急増中!「食べることだけが楽しみ」は危険信号?
これといった趣味もなく、仕事以外には食べることだけが楽しみになっていませんか?
実はその状態、危険信号かもしれません!
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アイキャッチ画像出典:www.cocos-jpn.co.jp
「食べることだけが楽しみ」になっていませんか?
仕事熱心な方によく見受けられる、楽しみがないと発言。
日頃から忙しいだけに、たまの休みになると何をしていいかわからないという状態になっていませんか?
そんな方に多いのが、「食べることだけが楽しみ」。
仕事をしながらでも食事の時間はありますし、食べていると脳も体も幸せを感じるという方も多くいらっしゃるとおもいます。
もちろん、食がストレス解消になるのはとても良いことです。
食べることで疲れが取れ、また頑張ろうという気持ちになれれば一石二鳥。
しかし、この感覚が悪化すると実は危険性もあるのです。
起こりうる危険性とは?
「食べることだけが楽しみ」という状態が悪化すると、だんだん「食べる時にしか幸せを感じられない」状態になっていきます。
すると、日頃の疲れやストレスを軽減させるために”食べる”という行為が癖になって、過食へと繋がってしまうのです。
”過食”というと、なんとなく女性に多いイメージがあるかもしれませんが、近年では男性にも増えてきている症状。
ハードワークから自己管理を怠り、気づいた時には過食と肥満を併発していたという方も少なくありません。
食への依存
このような症状がでているときは、少なからず食に依存している状態です。
その原因は、人間関係や仕事のストレスなどメンタル面が大きく関わっています。
不満やイライラをぶつける場所がなく、食べることでしかすっきりしない。
自己評価が低く、少し怒られただけでも自分を否定して食べて忘れようとする。
こんな症状がある方は要注意。
すでに食へ大きく依存している可能性があります。
重大な病気になる可能性も
過食や肥満がさらに悪化すると、生活習慣病を引き起こす危険もあります。
摂食障害糖尿病、高血圧などの生活習慣病は食生活の乱れから起こるもの。
食への依存は「食べることが楽しい」というポジティブな視点から、「食べなければ辛い」というネガティブな視点へといつの間にかすり変わり、メンタル面にも大きな影を落とすことになるのです。
依存から解放されるために①
食への依存から解放されるためには、手っ取り早くそれ以外の楽しみを見つけることが有効です。
趣味と言えるものがなくても、新しいことを初めて熱中してみるのが一番の方法。
プライベートでも人と関わることが嫌だという方でも、スポーツジムに通ったり打ちっぱなしに行ったりと、一人でもできるスポーツは沢山あります。
体を動かしてリフレッシュすることは、食への依存から解放されるとともに、原因となるストレス解消にもなります。
興味がなくてもやってみること。
また、向いていなくても自分を卑下しないこと。
この二つのポイントを心に留めて、週末は是非体を動かしに出かけてみてください。
依存から解放されるために②
依存から解放されるためには、矛盾しているようですがまずは依存している自分を受け入れることが大切です。
不思議なことに、逃げようとすればするほど依存は高まるもの。一度自分を受け入れ、何が原因だったのか、どんな心で依存しているのかを確かめる必要があります。
ノートやスマートフォンのメモ欄に、自分の気持ちを記してみましょう。
自分と対話しているうちに本当の欲求がわかり、真に求めていたのは食ではなかったこともわかるはずです。
人には言えない悩みや愚痴も、紙に書いて発散することでストレス解消にもなります。
自分の中にとどめているといつまでも浄化されないので、とにかく外に出すことを心がけてくださいね。
依存から解放されるために③
出典:tabizine.jp
交友関係を広げて人とコミュニケーションを持つことも大切です。
たとえ人間関係がストレスの原因だった場合でも、他のコミュニティを作ることでそのストレスから解放される可能性もあります。
また、一人で食事をとるのではなく誰かと会話をしながら食べることで食への依存から解放されることもあります。
興味の対象を食から人へと向けること。
また、新しい価値観や刺激を受けて新たな考えを持つことも大切です。
食はあくまで「楽しむ」もの
食はあくまで楽しむものであり、辛さに変わっていたらそれは依存かもしれません。
食欲の原因を突きとめてリフレッシュ方法を見つけ、気分転換の楽しみになるよう心がけてくださいね。
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この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。