【バイク】旧車ライフを送るための心構え 入門者は要チェック
新型のバイクにも魅力的なモデルが多くありますが、やはり旧車、ヴィンテージバイクは、男性にとって宝物にも見えます。昔憧れたモデルや、レトロなエクステリア、昔ながらの機械音など、歴史を感じる部分があるのは旧車ならでは。しかし、旧車の維持はなにかと手間がかかります。
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雑誌や街中でよく見かける旧車
趣味趣向性の強いバイク、旧車を愛車としている方も多く、何気なく旧車ライフを楽しんでいるようにも見えますよね。しかし、旧車と言うだけあって、実際に手にしてみないとわからないことも多く、購入後「こんなはずじゃなかった」とならないように、しっかり基礎を覚えておきましょう。
心しておけば旧車ライフは楽しい
まず、旧車という定義はおおむね20年以上前のバイクを指します。といっても法律などで定められているわけではありません。”おおむね20年”というのがポイントで、人によってはその年数は違うことがあるので覚えておいてください。
これまで古いバイクに乗ったことのない人にとっては、旧車に世界にギャップを感じるかと思います。たとえば価値観に相違があり、それによって販売ディーラーなどとトラブルに陥ることも。もちろんケースバイケースですが、ときにお客さんの旧車に対する誤解によってトラブルが起きることもあるので、旧車の常識をまずは理解しておきましょう。
ではそれに対する対策はあるのか? となると、それに関してはどうしようもありません。これだけ見るとデメリットばかりのように感じられますが、やはり旧車は色気があり、歴史もあり、ステータス性もあります。
どうしても不安な方は、ディーラーと話し合って、エンジンなど、精密機械はオーバーホールしておくことがおすすめです。そうすればリスクも減らせます。トラブルがなければ気分は最高です!
対策しておけばトラブルは避けられる
旧車購入でのトラブルとして少なくないのが、納車直後のトラブルです。いくら納車直後でもトラブルがあります。それが旧車です。新車ではありませんから、保証も付かないケースが多いでしょう。購入側からすれば、いい加減な整備しやがって、と思うかもしれません。
しかし、ディーラー側にとって整備不良は絶対に犯したくないミス。お店の評判をグンと下げてしまいますから。いくら整備をしたといっても、エンジンをバラバラにしてネジ1本まで顕微鏡を使って調べる、なんてことはできません。
形あるものいつかは壊れますし、旧車の時点で、多くのパーツはメーカーも想定外の使用期間となっています。それを理解しておくことが大切です。旧車=どれだけ整備していてもいつ故障してもおかしくない、そのリスクも一緒に購入すると考えましょう。
しかしある程度の予防法はあります。例えばなんの予兆もなく故障する「電気系統」のパーツ。これはプロであってもいつ故障するかわかりません。なので、気になった電気系統のパーツは、前もって交換することでトラブルを回避できます。
旧車好きはドンと構える 焦っていては楽しめない
旧車を楽しむベテランほど、故障しても焦らないものです。むしろ楽しむくらいの気持ちの人がいるほど。ツーリングなど、目的があってバイクに乗っているとき、故障すれば一気に予定は狂うでしょう。
高速道路など、止まった場所によっては危険を伴うこともあります。しかし、事前に想定し、もしも高速道路で故障し、停止したらこうするなど、いくつか解決策を用意しておくことが大切です。焦っているようでは、いずれ旧車を手放すことになるでしょう。旧車乗りはいつでもワイルドでいなければいけません。そのためにはレッカー業者との契約や、緊急連絡先などを把握しておくといいですね。
修理を繰り返せば完璧な1台に仕上がる
いくら専門店であっても、修理に時間がかかるのは当たり前です。その理由は、パーツの入手が難しいこと、無いパーツは作る必要があるなど、なにかと手間がかかります。そのため一年のほとんどを修理に費やした、なんてこともあるほどです。
そのため旧車ともう一台所有している人も少なくありません。ある程度修理箇所が増えてくれば、そのうちトラブルを起こしにくくなる車体になっていきます。次はどこを修理できるのか? そんな気持ちであれば故障も楽しめるかも!
までは我慢です。
これだけ注意していればOK
ここで紹介した旧車を乗るための心構えはどれも重要です。お金があれば旧車に乗れる、というものではありません。最近のバイクに比べれば、やはり昔の技術は劣りますし、さらに老朽化していますから、いくら見た目がピカピカしていても中身は古いままです。
車体のペイントが塗り替えられていれば、新車のような輝きをしているものもあります。しかし、イメージが先行してしまい、このバイクは当分乗れそうだ、と考えるのも危険です。いつでもトラブルが待っている。そう考えて乗ってください。それだけライダーに要求されるものが多いのです。
だから旧車を乗りこなしている人はかっこよく見えるのかもしれませんね。
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この記事のライター
自動車、バイク、アパレル関係のお仕事に携わっておりました。その経験を生かしライター活動をさせていただいております。