コスパ最高のビジネスシューズおすすめブランド決定版【価格別】
コスパ最高のビジネスシューズブランドを価格帯ごとに紹介します。一般的にビジネスシューズは3足を履きまわすことが推奨されており、最高級モデルを毎日履くということはおすすめできません。そこで今回は価格帯ごとのおすすめブランドを紹介するので、予算に応じたブランドを選び、ローテーション組めるように革靴を購入してみてください。
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アイキャッチ画像出典:store.united-arrows.co.jp
ビジネスシューズにおけるコスパとは
出典:pheb.jp
コスパ(コストパフォーマンス)という言葉はよく耳にしますが、コストの部分ばかりが重視して、肝心のパフォーマンスの部分を蔑ろにしている人も多いのではないでしょうか。革靴におけるコスパとは価格を抑えつつ長く履ける靴のことをさします。長く履けると一言で言っても必要な要素が2つあります。1つはアッパーに使われる革の質で、もう一つは製法です。革に関しては最近は価格を抑えるためにPVC素材などの化学繊維をレザーの様に加工した素材を使用した安価な革靴が販売されていますが、化学繊維で作られたアッパーは耐久性がもろく、革の様に経年変化をすることが無いので長く履くことができないので、安いからといって、レザー以外の素材のビジネスシューズはおすすめできません。
覚えておきたい革靴の製法
革靴を選ぶ際のポイントとして、レザーの質感と同じくらい重要なポイントが革靴の製法です。そこで革靴の一般的な製法である、マッケイ式、グットイヤーウェルト式、ハンドソーンウェルテッド式それぞれの概要やメリットを紹介します。
マッケイ式
マッケイ式とは甲革と中底と表底を一緒に通し縫いするという、比較的簡単な作りの製法のことで、流通している革靴の大部分がこちらの製法で製造されています。マッケイ式は柔らかいレザーとの相性がいいため、履き始めから足馴染みが良く、作りこんだデザインの革靴を作ることが出来ます。マッケイ製法はソールの交換がしにくく、1~2回ほどしかソールの交換ができないというデメリットを持ちます。
グットイヤーウェルト式
グットイヤーウェルト式とは甲革や裏革等、甲の部品を縫い合わせて出来上がったアッパーと底を機械によって縫い付ける製法のことです。最大のメリットは甲革とソールが直接縫い付けていないため、ソールがすり減った時にソール全体丸ごと交換できるため、アッパーの手入れをきちんと行えば何回でも交換できる点です。デメリットとしては履き始めはマッケイ式に比べると固く、足馴染みが悪いですが、履きこむうちに足に馴染みフィット感が高まるので、最初は我慢が必要な点です。
ハンドソーンウェルテッド式
ハンドソーンウェルテッド式とはグットイヤーウェルト式の原型となった製法のことで、製造の工程に機械を導入するグットイヤーウェルト式とは違い、工程すべてを手作業で行います。そのため細やかに調節がきき、足の形に応じて適度に締まり、また部位によってはゆるみがでるなど、機械式にはない融通性をもった懐の深い足なじみを生みだします。まさにマッケイ式の良さとグットイヤーウェルト式の良さを両取りした製法ですが、すべての工程を手作業で行うため、コストが高くなる点がデメリットです。
1~3万円で購入できるおすすめのビジネスシューズブランド
1~3万円で購入できるおすすめのビジネスシューズブランドを紹介します。良い革靴を購入したは良いけど、毎日履くことのが嫌なので、価格が安く長く履ける革靴を探している方におすすめです。
RayMar【レイマー】
出典:thebase.in
価格を抑えようとも品質は落とさない靴を自らの手で作り出したいという元サラリーマンの大石裕介さんが設立した日本のブランド、レイマー。レイマーの特徴は何といっても圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。アイテムすべてをハンドソーンウェルテッド製法やグットイヤーウェルト製法で生産し、素材には海外レザーを使用しているにも関わらず、価格帯は2万円前後と破格の値段設定となっています。販売方法が少し特殊なので、公式ホームページから販売方法をしっかりと確認し、革靴を購入してみてください。
モデル ストレートチップブラック
定価 25,400円(税込)
HILTON【ヒルトン】
出典:guarda5.com
青山商事が展開する紳士服量販店、洋服の青山で独自に展開されている自社ブランド、ヒルトン。イタリア・トスカーナ州にある、老舗メーカーCALZOLERIA TOSCANA社へ甲革・デザイン・本底までヒルトンブランドが別注して制作を行いながら、価格帯は2万円前後とかなり抑えられています。雨が多い日本の気候に対応できるようにビブラムソールが張り付けられたモデルなど、多種多様なアイテムが展開されているので、コスパの良い革靴を探している方は是非、洋服の青山に足を運んでみてください。
ビジネスからフォーマルシーンまで幅広くご利用いただける商品を豊富に取り揃えております。履き心地が良く、疲れにくい機能性に優れたシューズをどうぞご覧ください。
モデル ストレートチップ
定価 25,920円(税込)
KENFORD【ケンフォード】
日本の革靴ブランドとして有名なREGALの弟分ブランド、KENFORD。リーガル社の掲げる本物の革靴づくりの精神と徹底した品質管理の元、一つ一つ手作業で丁寧につくられています。リーガル社が厳選した革のみを使用し、価格帯を抑えるためにセメント製法を採用しています。ソール交換などはできませんが、厳選された素材を使用しているため、きちんとローテーションでして履けば長く履くことが出来るので、デザインがおしゃれで丈夫な革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル ダブルモンクストラップ
定価 16,200円(税込)
ASICS WALKING【アシックスウォーキング】
日本の老舗シューズブランド、ASICSが展開しているビジネスシューズブランド、ASICS WALKING。革靴の最大の問題点である履き心地を改善するために、スニーカー事業で培った技術を結集して作られるアイテムは、スニーカーさながらの履き心地を実現しています。走れる革靴シリーズや防水性に特化したゴアテックスファブリックを使用したモデルなど多種多様なアイテムが展開されており、価格帯は1万円~2万5千円とお手頃な価格なため、履き心地の良い革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル テクシーリュックス
定価 8,640円(税込)
KLEMAN【クレマン】
出典:ur-blog.jp
1988年創業のフランスのシューズブランド、KLEMAN。KLEMANのシューズはすべてのアイテムが厳しいミルスペックの基準をクリアしているなど、品質には折り紙付きです。アッパーに使用にはフランス製のレザーを使用しているにも関わらず、価格帯は2万円前後とかなり安く、コスパ抜群のブランドです。ワークブーツブランドというイメージが強いですが、最近ではビジネス向けのプレーントゥシューズやストレートチップシューズも展開しているので気になった方は是非、チェックしてみてください。
モデル FRODA
定価 21,060円(税込)
3~5万円で購入できるおすすめのビジネスシューズブランド
3~5万円で購入できるおすすめのビジネスシューズブランドを紹介します。このあたりの値段のアイテムであれば、デザイン、質共にクオリティの高くなり、デイリーユースにぴったりのアイテムが多いので、長く履ける革靴を探している方におすすめです。
Jalan Sriwijaya【ジャランスリワヤ】
インドネシア発のシューズブランド、ジャランスリワヤ。経営者であるルディ・スパーマン氏はエドワードグリーンで修業を積んだのち、フランスで革の生産に携わるなど、レザーシューズのプロフェショナルです。ジャランスリワヤと言えばハンドソーンウェルテッド式ですべてのアイテムを制作していながら価格帯が3万円代とコストパフォーマンス抜群なことで有名です。高いクオリティを保ちながらこの値段のブランドは世界でも類に見ないので、コストパフォーマンスが高いブランドを探している方におすすめのブランドです。
モデル 998446
定価 34,560円(税込)
JALAN SRIWIJAYA(ジャラン スリウァヤ)OFFICIAL WEB SITE | 革靴の真骨頂、ハンドソーンウェルテッド製法で作られ、巷の高級既製靴以上のクオリティーを実現しています。
REGAL【リーガル】
日本の革靴ブランド、REGAL。もともとREGALはアメリカの企業でしたが、1961年にグットイヤーウェルテッド式のシューズを展開していた日本の会社と合併して今の業態になりました。グットイヤーウェルト式やマッケイ式のアイテムまで幅広く展開しており、海外ブランドと大きく違う点はラスト(木型)が日本人向けに作られており、日本人に最も合う革靴ブランであるという点です。REGALのシューズは履きこめば履きこむほど足に馴染んでいくため、長く履けて自分の足の形にあった革靴を探している人におすすめのブランドですので是非、チェックしてみてください。
モデル W114CCEB
定価 42,120円(税込)
OTSUKA【オーツカ】
1872年創業の日本の老舗革靴ブランド大塚製靴が新たに立ち上げたビジネスシューズブランド、OTSUKA。日本人の足にフィットし、服飾にコーディネートでき、永くご愛用いただける靴づく」という「顧客視点」の理念を持ち、長い歴史の中で紡いだ技術を落とし込んだ革靴を制作し続けています。ヨーロッパの厳選したレザーのみを使用し、日本人の足に最も合った丸みのあるソールを使用するなど、製品作りに強いこだわりを持っているブランドなので、日本製の高品質の革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル OG-1000
定価 41,040円(税込)
WH【ダブルエイチ】
シューズデザイナーの坪内浩氏とファッションディレクターとして活躍する干場義雅氏がタッグを組んで立ち上げたブランド、WH。坪内氏がこれまで培ってきた靴作りの技術と経験や干場氏が様々なメディアで提案してきたラグジュアリーなスタイルを組み合わせたビジネスシューズはこれまでの世界のどの革靴にも属さない新たな日本の革靴を世界に発信しています。日本性にこだわり、高い品質とデザイン性を兼ね備えたWHのアイテムはトレンドを上手くくみ取っており、スーツスタイルをおしゃれにドレスアップしてくれるので、おしゃれな革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル ダービー パンチドキャップトゥ
定価 49,680円(税込)
Calzoleria Toscana【カルツォレリア トスカーナ】
イタリアのシューズブランド、カルツォレリア トスカーナ。雪国で働くビジネスマンにおすすめのブランドです。アイテムのデザインは一見シンプルに見えますが、ソールにはVibram社が凍結した路面でグリップ力を確保するために開発したARCTIC GRIPを使用しており、ラバーソールの数倍滑りにくい仕様になっています。製法は足馴染みの良いマッケイ式を採用しており、履き心地も柔らかく、雨や雪の日でも滑ることなく快適に履くことが出来ます。値段も4万円前後なのでレインシューズを探している方にもおすすめです。
モデル z321bk
定価 30,240円(税込)
5~7万円で購入できるおすすめのビジネスシューズブランド
この価格帯のアイテムはいわゆる名門と呼ばれるブランドも多く、革靴の聖地であるノーザンプトン設立のブランドが多数あります。質、デザイン共にトップクラスのクオリティを誇るのでおしゃれで高品質な革靴を探している方におすすめです。
JOSEPH CHEANEY & SONS 【ジョセフチーニー】
革靴の聖地ノーサンプトンで創業した、ジョセフチーニー。10万円アンダーで履けるビジネスシューズとしてはトップクラスのクオリティを誇るブランドとして有名です。伝統的な英国グッドイヤー・ウェルト・シューズ式を採用し、品質と物造りへのこだわり、そして価格を含めた新しいスタンダードを確立しつつあるメーカーです。長く履ける革靴を探している人におすすめのブランドなので是非、チェックしてみてください。
モデル ALFRED
定価 74,520円(税込)
CROCKETT&JONES【クロケット&ジョーンズ】
出典:www.frame.jp
1879年、英国靴の聖地イギリス・ノーザンプトンに設立したクロケット&ジョーンズ。熟練したクラフトマンたちの高い手技から生まれるその靴はデザイン性の高さはもちろんですが、足を守るという靴本来の機能を徹底的に追及した究極の革靴です。100年以上の時が経ってもブランドの信念は変わることが無く、英国革靴界の中でもゆるぎない地位を獲得しています。展開されているアイテムの種類もかなり豊富なので、好みにあった革靴が必ず見つかるので、伝統のあるブランドの革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル SWINDON
定価 95,040円(税込)
STEFANO BRANCHINI【ステファノブランキーニ】
1990年創業のイタリアの革靴ブランド、ステファノブランキーニ。天才アルティジャーノ(職人)と呼ばれるほどクオリティの高いアイテムが特徴のブランドで、イタリアの伝統的な製法である伝統のノルベジェゼーネ式やマッケイ式でアイテムを製造しています。革靴界のフェラーリと称されるほどデザイン性の高いブランドでクラシコイタリアを現代的に解釈し、ドレッシーなデザインです。スーツスタイルを格上げするおしゃれな革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル 60S4602
定価 78,840円(税込)
Tricker's【トリッカーズ】
1892年創業の革靴ブランド、トリッカーズ。長い歴史を持つノーサンプトンの中でも最も歴史のあるブランドであり、創業時から一貫して製造を手作業で行うなど、革靴づくりに強いこだわりを持つブランドです。イギリスの革靴ブランドの中でも有数の英国王室御用達(ワイワルワラント)を獲得しているブランドでもあり、その品質の高さには折り紙付きです。トリッカーズは他のブランドと比べてデザインがややカジュアルなため、年配の方におすすめのブランドです。
モデル BOURTON
定価 81,000円(税込)
foot the coacher【フットザコーチャー】
2000年設立の日本のシューズブランド、foot the coacher。デザイナーである竹ヶ原敏之介氏は独学で靴作りを学んだ後に、本場イギリスにわたり革靴の修業を積み、ブランドを立ち上げました。日本国内をはじめ、イギリスなどから取り寄せた、選りすぐりの上質素材を使用して製作しており、末永く履くことができる革靴を作るために製法や素材選びに一切の妥協がありません。foot the coacherのアイテムはワークテイストが根幹にあるため、アメリカントラディッショナルなデザインのスーツとの相性がいいため、アメトラが好きな方におすすめのブランドです。
モデル MENDEL
定価 66,960円(税込)
最高級のおすすめのビジネスシューズブランド
革靴の良し悪しの違いは10万円を超えると顕著に表れると言われており、この価格帯のアイテムはお手入れ次第では一生付き合える革靴となります。歴史のあるブランドの中から本当におすすめのブランドを厳選して紹介するので是非、参考にしてみてください。
EDWARD GREEN【エドワードグリーン】
革靴の聖地ノーザンプトンに本拠を置く、1890年創業のエドワードグリーン。品質重視の少量生産を徹底しており、厳選せれたレザーを英国の伝統製法であるグットイヤーウェルト式で仕上げた革靴はまさに世界最高峰の革靴です。ブランド設立時から、でき得る限りの上質を求めるというポリシーは一貫しており、デザイン、質、履き心地どれを取っても最高級なブランドです。普遍的なデザインでありながらエドワードグリーンの革靴は一目見ただけでエドワードグリーンとわかるほど存在感があるので、世界最高級の革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル CHELSEA
定価 171,720円(税込)
JOHN ROBB【ジョンロブ】
1866年創業のイギリスの革靴ブランド、ジョンロブ。エドワードグリーンと並び世界最高峰の革靴ブランドとしてゆるぎない地位を築いており、靴を1足作るのに190もの工程を要し、使用する革も上品質に拘り抜くなどクオリティの高さでは右に出るブランドがありません。作り込み、革の質、洗練されたデザインどれを取っても一流のジョンロブは世間からは「靴好きなら一足は持っておきたい」ブランドと評されており、一度ジョンロブの革靴を履けば他の革靴を履くことができないと言われています。英国トップクラスの革靴を探している方におすすめのブランドです。
モデル ALFORD
定価 270,000円(税込)
SANTONI【サントーニ】
1977年創業のイタリアの革靴ブランド、サントーニ。革の選定から製造まで全ての工程にオーナーであるアンドレア氏とその家族が関わるという、今では珍しい家族経営を行っているブランドです。品質、職人技、完璧と創造性の追求を長い間行い、時代とともにデザインを変化させる柔軟さが特徴のブランドで、歴史は少し浅いですが今ではイタリア革靴界中でもトップクラスに位置するブランドです。デザインがややカジュアルなアイテムが多いので、ビジカジなどややカジュアルな服装の職場で働いている方におすすめのブランドです。
モデル b88swi
定価 138,000円(税込)
J.M.WESTON【ジェイエムウエストン】
1891年創業のフランスのシューズブランド、J.M.WESTON。フレンチトラッドの代表的な靴ブランドで、機能性が高く、長時間履くことができる。グッドイヤーウェルト式を採用しています。オリジナルのゴムソールや分厚いダブルソールを使用し、「超低適植物性革なめし」と言われる伝統的な革なめしの工程など高い技術力を持っています。ブランドを代表するモデルであるゴルフなど様々なモデルを展開しており、履き始めは万力締めと評されるほどきつい履き心地ですが、履いていくうちに自分の足に馴染んでいき、オーダーしたかの様な一足が出来あがると言われているので、自分の足に合った革靴を育てたいという方におすすめのブランドです。
モデル GOLF
定価 124,000円(税込)
F.LLI Giacometti【フラテッリ・ジャコメッティ】
1890年創業のイタリア北部のドロミテ、アルプスを眺めるVENETO地方に唯一残るブランド、フラテッリ・ジャコメッティ。この地方は、登山用に向けたノルベジェーゼ製法が主流であり、堅実な作りのシューズが特徴です。製造はすべてハンドメイドで行っており、細部まで細かに調節することでmm単位のずれもないと言われるほどクオリティが高いアイテムが特徴です。雨や雪の多い地方に住んでいる方に特におすすめのブランドで、厳しい豪雪の時でも浸水することなく履くことが出来るので是非、チェックしてみてください。
モデル FG482
定価 103,680円(税込)
革靴にこだわりスーツスタイルを格上げしましょう
ここまで記事を見ていただきありがとうございます。少しでも皆様の参考になれば幸いです。おすすめのコスパが高い革靴ブランドの紹介はいかがだったでしょうか。革靴は3足をローテーションすることが最も良いとされているので、自身の予算に応じた革靴を購入し、長く愛用してみてください。今回紹介したブランド以外にもたくさんのブランドがまだまだあるので、他の記事も合わせてチェックしてみてください。
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都内在住の大学生です。ファッションが好きです。特にデニムが好きなので、毎日履いて洗濯してを繰り返し、自分だけの一本を制作中・・・