大人の魅力を引き立てる!40代男性におすすめのビジネスシューズブランド15選
ビジネスシューズは社会人の足元をおしゃれに彩るアイテムです。40代だからこそ格式高い高級ビジネスシューズも似合うようになりますし、何より年齢に合ったよいものを身につける必要があります。今回は大人の魅力溢れる40代男性に相応しいおすすめのビジネスシューズブランドとそれぞれのおすすめモデルを併せて紹介します。
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アイキャッチ画像出典:store.sanyo-shokai.co.jp
足に地につく40代は一旦とまって自分の足元を浄めるべし
イタリアの言葉で「その人が履いている靴は、その人の人格そのものである。」というのがあります。
汚れていて手入れが行き届いていない靴を履いている人と、決して高価な靴ではないけれど、綺麗に磨かれ清潔感を与える靴を履いている人とでは、明らかに印象力が違います。
人生80年として、ちょうど中間地点に立つ40代は、それなりに経験や知識を身につけ、気持ちや考え方もしっかりしてくる世代。足が地についてきた今こそ、自分の足元の靴を浄め、新しい志で残りの人生の第一歩を踏み出してみませんか。
【40代男性におすすめ】イギリスのビジネスシューズ
イギリスの靴の製法は、グッドイヤーウェルト製法という製法が採用されているものが大半です。非常に複雑な製法で、完成するまでに膨大な時間がかかりますが、そのぶん頑丈で耐久性に富み、歩いていても疲れにくい構造となっています。
イギリスは比較的、曇りや雨が多い国で天気が変わりやすく、雨の中でも対応できるよう、このような複雑なグッドイヤーウェルト製法の革靴が普及したのではといわれています。紳士の国の40代おすすめビジネスシューズを3つ紹介します。
クロケット&ジョーンズ(CROCKETT & JONES)
英国靴の代表的な地位に君臨するクロケット&ジョーンズ。1879年に紳士靴の聖地ノーザンプトンにて設立され、140年以上もの間、歴史と伝統を受け継ぎ、工程のほとんどを手作りで次々と最高級のビジネスシューズを生み出してきました。
こだわり抜いて厳選されたカーフの皮を使い、熟練の職人が手作りで完成させたスタンダードなストレートチップのビジネスシューズ。見た目の美しさもさることながら、履いたときに伝わってくる温もりとフィット感で足元と心が安定し、パフォーマンスもアップしそうです。
参考価格 : 88,560円(税込)
チーニー(CHEANEY)
スマートでスタイリッシュというイメージよりかは、やや無骨で堅牢なイメージが強いチーニー。男性が好む力強い印象のデザインのものが多いです。見た目とは裏腹に履いたときのスタイルが、意外とスマートでスーツと合わせると、より味と深みが増します。
こちらは、チーニーの125周年を記念して作られたビジネスシューズで、1886年創業から培ってきた歴史と伝統を受け継ぎながら、現代のトレンドの風合いも吹き込ませた出来栄えとなっています。レザーをカットしてから最後の磨きに入るまでの作業工程は、熟練の職人が一足ずつ真心を込めて手掛け、約8週間もの時間をかけて仕上げるそうです。
参考価格 : 132,000円(税込)
トリッカーズ(Tricker's)
カントリーブーツで人気のあるトリッカーズですが、ローカットでビジネスにも通用するような嫌味のないデザインのものもラインナップされています。雨の多いイギリスに対応するよう、優れた防水性と耐久性でつくられており、伝統と格式をしっかりと持ったデザインとなっています。
やや重厚につくられているため、重みを感じるのではと懸念するのですが、靴に足を入れたときのソフトで温かみのある履き心地がカバーしてくれます。
参考価格 : 56,500円(税込)
【40代男性におすすめ】イタリアのビジネスシューズ
お洒落の国イタリアのビジネスシューズは、全体的に細身を帯びており先が尖ったようなフォルムのものが多く、マッケイ製法というものを採用している靴が大半です。
イギリスに比べて気候はやや乾燥気候であるイタリア。マッケイ製法はグッドイヤー・ウェルト製法とは違いコバが出にくく、インソールに敷くコルクを限りなく薄くすることが可能。そのため、イギリスのビジネスシューズは細身でスタイリッシュなものが多いです。
また、古来より牧畜が盛んな地域が豊富であるため、質の良い牛革が手に入りやすいのも特徴です。
サントーニ(Santoni)
サントーニは1975年創業のイタリアを代表するシューズブランドです。創業からわずか40年で、イタリアを代表するシューズブランドという地位に上りつめ、現在はイタリアだけにとどまらず、全世界に向けて至極の一足を次々と発信しています。
クオリティを重視したコンセプトで、ひとつひとつ熟練された職人による手作りで作業をおこないます。靴によって、マッケイ製法、グッドイヤー・ウェルト製法、サンクリスピーノ製法など、職人によりその靴の製法はすべて異なっているというのが、サントーニの特徴。自分にぴったり合う条件の靴が見つかりやすいという点が人気の秘訣かもしれません。
こちらのメンズドレスシューズは、メダリオンやウィングチップなどの装飾は全て省き、シンプルに革の美しさを強調しています。アッパーだけでなくアウトソールにも本革を使用し、職人の心意気が伝わってくる一足です。
参考価格 : 59,800円(税込)
シルバノサセッティ(SILVANO SASSETTI)
シルバノサセッティは1964年に創立したシューズブランドです。特徴的なのは、靴の製法が自社独自で開発したグッドイヤー・フレックス製法を採用しているところです。
通常のグッドイヤー・ウェルト製法とは少し違い、インソールを今までよりも薄く加工したり、ミッドソールをコルクの代わりとしてフェルトを採用しました。これにより、履き心地がアップして、イタリア靴らしい色気のあるスマートなスタイルにすることが実現。
こちらのウィングチップのビジネスシューズは、独自の製法により見た目の重圧感も抑えられ、ソフトで滑らかな履き心地です。ビジネスでたくさん歩く方におすすめの一足といえます。
参考価格 : 52,953円(税込)
サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo )
1827年、イタリアの貧しい農家で生まれたサルヴァトーレ・フェラガモがシューズブランドを設立させました。子供のころから靴屋で働き、類稀な才能を発揮して、最後はイタリアを代表する名門シューズブランドへと発展させました。
アメリカ、ハリウッドへ移り住んだとき、多くのセレブレティーが彼の靴を賞賛し、瞬く間に広まっていったといいます。フェラガモの靴が人気が高いのは、傑出したデザイン性だけでなく、履き心地が優れていたという点です。とことん追求して、大学で解剖学を学び、靴を履く人のことを常に考え、多くの傑作品を生み出したそうです。
こちらのローファータイプのビジネスシューズは、イタリアの伊達男のスマートな風合いと、最上級の牛革を使用した上品な美しさを高度に併せ持つスタイルです。足を入れたときの、優しくソフトに包みこむ感覚が、ほかのものとは一線を画すことでしょう。
参考価格 : 64,800円(税込)
【40代男性におすすめ】アメリカのビジネスシューズ
アメリカは、日本の約25倍と面積が広く、地域によって天候や人種も様々です。年中過ごしやすい、ロサンゼルスやサンフランシスコや、冬は寒く積雪が多いニューヨーク、ボストンなど。
変化しやすい気候や、多くの人種がひしめくアメリカのビジネスシューズは、サイズ展開が豊富でしっかりしたグッドイヤー・ウェルト製法が採用されていることがほとんどです。古来より革製品の技術水準も高いので、実用性のある靴を選ぶならアメリカのビジネスシューズをおすすめします。
オールデン(ALDEN)
オールデンは、1884年マサチューセッツ州にてチャールズ・H・オールデン氏によって設立されました。グッドイヤー・ウェルト製法により、魅力溢れる製品を生み出していましたが、医療用矯正靴の開発にも着手していました。
この矯正靴から発展して誕生したのが、オールデンの「モディファイドラスト」です。革靴の機能やシルエットを決める重要な要素となるラスト(木型)ですが、O脚などの足の問題に対して、均整回復を図るためのバランスシステムを搭載。画期的な発明で世界中を驚かせ、「アメリカ靴の王様」「革靴の王様」と呼ばれるまでになりました。
履きこなすほど、艶やシワに変化が生まれ深みを増す靴です。医療用に従事していただけあって、かかとからつま先までソフトにすっぽり包み込む感じは、数あるシューズブランドの中でも屈指の技術だといえそうです。
参考価格 : 57,800円(税込)
アレンエドモンズ(Allen Edmonds)
歴代のアメリカ大統領が御用達のアレンエドモンズは、「世界で一番豪華で履き心地のよい手作りの靴」というコンセプトのもと、オーダーメイド級の履き心地を実現させた製品を次々と世界中に発進させています。
アメリカでこのジューズブランドを知らない人はいないというほど高い知名度で、同じくアメリカを代表するシューズブランド、オールデンと比べてもその生産性の高さ、威名の高さは、ややアレンエドモンズの方に軍配があがります。
こちらのパークアベニューは、発売してから約30年という短い期間であっという間にロングセラーとなったビジネスシューズです。フォーマルなスーツにはもちろん、カジュアルな装いと組み合わせても、洗練された酒脱な雰囲気を演出してくれます。
参考価格 : 77,760円(税込)
ジー・エイチ・バス(G.H.BASS)
1870年代、ジョージ・ヘンリー・バスが地方の工場の株を買ったことから靴作りの経営がスタートしたことが始まりでした。「ローファー」と呼ばれるスタイルのシューズをはじめに生み出したのが、こちらのG.H.BASSのWEEJUNSという靴でした。
当時はアメリカの学生たちの間で広まり、履き口が広く紐もないところから「怠け者」という意味で「ローファー」という呼び名がついたんだそうです。1970年代~あのマイケルジャクソンがWEEJUNSのローファーを履いて自身のミュージックビデオに登場したことがきっかけで世界中に流行しました。
こだわりのある上質のレザーの光沢がビジネスシーンではスマートに映り、カジュアルでも一際目を引きます。
参考価格 : 11,880円(税込)
【40代男性におすすめ】フランスのビジネスシューズ
フランスのビジネスシューズのおすすめな点は、革の質が世界最高水準なものがそろっているというところです。古来より、仔牛を食べる文化があったフランスは、柔らかくきめ細かい上質の牛革を全世界に輸出してきました。
輸出する際、積み上げた牛革の重量や気温や湿度の影響により、上質の牛革に多少の傷みが生じてしまうことが避けられないのですが、国内で摂りたての革を鞣しあげ、完成させた靴は、至極の一足といえます。
革の質にこだわる40代男性にはフランス製をおすすめします。
ジェイエム・ウエストン(J.M WESTON)
ウェストンというブランド名からアメリカを連想させるのですが、フランスに工場を構えていた創立者エドゥアール・ブランシャールの息子、ユージェーヌが、その頃全世界が注目していたアメリカの近代的な革文化に興味を持ち、渡米しました。そこで学んだグッドイヤー・ウェルト製法から因んで、その名がつけられたそうです。
アメリカで培った経験とフランスの上質の皮を使ったこちらのゴルフ・ダークブラウンノヴォカーフは、その名のとおりスポーツのゴルフで使用するための靴として開発され、ソフトな革の屈曲性と雨の日に対応した機能性と耐久性に優れています。
見た目はフォーマルですが、中身はスポーツシューズ。そんな二面性を持ったビジネスシューズなら、気軽に履けてパフォーマンスもアップしそうです。
参考価格 : 79,100円(税込)
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パラブーツ( PARABOOT)
パラブーツは、創業者であるリシャール・ポンヴェールが渡米した際、アメリカ人が履いていたラバーブーツに非常に関心を持ち、1926年、帰国後ゴム製のラバーソールのビジネスシューズを開発したのが、ブランドのはじまりでした。
木製や革製のソールが当たり前だったヨーロッパで、パラブーツのラバーソールを採用したビジネスシューズは斬新で瞬く間に広がったといいます。滑りにくくクッション性があり歩きやすい、ラバーソ-ルは、すべてパラブーツが自社製造を一貫しておこない、靴底に刻印してあるRPは創業者リシャール・ポンヴェールの実績を誇っています。
実用性に富みファッション性も高いことから、日本でも多くの愛好者たちからの支持を得ています。雨の日や積雪などの滑りやすい道を歩くとき、重宝できるビジネスシューズです。
参考価格 : 70,200円(税込)
ベルルッティ(Berluti)
一生のパートナーとして一足は欲しいとされる憧れの的のベルルッティのビジネスシューズ。履けば履くほど深みが増すヴェネチアレザーにパティーヌと呼ばれる独特の染色技術を施し、何とも言えない色香漂う、至高の一足を世界中に発信してきました。
もともとイタリアの指物師だった創業者のアレッサンドロ・ベルルッティが靴作りを学び、ヨーロッパ各地を回り、1895年にフランスのパリで紳士靴の工房を開いたのが始まりでした。フランスの靴ですが、どことなくイタリアの風合いがするのは、この起源によるものだったのです。
皮革製品のトラディッショナルな雰囲気と、それを引き立てるパティーヌの染色が芸術作品といってもいいくらいの風格を醸し出しています。パティーヌの次は、履き続ける人が自分なりのエイジングで染めていく。これからの40代が楽しめるビジネスシューズといえるのではないでしょうか。
参考価格 : 268,650円(税込)
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【40代男性におすすめ】日本のビジネスシューズ
古くから、靴を脱ぐ文化であった日本は、革靴の発展は世界に比べてそれほど根付いてはきませんでした。しかし、自動車や電化製品など、どんなジャンルにしても、丁寧にモノを作る職人気質は、世界の中でもパイオニア的存在であるといえます。
スーツが当たり前になってきた現代の日本は、ビジネスシューズが必要になり、より卓越したものが求められるようになります。
日本人の足に合うとされる木型や、丁寧な縫製など、日本人のことは日本の職人が一番よくわかっています。モノを作る心意気や矜持が伝わる日本ブランドを3つ紹介いたします。
リーガル(REGAL)
リーガルは明治35年(1902年)に実業家であった西村勝三氏が、東京に日本製靴株式会社を設立したことがはじまりとなっています。主に軍靴や乗馬ブーツなどの生産が中心でしたが、1945年第二次世界大戦のころからグッドイヤー・ウェルト製法の紳士靴をメインに生産・販売をおこないます。
1970年に、アメリカのブラウン社よりリーガルの靴の製造をおこなってきてきましたが、1990年4月に商標権を獲得します。同年10月に社名を「株式会社リーガルコーポレーション 」としました。
元日本製靴株式会社が、商標権を獲得するまでに至ったのは、日本人の優れた職人技術の至りであったと言わざるを得ません。これほどの品質のビジネスシューズが、2万円台から入手できるというコストパフォーマンスも成功の秘訣です。
参考価格 : 33,480円(税込)
(株)リーガルコーポレーションが運営する靴、靴ケア用品の通販サイト。リーガルブランドをはじめメンズシューズ、レディースシューズを販売しております。3000円以上で送料無料。返品交換送料も無料です。
三陽山長(さんようやまちょう)
「技」熟練の技、「匠」匠なものづくり、「粋」粋な心遣いをブランドコンセプトとする三陽山長は、日本人の足に合う木型をベースに、堅牢なグッドイヤー・ウェルト製法で日本人にしか出せない味の傑作品を多く生み出しています。
まるでオーダーメイドでつくったかのような、快適な履き心地を実現。日本人の足を知り尽くした職人が、1mm単位まで計算し、精巧につくられたクオリティ高いビジネスシューズです。
こちらは、三陽山長デザインのストレートチップ「友之介」シリーズで、ステッチを表に見せないヒドゥンチャネル、つま先は手で打ち込んだ真鍮釘、小振りなヒールカップと低く抑えた二の甲が、すっきりとしてシャープな印象を与えてくれます。10年、20年履き続けられるよう、エイジングが楽しめる最上級のインポート素材を使用しており、アッパーの滑らかな曲線と艶が、洗練された40代男性の足元を粋に飾ってくれることでしょう。
参考価格 : 71,280円(税込)
スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)
スコッチグレインは日本の「ヒロカワ製靴」が1978年にスタートさせたオリジナルブランドです。MAID IN JAPANの名に相応しく、美しく端麗で精巧につくられたビジネスシューズが多くラインナップされています。
革の質からこだわり抜き、インポート素材を独自の検品で厳選しておこないます。履けば履くほど味が出てくる革の素材は、ビジネスシューズの顔と言っても過言ではないほど重要なポストです。厳選された最上級の革を贅沢に使用し、創業当時から受け継がれている日本人に合う木型を削りだし、ユーザーの満足水準の高い製品を、たっぷり時間をかけて完成させていきます。
こちらのストレートチップは、国産の牛革を使用しており、堅牢なグッドイヤー・ウェルト製法にしては薄く削られた木型によりすっきりとして洗練された印象を与えてくれます。中底に敷かれたオリジナルスポンジが、すっぽりソフトに足を包み、日本の職人の真心と温かさがじんわり伝わってくる一足です。
参考価格 : 32,400円(税込)
靴はファッションではなく歩くための道具である
人生経験豊かな40代がビジネスシューズを選ぶとき、有名ブランドや時代のトレンドといったところに比重をおいてはいけません。確かに、ビジネスシューズは足元を彩る唯一のお洒落アイテムですが、この選び方だと、ずっと履き続けられるような、本物の靴に出会うことができないからです。
人生の分岐点で一度立ち止まり、冷静になってみると靴は本来ファッションアイテムではなく、歩くための道具であったことに気がつきます。靴に足を入れたときの履き心地、歩きやすさ、これまでの人生で培ってきた羅針盤を働かせることで、最高に相性のよい靴と出会うことができるのです。
40代は本物を見極める眼力を持っています。時代やブランドに流されず、ぜひ自分自身の感覚でビジネスシューズを選んでみてください。
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40代主婦のフリーランスライター。常に情報のアンテナを張り巡らし、バイタリティ漲る情報を発信していきます。