少し懐かしい気持ちになれる異色の観光列車「レストラン・キハ」を徹底解説
今回は数ある観光列車の中で異色の存在といえる「レストラン・キハ」を紹介します。「レストラン・キハ」は千葉県を走っている第三セクターいすみ鉄道が運営しています。一体、どのような点が「異色」なのでしょうか。早速、見ていくことにしましょう。
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「レストラン・キハ」の概略
「レストラン・キハ」は千葉県、房総半島を走る第三セクターいすみ鉄道(大原~上総中野)によって運営されている観光列車です。車両はかつて全国でどこでも見られた急行型気動車、キハ58を使用しています。全国的に珍しくなったキハ58に乗れるとあって、大いに注目されています。「レストラン・キハ」の魅力は車両だけにとどまりません。列車名に「レストラン」と付いている通り、グルメも楽しむことができます。千葉県の美しい風景を見ながらのグルメの旅に多くの観光客が魅了されています。
「レストラン・キハ」の走行区間
「レストラン・キハ」はいすみ鉄道の中間駅にあたるデンタルサポート大多喜駅から終点の上総中野で折り返し、JRに接続する大原駅が終点となります。なお、途中駅での乗車はできないので、所定の時間にデンタルサポート大多喜駅へ行く必要があります。デンタルサポート大多喜駅へは2通りの行き方があります。一つ目がJR外房線の大原駅からアクセスするコースです。大原駅には東京からの特急「わかしお」が停車するので、アクセスしやすいコースだと言えるでしょう。二つ目は小湊鉄道の上総中野駅からアクセスするコースです。ただし、上総中野駅まで乗り入れる列車の本数は少ないので、大原経由と比べるとリスクは高いです。特段の理由がない限り、大原経由の利用をおすすめします。
「レストラン・キハ」に使われる車両
「レストラン・キハ」に使用される車両は国鉄時代に誕生したキハ28とキハ52です。キハ28はキハ58と共に全国各地の急行に使用されていました。しかし、電化の進捗と急行列車自体の減少により廃車が進み、現在では大変貴重な車両となっています。いすみ鉄道では昔懐かしい赤とクリーム色の国鉄色で頑張っています。相方のキハ52は主に普通列車として活躍してきました。実車は長野県の大糸線で活躍しました。あまり桧舞台に立つ列車ではなかったのですが、いすみ鉄道では看板列車として頑張っています。なお、写真はJR時代のものです。
「レストラン・キハ」で出されるグルメ
「レストラン・キハ」は車両だけでなくグルメも見逃せません。グルメにも様々な種類がありますが、ここでは代表的な「伊勢海老特急、お刺身列車コース」を少しだけ紹介しましょう。このグルメは海に面する房総半島に相応しく、海の幸を心ゆくまで堪能できる内容となっています。まずは、伊勢海老、アワビ、サザエ、千葉のなめろうが美しく盛り付けてあります。舟盛りの美しさもさることながら、味も抜群に美味しいです。さらに、伊勢海老鬼柄焼き、ゆば豆腐、茶碗蒸し、たこ飯など「ここまでか」というほど海の幸を堪能できるメニューになっており、グルメ通を唸らせること間違いありません。この豪華なメニューを2時間で味わうことになります。
なお、車内はボックスシートとロングシートがあり、それぞれテーブルが付いているので車窓を見ながらゆったりとグルメを楽しむことができます。なお、座席の指定はできませんので、ご注意ください。「伊勢海老特急、お刺身コース」以外には「和菓子列車」や「スイーツ・ワイン列車」が運行されています。
乗車する方法
「レストラン・キハ」に乗車するには事前に予約が必要となります。予約はいすみ鉄道のホームページからできます。なお、ホームページ以外からの予約は扱っていないのでご注意ください。「レストラン・キハ」は毎日、運行されているわけではありません。ホームページには2ヶ月分の運行スケジュールが掲示されているので、チェックしましょう。
房総半島の他の観光スポットを組み合わせるのも魅力的
「レストラン・キハ」だけで房総半島の旅を終わわすのはもったいないでしょう。ぜひ、他の観光スポットを組み合わせる形で「レストラン・キハ」をお楽しみください。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。