デュアルパーパス?ストリートファイター? バイクのわからない用語を解説!
バイク情報サイトを見ると、なにやら聞きなれない言葉が羅列していることに気がつくと思います。特に一昔前のリターンライダーにとっては絶望感を味わうこともありますよね。そこで今回は、最近よく耳にするバイクのジャンルを紹介します。
- 5,977views
- B!
なんとなく意味がわかるようなわからないような?
ちょっと昔ではバイクのジャンルなんて、3つくらいしかありませんでしたね。ネイキッド、アメリカン、レーサーレプリカ。最近ではこれ意外にさまざまな種類が用意されています。名前を聞くとなんとなくわかるような、でもわからないような? そんなものもあるので、今回しっかり学習しておきましょう。
デュアルパーパスとは?
最近もっとも人気のあるジャンルといっても良いでしょう。世界的にヒットしているデュアルパーパスモデル。オフロードでもオンロードでも走れる性能のあるバイクを指します。特徴としては、2気筒エンジンが多く、車高は高く、シート高も高い。そして最近の流行は、フロントフェンダーがくちばしのような形をしていることが多いです。
主にオンロードタイヤを装着し、オフロードといっても、ガレ場のような、本格的なものではなく、未舗装道路を想定しています。ハンドルは横一文字タイプも定番です。パニアケースを装着し、日本全国どこでも旅に出れるような、ワクワクするバイク。アドベンチャーやクロスオーバーとも呼ばれることがあります。代表的なモデルは、ホンダ 400X、ヤマハ MT-09TRASERなどです。
ストリートファイターとは?
ストリートファイターと聞くと、街の喧嘩を想像する方も多いはず。もともと海外の暴走族たちが、スーパースポーツなどのフルカウルマシンをネイキッドにし、セパレートハンドルからバーハンドル化することで操作性を追求。
街中でウイリーなどの過激な走行を繰り返すためのカスタムとして流行したものですが、その影響を受け、なんとバイクメーカー各社がストリートファイターを製造したという経緯があります。現在もどのメーカーを見ても新車販売されていることがわかりますが、モデルによってはカスタム車のようなアクの強いものも。代表的なモデルはスズキ グラディウス400、ヤマハ MT-09などです。
日本ではネイキッドバイクと肩を並べるほど、道路事情にマッチしています。大型バイクでも軽量な設計となっていることが多いので、ちょい乗りも難なくこなせますよ。
ネオクラシックとは?
ネオクラシック、ネオレトロ、レトロスタイルなど、1960年代頃のバイクを現代に再現したモデルで、ネイキッドスタイルが一般的です。エンジンは単気筒または2気筒が定番。
主にバイクをファッション感覚で乗りたいユーザーに人気ですが、走行性能に定評のあるモデルが多く、決して絶対的なパワーはないが、純粋に走りを楽しめるバイクも多くラインナップされているため、不動の人気となっています。ヤマハ SR400、カワサキ W800が代表的なモデルです。構造がシンプルなため、カスタムベースとしても存在感があります。
ツアラーとは?
出典:01.gatag.net
フルカウルボディということで、スーパースポーツと間違いそうになりますが、ツアラーは舗装された道路を、長距離走ることを想定しているため、ネイキッドバイクをベースに空気抵抗を減らす大きなカウルが取り付けられたような設計となっています。
そのためスーパースポーツよりも大きな印象があり、燃料タンクが大きくなっていることもその特徴です。また、エンジンもフラットトルクな味付けが定番となっています。ネイキッドバイクがベースとなっているため、ライディングポジションは状態が起き気味です。ヤマハ FJR1300、カワサキ ZZR 1400などが代表的なモデルとなっています。
これでバイク選びもスムーズにできるはず!
最近流行のデュアルパーパス、ストリートファイター、このあたりはしっかり押さえておくといいですよ。この2モデルは特に、世界的に流行しているタイプなので、今後も新車が続々とリリースされ、展開してくことでしょう。
この記事のキーワード
この記事のライター
自動車、バイク、アパレル関係のお仕事に携わっておりました。その経験を生かしライター活動をさせていただいております。