乾杯のグラスは合わせる合わせない?知らないと恥を掻くワインの基本マナー4つ。
高級レストランやBARでワインを飲む時。知らず知らずのうちに間違ったマナーでワインを頂いてはいませんか?知らないと恥を掻くワインマナーの基本を4つご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:image-kinarino.ssl.k-img.com
知らないと恥?!ワインのマナー
美味しいお食事を美味しいワインと一緒に楽しむなんて、とっても素敵なディナーですよね。
しかし、そこで知らないと恥をかいてしまうのがワインマナーです。
見よう見まねで実践しているそのスタイル、実は間違っていたりしませんか?
最近では女性でもワインエキスパートの資格を取っている方が多い時代。
もしもマナーを知らなければ同席者の彼女からはもちろん、お店の方からも良い印象をもたれません。
基本となる4つのマナーをしっかり守って素敵な雰囲気を作りましょう。
ワインマナー①注いでもらう時はグラスを持つ?もたない?
ワインを注いでもらう時、敬意を払ってワイングラスを持ち上げたことはありませんか?
ビールや日本酒では、相手に注いでもらう時にグラスを両手で持ち上げるのが暗黙のルールですよね。
しかし、ワインとなると話は別。
ワインを注いでもらう時には、決してグラスを持ち上げてはいけません。
出典:winesuki.jp
グラスを持ち上げてしまうと、注いで下さる方が距離をグラスとの測れずこぼしてしまう可能性があります。
また、ワイングラスと瓶がぶつかってしまう恐れも。
ワインを注いでもらう時の正しいマナーは、グラスをじっと見つめるだけ。
そして最後に軽く会釈をすれば良いのです。
どうしても手持ち無沙汰な時は、グラスにそっと手を添えておいてください。
決して持ち上げてはいけませんので、注意してくださいね。
ワインマナー②乾杯のグラスは合わせる?合わせない?
必ず訪れる「乾杯」のシーン。
皆さんはどのように乾杯していますか?
乾杯なのだから、グラスを合わせて「乾杯!」がセオリーでしょう?と思った方、実はそれは大きな間違いです。
正式なワインマナーでは、グラス同士を決して合わせてはいけません。
レストランのクオリティが上がれば上がるほど、ワイングラスももちろん高級なグラスで提供しています。
繊細なワイングラスを、乾杯の度に「カーン!」と合わせていたらどうなるでしょうか?
グラスを大切にしないのはお店へのマナー違反。
音がなるのも周りのお客様への迷惑になってしまいます。
正しい乾杯の仕方は、自分の目の前にグラスを掲げて相手の方と目を合わせるだけ。
グラスは合わせず、音も鳴らさないように注意してください。
ただし、ロマンチックにきめたい場合はグラスの底の部分を合わせるならOK。
または、相手の手の甲と自分の手の甲を合わせるように乾杯するのもとっても素敵です。
乾杯のシーンが決まると、これから始まるディナータイムに期待が高まります。
素敵な乾杯で気持ちを高めてくださいね。
ワインマナー③グラススワリングは時計回り?反対回り?
出典:www.vinho.jp
ボトルからグラスへとワインが注がれたら、そのまま慌てて口に含むなんてナンセンスです。
グラスから注がれたばかりのワインは、まだ空気が含まれていないため本質的な味わいを楽しむことができません。
しっかりと酸化させて本来の味わいを楽しむためにも、スワリングと呼ばれるグラスを回す動作をするのがマナーです。
出典:www.vinho.jp
回すのはもちろん知っているという方も、グラスはどちら回りに回すのが正しいかご存知でしょうか?
正しいグラスの回し方は、反時計回りに回すことがマナーです。
もしも時計回りに回してしまうと、万が一グラスからワインが飛び出てこぼれてしまった場合に、相手の方へかかってしまう可能性があります。
反時計回りに回すということは、自分の方に向かって回すと言うこと。
万が一飛び出てしまっても自分にかかるようにとのマナーです。
これが出来ていないと、気遣いの足りない人だという印象をもたれてしまうこともあるのでくれぐれも注意してくださいね。
ワインマナー④「飲みやすい」は褒め言葉?
出典:uds.gnst.jp
ワインを飲んだ後、ソムリエの方からいかがですか?と感想を聞かれるはず。
その時、よく聞くのが「とっても飲みやすいです」という言葉。
褒めるつもりで言っているであろうその言葉、実はソムリエの方にはとても失礼にあたる場合があります。
出典:cocoloni.jp
「飲みやすい」という言葉は、裏を返せば「特徴がなく物足りない」ということ。
とっても飲みやすいですねという感想は、無難なワインですねと捉えられてしまう可能性もあります。
とはいえ、知ったかぶりをして知識を詰め込んだような回答をする必要はありません。
感想を聞かれたら、素直に「美味しい」と答えればOKです。
ソムリエさんがせっかく選んでくれたワインを、「飲みやすい」の一言で片付けるのは避けてくださいね。
マナーを知ればより楽しいワインの世界
いかがでしたか?
ワインを飲む上で知っておくべきマナーを4つご紹介しました。
知らないと恥をかいたり、どぎまぎしてせっかくの時間も楽しめません。
この4つさえ覚えておけば、とりあえず困ることはないはず!
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
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この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。