【ランニング・ジョギングコース】鳥取の初心者〜上級者向けおすすめコース・スポット10選

鳥取観光を楽しめるコースが豊富！

本州南部の日本海に面する鳥取県は、日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」や景勝地「浦富海岸」、観光商店街「水木しげるロード」、伝統的建造物群保存地区「倉吉白壁土蔵群」、中国地方最高峰「大山」、日本一大きな自然池「湖山池」、山陰屈指の名湯「皆生温泉」をはじめとした効能高き温泉など、自然も歴史もカルチャーもいっぺんに楽しめる魅力的な観光地です。

今回紹介するランニング・ジョギングコースも、鳥取の風光明媚な景色や歴史散策、カルチャースポットなど、バラエティ豊かに揃っています。レベル別にコースと、コースで楽しめる観光やグルメを紹介していくので、鳥取でランを楽しむ際の参考にしてみてください。

ビギナー必見！暗黙のランルール

誰もが気軽に始められるランニング、ジョギングですが、快適に走るために、ほかの利用者のペースを乱さないためにも、知っておくべきルールがあります。
・複数で走る場合は広がらず、狭い道の場合は縦一列を心掛ける
・追い越しや追い抜きは、一言声をかけてから行う
・自転車歩行専用ロードは、サイクリングやウォーキングを楽しむ人もいるので注意を払う
・基本、反時計回りで走る
これらを守って楽しく走りましょう。

初級コース

鳥取砂丘鑑賞コース（鳥取市）

「鳥取砂丘鑑賞コース」は、東北2km、東西16km、最大高低差92mの日本最大規模を誇る「鳥取砂丘」の景色とアップダウンの走りを堪能するコースです。前半は、鳥取砂丘のオアシス「多鯰ケ池」のほとりにある「お種弁天」を参拝したり、「砂丘会館」や「砂丘センター」などでお土産を購入したり、砂丘センター限定メニューや砂丘をイメージしたスイーツで一息ついたりと、観光ランが楽めます。後半は、鳥取砂丘の迫力を感じることができる第2砂丘列（通称：馬の背）や鳥取県道265号の四季折々の花木など、景色を眺めながら足腰強化のトレーニングを積むことができます。

詳細ルートは、下記サイトに記載されている「湖山西地区、千代水地区、浜坂地区、米里地区、津ノ井地区、若葉台地区(PDF：5MB)」をダウンロードし、浜板地区ウォーキングコースをご覧ください。

詳細情報
距離:約4.3km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:県営駐車場砂丘会館
トイレ:県営駐車場、折り返し地点など
スタート地点までのアクセス:(バス)鳥取駅バスターミナルからで約17分、「こどもの国」下車 （車）鳥取ICから約20分

鳥取地域ウォーキングマップ

布勢総合運動公園コース（鳥取市）

「布勢総合運動公園（ヤマタスポーツパーク陸上競技場）コース」は、市民ランナーの練習の場として知られる総合運動公園「布勢総合運動公園」に整備された5.0kmジョギングコースを走るコースです。敷地内をくまなく走るこのコースは、日本庭園やトリムの森、鳥取を代表する花見の名所・千本桜、階段トレーニングも積める展望台など、ざまざまな景色を楽しみながら練習ができます・園内のカフェ「ツリーズコーヒーカンパニー」ではモーニングやランチ、焼き立てパン、スイーツも食べられ、アフターランの楽しみもあります。また、公園内には5.0km以外にも2kmと3kmのコースがあるので、レベルや体調に合わせて練習に取り入れるといいでしょう。

詳細ルートは、下記サイトに記載されている「おすすめコース-初級者、中級者、上級者-(PDF：3MB)」をダウンロードし、中級者編をご覧ください。

詳細情報
距離:約5.0km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:布勢総合運動公園・時計台
トイレ:コース上に2か所あり
スタート地点までのアクセス:(バス)JR湖山駅「湖山」から湖山鳥大線・鳥取駅行きで約5分、「布勢」下車

白狼コース（三朝町）

「白狼コース」は、三朝温泉街の賑わいと、世界屈指の効能高きラジウム温泉、自然を手軽に楽しめる観光ランコースです。起点の観光案内所で情報やマップを入手してから走りましょう。コースには、無料の足湯・飲泉場「薬師の湯」や、手水舎の温泉でお清めと飲泉ができる「三朝神社」、無料の足湯と飲泉場を併設する公衆浴場「株湯」があるので、温泉めぐりができます。コース後半の「恋谷橋」は、「ヴアレ・ドウ・ラムール」の別名を持つ、縁結びの蛙の像や東屋がある橋です。夜はライトアップがされ、ロマンチックな雰囲気に浸れます。高低差のない短いコースなので、宿泊先の朝食までの時間を使ったトレーニングや、手軽な観光ランとしてカップルで楽しんではいかがでしょうか。

詳細情報
距離:約2.5km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:三朝温泉ほっとプラ座（観光案内所）
トイレ:三朝温泉ほっとプラ座（観光案内所）、三朝神社付近、株湯など
スタート地点までのアクセス:(バス)倉吉駅から路線バスで約25分、「三朝温泉観光商工センター前」下車

中級コース

浦富海岸自然探勝道コース（岩美町）

「浦富海岸自然探勝道コース」は、リアス式海岸の断崖上を這うように整備された浦富海岸の遊歩道を利用したコースです。このコースには、イカ干し風景が港情緒漂う「網代港」、絶壁の「虚空蔵山」、海食洞門の「千貫松島」、花崗岩でできた島々の「観音浦」と、遠方に臨む「大山」や「鳥取砂丘」をパノラマビューで見渡せる「網代展望台」、文豪・島村藤村が絶賛した佐人随一の景勝地「鴨ヶ磯海岸」、1つの半島が長年の浸食により洞窟から洞門、洞門から離れ島となって5つの島にわかれた「菜種五島」、最高透明度25mの澄んだ海と白い砂浜が美しい「城原海岸」など絶景地が続き、見ごたえがあります。また、走りもアップダウンに富み、岩場、山道、砂浜などバラエティに富んでいるので、いつもとは違うトレーニングができます。ラン後は、浦富海岸遊覧船の乗り場にある食事処「あじろカフェ なだばた」で、イカが豊富に捕れる網代漁港ならではのイカ墨ソフトやイカ墨カレーを味わいましょう。

詳細情報
距離:約5.4km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:網代探勝地入り口
トイレ:県営駐車場、折り返し地点など
スタート地点までのアクセス:(バス)JR岩美駅から日交バス・鳥取方面行きで約15分、「網代」下車徒歩すぐ（車）山陰道鳥取西ICから国道29・9・178号経由で約30分

鳥取県公式ホームページ とりネット です。

八神神社コース（倉吉市）

「八神神社コース」は、当時の面影を残した古い歴史とポップカルチャーの新しい文化、豊かな自然に触れられる倉吉の魅力が詰まった観光ランコースです。国重要伝統的建造物群保存地区「倉吉白壁土蔵群」には、モダンな洋館が目を引く「旧倉吉町水源地ポンプ室」、郷土ゆかりの美術作品、歴史・民俗資料を展示した「倉吉博物館・倉吉歴史民俗資料館」、日本最古の円形校舎を利用した「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」、ワークショップができる「はたこ人形工房」、さくらの名所100選・つつじの名所「打吹公園」、ラン後に楽しみたいレストラン&クラフトビール「BREW LAB KURAYOSHI」や見学&試飲が可能の「赤瓦七号館　元帥酒造」など、新旧の観光スポットが集中しているので、時間をたっぷりと取ることをおすすめします。

詳細ルートは、下記サイトの「八幡神社コース(PDF 4.46MB)」を参考にしてください。

詳細情報
距離:約6.0km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:倉吉市役所
トイレ:倉吉市役所、八神神社など
スタート地点までのアクセス:(バス)JR倉吉駅から日本交通市内線・西倉吉行きで約16分、「市役所・打吹公園入口」下車

見どころ、距離、消費カロリーなどもわかります

中心市街地コース（米子市）

「中心市街地コース」は、鳥取県の西の玄関口にあたる商都・米子の中心市街地と、絶景が広がる中海を駆け抜けるコースです。起点の「湊山公園」は、桜祭りや花火大会、お茶会など1年を通して様々なイベントが開催される市民の憩いの場であり、中海を一望できる「米子城跡」と二分する中海を染める絶好の夕日スポットとして知られています。夕刻のゴールを目指して、走ってみてはいかがでしょうか。国重要文化財に指定されている後藤家などの商家や白壁土蔵がある加茂川沿いの情緒あふれる下町や線路下、坂道など、変化に富んだ走り楽しめます。エネルギー補給は、球場名が2021年の甲子園で一躍有名になった「どらドラパーク米子」を命名した菓子庵「丸京庵」のどら焼きを、米子城跡近くにあるスーパー「いしかわ 久米」などがおすすめです。

詳細ルートは、下記PDFの「中心市街地コース」を参照してください。
http://tsc-west.gr.jp/uploads/fckeditor/images/170.pdf

詳細情報
距離:7.98km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:湊山公園
トイレ:湊山公園、加茂川沿い、JR米子駅など
スタート地点までのアクセス:(バス)JR米子駅から米子市循環バスで約10分、「湊山公園」下車（車）米子IからJR米子駅経由で約10分

上級コース

湖山池一周コース（鳥取市）

「湖山池一周コース」は、山陰海岸ジオパークエリア内にある日本一の大きな天然池「湖山池」をぐるっと走るコースです。池には、鳥取市民から募集して選ばれた8つの眺望スポット｢湖山池八景｣があり、お花畑ゾーンから見る夕陽をはじめ、青島から臨む湖面と日本海、北側の湖岸から見る中国山脈を眺めることができます。また、春は満開の桜と菜の花、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪など、四季折々の表情で走りに彩りを添えます。一部、車に注意するゾーンもありますが、公園内の各ゾーンには自動車乗り入れ禁止の周遊道が整備されているのでのんびりと景色を眺めながら走ることができます。また、橋を渡って大島に行くことができ、周遊道を使った1.8kmのランも楽しめます。ラン後は池から一番近い温泉地・吉岡温泉もあるので、疲れが取れますよ。

詳細情報
距離:約15km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:湖山池情報プラザ
トイレ:周遊道に数か所設置
スタート地点までのアクセス:(バス)湖山駅前から日ノ丸湖岸線 湖山経由「吉岡」行で約40分、「つづらを」下車（車）JR湖山駅から約20分

鳥取県公式ホームページ とりネット です。

史跡鳥取城跡附太閤ヶ平コース（鳥取市）

「史跡鳥取城跡附太閤ヶ平コース」は、羽柴秀吉が鳥取城を攻める際に築いた本陣跡、鳥取城の附けたりとして国史跡指定を受けている「史跡鳥取城跡附太閤ヶ平」のルートの一つである、鳥取東照宮～太閤ヶ平間（太閤ヶ平コース）を走るコースです。往路は上り、帰路はくだり、アスファルトの道を走ります。距離はありますが、途中には展望所や休憩所もあるので山道に慣れていないランナーでも気軽に走ることができます。また、太閤ヶ平内部を走ればトレイルトレーニングも積めます。拠点の「鳥取東照宮」の周辺には「鳥取市歴史博物館 やまびこ館」や「城下町とっとり交流館　高砂屋」、鳥取駅近くには「鳥取民藝美術館」があり、鳥取市の歴史や文化を学んだり、オリジナルのスイーツや地グルメを味わったりと、ラン後のお楽しみもあります。

詳細情報
距離:約7km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:鳥取東照宮
トイレ:鳥取東照宮鳥居
スタート地点までのアクセス:(電車)鳥取駅から徒歩約15分

国指定史跡「史跡鳥取城跡附太閤ヶ平」にようこそ！

弓ヶ浜・皆生・海岸コース（米子市）

「弓ヶ浜・皆生・海岸コース」は、弓型の砂洲がつらなる白砂青松の景勝地・弓ヶ浜海岸線沿いを走るコースです。松林やまっすぐに伸びる国道431号線を心地よく駆け抜け、日本海越しに見る大山の眺めや潮風に吹かれながら足湯も楽しめます。また、弓ヶ浜公園には外周をジョギングできる1haの芝生広場や健康遊具広場もあるので、ラン前後に体をほぐしたり、軽く走ることもできます。

詳細ルートは、下記PDFの「弓ヶ浜・皆生・海岸コース」を参照してください。
http://tsc-west.gr.jp/uploads/fckeditor/images/170.pdf

詳細情報
距離:10km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:弓ヶ浜公園
トイレ:弓ヶ浜公園、皆生海浜公園
スタート地点までのアクセス:(バス)JR駅から三柳線約25分、「三柳団地」月謝徒歩約1分（車）米子ICから国道431号線を境港方面へ約15分

べた踏み坂と水木しげるロードコース（境港）

「べた踏み坂と水木しげるロードコース」は、〝ベタ踏み坂〟で知られる全長1.7kmの迫力満点の大きな橋「江島大橋」と、漫画家の故・水木しげるが描く妖怪の世界観をテーマとした鳥取を代表する人気観光名所「水木しげるロード」を楽しむコースです。「みなとさかい交流館」を出発し、平坦な県道を走り、島根県との県境に位置する「江島大橋」を目指します。鳥取県側の江島大橋は穏やな長い上り坂となっているので、頑張って橋の最頂部まで走り切りましょう。高さ44.7ｍの橋最頂部では正面には対岸の江島と地続きになっている「大根島」や、天気がよければ南東に伯耆富士と呼ばれる「秀峰大山」も望めるので、ひと休みしましょう。呼吸を整えたら島根県側に下って、また橋を上って「みなとさかい交流館」へと戻り、そのまま「水木しげるロード」へと進み、約800m続く妖怪の道を走って「水木しげる記念館」に向かいます。

江島大橋は、写真や遠目から見ると劇坂ですが、実際は走ってみると思った以上にきつくないのでチャレンジしてみてください。また、起点の「みなとさかい交流館」の4階にはサウナや温浴施設があるので、汗をさっぱり流してから水木しげるロードの観光を楽しんでもいいでしょう。

詳細情報
距離:約10km
コース路面タイプ:ロード
始点·終点:みなとさかい交流館
トイレ:みなとさかい交流館、八束総合運動場など
スタート地点までのアクセス:(電車)JR境港駅すぐ横

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ランで鳥取の魅力を発見しよう

今回は、観光ランから市民ランナーに人気の練習コースまで幅広く、鳥取で楽しめるランニング・ジョギングコースを紹介しました。観光やビジネスで訪れた他県の人はもちろん、車が主な移動手段という鳥取県民も走ることで出会える景色や交流を楽しみ、鳥取の素晴らしさを再確認してみてくださいね。