そういえば、フランスってどんなクルマがあるのでしょう?
新型ルノートゥインゴの発売がニュースになっていますが、フランスのクルマってあんまり親しみがありません。そこでフランスのクルマを調べてみました。
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フランスの自動車メーカー
出典:openers.jp
2016年9月15日に新型ルノートゥインゴが発売されるそうです。「国産コンパクトを脅かす」とか「日本のインフラにピッタリ」とか「RRが実現したデザインと機能」など、かなり使えるというイメージです。ルノーというと日産を思い浮かべますが、そもそもルノーはフランスの自動車メーカーです。個人的にですが、フランスの自動車メーカーというとちょっと縁遠い感じがします。そこで今回はフランスの自動車メーカーをみてみたいと思います。
フランスと自動車
歴史をひも解いていてみると、意外ですがフランスは自動車発祥の地と言ってもいいようです。1769年にフランス陸軍の技術大尉が砲車を作ったというのが自動車のはじまりのようです。その後イギリスで1827年ごろから定期バス、1860年ごろからフランスでも定期バス、1900年ごろからはアメリカで蒸気自動車、ガソリン車は1885年にダイムラーが作ったようです。また自動車は英語で「automobile」ですが、この語源はフランス語とのことで、さらに日本語の「自動車」は 「automobile」からきています。要はフランスは自動車発祥の地で、自動車の語源にもなっているのです。そんなフランスの自動車メーカーといえば、ルノーやプジョー、シトロエンが有名どころです。ブガッティもフランスに本社がありますが、今はフォルクスワーゲングループの傘下となっています。
ルノー
ルノー・4
ルノーは日産などの子会社を含めるとヨーロッパ最大の自動車メーカーです。ダイムラーやフォルクスワーゲンよりも大きいとなるとちょっと意外な気がします。創業は1898年。「PSA・プジョーシトロエン」とならびフランスの二大自動車メーカーだそうです。ルノーといえば日産、日産といえばカルロス・ゴーンですが、カルロス・ゴーンはルノーのCEOでもあるのです。また日産を子会社と書きましたが、日産とは株式を持ち合いをしていて、名目上は対等の「ルノー=日産アライアンス」となっています。ただ日産はフランスの法制度の問題で議決権を行使できないので、事実上日産はルノーの傘下あるということです。またルノーといえばF1やラリーでも有名で、F1ではコンストラクターズで2度のタイトルを、ラリーにおいては1973年にWRCマニュファクチャラーズタイトルを取っています。ルノー・4は、モデルチェンジなしの量産車としてフォルクスワーゲン・タイプ1、フォード・モデルTにつぎ、累計生産台数世界第3位。
ブジョー
プジョー205
ブジョーは、シトロエンとともに企業グループ「PSA・プジョーシトロエン」を構成しています。自動車メーカーとしては1882年創業。世界最古の量産自動車メーカーのひとつです。企業ロゴは後ろ足で立ち上がるライオン。プジョーはラリーで有名で、WRCで5回の年間マニュファクチャラータイトルを取っています。そんなプジョーいえばプジョー205だと思うのですが。
シトロエン
シトロエン2CV
シトロエンは、PSA・プジョーシトロエン・グループの一員で、1919年創業。フランス版フォードとなるべく設立した企業で、流れ作業方式による小型車・中型車の大量生産で成功を収め急成長しました。シトロエンのオープンカーは伝統的にフランス大統領の就任パレードに使われています。シトロエン史上もっとも有名なクルマは「2CV」になると思いますが、「走る物置」「フランスの民具」と言われていたそうです。シトロエンもまたラリーで活躍し、WRCで8回の年間マニュファクチャラータイトルを取っています。
シトロエンってこんなイメージですよね。リアのフェンダーが特徴的です。ホンダのインサイトは燃費向上のためのデザインでしたが、シトロエンはもっと昔から考えていたのでしょうか。デザインだけ?
おふらんすはクラシックカーが魅力的かな
「新型ルノートゥインゴ」はなかなかかわいくて、いまどきRRでユニークだったり、魅力的なクルマだとおもうのですが、この記事の画像をご覧になられておわかりのとおり、フランスのクルマってどうしてもクラシックカーやちょっと前のくるまに魅力を感じます。ルノーの「タリスマン」を見てVWパサートのOEMかと思い、調べてみると「アウディのOEMかと思った」という意見が出てきました。
出典:www.1101.com
ところで、ウワサで聞きますが、フランスっていまだにこうなのでしょうか?
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。