関西空港へ一直線!お得で便利な「ラピート」活用方法を考える
今回は南海電車が運行している関西空港へのアクセス特急「ラピート号」を紹介します。「ラピート号」は便利で大変お得な列車です。それでは、早速「ラピート号」の活用方法を考えてみましょう。
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■特急「ラピート号」の概要
「ラピート号」は関西空港の開業に合わせて1994年に登場しました。現在でも空港アクセスを担っており、その独特のフォルムは多くの支持を得ています。また、キャンペーンに合わせて期間限定の様々な塗装も登場しているのも特徴です。そんな「ラピート号」の、空港アクセスだけじゃない便利な利用方法をご紹介していきます。
特急「ラピート号」の運転区間と停車駅
「ラピート号」は大阪ミナミの中心地、なんばから関西空港を結んでいます。停車駅は2パターンに分かれているのでご注意ください。速達タイプの「ラピートα」は新今宮、天下茶屋、泉佐野、りんくうタウンに、「ラピートβ」は新今宮、天下茶屋、堺、岸和田、泉佐野、りんくうタウンに停まります。なんばでは大阪市営地下鉄各線と阪神、近鉄、新今宮ではJR、天下茶屋では大阪市営地下鉄堺筋線、泉佐野では和歌山方面と接続。所要時間はなんばから関西空港まで約30分です。
一見すると、大阪なんばから関西空港へのアクセスしか活用方法がなさそうな「ラピート号」。しかし、他線と組み合わせることで活用の幅が広がります。例えば、新今宮駅ではJR大阪環状線、関西線と南海との乗り換えが便利なため、大阪梅田方面からもラクラク「ラピート号」に乗れるのです。天下茶屋と接続する地下鉄堺筋線は阪急京都線、千里線と相互直通運転をしています。そのため、阪急沿線から「ラピート号」に乗り換えるコースもいいでしょう。
特急「ラピート号」の車内について
次に気になる「ラピート号」の車内をチェックしてみましょう。「ラピート号」は専用車両が使われており、特急料金が必要です。そのため、車内はとても快適。「ラピート号」の座席は「レギュラシート」と「スーパーシート」の2クラスに分かれています。「レギュラシート」は2+2列の座席配置となっており、リクライニング機能がついた快適なシートを採用。「スーパーシート」は1+2列の座席配置。シートピッチは1200mm、シート幅は1人あたり485mmとなっています。「レギュラーシート」以上の快適性が保証されていることは間違いありません。
その他、空港特急らしくトランクが置ける荷物置場や手荷物を簡単に置ける座席上のハットラックなど、設備も充実しています。また、車内案内表示は2カ国語対応となっており、外国人観光客も安心して利用することができます。
特急「ラピート号」の料金をチェック
先ほども書いた通り、「ラピート号」は特急料金が必要。特急料金は大人510円、子供260円です。なお「ラピート号」は全車指定席になっていますので、切符に書かれている指定番号の座席に座りましょう。これに別途乗車券が必要なため、計1,430円がかかります。しかし、決して正規料金で「ラピート号」には乗ってはいけません。実は「ラピート号」には正規の方法で割安に乗れる切符が存在するのです。
それが「関空トク割ラピートきっぷ」です。この切符は片道で利用できるのが大きなポイント。料金はなんばから関西空港までが「レギュラーシート」で1,130円、「スーパーシート」でも1,340円です。なお「関空トク割ラピートきっぷ」はなんば、新今宮、天下茶屋、住吉大社、堺、関西空港で購入することができます。
空港アクセス以外の使い方も考えてみる
今までは空港アクセス特急としての「ラピート号」を見てきましたが、空港アクセス以外でも「ラピート号」は大いに役に立つ列車であることをご存知ですか。例えば、「ラピート号」の全列車がりんくうタウン駅に停車するので「りんくうプレミアムアウトレット」へのアクセスとしても使えます。購入する物が多くなっても、車内には荷物を置くスペースが用意されているので安心ですね。また「ラピートβ」を使うと堺や岸和田へのアクセスとしても使えます。急ぎの場合は、一度「ラピート号」をチェックされてはいかがでしょうか。
外見もチェックしたい「ラピート号」
「ラピート号」は独特の外見でも知られています。登場して20年以上が経過しますが、今日でも新鮮に映ります。また、キャンペーンで通常とは全く異なる塗装になることも。気になる方は、ぜひ南海電車のホームページをチェックしてみましょう。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。