【ゴジラのテーマ曲】初心者でも聞きやすい!日本で一番知られている交響曲
日本人が作った「交響曲」という名のつく作品の中で最も知られているのが伊福部昭の「SF交響ファンタジー」。言わずと知られた、映画「ゴジラ」のテーマ曲です。
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だれもが知っているメイドインジャパンの交響曲
出典:orihalcon.jp
ベートーベンの「運命」や「第九」と同じくらい、日本人の誰もが知っている日本人作曲家による交響曲が存在します。それは昨年、生誕100年を迎えた伊福部昭の「SF交響ファンタジー」です。そのメロディを聴けばだれもが「あぁ!そうだね、知っている。」と納得してくれるこの曲。言わずと知れた映画「ゴジラ」のテーマ曲です。
ゴジラのテーマ曲がクラシック?
「それは映画音楽でしょう?」と突っ込まれそうですが、映画音楽だってロックやヒップホップ、クラシックなどその映画によってテーマ曲となるジャンルも様々です。伊福部昭は「ゴジラ」や「座頭市」などの東宝の映画音楽を手掛けていますが、れっきとした日本が誇るクラシックの作曲家のひとりであることに間違いありません。1954年に映画「ゴジラ」のテーマ曲として作られたこの曲。あの鳴き声にコントラバスを使うことも伊福部昭のアイディアだとも言われています。そのテーマ曲は「ゴジラ」公開30周年を記念して交響曲として編曲されました。
伊福部昭の魅力
ほぼ独学で作曲を学んだという伊福部昭の魅力は西洋音楽の形式にはまりきらない独自の音楽性にあります。1914年に生まれ、21歳の時に「日本狂詩曲」でデビュー。映画音楽の依頼が舞い込みはじめる32歳まで北海道で過ごした伊福部のメロディにはアイヌの民族音楽の影響が色濃く反映されています。そこには西洋の受け売りだけのクラシック音楽にはない、日本の身近さを感じることができます。
クラシックの入門編としてのおすすめ曲
なにごとも始めるときは最初のとっかかりが必要です。クラシックを初めて聴こうと思うなら「SF交響ファンタジー」など自分が聞いたことがあるクラシックをおすすめします。知っているメロディは安心して聴くことができるので、その中でオーケストラのパート毎の魅力を堪能することができます。
日本を代表する交響曲
純粋なメイドインジャパンの交響曲は戦後の復興・発展とともに生まれ育ち、誰もが親しんでいる名曲となりました。このメロディがある限り、不屈の精神も持ち続けることができるのでしょう。
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