メンズ前下がりヘアスタイル【アレンジから頼み方まで】
メンズ前下がりヘアスタイルはこなれ感や色気といった、かっこいいメンズには欠かせない魅力を引き出すことのできるヘアスタイルです。この記事では前下がりヘアスタイルのビジネスからプライベートまで楽しむことのできるアレンジから、美容室での頼み方まで解説しているので、参考にしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:mens-hairstyle.jp
前下がりヘアスタイルとは
前下がりヘアスタイルに明確な定義はありませんが、ヘアスタイルの頭部から前髪にかけての部分を長めにとったヘアスタイルを一般的に前下がりヘアスタイルと呼びます。
マッシュヘアと似ていますが、前髪を長めにとることでこなれ感や大人っぽさを演出することが可能です。アレンジも多岐にわたり、パーマをかけたり、前髪をセンターパートにしたりなど人によってその方法はさまざま。女子ウケという観点からみてもおすすめのヘアスタイルです。
3つの魅力
人を選ばない高い似合わせ
前下がりヘアスタイルはその見かけからするとおしゃれ上級者の方向けと思われがちです。しかし、それは逆で、おしゃれ上級者の方が取り入れるヘアスタイルということではなく、取り入れることによっておしゃれ上級者に見える、といった方が正しいです。
前髪と後ろ髪でメリハリのあるスタイルなので、重たく見えてしまうことはなく多くの人に似合うというのも魅力。基本的に人を選ばず高い似合わせ力があるので、一度取り入れてみると良いかもしれません。
アレンジの豊富さ
前下がりヘアスタイルはアレンジが豊富です。ある程度、髪の毛の長さがあるので、パーマをかけるもよし、カラーを楽しむもよし、アレンジは人それぞれです。ただ、長さがある分、シャンプーやトリートメントといった日々のケアは大切になってくるのでしっかりと行うようにしましょう。
こなれ感と色気を演出
前下がりヘアスタイルは取り入れることでこなれ感と色気を演出することが出来るようになるのは大きなメリットです。
こなれ感と色気を演出するというと、ざっくりした表現になってしまいますが、簡単に言えば垢抜けるということです。短髪で垢抜ける人もいれば、長髪で垢抜ける人もいます。短髪ではどうも似合わないと感じている人は、髪の毛を伸ばし前下がりヘアスタイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
美容室でのオーダーのポイント
前髪は長めに残し、襟足は短めに
前下がりヘアスタイルを美容室で頼む際は基本的に前髪を長めに残すこと、そして襟足やもみあげを必要以上に残さないことを伝えるようにしてください。長めにとった前髪をより活かすためにはもみあげ部分を刈り上げるのもおすすめです。
言葉では伝えることができない、または難しい箇所は画像と合わせてオーダーするとオーダーミスを防ぐことができるのでおすすめです。
注意点
注意点としては前下がりヘアスタイルはある程度の長さがなければ再現することができないため、髪の毛を伸ばす期間が必要ということは念頭においてください。その場合は美容師の方に伸ばしている期間であることを伝え、調整程度のヘアカットを受けるようにしましょう。
前下がりヘアスタイルのアレンジ15選
ここからは前下がりヘアスタイルのアレンジを紹介していきます。
ナチュラルなスタイリングを行った柔らかい雰囲気のものや、長さを短めにツヤ感のあるスタイリング剤で仕上げた硬派な雰囲気のものまで、幅広く紹介しているので美容室でオーダーする際の参考にしてみてください。
1. センターパート
メンズ前下がりヘアの定番アレンジはセンターパートです。
前下がりヘアはボリューム感のある前髪が魅力的である一方、人によってはもっさりとした印象になってしまうのが心配という人もいます。そこで前髪をセンターパートにし、おでこを露出させることで清潔感に加えて色気を演出することに成功しています。
センターパートはかっこいい髪型の王道ですが、セットが難しい、そして髪の毛の生え方によってはキープが難しいということもあるので美容師の方と相談の上取り入れるようにしましょう。
セット方法
1. 全体を濡らし髪の毛のクセをリセットします。
2. 前髪を後ろにかき上げるようにして5割ほど乾かします。
3. センター分けの分け目を決めて降ろしながら乾かし前髪を形づけていきます。
4. スタイリング剤を10円玉ほど手に取り手のひらで伸ばします。
5. 全体に馴染ませてスタイリング完了です。
2. パーマ
襟足やもみあげといったボリュームが出てしまう部分をカットした前下がりスタイルであればパーマスタイルを取り入れても収まりが良いです。取り入れる際は前髪に分け目を入れると、メリハリのある印象になります。
パーマは見かけの作り込みとは逆に、下地の髪の毛に形がついているためセットは簡単なのが特徴です。手軽にかっこいいを求めるメンズにもおすすめ。
セット方法
1. 全体を濡らし一度クセをリセットします。
2. パーマの形を再現することを意識しながら少し握り込むようにして乾かしていきます。
3. 全体を7割ほど乾かしたらワックスを適量手に取り全体に馴染ませます。
4. 毛束を作りシルエットを整えてスタイリング完了です。
3. 刈り上げ
前下がりヘアスタイルはサイドに刈り上げを取り入れることで柔らかい雰囲気から一転、男らしい雰囲気になります。取り入れる際はパーマと組み合わせてトップに動きを、そして毛束感でシャープな印象を作っていきましょう。
サイドを刈り上げているため髪の毛の送料が減っていて、セットが手軽なのも魅力の1つ。ビジネスシーンにも多少動きを抑えれば適応できるのでオンオフの活躍が期待できます。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気を取ります。
2. パーマがかかっている場合軽く握り込むようにしていきながら全体を7割ほど乾かしていきます。
3. 7割ほど乾かしたらスタイリング剤をなじませます。
4. トップから前髪にかけてを前方向に流しながら毛束を整えスタイリング完了です。
4. マッシュ
マッシュスタイルの前髪を長めに取り前下がりのシルエットを再現したヘアスタイルです。横に流し揃えた前髪が重たい印象を与えてしまうこともあるマッシュスタイルですが、前髪を長く取り分け目を作ることで軽さを演出しています。加えて前下がりのマッシュスタイルは輪郭を選ばず似合わせが効くため、ヘアスタイルに迷った際の選択肢としてもおすすめです。
美容室でオーダーする際はマッシュスタイルをベースにすること、そして前髪を長めに残すことを伝えましょう。ある程度の長さが必要なヘアスタイルなので、現在のヘアスタイルが短い場合伸ばす期間が必要なことも念頭におきましょう。
セット方法
1. 全体を濡らしてタオルで水気をとりクセをリセットします。
2. ドライヤーで乾かす際には前髪の分け目を決め、それを意識しながら乾かし形づけていきましょう。
3. 乾かしたらスタイリング剤を適量手に取り、手のひらで伸ばし髪の毛に馴染ませていきます。
4. 全体に馴染ませたら手に余ったワックスで前髪を整えてスタイリング完了です。
5. ボブ
後ろ髪を襟足のあたりで切りそろえたヘアスタイルをボブといいます。メンズのヘアスタイルとしてはあまり一般的ではありませんが、前下がりヘアスタイルのバリエーションのひとつとしておすすめです。後ろ髪から前髪まで長さが一緒のため、中性的な魅力があり、かつ長さがあるためパーマでウェーブをかけてもよし、ストレートで髪質を重視することが出来たりなどスタイリングの幅の広さも特徴です。
美容室でオーダーする際は後ろ髪を襟足の部分で揃えて、全体の長さを同じにすることを伝えましょう。長さが必要であるため、伸ばす期間が必要になることも念頭におきましょう。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. 長さがあるためドライヤーで乾かす際には根元を意識して乾かしましょう。
3. 全体がある程度乾いてきたら毛流れを意識して全体を形づけていきます。
4. ストレートの場合は仕上げにヘアオイルをなじませてスタイリング完了です。
6. ノーセット
王道の前下がりヘアスタイルをワックスでスタイリングを行うことをせず、ヘアオイルのみで仕上げたノーセットのアレンジです。ナチュラルなスタイリングはこなれた雰囲気を演出することができますし、ビジネスシーンにおいてもなじむ万能さが魅力。スタイリングを行う際はヘアオイルを馴染ませる前段階のドライヤーが重要になってくるため、出来るだけ丁寧に時間をかけて形づけることでヘアスタイルを長持ちさせることが出来るでしょう。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気を取ります。
2. ドライヤーで乾かす際は5割ほど乾かした後、風量を弱くしてシルエットを形づけていきます。
3. 鉢周りを押さえてトップのボリュームを上げるなどを意識しましょう。
4. 仕上げにヘアオイルを馴染ませてスタイリング完了です。
7. サイドパート
前下がりのヘアスタイルは前髪のアレンジが雰囲気作りにおいて重要になってきます。なかでもサイドパートはセンターパートよりもややフォーマルな雰囲気を演出することができ、センターパートだとお洒落すぎてしまうようなシチュエーションでもサイドパードであれば対応可能です。
美容室でオーダーをする際はマッシュスタイルをベースに前髪を長めに取ることを伝えましょう。パーマをあてるとこなれた雰囲気が出ますし、セットが簡単になるのでおすすめです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. パーマをあてている場合はカールを意識しながら、軽く握り込むようにして乾かしスタイルを形づけていきましょう。
3. スタイリング剤はツヤ感のあるものを使用し、全体に馴染ませていきます。
4. 全体に馴染ませたあと手に余ったスタイリング剤で前髪を整えてスタイリング完了です。
8. ストレート
前下がりヘアスタイルをストレートで統一するとモードな雰囲気を演出することができます。前髪の分け目などはセンターパートと相性がよく、ストレートで演出することができるモードさをより強調することができます。
美容室でオーダーする際はマッシュスタイルをベースに襟足は刈り上げず、前髪は長めに残すことを伝えましょう。ストレートヘアのセット方法はクセが強い場合はストレートパーマをあてるのも良いですが、基本的にはヘアアイロンでクセを伸ばすだけでも問題ありません。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. 鉢周りを押さえてトップにボリュームを出すといった基本的な部分を意識しながらドライを行っていきます。
3. 全体を乾かしたらヘアアイロンで全体の癖を伸ばします、この際にダッカールでブロッキングしながら行うとムラなくアイロンの熱を全体に通すことができます。
4. 仕上げとして全体にヘアオイルを馴染ませてスタイリング完了です。
9. ハイトーン
前下がりヘアスタイルにハイトーンカラーを組み合わせたヘアスタイルです。トレンド感の強いヘアスタイルとなっていて難易度が高いヘアスタイルと思われがちですが、取り入れる人を選ばずかっこよくすることのできる似合わせ力の高さがあります。おすすめは前下がりヘアスタイルにハイトーン、質感を出すためのパーマ、そして前髪を重ためにすることでこなれた雰囲気を演出することができます。
注意点としてはブリーチを行う際に髪の毛へのダメージが大きいこと、そして色落ちが早いのでムラサキシャンプーを使用するなどして対策を行ってください。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで熱を通す前にヘアオイルを髪の毛に馴染ませます。
3. 乾かす際にはパーマのカールを意識しながら、軽く握り込みつつ髪の毛を乾かしていきましょう。
4. スタイリング剤を適量手に取り全体に馴染ませます。
5. 毛束を作りシルエットを整えてスタイリング完了です。
10. コンマヘア
コンマヘアは前髪を記号の「,」のようなシルエットにスタイリングを行ったヘアスタイルです。主にK-POPグループや韓流ドラマの登場人物が取り入れていることの多いヘアスタイルであり、昨今の韓流ブームから日本でも多く見受けられるようになりました。コンマヘアは前髪を分けた爽やかさと、スタイリングのみで手軽にトレンド感を出すことができる点が魅力です。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気を取ります。
2. ドライヤーで乾かす際には鉢周りを抑えること、トップにボリュームを出すことを意識しましょう。
3. ドライヤーで乾かしたら、ヘアアイロンを使用しカールを適量作ります。
4. スタイリング剤を適量手に取り全体に馴染ませます。
5. 毛束を作りながらシルエットを整えてスタイリング完了です。
11. 無造作マッシュ
全体にナチュラルな雰囲気のパーマをあてた無造作マッシュは前下がりヘアスタイルとしてだけではなく、メンズの定番ヘアスタイルとして取り入れてみるのもおすすめです。これまで紹介してきた前下がりヘアスタイルはファッション性の高いものが多く、ハードルが高いという方も多かったのではないでしょうか。無造作マッシュヘアスタイルであれば、目立ちすぎることなくかっこよさを演出することができるので、ヘアスタイルに迷った際の選択肢として取り入れてみてはいかがでしょうか。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはパーマのカールを意識しながら軽く握り込むようにしてヘアスタイルの下地を形づけていきます。
3. スタイリング剤を適量手に取り全体に馴染ませます。
4. 馴染ませる際もカールを意識しながら握りこみながら行うのがおすすめです。
5. 仕上げにヘアスプレーを全体にふりかけてスタイリング完了です。
12. ショート
前下がりヘアスタイルはある程度の長さが必要なものが多かったですが、ショートスタイルでも取り入れることが可能です。トップから前髪にかけて長さを残すことで前下がりヘアスタイルのシルエットを形づけ、襟足やもみあげといった部分を刈り上げることで全体的にスッキリとした印象を演出することに成功しています。
前下がりのシルエットでトレンド感を残しつつ、ビジネスシーンにも対応することのできる誠実さを演出可能なので社会人の男性の方にもおすすめのヘアスタイルです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際は鉢周りを抑えてトップを立ち上げるなど、基本的なポイントを意識しながらシルエットの下地を形づけていきます。
3. ハードワックスを手に取り全体に馴染ませ毛束を整えたらスタイリング完了です。
13. スパイラルマッシュ
前下がりヘアスタイルとスパイラルマッシュの組み合わせは人を選ばない万能さがありつつ、他のメンズと差をつけることができます。前下がりのシルエットとボリュームのある前髪は全体的に暗めの印象を与えてしまいますが、そこにスパイラルパーマをあてることで動きを出しバランスが取れているのが特徴。パーマと合わせて行うのは髪の毛へのダメージが大きいですが、ブリーチを使用したハイトーンカラーを取り入れることでよりスパイラルパーマのポテンシャルを引き出すことができるでしょう。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際にはスパイラルパーマのカールを意識しながら、軽く握り込むようにして乾かしスタイルの下地を形づけていきましょう。
3. 全体を乾かしたらスタイリング剤を適量手に取り全体に馴染ませます。
4. 毛束を作りながらシルエットを整えてスタイリング完了です。
14. クラッシュモブパーマ
高めの刈り上げと無造作なパーマを組み合わせたクラッシュモブパーマは、ナチュラルさとファッション性の高さのバランス感が魅力のヘアスタイルです。トップにあてられたパーマに目がいきがちですが、襟足ともみあげを刈り上げているため重たい印象になっておらずメリハリがあるのが特徴。トップ部分を中心にワックスを馴染ませるだけなので、かっこよさとは逆にセットに時間があまりかからないのも魅力のヘアスタイルです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際はパーマのカールを意識しながら乾かし下地のシルエットを形づけていきます。
3. ツヤ感の出るスタイリング剤を全体に馴染ませてシルエットを整えたらスタイリング完了です。
15. アップスパイラル
アップスパイラルはアップバングとスパイラルパーマを組み合わせた前下がりヘアスタイルです。他に紹介している前下がりヘアスタイルと比べて、刈り上げを取り入れていたりなどメリハリがあるためビジネスシーンにも対応することができるのが魅力。パーマをあてることでスタイリングの時間も短縮することができるため、朝の準備の時間を短縮したいビジネスマンの方にもおすすめです。
セット方法
1. 全体を濡らしタオルで水気をとります。
2. ドライヤーで乾かす際はトップの髪の毛を中心に軽く握り込むようにして乾かしシルエットに動きを出していきます。
3. 乾かしたらスタイリング剤を適量手に取り全体に馴染ませます。
4. トップから前髪にかけての髪の毛を前方向に流しながら毛束を整えてスタイリング完了です。
前下がりヘアスタイルでもっとかっこよく
いかがでしたでしょうか、前下がりヘアスタイルについて解説しました。
前下がりヘアスタイルは輪郭を選ばず、多くの方に似合わせの効くヘアスタイルです、前下がりヘアスタイルを取り入れてもっとかっこいい毎日を過ごしましょう。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。