競馬は単なるギャンブルじゃない!紳士のスポーツでサラブレッドの祭典!
競馬は日本では公営ギャンブルとして認知がされていますが、世界で見ると競馬はサラブレッドの祭典でスポーツなのです。ヨーロッパが発祥で、タキシードやドレスなど正装をして観覧に行くのが常識なのです。そんな世界の競馬事情を紹介します。
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競馬の発祥!
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世界中で親しまれているスポーツとして競馬が存在しています。その発祥はイギリスで形作られました。元々は、王侯貴族が自分たちの所有の馬を持ち寄り競争させていました。結果が優秀だった馬の子孫を残していくうちに、今のサラブレッドの礎ができたとされています。
色々な子孫が途絶えていき、今のサラブレッドの子孫は3頭の馬とされています。どんなサラブレッドも子孫をたどっていくとダーレー・アラビアン、バイアリー・ターク、ゴドルフィン・アラビアンの3頭にいきつきます。この3頭がサラブレッドの三大根幹と呼ばれています。
今回は、世界各国での祭典について紹介します。2016年からは日本馬が出走するレースは海外レースでも馬券を買うことができるようになりましたが、一度は海外の競馬を現地で堪能したいものです。
イギリス
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サッカーに次ぐ観客動員数を誇るスポーツとして昔から親しまれている競馬です。3歳馬の5大レース、1000ギニー、2000ギニー、セントレジャー、ダービー、オークスがあります。日本でもこの5大レースが根幹になっていて、1000ギニーは桜花賞、2000ギニーは皐月賞、セントレジャーは菊花賞と名前は違いますが5大競争が息づいています。G1レースとして、一番格式が高いレースですが一生に一度しか挑戦できないレースになっています。
春から秋にかけて平地競争が行われ、秋からは春にかけては障害競走が開催されています。10月にブリティッシュ・チャンピオンズデーとして一日に複数のG1レースが開催されます。競馬の祭典と言われるのは、距離別、性別別に体系された複数のG1レースが行われるために1日中有名なサラブレッドが見ることができるからです。
フランス
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ロンシャン競馬場で行われている凱旋門賞は、日本でも挑戦する馬が増えることで認知度が上がっているレースです。フランスの競走馬だけでなく、世界中の競走馬が凱旋門賞を勝つことを1つの夢とする世界最高峰のレースです。
フランスではギャンブルが禁止されているため、競馬はサラブレッドが真剣に競争をするスポーツです。富裕層の社交場としての役割もとても強く正装して観覧に来る人が多いのが特徴です。馬を引く関係者もスーツやタキシードを着ていて競馬は祭典なのです。
アメリカ
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アメリカでは、ヨーロッパのレースが芝の上を走るスピードを重視したレースに比べて、パワーを問われるダート競争が主流です。もちろん芝のレースもありますが、3歳馬による3冠レースなどはダートで行われますし、主要な競争は全てダートです。アメリカの3冠レースは、ケンタッキー・ダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークスになり、牝馬3冠はエイコーンステークス、マザーグースステークス、CCAオークスです。2016年にラニ号が3冠レースすべてに出走して著名度が上がっています。
秋にはブリーダーズカップと称され1日かけて複数のG1レースが行われています。このレースは毎年開催される競馬場が違うのが最大の特徴です。日本の馬も何頭か出走しています。競馬の祭典と呼べるほどに、カテゴリー別に8つのレースが行われてアメリカの競馬の最大のレースでもあります。
日本
日本ではJRAという日本中央競馬会主催のレースと地方競馬全国協会が主体になっている競馬の2つがあります。地方競馬にはほぼダートコースで行われていて、JRAの主催のレースは芝・ダートが半々であり平地競争以外にも障害競走もあります。春と秋にG1レースが毎週続きますが、ヨーロッパやアメリカのように1日かけて複数のG1レースを行うことはありません。
ただし、地方競馬には複数のG1レースが開催される日があります。アメリカのBCと同じく持ち回りで行われる、JBC(ジャパン ブリーダーズ カップ)があります。G1レースが3レース行われるのは日本ではこの日だけです。
レースはTVで放映されるだけではなく、最近はネット配信もされていますのでレースを見ることは比較的たやすくなっています。しかし、醍醐味は現地に行って観戦するのが一番おすすめです。
参考価格:907円(税込)
競馬の祭典は豪華賢覧!
アメリカのブリーダーズカップやフランスの凱旋門賞は、まさに競馬の祭典ともいえるほど有名な馬が揃って出場して、速さを競っている姿が観戦できます。競馬好きな人にはたまらない日となっています。TVで観戦するのも楽しみの一つではありますが、できることならば現地で生の観戦をおすすめします。感動にふけること請け合いです。
日本でも有馬記念など有名なレースだけ観戦する人も多いと思います。ライブ中継だけでなく、現地で生観戦することの楽しさ、面白さはギャンブルを超えて男のロマンを感じさせてくれますよ。
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この記事のライター
SEから社長になり、そしてまたフリーランスへと。好きなことを楽しむ人生を送る事をモットーにしています。経営コンサルタント、フリーライター、家庭教師など子供から大人まで「教える」ことをテーマに社会貢献しています。