来年の夏も粋に着るために。浴衣のアフターケア3ステップ
せっかく購入した浴衣、間違った洗濯方法をしてしまうと一年でダメにしてしまうことも。
ここでは来年も粋に浴衣を着こなすための、脱いだ後のケアやホームクリーニングの方法などを紹介しています。
- 4,021views
- B!
「脱いだまま放置」「洗濯機洗い」では一年で浴衣がダメに?
花火大会や夏祭り等のために浴衣を着る男性が年々増えています。
でも着た後の浴衣を洗濯機で洗ったり、「クリーニングに出せばいいか」と、店に持っていくまで間放置していると、浴衣がダメになってしまう可能性大!
せっかく購入した浴衣を来年もきれいに着るために、アフターケアのステップを覚えておきましょう。
1)脱いだ浴衣は汗を飛ばす
脱いだ浴衣をすぐに洗えない場合には、まずは軽く干して汗の水分を飛ばします。
通常のハンガーだと肩の部分が型くずれしやすいため、できれば和装用の「衣紋掛け」か和装用ハンガーにかけるのが理想的。
無い場合にはハンガーに突っ張り棒などを組み合わせて、肩から袖が一直線に干せるようにしてみましょう。
汗っぽさを取るために、干す前に脇や背中など汗が染みた部分へ霧吹きで軽く水をかけておくのも有効です。
どうしても翌日に着たい場合には消臭効果のあるファブリーズなどを内側に軽くかけるのもアリですが、これは綿等の丈夫な素材に限られます。
2)畳んだ状態で優しく手洗い
浴衣の洗濯機洗いは避けた方が無難です。
襟などが大きく型くずれしてしまう可能性が大きいので、自分で洗うときには手洗いすることをオススメします。
また、蛍光剤や漂白剤などが入っている洗濯洗剤の利用も避けましょう。
天然染めの浴衣は色落ち・色抜け・変色などを起こしやすいので、優しく洗える「オシャレ着洗い洗剤」を使います。
中性の洗剤を水にとかしたら、畳んだ浴衣を漬けてごくやさしく「押し洗い」をするだけでOKです。
なお「浸け置き洗い」は色移り・色落ちなどの原因となるため、行わない方が無難です。
3)スタイルに合わせて「ノリがけ」を
柔らかく着たい場合には洗うだけでOKですが、ハリのある素材や粋な着こなしをしたい時には、軽く「洗濯のり」をかけて仕上げましょう。
すすぎを終えた後に、洗面器などに水を張り、その中に適量の洗濯のりを入れてかき回しておきます。
これに畳んだ状態の浴衣を浸して、ごく軽く揉み込むだけでOK。
あとは強く絞らず、水がしたたる程度の状態で洗濯竿か衣紋掛けに干し、全体を手で叩いてシワを伸ばします。
水分の重さで自然とシワが伸び、ノリの効果でパリっとした仕上がりになります。
不安な場合はクリーニング店へ。保管も大切に
いかがだったでしょうか?
浴衣は和装の中でも簡単にホームクリーニングができる種類の着物ですが、「失敗しそう」「不安だな」と思う場合にはクリーニング店に頼むのもひとつの手です。
またホームクリーニングの場合でも、プロの店舗に依頼した場合でも、浴衣は平らな箱に防虫剤をきちんと入れて保管しましょう。
カビの発生を防ぐために、時々換気をすることも大切です。
この記事のキーワード
この記事のライター
大手通信プロバイダやモバイルゲーム企業にて、PRを担当してきました。3年前からWEBライターの仕事を開始。エステ、美容、転職、健康食品、医療、映画、書籍、カルチャー全般などについて情報発信をしています。