【福井】日帰りにもおすすめのツーリングスポット10選

福井のおすすめツーリングスポット

北陸地方の南端にあり、若狭湾に面した豊かな漁場を持つ福井県。県の魚にも指定され11月に漁が解禁される越前ガニをはじめとした水産資源が豊富な地域で、様々なご当地グルメが味わえます。そして東尋坊や三方五湖など自然の景勝地が多く、関西の奥座敷と呼ばれるあわら温泉も人気です。

若狭湾や日本海に面したシーサイドは、爽快なオーシャンビューのツーリングが楽しめるスポット。観光・グルメ・温泉などと組み合わせて日帰りツーリングのプランとしても好適です。

福井県で日帰りにもおすすめするツーリングスポットをご紹介をご紹介しましょう。

1.国道305号～「東尋坊」

敦賀湾の北側から国道305号に入り北へ。国道305号は越前海岸や潮吹岩など随所に見所が点在するルートで、日本海を望む爽快なオーシャンビューツーリングが楽しめます。

九頭竜川を渡り中元の交差点から県道7号を川沿いに進むと目的地の「東尋坊」に到着。「東尋坊」は世界的にも珍しい輝石安山岩の柱状節理が浸食によって削られた断崖で、国の名勝と天然記念物に指定されている景勝地です。一帯には三段岩や屏風岩をはじめとした絶景ポイントがあり、壮大な奇岩の風景を鑑賞することができます。

そして「東尋坊」のエリアでランチにおすすめするのが「やまに水産」。三国港の仲買業者として新鮮な魚介を仕入れており、旬にあわせてバリエーション豊富な海鮮料理を供しています。

2.国道305号～「あわら温泉」

国道305号でシーサイドのツーリングをしながら北へ。弁慶の洗濯岩や神の足跡など随所のビュースポットを眺めながら走り、県境方面を目指します。

あわら市に入ったら舟津口の交差点から目的地「あわら温泉」の温泉街へ。「あわら温泉」は明治期に開湯した温泉で、文人墨客にも愛され関西の奥座敷として発展しました。温泉街の中心部に立地する「セントピアあわら」は日帰り入浴ができるスポット。開放的な円形の湯殿「天の湯」には野天風呂やジェットバス・サウナがあり、角形の湯殿「地の湯」は釜風呂の効用があるようです。

館内には地元の特産市や食事処もあり、温泉街の歴史を紹介するパネル展示や芦原芸妓の舞踊などイベントも行われています。

3.国道8号～「丸岡城」

県の嶺北エリア南部から国道8号を北へツーリング。九頭竜川を渡って坂井市に入り、一本田の交差点から県道10号を走り「丸岡城」を目指します。

「丸岡城」は天正4年（1576年）に柴田勝豊によって築城された平山城で、現存する天守閣は最古の建築といわれており現存12天守の一つに数えられます。戦の際に大蛇が霞を吐いて城を隠したという伝説から霞ヶ城の別名があり、天守閣は国の重要文化財。城址公園には約400本のソメイヨシノが植樹され、日本さくら名所100選にも選ばれています。

「丸岡城」がある「霞ヶ城公園」の一角には「一筆啓上茶屋」がありますのでランチはこちらで。丸岡産の玄蕎麦を使い、三立てで供される「越前おろしそば」をどうぞ。

4.法恩寺山有料道路～「スキージャム勝山」

国道416号を走って勝山市へ向かい、国道261号を経由して国道157号へ。暮見トンネルの手前から法恩寺山有料道路に入り、開放的な景色が広がるワインディングをツーリングします。

法恩寺山有料道路の終点から少し走ると目的地「スキージャム勝山」に到着。こちらは爽やかな風が吹き抜ける高原リゾートで、グリーンシーズンはセグウェイやパークゴルフをはじめ様々なアクティビティを楽しむことができるスポットです。エリアには日帰り入浴ができる「法恩寺温泉 ささゆり」があり、雄大な景色を眺めながら露天風呂に浸かることができます。

ランチは「ラウンジ 伊炉里」がおすすめで、多彩なピザやパスタを用意。「ラクレットチーズピザ」や「山菜とおもちのピザ」などオリジナルメニューが揃い、温泉入浴とセットになったプランもあります。

5.国道365号～「道の駅 越前」

国道8号を鯖江市に向かい、東鯖江の交差点から国道417号を西へ。市街地を抜けたら長閑な田園地帯をツーリングして国道365号に接続し、海岸を目指して走ります。

海沿いに出たら国道305号をしばらく南へ走ると目的地のエリア。日本海を目の前に立地する道の駅「越前」は「露天風呂漁火」や、温水プールの「アクティブハウス越前」など様々なスポットが揃っています。そして道を挟んだ向かい側にある「越前がにミュージアム」は、越前ガニや近海の魚などの世界にふれることができる博物館。海に中にいるようなトンネル水槽の「海遊歩道」や、迫力ある動画を鑑賞できる「ビックラブシアター」など見所が多彩です。

こちらでランチにおすすめするのは「お食事処かねいち」。水産会社が運営する食事処で、越前ガニをはじめ多彩な海鮮料理を取り揃えています。

6.国道158号～「九頭竜湖」

国道8号を走って福井市に向かい、西方の交差点から国道158号を東へ。国道158号で足羽川や九頭竜川のリバーサイドをツーリングして、岐阜県との県境方面を目指します。

九頭竜線の終点を過ぎたら目的地「九頭竜湖」があるエリア。九頭竜ダムの先は「九頭竜湖」のレイクサイドを走ることができますので、湖の東側にある景勝地の「九頭竜湖夢のかけ橋」や「蝶の湖展望台」まで赴きます。

「九頭竜湖」をツーリングしたら九頭竜湖駅まで戻り、隣接する道の駅「九頭竜」へ。こちらは地元のブランド食材である九頭竜舞茸を使った料理を用意しており、「舞茸そば・うどん」や直売所で販売している「舞茸弁当」が人気です。

7.国道8号～「敦賀赤レンガ」

県の北側から国道305号を南へ走り、敦賀湾のエリアで国道8号に接続。国道305号と国道8号は随所にビューポイントがあり、爽快なシーサイドのロングツーリングができます。

曙の交差点から敦賀港方面に向かうと目的地「敦賀赤レンガ」は直ぐ近く。「敦賀赤レンガ」は明治38年に石油を貯蔵するために建設された倉庫で、敦賀港のシンボルであり国の登録有形文化財に指定されているスポットです。レストラン館とジオラマ館で構成されており、ジオラマ館には明治後期から昭和初期にかけての敦賀港の町並みが再現されています。

こちらでランチにおすすめするのがレストラン館にある「生け簀の甲羅」。市場直送の新鮮な魚介を使って料理を供しており、人気の「本日の海鮮丼」や「甲羅丼」など多彩に用意します。

8.三方五湖有料道路～「三方五湖」

嶺北から嶺南に向かい、敦賀市から国道27号を西へ。郷市の交差点から県道214号に入り、久々子湖の横を通って三方五湖有料道路を目指します。

目的地の「三方五湖」は三方湖をはじめとした五つの湖があり、若狭湾国定公園に属する国の名勝。三方五湖有料道路を走って、梅丈岳の山頂エリアにある「レインボーライン 山頂公園」に向かいます。駐車場からはケーブルカーやリフトで「レインボーライン 山頂公園」に赴くことができ、公園にある2つの展望台は湖をはじめ日本海までの雄大な景色を望むことができる絶景のビュースポットです。

「三方五湖」を周遊するツーリングを楽しんだら、郷市の交差点近くにある「五湖の駅」へ。こちらは福井の名物「へしこ」をはじめ特産品を多彩に揃えており、食事処では美浜名産の「鯖へしこ」を使う「へしこ茶漬け」や福井名物「ソースカツ丼」を用意します。

9.国道162号～「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」

敦賀市から国道27号を西へ向かい、小浜線・三方駅を過ぎたら三方の交差点から国道162号へ。国道162号は三方湖のレイクサイドや、世久見湾・小浜湾を眺めながらツーリングができるルートです。

北川・多田川・南川を渡ったら小浜港方面に向かうと目的地「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」に到着。こちらでは「蘇洞門めぐり遊覧船」を運航しており、柱状節理の景勝地「蘇洞門」を周遊することができます。「蘇洞門」には「鎌の腰」から「大門・小門」まで様々な奇岩のビューポイントが点在。絶景とクルージングを楽しめます。

「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」では地元の特産品をはじめ、若狭の伝統工芸など多彩なお土産を取り揃え。ランチはレストラン「海幸苑」で多彩な揃った海鮮メニューをいかがでしょう。

10.国道27号～「明鏡洞」

敦賀市から国道27号を走り出し、三方湖を過ぎたら国道162号で海側をツーリングして小浜市へ。小浜線・小浜駅近くから再び国道27号に入り、高浜町を目指します。

若狭高浜駅の前から県道236号を海沿いに向かって走ると目的地は直ぐ近く。城山公園内にある「明鏡洞」は海水の浸食によって形作られた海蝕洞で、8ヵ所の洞穴があることから「八穴の奇勝」とも呼ばれています。周辺には遊歩道が整備されていますので洞穴や高浜城山灯台を巡ることができ、漁期には漁火が浮かぶ幻想的なスポットです。

「明鏡洞」を後にしたら国道27号を戻り、海沿いに立地する道の駅「シーサイド高浜」へ。こちらはレストランと物産館に加えて温浴施設もある道の駅で、地元の特産品をはじめ福井のお土産物を多彩に取り揃え。レストランではこだわりのラーメンをメインに料理を用意しており、一番人気は「次世代特製味噌ラーメン」です。

若狭湾の海幸と明媚な景勝地を楽しむ福井のツーリング

風光明媚な絶景の景勝地が多く、若狭湾の海幸も楽しめる福井県。シーサイドを爽快に走り、観光・グルメと組み合わせた日帰りツーリングはいかがでしょう。

※ 掲載内容は執筆時点、価格・基本情報等は参考で変更になる場合があります。
※ 高速道路や一部の有料道路は125cc以下のバイクが通行できません。
※ 季節によって閉鎖される道路や休業するスポットもあります。
※ 道路工事や交通規制により通行できない場合があります。