瀬戸内の旅をユニークな観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」で楽しみませんか
2016年4月にJR西日本から新たな観光列車が登場しました。それが「ラ・マル・ド・ボァ」です。「ラ・マル・ド・ボァ」は岡山県を中心に運行され、瀬戸内海も通ります。それでは、「ラ・マル・ド・ボァ」の魅力を見ていきましょう。
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「ラ・マル・ド・ボァ」の概略
「ラ・マル・ド・ボァ」はフランス語で「旅行かばん」を意味します。運行区間は岡山~宇野・尾道・高松で、高松行きは瀬戸大橋を通ります。車内は木をふんだんに使用し、どっしりとした座席が並んでいます。そして「ラ・マル・ド・ボァ」で忘れてはならないのがドリンクサービスです。オリジナルのドリンクやグッズが販売されており、お土産として購入するといいでしょう。他にも様々な楽しみ方ができるのが「ラ・マル・ド・ボァ」の特徴です。
「ラ・マル・ド・ボァ」のダイヤ
「ラ・マル・ド・ボァ」の運行区間は運行日によって異なりますのでご注意ください。現在の運転区間は岡山~宇野(ラ・マル せとうち)、岡山~宇野(ラ・マル せとうち)、岡山~尾道(ラ・マル しまなみ)です。宇野行きは岡山を出ると宇野まで止まりません。高松行きは児島、坂出に停車します。尾道行きは倉敷のみに停車します。
「ラ・マル・ド・ボァ」は毎日運行ではなく、土曜日、休日を中心に運行しています。そのため、「ラ・マル・ド・ボァ」を利用する際は、あらかじめホームページでチェックすることをおすすめします。
「ラ・マル・ド・ボァ」の種別は快速列車ですが、全車が指定席グリーン車になります。そのため、乗車券の他に指定席券とグリーン車券が必要です。それぞれ、定員が決まっていますので、早めに切符を入手するようにしましょう。
気になる「ラ・マル・ド・ボァ」の車内をチェック
「ラ・マル・ド・ボァ」は2両で構成されており、全車が指定席グリーン車になります。レイアウトは2列のどっしりとしたグリーン座席が並び、その向かい側は車窓が見られるようにカウンター席になっています。ドリンクを飲みながら、車窓を楽しむことができます。そして、それぞれの車両の端には自転車が置ける「サイクルスペース」があります。そのため、「ラ・マル・ド・ボァ」とサイクリングを組み合わせるのもいいでしょう。
2号車には「サービスコーナー」があり、サービスコーナでドリンクやグッズが購入できます。車内全体はシックな雰囲気でカジュアルな旅が楽しめます。
見逃すことができないドリンクやグッズ
「サービスセンター」ではドリンクやグッズが購入できます。ドリンクは岡山、尾道名産の商品が販売されています。ドリンクのラインナップは尾道造酢の「いちじく酢ソーダー」や岡山直売所ネットワークの「岡山ピーチサイダー」などがあります。
また、今治のオリジナルタオルや倉敷の布を使ったハンドバックなどのグッズ類も見逃せないところです。
沿線のアートにもご注目
「ラ・マル・ド・ボァ」の車両全体は洒落たデザインになっていますが、「ラ・マル・ド・ボァ」が走る宇野線の駅のデザインにも注目してみましょう。宇野線では「JR宇野みなと線アートプロジェクト」が行われています。これは、宇野駅、備前田井駅、八浜駅、常山駅の駅舎をアート化するプロジェクトです。
どの駅舎や待合室も洒落たデザインとなっており、アート好きな方は必見! 今までになかった瀬戸内の新しい旅を楽しんでみませんか。
芸術祭と組み合わせて「ラ・マル・ド・ボァ」を楽しむのも一考
瀬戸内では「瀬戸内国際芸術祭」が毎年行われており、現代アートを心ゆくまで満喫できます。芸術祭と洒落た観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」を組み合わせるのも、おもいろいのではないでしょうか。ぜひ、様々な組み合わせで「ラ・マル・ド・ボァ」の旅をお楽しみください。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。