大人の余裕漂う40代男性向けおすすめ高級時計ブランド10選
40代の男性におすすめの高級時計ブランドを紹介します。腕時計はビジネスマンにとって欠かすことのできないアイテムです。年齢と共に、自分に合った時計を選ぶ必要があります。今回は40代で大人の余裕漂う男性におすすめの高級腕時計ブランドをそれぞれのおすすめモデルと共に紹介します。歴史ある時計ブランドの魅力を感じてください。
- 62,891views
- B!
40代男性が選ぶべき高級時計とは
出典:pixabay.com
元アメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンの言葉でこんな有名な言葉があります。
「40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」
これまで培ってきた人生をどのように歩んできたのか、その人の考え方や心構えはすべて40歳を過ぎると顔に現れるといいます。
腕時計は男性の顔といってもいいくらい、その人のステータス、生き様を映し出す鏡です。つまり顔と同じで、腕に纏う腕時計も、40歳を過ぎると責任を持たなければならないという意味で、ここは慎重に選びたいところです。
あなたの輝かしい人生を映し出してくれる、そんな時計と出会えるよう40代男性におすすめの時計を集めてみました。
やっぱり持ちたいのはクォーツ式より機械式
まずは基本的なことですが、腕時計は2つに大別されます。動力源がゼンマイなら「機械式」、ボタン電池やソーラーバッテリーなどで動く「クォーツ式」です。
機能性で選ぶなら、頻繁に時刻調整をしなければいけない機械式より、丈夫でメンテナンスが簡単、そして比較的安価なクォーツ式を選びたいところですが、電気で動くクォーツや液晶には寿命があります。内部機構の部品が寿命を来たし、交換するとなったとき生産終了なんてことになれば修理が不可能となります。
一方、機械式時計の内部機構には約600年の歴史と人類の叡智が込められており、修理に関してはそれぞれの部品を一から作り直せば、いつでも可能となります。熟練した職人がひとつひとつ真心を込めて作られた機械式時計には、情趣に富んだロマンがあります。
人類が培ってきた歴史やロマンを載せた機械式時計が似合うのは、自分の顔に責任を持ち始めた40代といえるのではないでしょうか。
1. ロレックス
ロレックスは、1905年ドイツ人であるハンス・ウィルスドルフがロンドンで創業したのが始まりでした。スイスの高級腕時計として有名ですが、発祥地はイギリスだったんですね。当時は時計関税が高額だったため拠点をスイスに移したそうです。
時代や年齢を問わず、多くの男性を虜にするロレックス。その人気の秘訣は、ステータスの高さや創業当時から積み上げてきた歴史やルーツがしっかりしているという信頼性、どんなファッションにも合うデザイン性、そして何より機械式時計としての実力の高さというところにあるのではないでしょうか。
防水性が格段に秀でている「オイスターケース」や自動巻き機構の「パーペチュアル機構」、日付が午前零時で一瞬で切り替わる「デイトジャスト機構」の開発は大手マニュファクチュールのロレックスの実力を世界に認めさせ、数多くのタイムピースがクロノメーター認定を受けています。
ひとことで言うと、「使いやすい高級腕時計」といったところ。
エグゼクティブな40代男性に必ずひとつは持っていてほしいアイテムといえます。
コスモグラフデイトナ
懐中時計が全盛だった創業当時から、腕時計の活躍の将来性をいち早く見抜いたロレックス。その技術開発の成長のスピードは、ほかのどこの時計メーカーより秀でており、1953年以降は次々とエクスプローラーやサブマリーナー、GMTマスターやクロノグラフのデイトナなどのタイムピースを世の中に輩出してきました。
中でも40代男性におすすめの高精度モデルが「コスモグラフデイトナ」です。
サブマリーナーやGMTマスターⅡのような表面だけのセラミック製だけでなく、ベゼルをまるごと特許取得のセラミック製にした新型SSデイトナは、2016年に登場しました。世界で最も有名な自社製クロノグラフのムーブメントCal.4130を搭載。100mの耐水圧や72時間のパワーリザーブは、普段使いとしても安心して使用できます。
ロレックスは定番なんて言わせない、熟練された大人にしか似合わないモデルといえそうです。
参考価格 : 2,170,000円(税込)
2. パテック・フィリップ
数多くの時計愛事家が憧れる超名門ブランド、パテック・フィリップはスイスの三大高級腕時計のひとつとして数えられています。ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、世界最高峰腕時計ブランドの中でも、ズバ抜いているといっても過言ではありません。
1839年に創業以来、複雑時計機構の発展に大変大きな役割を果たしてきたブランドで、1844年はリューズ巻上げ式時計、翌年ミニットリピーター、1889年パーペチュアルカレンダーなど画期的な発明で世界中を驚かせてきました。
また、仕上げや完璧さにおいては世界一といってもいいほど凄まじいものがあります。2009年にはパテック・フィリップシールという独自の腕時計規格を創設し、その検査の精度、審美性においては、1886年に創設された、あのジュネーブ・シールを超えるほど秀でているそうです。
人生における幸せとは成功ではなく、その成長にあるといいます。人生の分岐点を迎えた40代、自分自身の成長を謳ったこの雲上の憧れである腕時計を、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
カラトラバ
カラトラバは1932年に誕生したモデルで、初代から変わらないこの基本デザインは、パテック・フィリップの揺るがない完璧さを追求したタイムピースであることを証明しているといえます。
時計の裏側に、外見からはわからないダストカバーが付いており蓋を開けると、約1世紀半美しさと完璧さにこだわり続けたムーブメントがその姿を現します。熟練された職人がひとつひとつ丁寧に仕上げたディティールの高さに感動すら覚えます。
40代男性におすすめのモデル「Ref.5227」は、これまで人気絶大だった手巻き時計の「96(クンロク)モデル」のデメリットを払拭したアイコンとなっています。手巻き時計にしてはリューズが小さいため巻きづらく、シースルーバックでなかった96モデルでしたが、こちらは自動巻きムーブメント搭載、3気圧防水です。
参考価格 : 2,980,000円(税込)
3. ヴァシュロン・コンスタンタン
ヴァシュロン・コンスタンタンは1755年、スイスのジュネーブで創業された世界最古の時計メーカーブランドです。当時、日本は江戸時代。260年以上というスイスの長い時計の歴史と卓越した技術に圧倒されます。
創業者は芸術や哲学など、あらゆる技術を備えた天才時計職人、ジャン・マルク・ヴァシュロン。1786年には息子のアブラーム・ヴァシュロンが跡を継ぎ、1819年には3代目のジャック・バルテルミ・ヴァシュロンが才気溢れるフランソワ・コンスタンタンを共同経営者として迎え入れ、このとき始めて「VACHRON &CONSTANTIN」という正式な社名を掲げたそうです。
次々と革新的な分業を採用し、スイスの時計界に尽力な発展を遂げていったヴァシュロン・コンスタンタン。1906年、分単位の時刻を音で知らせるミニット・リピーターを開発。1935年には、部品数820個の超複雑時計を製品化しました。
1955年スイスのジュネーブ平和会議で各国首脳への贈答品として選ばれるなど、数々の栄誉を得ています。「できる限り最善を尽くす。そう試みることは少なくとも可能である。」と技術やスタイルの進化に、果敢に挑戦し続けてきたこの格調高い腕時計を、一度は手にしてみたいものです。
オーヴァーシーズ クロノグラフ
スポーティーとエレガントを調合したデザインのオーヴァーシーズコレクションは、2004年に防水性、耐磁性などの機能性をパワーアップさせ、ハイクオリティな上スポーツウォッチとしても申し分なく、所有欲を満足させてくれるアイテムです。
ムーブメントは42時間のパワーリザーブを備える自動巻きのCal.1137を搭載。
ヴァシュロン・コンスタンタンのシンボルマークであるマルタ十字が中央のデイトと飾られ、ジュネーブ・シールの冠を堂々と掲げたその佇まいは、男性なら誰でも惚れてしまう時計といえそうです。
参考価格 2,580,000円(税込)
4. オーデマ・ピゲ
パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンに続き、世界三大高級腕時計のひとつとして数えられるオーデマ・ピゲも、スイス屈指の技巧派腕時計ブランドです。
1875年、2人の天才時計師であったジュール・ルイ・オドマールとエドワール・オーギュスト・ピゲによって設立されました。1892年に世界初のリミット・リピーターを開発し、世界中を驚かせました。常に伝統と革新というコンセプトを持ち続け、進化発展を遂げてきたオーデマ・ピゲ。その技術力の高さは世界が認め、「奇跡の手」と称されるほどでした。
最も有名なタイムピースは、1972年に登場した八角形ベゼルのスポーツウォッチ「ロイヤル・オーク」です。宝飾品で彩られた当時の高級時計とは違い、世界で初めてステンレスの素材を使用したロイヤル・オークはとても斬新で時計界に新風を巻き起こしました。
オーデマ・ピゲの進化は留まることはありません。現在もなお、スポーティー・ラグジュアリーの革新的なタイムピースは世界中の時計好事家から熱い視線を浴びています。
ロイヤルオーク
1972年の初代ロイヤルオークのスタイルに、自社ムーブメントCal.2121を搭載した、クオリティ高い自動巻き腕時計です。
特徴的なのが、側面の八角形のベゼルと裏蓋まで貫通している六角形のビスです。全て内向きに揃ったビスと、光り輝くベゼルの鏡面仕上げは、超一流の時計マイスターたちが気の遠くなるような手作業で完成させたものです。
フェイスの凹凸のあるタペストリーダイヤルも、ロイヤルオークの特徴です。
自分に自信を持ち始める40代。遠くから見る人にもわかるほどキラキラ輝くこの時計を腕に纏い、周囲の人々をさらに魅了することでしょう。
参考価格 : 1,750,000円(税込)
5. A.ランゲ&ゾーネ
A.ランゲ&ゾーネの創業は、ほかと少し違います。1845年当時、資源枯渇などで貧困であったドイツのグラスヒュッテ(現在のザクセン州)を救済するのが目的で創業者アドルフ・ランゲにより設立されました。
アドルフ・ランゲは、時計製造業を中心とした町の活性化という町おこしの案件を、ザクセン王国に提出し採用され、多額の融資を受けました。15人の見習い工とともに、革新的な技術進化を遂げ、貧困により陰りがみえていた町を、精密時計産業地帯へと変貌させたのです。
アドルフ・ランゲは天才的な時計師としてだけでなく、貧困だった町を救った偉人と呼ぶに相応しい人物です。彼の不屈の精神力は、その後も受け継がれました。1945年第二次世界大戦の激動の時代を乗り越え、1994年に復活を遂げ、ドイツの歴史を象徴するかのような重厚なドレスウォッチ「ランゲ1」とこの世に誕生させたのです。
ランゲ1
創業当時からつねに「完璧な時計」を追求し続けてきたA.ランゲ&ゾーネ。最高水準の機能性はもちろんのこと、美しさにおいても完璧でなければなりませんでした。
2015年に登場した新型「ランゲ1」は、これまでの伝統を継承したデザインを守りつつ、新型キャリバー「L121.1」を搭載。また、深夜12時になると、2つの窓のアウトサイズデイトが瞬時に切り替わる新機構を設け、A.ランゲ&ゾーネの完璧さへの追求の理念は留まることを知りません。
優美で大人の色香を醸し出す、そんな40代男性に似合いそうです。
参考価格 : 2,980,000円(税込)
6. ブレゲ
時計の進化を2世紀早めた男と称されるのが、ブレゲの創業者アブラアン・ルイ・ブレゲです。1775年パリのシテ島に建てられた工房でブレゲの歴史は始まりました。
自動巻機構や永久カレンダー、ミニットリピーター用ゴング、スプリング、パラシュートなど現在も当たり前のように使用されている機械式時計のパーツのおよそ4分の3はブレゲが発明や改良を施したものです。中でも1801年に発明された超複雑機構トゥールビヨンは、これまで重力が原因で悪影響を受けていた懐中時計の問題点を改善し、画期的な発明となりました。
ブレゲのこの懐中時計の画期的な発明は、現代の機械式腕時計の技術へと受け継がれ、芸術的な装飾を施し、さらに未来へと繋ぐタイムピースを次々と生み出しています。
タイプXX アエロナバル
ブレゲ一門の末裔である、ルイ・シャルル・ブレゲは1907年に世界初のヘリコプターを開発し、後に「ルイ・ブレゲ航空会社」を設立。パイロットであり、航空機設計家であった彼は、1954年フランス空軍のために「タイプXX」という航空時計クロノグラフを開発しました。
時を経て1995年、タイプXXはフランス海軍航空隊の「アエロナバル」の異名を掲げ、進化革新を遂げながら第3世代としてその姿を現しました。このモデルは革バンドのほかにメタルバンドのタイプもありますが格調高い歴史を積み、上質なミリタリー感を醸しだした革バンドのアエロナバルが、大人40代男性におすすめです。
参考価格 833,000円(税込)
7. ジャガー・ルクルト
ジャガー・ルクルトはスイスのル・サンティエに拠点をおく、ムーブメントから自社一貫生産を施すマニュファクチュールの代表格です。数百に及ぶ時計機構の発明や、約400以上の特許取得、開発してきたキャリバーの数は数千種類にも上るといわれています。
1833年アントワーヌ・ルクルトがサンティエに小さな時計工房を設立したのが、ジャガー・ルクルトのルーツです。創業当時からスチールから時計のカナを切り出す機械や、世界一正確な測定器ミリオノメーターの発明と、時計製造に纏わる技術が一歩先をリードしていたため、類稀なスピードで数々のタイムピースを世に生み出してきました。
1847年、時計の巻上げとセッティングを鍵なしでおこなえる竜頭巻き時計の開発、1907年厚さ1.38mmという、至上最も薄い懐中時計のキャリバー145の開発などが有名で、パテック・フィリップのムーブメントは大半がジャーガー・ルクルトが手掛けていました。ほかにもヴァシュロン・コンスタンタンやオーデマ・ピゲなど、スイスを代表する三大高級腕時計ブランドが厚い信頼性をおくほどの老舗中の老舗ブランドです。
レベルソ
ジャガー・ルクルトを代表するモデルというより、全ての機械式時計を代表するモデル「レベルソ」は、1931年に誕生して以来、全世界の時計愛事家たちを魅了してきました。
この時計の大きな特徴は、ケースを横にスライドさせ、裏返しにすることができます。まだサファイヤガラスがなかった時代で、ポロ競技をする際、風防によりケースを傷つけないよう、このような反転するアイコンが作られたそうです。
希少性高いこの斬新なデザインが、科学の発達した時代の現代人を魅了します。洗練されたクラシカルなレベルソは、磨きがかったダンディズムな40代にぴったり似合いそうです。
参考価格 : 2,520,827円(税込)
8. ウブロ
ウブロはスイスのニヨンで1979年に創立されました。創業者は、イタリアの時計・宝石メーカーのビンダグループの一人者カルロ・クロッコ。ウブロという社名は、フランス語で「舷窓」という意味で、モチーフにしたビスで留めた特徴的なデザインが、注目を集めています。
ウブロ誕生から最初に生み出されたタイムピースは、機械式時計ではなく、クォーツ式でした。これまであまり目にしたことのない、金やステンレスの素材を使ったケースと、天然ゴムを使用したラバーベルトという個性的デザインの「クラシック」で勝負をかけたウブロでしたが、スイス時計業界からは異端扱いでした。
しかし、イタリアのファッション業界で受け入れられ、ヨーロッパ王族など次第に支持を広げていきます。ところが、コレクションが限られ、クォーツ式だったのが災いし、一度は経営困難な状態に陥ります。
この流れを一遍させたラインが2005年に発表された「ビッグバン」シリーズです。
2004年、現ウブロ会長であるジャン・クロード・ビバー氏がウブロのCEOに就任。「フュージュン」というコンセプトで、伝統的な素材と未来的な素材の融合のトレンドに乗った革新的なデザインを生み出し、一躍大ヒットとなりました。
ビッグバンの誕生により、ウブロの売上高がわずか4年で約10倍にも膨れ上がり、創業から25年という超最短スピードで一流のプレミアム・メゾンとしての地位を確立しました。
ビッグバン
ビックバン、ブラックマジックは、初のダイバーズウォッチモデルで、カーボンダイヤルにチタン製ビスで留めたセラミックベゼルが特徴的。軽量かつ耐久性に優れています。
セラミックは、従来の時計で使用されてきたどの金属よりも丈夫で硬く、磨耗や劣化をすることがないので、時計の外装部分にはぴったり。さらにウブロが特許を得た「マジックゴールド」という新素材は、純金とセラミックとの融合という革新的な開発で生み出され、その強度は、一般の純金ゴールドを遥かに上回ります。
精悍な黒フェイスに、ケース幅42cm、厚み15mmという圧倒的な存在感を誇るブラックマジックエボリューション。この時計が多くのセレブレティやスポーツ選手などの成功者に愛されるのは、腕に纏ったとき、不思議と体の内側から漲ってくるパワーを感じるからだそうです。
時計は、時間を見るためのものではなく、日々の活力、モチベーションを上げるためのエネルギーの源でもあります。人生の後半に差し掛かってもなお、さらに上昇し続ける40代男性の腕に纏ってほしい時計です。
参考価格 2,287,232円(税込)
9. カルティエ
時計分野でも超一流なジュエリー界の大御所カルティエ。創業は1847年宝石細工師であったルイ・フランソワ・カルティエがフランス、パリで恩師から受け継いだ工房で、個人客を対象にした宝石ブティックから始まりました。
元々、貴族紳士のためのジュエラーブランドでしたが、3代目のルイ・カルティエが1904年、飛行家であった友人のアルベルト・サントス・デュモンのためにレザーベルトの腕時計をデザインしました。これが、世界初のメンズ腕時計となります。
その後のカルティエの勢いは、ほかの名門時計ブランドに負けないくらいの技術力で、次々と歴史に残るタイムピースを輩出していきます。1917年パリの解放を記念して作られた「タンク」、1943年モロッコのエル・ジャヴィ公の依頼により作られた初の防水腕時計「パシャ」。
そして、ついに2010年自社製ムーブメントCal.1904 MCを開発し、これまでジュエリー、女性向けとされたイメージを払拭するべく、男性をフォーカスした「カリブル・ドゥ・カルティエ」や「ドライブ・ドゥ・カルティエ」などの新ラインを発表します。
エレガントで高品質、なおかつ男性らしい力強さを放つカルティエの腕時計に全世界が今注目しています。
カリブル ドゥ カルティエ
カリブルとはキャリバーという意味で、2010年に発表された自社製ムーブメントCal.1904MCを搭載した新ラインです。1904は、カルティエが世界で初めてこの世にメンズ腕時計を誕生させた、あの「サントス」の誕生年に因んでいます。
肉厚のリューズガードとラグが力強さを表現しており、厚さ4mmという薄さで高精度な3針モデルとなっています。また、伝統を象徴するフェイスのローマンインデックスと立体感に富むダイヤルが、カルティエならではのエレガントさを強調しており、この時計の精度の高さを醸し出しています。
エレガントと男の力強さを併せ持った40代男性に似合いそうな時計です。
参考価格 : 668,000円(税込)
10.パネライ
パネライ(オーフィチーネ・パネライ)はイタリアの高級腕時計ブランドで、1860年創業者のジョヴァンニ・パネライがフィレンツェで時計店を設立しました。第一次世界大戦が始まると、イタリア海軍に高度な精密機械を納入したり、国防省の依頼を受け、軍事用の防水時計を開発、さらに1938年蛍光物質ラジオミールを使用した初のダイバーズウォッチを完成させます。
特殊潜水部隊の任務は暗闇でおこなわれることが多かったため、このラジオミールの強い発光力を持ったパネライの時計が活躍したそうです。ラジオミールは後に放射線物質を含むと使用されなくなり、これに代わったルミノールが採用されるようになります。
戦争が終わったあと、戦いに挑む強い男の象徴とされたパネライの時計は、1993年これまで軍事用時計とされてきましたが、一般用として広がりをみせるようになります。
パネライのベースとなるデザインは「ラジオミール」と「ルミノール」の2種類しかないのですが、わずかなデザインの違いや、内部のムーブメントの違いにより、そのモデル数は600種類を超えるといわれています。
パネライの自社製ムーブメントは、元軍事用だっただけにパワフルで重厚。そして、大ぶりで厚みのあるデザインが存在感を高めます。1990年代後半、デカ厚時計のトレンドの火付け役となったのは、実はパネライだったそうです。
ルミノール1950
パネライ自社製ムーブメントCal.P9002を搭載した「ルミノール1950」は、3日間のパワーリザーブを備えています。このキャリバーは72時間のパワーリザーブを確保する2バレル、自動ラチェット機構により両方向に回転しながらゼンマイを巻き上げる機構、毎時振動4Hzの調節ネジ付きテンプ、日付表示、時報に合わせて秒針をゼロの位置に戻し、時刻を正確に合わすことができる機能などを特徴としています。
このルミノール1950は、1950年代のルミノールに因んで作られた時計で、日付カレンダーに拡大レンズのないデザインが斬新で、コレクターが好む表情をしています。
激しい戦場でも壊れない頑丈さ、視認性の高さをを持つパネライの時計は、ビジネスで戦う男性に精通したものがあります。働き盛りの40代男性の心強い相棒として、その腕に飾ってみませんか。
参考価格 : 743,000円(税込)
大人の余裕が漂う魅力的な40代が選ぶ時計
40代、それなりに人生経験を積み、キャリアも身につけ、ある程度心に余裕も生まれてきた世代ですよね。
時計の歴史を知ると、何となく自分の人生と重なる部分を見つけたり、50代への新たな目標が生まれたり、新しい自分を発見したり、色々な思いを馳せることがあります。インスピレーションで選んだその時計は、あなたの人生をより豊かにしてくれる相棒として、ずっと寄り添ってくれることでしょう。
この記事のキーワード
この記事のライター
40代主婦のフリーランスライター。常に情報のアンテナを張り巡らし、バイタリティ漲る情報を発信していきます。