループ客に最適なボックスシート「らくらくボックスシート」と眺望が楽しめる「展望ペアシート」で構成されます。様々な使い方ができるのが1号車の特徴と言えるでしょう。
2号車はまるで立ち飲みバーのようなレイアウト「イベントスペース」です。ここでは地酒が楽しめることはもちろん、音楽などの様々なイベントが行われます。3号車はシートピッチの広いリクライニングシートがズラッと並んでいます。車内全体に落ち着いた雰囲気が漂います。また、車端部にはフリースペースがあり、ゆっくりとくつろげるのも嬉しいポイントです。
魅力的なお食事
それぞれのコースには地酒はもちろんのこと、食事のサービスが付いてきます。基本コースはウエルカムドリンク、おちょこ、「越乃Shu*Kura」オリジナルの大吟醸、和らぎ水、そしてお弁当になります。お弁当は新潟の素材を活かしたものとなっており、地酒ともマッチするでしょう。また、往路と復路で内容が異なりますので、気になる方は両方乗られるといいでしょう。もちろん、アルコールが苦手な方向けにソフトドリンクのコースもありますのでご安心を。
また、「越乃Shu*Kura」のロゴが入ったオリジナル商品も見逃せませんよ。これらのオリジナル商品もセットに付いてきます。
様々な観光列車やローカル線と組み合わせるのも一考
いかがでしたか。「越乃Shu*Kura」だけを楽しむのもいいですが、他の観光列車やローカル線とセットにして楽しむにはいかがでしょうか。例えば、十日町からは飯山線を走る観光列車「おいこっと」が運行されています。また、十日町から高規格路線で知られる北越急行の旅を楽しむのもいいでしょう。ぜひ、様々なスタイルで新潟の旅をお楽しみください。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。