同じ買うならメーカー、ワークスのチューニングバージョン!G's STI NISMO
経済的に余裕があるなしにかかわらず、車を買うなら国産だという人も少なくないはず、ただ同じ買うならどんなカテゴリーでもスペシャルな1台を手に入れたいものです。普通のグレードとは違うスペシャルグレード。トヨタの「G’s」、スバルの「STI」、日産の「NISMO」。街でキラリと光る1台を手に入れましょう。
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G’s
「G’s」。トヨタが自ら開発するスポーツコンバージョン車シリーズです。トヨタのカーラインナップを見てみると、多くの車種に「G’s」というグレードが存在します。トヨタのTRDや日産のNISMO、スバルのSTIようにメーカー系のワークスによる架装をしたスペシャルバージョンではなく、トヨタが開発してグレードとして存在させているシリーズです。現在AQUA、PRIUS α、MARK X、HARRIER、NOAH、VOXY、Vitzと7車種の設定があります。コンパクトカー、ハイブリッドカー、スポーツセダン、SUV、ミニバンとあり、もしかしてすべての車種をラインナップさせるのでは?という勢いで増殖しています。一見スポーティーとは縁遠い車種でもその需要を開拓しようとしているのがわかります。特に専用のエクステリア、インテリアがその気にさせてくれ、さまざまな「高剛性チューニング」が施されていて、手軽にスポーティーな走りを楽しめるものになっています。そしてコントローラブルという安全性。だれもが親しみやすいシリーズになっています。
STI
「STI」。Subaru Technica Internationalは富士重工のワークスです。レースへの参加、パーツ開発、販売、エンジンチューニングを行っています。かつてインプレッサで世界ラリー選手権 (WRC) マニュファクチャラー部門3年連続チャンピオンを獲得したことやニュルブルクリンク24時間レースで2度のクラス連覇などで有名です。インプレッサからはじまった「STIバージョン」は様々な車種でパッケージされ、インプレッサ、フォレスター、レガシーと人気を呼びました。そもそも「STIバージョン」は専用チューニングされていたり、さまざまなSTIパーツが装備されているものでしたが、現在はインプレッサの名前をはずした「WRX STI」という、バージョンではなく車種としてSTIを冠していて、またレヴォーグにおいてはSTIというグレードとして存在しています。それぞれかつてのSTIバージョンを同じように、STIによる走りの味付けがされていたり、グリルからホイール、ブレーキキャリパー、メーター、インテリアのそこかしこにSTIのエンブレムが施されています。
NISMO
「NISMO」とはNissan Motorsports Internationalで日産のワークスです。モータースポーツ用部品の設計・製造・販売やレースへの参画をしていますが、私たちの身近なところでは、日産の車種の中で「NISMO」バージョンがあることではないでしょうか。現在「NISMO」バージョンはGTR、FAIRLADY Z、JUKE、NOTE、MARCHでそのバージョンが用意されています。もちろんエクステリアはエアロなど専用NISMOパーツが装備され、重量バランスの見直しからボディ剛性の最適化、サスペンション、タイヤ、ステアリング、ブレーキと足回りのチューニング、またエンジン、ミッションまでチューニングされています。実際の乗り味はノーマルグレードと乗り比べてみなければわからないと思いますが、その雰囲気とエクステリア、インテリアの専用パーツ、さりげなく主張する「NISMO」のエンブレムによって気分はすっかりレーサー気取りになることでしょう。2017年にはGTR NISMOがリニューアルされますが、その価格は1870万200円とのことです。
カスタムカーチックなスペシャルグレードに注目!
車をいじるなら、自分でアフターパーツをそろえていじっていくもの楽しいものです。ただ正直なところアフターパーツメーカーと自動車メーカー、ワークスではパーツの信頼性は雲泥の差ではないでしょうか。一からいじるもの楽しいですが、そのあたりの信頼性も加味して元々チューニングされたスペシャルバージョンを手に入れるのも一つの手。さらにそのスペシャルバージョンに自分なりに手を入れれば、信頼性が高くまたオリジナリティも高い次元になるのではないでしょうか。
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。