上質の旅が楽しめること間違いなし!「TRAIN SUITE 四季島」の魅力
今回はJR東日本に登場する観光列車「TRAIN SUITE 四季島」(四季島)の魅力を紹介します。「四季島」は今までにないラグジュアリーな列車となっています。それでは、様々な角度から「四季島」を見ていきましょう。
- 4,090views
- B!
「四季島」の概略
「四季島」はJR東日本が開発した観光電車で、2017年5月1日にデビューします。列車名にある「四季島」は古い国名である「敷島」と同音となっており、日本の美しい四季や伝統を楽しめる旅を連想させています。車内は完全な個室になっており、高級ホテル並みの設備を揃えています。「四季島」の車内は高級ホテル並みの個室だけにとどまりません。格調高いダイニングカーや迫力満点の景色が楽しめる展望車もあります。
「四季島」は従来の列車と異なり、旅行ツアーと組み合わせる形で楽しめる列車です。予約の際も旅行会社経由になりますのでご注意ください。
「四季島」の車内はどんな感じ?
「四季島」は10両編成で構成されており、そのうちの5両が個室の「スイート」になります。「スイート」は1両に3室用意されており、大型との窓とトイレ、シャワーが付きます。「デラックススイート」は「スイート」のさらに上をいく部屋です。「デラックススイート」はメゾネット型とフラット型の計2室があり、それぞれの部屋にバスタブとトイレがあります。最上級の車両は「四季島スイート」になり、和を感じさせる部屋となっています。部屋には日本旅館のように、畳と掘りごたつがあり、車内にいるとは思えないような雰囲気になっているのが大きな特徴です。さらに、バスタブは贅沢な檜風呂。思う存分、贅沢な鉄道旅行が楽しめます。
客室以外には「ダイニング」「ラウンジ」「展望車」があります。「ダイニング」には大きな窓が設置されており、東日本の素材を活かした贅沢な食事を楽しみながら列車の旅が満喫できます。「ラウンジ」では東日本の伝統工芸が作り出した雰囲気の中で、ゆっくりとくつろくことができます。そして、忘れてはならないのが迫力満点の景色が楽しめる「展望車」です。「展望車」は側面はもちろん、天井にも窓があり、全身で東日本の魅力を感じることができます。
「四季島」にはどのようなツアーがあるのか?
先ほども書いた通り、「四季島」は旅行ツアーと一体になっています。ツアーは季節ごとになっており、春から秋は「3泊4日コース」と「1泊2日コース」、冬の「2泊3日コース」、さらに季節限定で「東日本の旬コース」があります。
ここでは「1泊2日コース」を例に挙げ、「四季島」を使った魅力をご紹介しましょう。「1泊2日コース」は上野駅を出発して山梨県の塩山駅に向かいます。ここで、山梨観光になります。その後、車内で夕食を楽しんだあと、長野県の姨捨駅で夜景を楽しみます。姨捨駅では夜景を見ながらお酒が味わえる予定となっています。車内でゆっくりと休んでいる間に「四季島」は一路、福島県の会津若松駅を目指します。会津若松で会津観光を楽しんだあと、上野駅に戻りツアーは終了です。このように、列車内の旅だけでなく、沿線の観光も楽しめるところが大きなポイントとなっています。
列車だけではない!駅も美しく整備
「四季島」のデビューに合わせて、「四季島」が停車する駅も美しく整備されます。例えば出発駅である上野駅では「四季島」専用のプラットホームが登場します。旅のスタートからラグジュアリーな雰囲気が満喫できます。また、先ほど紹介した姨捨駅では、夜景を見ながらお酒が楽しめるようにバーの設置工事が進められています。列車の登場に合わせて、駅が整備されるのは前代未聞!今後、どのようなサービスが提供されるのか注目したいところです。
北海道にも乗り入れる「四季島」
「四季島」は東日本だけでなく、北海道にも乗り入れます。人気のある列車ですから、予約はお早めに。今までにないラグジュアリーな鉄道旅行をお楽しみください。
この記事のキーワード
この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。