湯布院へ一直線!JR九州を代表する観光列車「ゆふいんの森」を徹底分析
今回はJR九州を代表する看板列車とも言える「ゆふいんの森」を紹介します。「ゆふいんの森」は魅力的な車内もさることながら、湯布院、別府という日本を代表する温泉地を通ります。この記事では「ゆふいんの森」の魅力を余すことなく解説します。
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「ゆふいんの森」の概略
「ゆふいんの森」は博多から久大本線を通って大分県の別府に至る定期特急列車です。登場はJR九州の観光列車としては早く1989年に登場しました。1989年の登場以降、多くの観光客に利用されています。車内は美しい景色が楽しめるようにハイデッカー形式になっているのが大きな特徴。それ以外にも列車の旅が楽しめる様々な仕掛けが隠されています。
「ゆふいんの森」のダイヤをご紹介
車内を見る前に、先に「ゆふいんの森」のダイヤを紹介しましょう。「ゆふいんの森」は博多から久大本線を通って別府まで走ります。ダイヤは1日3往復ですが、そのうちの2本は由布院止まりになります。停車駅は観光列車の性格上絞られており、二日市、鳥栖、久留米、日田、天ヶ瀬、豊後森、由布院、大分です。所要時間は博多から由布院までが約2時間10分、別府までが約3時間10分となっています。
「ゆふいんの森」は特急列車のため、乗車券の他に特急券が必要です。また、全車指定席となっているため、指定席料金も必要です。とても人気の高い車両で季節によって両数も変わるので、早めに乗車券を購入することをおすすめします。
「ゆふいんの森」の車内をチェック
「ゆふいんの森」は景色が見えやすいように通常の車両よりも高く感じる「ハイデッカー方式」となっています。目線が高くなるので見慣れた景色でも新鮮に見えるのではないでしょうか。車内はクラシカルな雰囲気でどっしりとしたリクライニングシートが特徴。落ち着いた雰囲気で久大本線の旅が楽しめます。グループ客は向かい合わせのボックスシートがおすすめ。大型のテーブルがあるので、様々な楽しみ方ができます。「サロンスペース」はフリースタイルの展望車となっており、迫力ある景色が楽しめることはもちろん、乗務員による観光案内もあります。そして、「ゆふいんの森」の旅に欠かせないビュッフェも見逃せません。ビュッフェには駅弁、スイーツからオリジナルグッズまで何でも揃っています。
このように、様々な楽しみ方ができるのが「ゆふいんの森」の最大の魅力なのです。
旅に花を添える魅力的な車内サービス
「ゆふいんの森」で忘れてはならないのが車内サービスです。まずは、ビュッフェで販売されている品を少しだけ紹介しましょう。甘い方が好きな方は由布院にある豆腐料理屋が作る「大豆アイス」をチェックしましょう。「大豆アイス」と共に味わいたいのがオリジナルのサイダー「ゆふいんサイダー」です。車内では「ゆふいんの森」が描かれたフォトパネルを使った写真サービスがあります。遠慮なく「ゆふいんの森」のスタッフに声をかけてみましょう。また、「ゆふいんの森」にはWiFiサービスが提供されており、気軽に観光先の情報収集ができます。
このように、痒いところまで手が届くサービスが「ゆふいんの森」の旅をさらに魅力あるものにしています。
「ゆふいんの森」に乗るなら使いたい割引切符
これだけ魅力にあふれた観光特急「ゆふいんの森」。どうせなら、1円でも安く利用したいものです。「ゆふいんの森」に乗車される際は福岡市内~由布院・湯平までの乗車券、特急券の2枚がセットになった「2枚きっぷ」と九州各地から由布院までの割引切符「ゆふいんのんびりきっぷ」をチェックしましょう。これらの切符を使うと、効率よく「ゆふいんの森」の旅が楽しめますよ。
「ゆふいんの森」で温泉巡りを楽しもう
いかがでしたか。「ゆふいんの森」は湯布院と別府の2大温泉地を通るわけですから、湯布院と別府をセットにした温泉の旅はいかがでしょうか。同じ九州にありながら、全く雰囲気は異なります。ぜひ、ゆったりと九州の旅を楽しんでください。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。