いろんな街にアクセスできるのが自慢!「成田エクスプレス」の魅力を徹底解説
日本の表玄関、成田空港から様々な空港アクセスが存在します。その一つがJR東日本が運行している「成田エクスプレス」です。今回は「成田エクスプレス」の魅力に迫ってみます。
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「成田エクスプレス」の概要
JR東日本が運行している「成田エクスプレス」は1991年、成田空港への地下乗り入れと同時に登場しました。「成田エクスプレス」は空港アクセスの一躍を担う特急列車として、多くのビジネスパーソンや観光客から支持されています。2009年には「成田エクスプレス」専用の新しい車両、E259系が登場。これからも、様々な施策を通じて「成田エクスプレス」の魅力が増すでしょう。
様々な街に行くのが「成田エクスプレス」の魅力
「成田エクスプレス」の最大の魅力は様々な街に行けることです。成田空港から東京、大宮、高尾、大船行きが出ています。京成の「スカイライナー」は上野行きしかありませんので、行き先のバリエーションは「成田エクスプレス」に分があります。
また、終点駅へのアクセスだけでなく、首都圏の主要都市にも行けます。大宮行きは池袋、新宿、渋谷に停車、高尾行きは渋谷、新宿、吉祥寺、三鷹、国分寺、立川、八王子に停車、大船行きは品川、武蔵小杉、横浜、戸塚に停車します。また、オンシーズンになると延長運転や臨時停車する列車もあります。
このように「成田エクスプレス」の路線網はリムジンバス並みに充実しています。ぜひ、あなたの街からも「成田エクスプレス」が利用できないか、チェックしてみましょう。
なお、成田空港側は「空港第2ビル」(空港第2ターミナル、第3ターミナル)、「成田空港」(空港第1ターミナル)に停まります。航空会社ごとに利用するターミナルが異なりますのでご注意ください。
全車指定席なのでラクラクに成田空港へ
「成田エクスプレス」は全車指定席となっています。そのため、席とりにイライラすることがありません。「成田エクスプレス」に乗った瞬間から、あなたの快適な旅が約束されているのです。座席は普通車とグリーン車に分かれています。普通車の雰囲気は黒を主体としたビジネスライクな雰囲気。リクライニングシートはもちろんのこと、可動式のヘッドレストが設置されています。また、座席下の収納スペースの高さは250mmもあるので、ちょっとした荷物を置くことが可能です。
グリーン車は社長椅子のような本格的な本革のシート。内装は木目調となっており、さらに落ち着いた雰囲気で列車の旅が楽しめます。
空港アクセス特急ならではの設備としては大型のスーツケースが置ける荷物置き場が挙げられます。荷物置き場にはダイヤル式のワイヤー錠があるため、セキュリティーは万全。荷物のことを気にせずに、ゆっくりと車内で休めます。
「成田エクスプレス」専用の割引切符も
「成田エクスプレス」は特急車のため、乗車券の他に特急券と座席指定料金が必要です。正規料金ですと、東京駅までが片道3,020円(普通車)、4,560円(グリーン車)になります。「成田エクスプレス」を利用する際は「成田エクスプレス」専用の割引切符「N’EX往復きっぷ」を利用しましょう。この切符を利用すると、成田空港から東京都区内の往復が4,940円になります。なお、この切符は普通車しかありません。また、有効期間は14日のため、短期出張に最適です。
「成田エクスプレス」でのWi-Fiサービス
「成田エクスプレス」ではWi-Fiサービスが受けられます。車内のWi-FiサービスはUQ Wi-FiまたはBBモバイルが提供していますので、気になる方はそれぞれの会社のホームページをチェックしましょう。なお、全ての座席にはコンセントが設置されています。そのため、車内で仕事をすることも可能です。
様々な使い方が考えられる「成田エクスプレス」
このように「成田エクスプレス」は様々な可能性を秘めた魅力的な列車です。工夫次第ではいろんな使い方ができます。ぜひ、成田空港を利用する際は「成田エクスプレス」を検討してみましょう。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。