【30代メンズにおすすめ】大人のジャケパンコーディネート徹底解説!
今や定番の「ジャケパンコーディネート」は男性の憧れ!フォーマル過ぎないカジュアルな雰囲気ながらも、ダンディーな色気を兼ね備えたそのスタイルは、大人の男性だからこそできる極上のコーデですよね。お洒落初心者さんでも真似できる、極上のジャケパンコーデを、ジャケットの色や季節、素材別に細かく分けて、徹底解説します!
- 21,347views
- B!
ジャケパンとは?
「ジャケット」と「カジュアルパンツ」を合わせた「ジャケパン」コーディネートは、今やカジュアルシーンに欠かせない定番のファッションスタイル。スーツと同じシルエットなので、ビジネスマンにとっては挑戦しやすいコーディネートですよね。テーラードジャケットとパンツを組み合わせたスタイルなので、上下セットのビジネススーツスタイルと比べると、着こなし方は無限大。さまざまなお洒落を楽しむことが出来ますが、個性の出るスタイルでもあります。今回はそんなジャケパンコーディネートを、素材や色、季節など、さまざまな面から注目して、お洒落初心者さんでも取り入れやすい、おすすめのジャケパンコーディネートを紹介します。
ジャケットの素材で選ぶ!
コットン(春・夏・秋)
出典:picvpic.com
コットンとは、木綿・木棉のこと。ワタの種子から取れる繊維としては伸びにくく丈夫であり、吸湿性があって肌触りも良いため、現代では下着などによく使われますが、縮みやすいという欠点もあります。主成分はセルロース。現在までに見つかっている木綿栽培の最古の証拠は、約8000年前のメキシコの物で、現在世界で栽培されている木綿の89.9%がこの種の物です。
サマーウール(春・夏)
近年よく耳にする、サマーウールとは、クールウールとも呼ばれ、通気性に富み、さらっとした感触の、春夏向きに織られたウール生地のこと。しわになりにくく、スーツ素材の中心として注目されています。綿や麻がリゾートウエア向き素材であるのに対し、サマーウールはビジネスウェア向きで、特に目の粗い種類 は紳士服地として多く用いられます。
リネン(夏)
出典:www.lyst.com
リネン又はリンネルは、亜麻の繊維を原料とした織物の総称。薄地のさらりとした丈夫で吸湿性がある織物をさし、光沢があります。夏物の衣服のほか、敷布・テーブルクロス・ハンカチなど広い用途を持つことも特長です。紀元前3500年頃の古代エジプトの交易品に、すでに「リンネル」が金・銀、穀物、陶器などに混じって登場しており、エジプトではミイラを巻くためにも使われました。イエス・キリストの遺体を覆った「聖骸布」もリンネルであるそうです。
シアサッカー(夏)
シアサッカーは、しじら織りとも呼ばれます。元々、インドで作られた柔らかな亜麻布のことをシアサッカーと呼んでいましたが、今ではコットンで作られていることが多いことも特長です。サラリとした感触で肌触りもよく、涼しくて快適な着心地。シワになりにくいので、さまざまなアイテムに用いられています。
ツイード(秋・冬)
ツイードとは、イギリス・スコットランド地方の毛織物の一種です。本来は、スコットランド産の羊毛を手紡ぎした太い糸を、手織りで平織り、又は綾織りにし、縮絨起毛させない粗く厚い織物のこと。織る前に糸をさまざまな色に染め、細かい色彩の模様を入れることが特長です。近年では、スコットランド産に限らず、また機械紡ぎ・機械織りのものや、細い糸を使ったものでもツイードと呼ばれます。アウター・ヘブリディーズ諸島で作られるハリスツイードは高品質のツイードブランドとしてよく知られていますよね。
コーデュロイ(秋・冬)
コーデュロイ(corduroy)は、綿横ビロード織りしたパイル織物のひとつ。日本語のコール天は「cord」+「天鵞絨(てんがじゅう、ビロードの和名)」に由来しています。ベッチンと同じ織り方ですが、縦うねが特長。保温効果に優れているため、冬服に使われます。服を作る際にはブラシをかけた時に毛が起きるように逆毛を立てるように裁断をします。日本国内では90%以上が静岡県磐田市で製造されています。
ウール(冬)
ウールとは、羊毛のことで、動物繊維の一種です。一般的には羊の毛を指しますが、最近ではアンゴラ・アルパカ・ラクダの毛も含まれます。保湿性と保温性が高く、抗菌・消臭機能があるため、真冬に用いられることが多く、暖かさは一級品ですが、洗うと縮むことや、人によっては触るとちくちく感じることなど、欠点も多いことが特長。
カシミヤ(冬)
カシミヤは、カシミヤヤギから取れた毛、又はそれから織った毛織物です。インドの北部高山地帯のカシミール地方の古い綴りに由来しています。毛質は細く、柔軟で独特のぬめりがあることが特長。保温性と保湿性に優れているので冬場の必須アイテムですが、生産量が少ないため、高級素材の代表とされています。毛が細く密度が高い上に軽く、暖かく、上品な光沢もあり、肌触りが良いとされ、その高価さもあいまって「繊維の宝石」とも呼ばれています。
今すぐ真似したいジャケパンコーディネート集
黒ジャケットコーディネート(オールシーズン)
定番のブラックジャケットをデニムジーンズに合わせたコーディネートは、お洒落初心者さんでも挑戦しやすいオーソドックスなスタイル。インナーのTシャツをホワイトではなく、あえてダークグレーにすることで、こなれ感が出ますよね。注目したいのは、ホワイトのレザードレスアップシューズ。カジュアルコーデに大事な「抜け感」が効いた、大人のコーディネートです。
ブラックのジャケットにグレーカラーのアイテムを合わせたコーディネートもまた、お洒落の定番スタイル。ダークグレーのアイテムと、ライトグレーのアイテムを合わせることで、コーディネート全体に統一感が出ますよね。グレーのパンツはトラッドスタイルを彷彿とさせるような、ドレッシーなタイプのもの。見た目もスマートなスタイリングです。
ブラックのジャケットにスニーカーを合わせて、カジュアルダウンしたコーディネートは、細やかなお洒落がポイント。お洒落初心者さんマストハブアイテムの白スニーカーはもちろん、シルバーのベルトとネックレスがこなれ感をアピールしていますよね。Tシャツを無地のものではなく、柄のあるものにすることで、モノトーンコーデに頼りすぎないデザインに。30代の男性におすすめしたいコーディネートです。
ブルージャケットコーディネート(春・夏)
出典:lookastic.es
ブルーのセットアップスーツに身を包んだスタイルは、イタリアのチョイ悪オヤジのようで、とてもダンディーですよね。赤のストライプシャツは、ブルーカラーと相性の良いアイテム。パンツはアンクル丈をチョイスすることで、足首を見せて軽やかな季節感を演出しました。レザーのシューズはトラッドスタイルを演出。エレガントの中に、女心をくすぐる可愛さを取り入れたコーディネートです。
ブルーにストライプの入ったジャケットは、春先のまだ肌寒い時期にも着ることができます。ダークブルーのものを選ぶことで、真夏のコーデとは違った季節感を出すことが出来ますよね。ブラウンのチノパンツは、ブルーカラーと相性が良いので、ジャケットだけでなく、シャツやポロシャツなどのアイテムや、デニム生地のアイテムにも着回しすることができる優れものです。
ブルーのセットアップスーツに白Tシャツを合わせたコーディネートは、カジュアルシーンはもちろん、パーティーなどのフォーマルな場にも着て行けるようなエレガントな仕上がり。インナーの白Tと白スニーカーがリンクして、全体的にまとまった印象のコーディネートになりますよね。パンツはもちろんアンクル丈でお直ししましょう。抜け感が演出できますよ。
グレージャケットコーディネート(春・夏・冬)
赤みのあるグレーのジャケットにネイビーのチノパンを合わせたコーディネートは、レザーの小物使いに注目。ベルトやドレスアップシューズのライトブラウンが、コーディネートに彩を添えています。ネイビーのチノパンは、どんなスタイルにも合わせることのできる万能なアイテムなのでおすすめ。小花柄のシャツは、春や夏に取り入れたいアイテム。可愛らしさも出るので、是非ワードローブにいかがでしょうか。
異素材ミックスなコーディネートは、グレーのジャケットが主役。その他のアイテムをブルーカラーで統一することで、ジャケットがより一層引き立ちますよね。シューズは、モカシンタイプのものを、ブルーのシャツはチェック柄のものをチョイス。同じカラーリングの中にも違いを出すことで、ワンパターンにならない、お洒落上級者感を出すことが出来ますよ。
フォーマルなスタイリングに、グレーのカジュアルジャケットを合わせたスタイリングは、主役のグレーのジャケットを邪魔しないような、上品な脇役のアイテムたちに注目。鮮やかなブルーのシャツと相性の良いマスタードのネクタイや、控えめなカラーリングのドレスアップシューズなど、それぞれがジャケットをサポートするような色使いです。シンプルな中にも、計算されたコーディネート。
ネイビージャケットコーディネート(オールシーズン)
ネイビーのジャケットにスニーカーを合わせて、カジュアルダウンしたコーディネートは、フランクなデートに着て行きたいスタイル。デニムはあえてクラッシュタイプにすることで、ジャケットだけでは作れないラフなスタイリングを完成させます。ホワイトのTシャツとスニーカーは、絶対に持っておきたいアイテム。二つを組み合わせることで、簡単にトータルコーデを作ることができますよ。
ネイビーのジャケットに赤みのあるブラウンのパンツを合わせたコーディネートは、秋口に取り入れたいファッション。色味のあるチノパンを合わせることで、手軽に季節感を取り入れることができますよね。ブラウンのスエード素材のシューズもそんなアイテムのひとつ。夏はアンクル丈でくるぶしを見せ、冬はブーツを履くなど、足元から季節感を出すのもテクニックのひとつですよ。
出典:lookastic.es
ネイビーのジャケットにフォーマルなスタイリングを合わせ、スニーカーで武家冠を演出したコーディネートは、まさにジャケパンコーデの理想とするスタイル。カッチリし過ぎない、カジュアルな雰囲気は是非取り入れたいですよね。パンツはアンクル丈のスラックスや、ブラックのスキニーパンツを選びましょう。どちらも着回ししやすいアイテムなので、日々のワードローブに生かせること間違いなしです!
ホワイトジャケットコーディネート(春・夏)
ホワイトのジャケットは上級者過ぎると敬遠している方も多いかもしれませんが、ノンウォッシュのデニムと合わせると、挑戦しやすいのでおすすめですよ。裾は必ずロールアップして足首を見せて、軽やかな季節感を演出。シューズはベルトと同じブラウンのドレスアップシューズも良いですが、ジャケットのアイボリーと合わせたシューズも素敵ですよね。全体的にバランスのとれたコーディネートです。
真夏の主役ともいえる、ホワイトのパンツにホワイトのジャケットを合わせたコーディネートは、インナーのネイビーTシャツに注目。そのさりげない露出が、オールホワイトのコーディネートを引き締める、重要な役割を果たしてくれています。裾はもちろんアンクル丈。裸足にレザーシューズを合わせることで、チョイ悪感がアップしますよね。ジャケットのボタンのブラウンカラーがアクセントの、お洒落なスタイルです。
ホワイトジャケットの応用編としては、ネイビーやブルーカラーのチノパンやスニーカーと合わせるスタイルが挙げられます。トップスはホワイトに統一することで、パンツのダークカラーが一気に引き立つコーディネート。ホワイトのスタンスミスを合わせることで、全体にバランスをもたらし、まとまりのあるスタイルに仕上げます。注意したいのはアクセサリー。小物使いにも気を使って、シンプルなだけじゃない、こなれ感のあるコーデに仕上げましょう。
ブラウンジャケットコーディネート(秋・冬)
ブラウンのジャケットは、秋冬素材のものが多いことも特長のひとつ。カラーリング自体が秋冬を彷彿とさせるものなので、手軽に季節感を取り入れることができるのも魅力ですよね。ブルーカラーと相性が良いので、シャツはライトブルーがおすすめ。暗すぎないコーデになります。足元はもちろんジャケットに合わせたブラウンのレザーシューズを。是非上質なものを選びたいですよね。
ブラウンの異素材ジャケットは、ピンクと合わせてもキュートですよね。ノンウォッシュのデニムが引き締め役になっているので、ダンディーな中にも可愛らしさのある、女心をくすぐるコーディネートになります。小物使いにも注目。ベルトや時計、シューズやサングラスなど、すべてのアイテムにブラウンが使われていますよね。このように、全体的なカラーリングを統一することで、まとまりのあるスタイルになりますよ。
ジャケパンコーデで爽やかなスタイリングを!
いかがでしたか?ジャケパンコーデをマスターすれば、一年中スタイリングが楽に出来るので、お洒落の苦手な方にも是非おすすめしたいコーディネートです。また、パンツとの組み合わせは、他のカジュアルコーデにも生かすことが出来ますし、ビジネスよりも少しカジュアルなパーティーなどのスタイルにも取り入れることができるので、日々のワードローブを今一度見直してみてはいかがでしょうか。ジャケパンコーデで、大人の余裕溢れるエレガントなスタイルを作りましょう!
この記事のキーワード
この記事のライター
よく寝てよく食べる都内の女子大生。元セレクトショップ店員。メンズアパレル業界で得た知識を生かしてトレンドに敏感な記事を書いていきます!珈琲と日本酒とおいしいごはんがすき。休日は漫画を読んだり、ごろごろしたりするインドア派ですが、海外旅行にもよく行きます。