「フルーティアふくしま」で甘い列車の旅を楽しみませんか
フルーツ大国、福島。りんご、梨、桃、ブドウなど様々な果物が福島にあります。そのようなフルーツを食べながら、列車の旅が楽しめたら楽しくて効率的ですよね。そんなプランを実現したのが「フルーティアふくしま」です。それでは、「フルーティアふくしま」の魅力に迫ってみましょう。
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「フルーティアふくしま」の概略
「フルーティアふくしま」はシーズンにより走行区間が異なりますのでご注意ください。車内はまるで洒落たカフェなよう。ゆったりとしたソファに座りながら、福島のスイーツをふんだんに使ったケーキが楽しめます。また、様々な座席配置となっているので、その時のシチュエーションにあった席が選べるのも嬉しいところです。
なお、「フルーティアふくしま」はスイーツセット付きの旅行商品として販売します。一般列車のように「みどりの窓口」で券を購入することはできませんのでご注意ください。
「フルーティアふくしま」のダイヤ
「フルーティアふくしま」はシーズンによって走行区間は異なりますのでご注意ください。今までの実績を見ますと、2016年の10月~11月は磐越西線(郡山~会津若松)、12月~2017年2月は東北本線(郡山~仙台)を走ります。乗車時間は磐越西線のコースが75分、東北本線のコースは105分です。運転本数もシーズンによって異なっており、1日1往復~2往復です。「フルーティアふくしま」は毎日運行ではなく、土曜日、休日を中心に運行されます。そのため、「フルーティアふくしま」に乗車される場合は、あらかじめホームページをチェックすることをおすすめします。
「フルーティアふくしま」の大切なポイントは一般車両のように「みどりの窓口」では切符が購入できないことです。「フルーティアふくしま」の全ての座席はスイートセット付きの旅行商品として販売されていますのでご注意ください。
カフェのような「フルーティアふくしま」の車内
「フルーティアふくしま」の車内を一言で表現するなら「お洒落なカフェ」です。「フルーティアふくしま」は2両で構成されています。1号車は大きなカフェカウンターがあり、その真向かいにある大型の窓から車窓を楽しむことができ、ちょっとしたバーのような雰囲気です。
2号車は1人がけ、2人がけ、4人がけのボックスシートがあります。どのボックスシートも喫茶店のような座席となっており、大型のテーブルが付属しています。そのため、ゆったりとした気持ちで列車旅とケーキが楽しめることでしょう。また、1号車の車端部には「フリースペース」があり、ちょっとした休憩所としても使用することができます。
「フルーティアふくしま」で提供される珠玉のスイーツの数々
「フルーティアふくしま」で絶対に見逃せないのが、車内で出されるスイーツの数々です。スイーツは旬の福島県産のスイーツを使用するため、時期によってメニューが異なります。2016年12月は福島県の洋梨をふんだんに使った「福島県産 洋梨のチョコレートムース」と「福島県産 洋梨とキャラメルのタルト」が出されました。チョコレートムースはチョコレートの品格高い甘さと洋梨との組み合わせが楽しめます。洋梨とキャラメルのタルトは洋梨の甘さとバナナとほろ苦いキャラメルの味がたまりません。
また、ドリンクも豊富。福島県産のフルーツを使ったフルーツジュースやカフェやアイスティーが飲めます。車内販売では「フルーティアふくしま」のオリジナルグッズも販売。乗車時間は限られているため、めぼしい商品があったら、あらかじめチェックするのも重要でしょう。
ちょっと違った福島の旅を
いかがでしたか。従来の福島県での旅は「和」を感じさせるものが多かったですが、「フルーティアふくしま」は「洋」の要素が詰まった車両です。今までとはちょっと違う福島県の旅を楽しんでみませんか。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。