車のホイール人気おすすめメーカー10選

愛車のドレスアップやチューニングに欠かせないアイテムのホイール。各メーカーが多彩なブランドを展開しており、魅力的なモデルが揃っています。おすすめするホイールメーカーをご紹介しましょう。

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アイキャッチ画像出典:www.rayswheels.co.jp

ホイールのおすすめメーカーと選び方

出典:www.work-wheels.co.jp

出典:tswwheels.jp

タイヤと組み合わせて車の動力を路面に伝える重要な部品であるホイール。車の購入時に純正装着されているものから、ドレスアップやチューニングのために装着されるホイールまで様々です。

リプレイスすることによって車の印象を大きく変えることができ、カスタマイズのキーとなるのがホイール。アルミ製のモデルが主流で、デザインも様々なバリエーションがありサイズも豊富に揃っています。

それぞれに特色のあるホイールメーカー、ホイールの選び方とともにおすすめするメーカーを10社厳選してご紹介しましょう。

ホイールの選び方

【サイズ】
純正装着されているホイールのサイズを基準に、直径・幅・PCD・オフセット(インセット)など車にあったサイズを選びます。

インターネットでも購入できますが、自車の取り付け可能サイズを正確に把握することが必要。フェンダーやブレーキへの干渉など安全面や、車検への適合が懸念される場合もあります。年式・グレードなど様々な要素で装着できるホイールが異なりますので、サイズを把握できない場合は実車確認ができる専門店に任せるのがおすすめです。

【デザイン】
スポーティなスタイルかラグジュアリーに仕上げるかなど、目的とするスタイルにあわせてセレクトします。

◇ディッシュ:ディスク面が広く、フラットで重厚な印象を与えるデザイン。ビッグセダンやラグジュアリーカーにマッチングされることが多いタイプです。

◇スポーク:スポークでディスク面が構成されるタイプで、5本から10数本程度のスポーク本数が主流。スプリットスポークやY字スポークなど、様々な派生デザインもありスポーティな印象を与えます。

◇フィン:スポークの一種ですが、スポーク自体を細くし本数を増やしたタイプ。回転することによって表情が変わりやすくラグジュアリーなテイストを演出できます。

◇メッシュ:かつてのワイヤースポークを思わせる網目状のデザインをディスク面に採用したタイプ。レーシーからラグジュアリーまで幅広いバリエーションがあります。

【ピース】
ホイールを構成する部品の組合せ方で、軽量・高剛性でリーズナブルな1ピースから、デザインが幅広く豊富なサイズ展開の3ピースまであります。

◇1ピース:リムとディスクが一体成型されます。

◇2ピース:リムとディスクが別々に成型されます。

◇3ピース:リムをインとアウトで2分割し、ディスクを組み合わせます。

【材質】
アルミ合金製が主流ですが、高価なマグネシウムを使用した軽量モデルもあります。

【製造方法】
デザインや価格を優先する場合は鋳造が、機能を優先させる場合は鍛造がおすすめです。

◇鋳造:溶かしたアルミを鋳型に流し込んで冷却し成型する方法。デザインの幅が広くリーズナブルですが、強度を確保するため重量が増加する場合があります。

◇鍛造:高圧プレス機などを使用して圧力をかけて成型する方法(熱処理その他も必要)。軽量かつ高強度ですがデザインの制約があり、製造コストがかかるためアンリーズナブルです。

【機能】
◇超軽量ホイール:徹底した軽量化によってバネ下重量を軽減することで、車の運動性能と燃費を向上させます。

◇空力ホイール:ディスク面に空力パーツを装着することで抵抗を抑制し空力特性を向上させ、ブレーキの冷却効率を高めます。

【基準】
乗用車用の軽合金製ディスクホイールの技術基準で、JWAの刻印がないホイールは車検に適合しません。

1.BBS(ビービーエス)

出典:bbs-japan.co.jp

1970年にドイツで設立されたBBS。1972年に「スリーピースレーシングホイール」をリリースし、本格的にアルミホイールの製造を開始。1983年には日本BBSを設立し、現在では高品質なホイールブランドの地位を確立しています。

1992年にマグネシウム鍛造ホイールをフェラーリF1チームに独占供給し、DTMやインディに参戦するチームにも供給するなど実績を積み上げたBBS。2011年には世界初といわれる超超ジュラルミンを使った鍛造ホイールの量産に成功し、2015年にはマグネシウム鍛造ホイールの量産もスタートしました。

現行モデルのラインナップは全て鍛造で、マテリアルはアルミ・マグネシウム・超超ジュラルミン。メッシュやスポークをメインに、1ピースと2ピースの独創的なデザインのホイールを揃えています。

BBS(ビービーエス)

2.ENKEI(エンケイ)

出典:www.enkei.co.jp

1950年に静岡県浜松市で創業したエンケイ。国内主要メーカーに製品を納入しており、F1やスーパーGTに参戦するモータースポーツチームに製品を供給した実績もあります。

エンケイ独自のリム成型技術を持つことで、鍛造に匹敵する強度とデザインの自由度を両立。そして金型内のアルミを急速冷却できるダービル鋳造システムの開発により、強度や耐久性が大幅に向上しています。

現行シリーズは高性能な鍛造削り出しホイールの「WPS FORGED」から、個性的でクラシカルな「all serises」など幅広いラインナップ。本格クロカン用のラージPCDモデルや、ハイエース用モデルなども揃えています。

ENKEI(エンケイ)

3.OZ Racing(オーゼットレーシング)

出典:www.amazon.co.jp

1971年に北イタリアの街ロッサーノ・ヴェーネトで創業したOZ。1984年にF1向けのホイール製造をスタートし、1993年にはウィリアムズチームのアラン・プロストによってF1勝利の栄冠を勝ち取りました。

中枢であるOZテックラボで研究開発が行われており、長年にわたるレース活動で培ったノウハウを製品にフィードバック。洗練されたイタリアンテイストでホイールがデザインしており、2輪車用のホイールもラインナップしています。

現行モデルは鍛造の「OZ ATELIER FORGED」シリーズや、クラシカルなモデルもある「OZ RACING」など3シリーズ構成。セカンドラインとして「MSW」があり、スパルコとコラボレーションした「SPARCO WHEELS」も扱います。

OZ Racing(オーゼットレーシング)

4.RAYS(レイズ)

出典:www.rayswheels.co.jp

1973年に創業し大阪に本拠を構えるレイズ。メイドインジャパンにこだわり、企画開発から製造まで自社一貫体制で行い高品質な製品を供給しています。

“コンセプト・イズ・レーシング”を掲げて国内はもとよりF1をはじめとした世界のレースに参戦し、蓄積された知識や経験をもとに最先端の解析技術を獲得。国内最大級といわれる1万トン鍛造ラインを擁し、高鍛錬比された鍛造ホイールの製造を実現しています。さらにスピニングや水冷金型の採用によって、豊富なバリエーションを揃える鋳造ホイールもハイレベルな品質。匠の技を結集させ”見えない部分”まで徹底的にこだわった製品を送り出しています。

ラインナップはレイズの代名詞ともいえる鍛造ホイール「VOLK RACING」シリーズをはじめ、ハイレベルな鋳造ホイールの「GRAM LIGHTS」など多彩。本格クロカンや軽・コンパクト向けなど豊富なバリエーションを揃えています。

RAYS(レイズ)

5.RACING SERVICE Watanabe(レーシングサービスワタナベ)

出典:www.rs-watanabe.co.jp

1967年に創業し神奈川県に本社を構えるレーシングサービスワタナベ。一貫してアルミとマグネシウムの鋳造ホイールを製造しており、”バナナスポーク”の愛称で呼ばれる8本スポークのホイールは同社の代名詞です。

サイズ展開が10~17incのため、ネオクラシックやネオヒストリックカーをはじめコンパクトカーなどにも人気。定番の「エイトスポーク」をはじめ「New RS8」「4S」「GR8」をラインナップ、「エイトスポーク」と「4S」にはマグネシウムモデルがあります。

RACING SERVICE Watanabe(レーシングサービスワタナベ)

6.SSR(エスエスアール)

出典:www.amazon.co.jp

1982年に設立されツーリングカー選手権やスーパーGTなどに製品を供給するタナベ。そのタナベが展開するホイールブランドがSSRで、アフターパーツならではの魅力ある製品を造り出しています。

リム成型にこだわるSSRは、成型と熱処理による独自製法で軽量・高耐久リム成型を実現し3ピースホイールに採用。そしてつなぎ目のないシームレスリムを2ピースホイールに。熱と圧を加えてリムを圧延するフローフォーミング加工を1ピースホイールに採用しています。JWA基準以上を目指して独自の自社基準でテストを行い品質や安全性を向上。レーススペックと同等のクオリティを有するホイールが市販されています。

現行モデルはリアルなモータースポーツスペックを誇る「GT」シリーズや、ゴージャスな3ピース「Professor」シリーズなど幅広く用意。スタンスシーンに似合う「EXECUTOR」や、伝説の「スピードスター」など多彩にラインナップしています。

SSR(エスエスアール)

7.TSW(ティーエスダブリュ)

出典:tswwheels.jp

1960年代に元F1レーサーによって設立され、米国・カリフォルニア州に本社を置くTSW。ル・マン24時間レースをはじめとしたレースイベントに関わり、多くのホイールがサーキットの名を冠します。

ホイールを回転させながら高圧鍛造することによって、軽量化と強度アップを実現したRF:ロータリーフォージング技術を開発。オーストラリアのサーキット名を冠する「Bathurst RF」や、2018年のニューモデル「Chrono RF」などに採用されています。

ラインナップはシンプルな5本スポークモデルやレーシーなセンターロックスタイルを取り入れたメッシュタイプをはじめ、コンケーブスタイルまで多彩に揃えています。

TSW(ティーエスダブリュ)

8.Weds(ウェッズ)

出典:www.amazon.co.jp

1965年に大阪で設立された日宝株式会社をルーツとするウェッズ。1977年に日本初といわれるアルミ製鍛造3ピースホイールを世に送り出し、1984年からはウェッズスポーツとしてモータースポーツに本格的に参入しました。

鋳造と鍛造の利点を活かした新たな製造技術のAMF:アドバンスドメタルフォーミングを開発。鋳造による豊富なバリエーションのディスクと、スピニングの圧延によって軽量かつ高強度に仕上げられたリムが進化したパフォーマンスを発揮します。さらに新コンセプト”サイドマシニング×カラークリア”で特許を取得。スポークのサイド部分を切削してH断面形状に仕上げてカラーリングを施すことで、これまでにないデザインと軽量化を実現しました。

現行モデルはブランドネームを冠した「WedsSport」をはじめ、ラグジュアリーな「Kranzne」「MAVERICK」「LEONIS」などをラインナップ。本格4WDなどSUV用モデルも用意します。

Weds(ウェッズ)

9.WORK(ワーク)

出典:www.work-wheels.co.jp

1977年に大阪で創業したワーク。エンケイやレイズと並ぶ世界有数のメーカーであり、ホイールのカスタムオーダープランを取り入れていることでも知られています。

ワークフローフォーミングテクノロジーを採用してリム部分を薄板化することにより、鍛造に迫る強度と軽量化を実現。さらに独自のワーク・ソリッド・リムによって、リムフランジの強度・剛性を向上させ安全性を高めています。カスタムオーダー以外でも豊富なサイズ・ディスク形状が揃っており、幅広いニーズに対応していることもポイントです。

現行のシリーズは高い人気を誇る「MEISTER」や「Equip」をはじめ、ラグジュアリーな「LS」や「GNOSIS」など多彩なラインナップ。SUV向けの「CRGE」シリーズなども揃えています。

WORK(ワーク)

10.YOKOHAMA WHEEL(ヨコハマ ホイール)

出典:item.rakuten.co.jp

横浜ゴムが展開するホイールブランドのヨコハマ ホイール。高性能に特化したアドバンレーシングホイールで、ツーリングカー選手権やラリー選手権に参戦しています。

高いデザイン性を強度解析技術が裏付け、圧延スピニングや熱処理などによって高性能な鋳造ホイールを実現。3コート3ベイクで美しく強く仕上げられ、日本製ならではこだわりを見せます。そして「AVSMODELF7」でスタートした鍛造ホイールは、よりデザインの自由度が高い金型鍛造を採用。通常より1行程多い4金型構成で成型し、削り出し鍛造とは一線を画す品質を実現しています。

現行ラインナップは「AVS」「KREUTZER」「ADVAN Racing」の3シリーズ。それぞれにオリジナルデザインが際立つ仕上がりで、欧州車向けモデルも用意します。

YOKOHAMA WHEEL(ヨコハマ ホイール)

番外 3SDM(スリーエスディーエム)

出典:item.rakuten.co.jp

スタンスシーンで爆発的な人気を博した3SDM。独自のクラシカルなディスクデザインと、ディープなコンケーブスタイルがポイントのホイールをラインナップしています。

3SDM(スリーエスディーエム)

カスタマイズはホイールから

アフターパーツとして魅力的なホイールをラインナップする各メーカー。ホイールのリプレイスで愛車をカスタマイズして自分好みの1台に仕上げてみませんか。

※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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