作品を観る横顔にドキリ?デートにおすすめ!都心のアートシーン5選
食事や映画もいいけれど、次はアートを堪能するデートなんていかがでしょう。都内各地のおしゃれな博物館や美術館では、さまざまな企画展が開かれています。展示内容はもちろん、博物館・美術館そのものの雰囲気を彼女と一緒に満喫してみませんか?
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近くにあるのに異空間。一度は行きたい美術館デート
ガラス張りの建物や、眺めるだけで心豊かになる庭園。美術館は建築そのものも作品です。こちらでは都心からほど近いアートシーン5館をご紹介します。館内の静寂した雰囲気は都心であることを忘れさせる異空間。おしゃれなカフェやショップなども隣接されていて、美術鑑賞の後はお茶や食事、ミュージアムショップでのショッピングなども楽しめる!充実したデートを満喫できます。
粋な日本を再発見!「東京都江戸博物館」
「東京都江戸東京博物館」は江戸の歴史と文化をテーマに、都市の未来と生活を考える場所として開館した博物館です。こちらでは、江戸文化を継承する作品や情報を、江戸東京の歴史等と照らし合わせながら紹介しています。
博物館のシンボルマークは、役者絵「市川蝦蔵の竹村定之進」の左目がモチーフになっています。江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽が描いた「鋭い眼光」が江戸時代から近代東京の様子を見守っているようなマークですね。
■大妖怪展(2016年7月5日〜8 月28日)
平安時代から鎌倉時代にかけて描かれた「辟邪絵」や「百鬼夜行絵巻」など、国宝や重要文化財が集められた見応えのある美術展です。葛飾北斎や伊藤若冲、歌川国芳など、名だたる画家たちも、こぞって妖怪を描いたのだとか。貴重な作品が多数展示された「大妖怪展」は、暑い夏の日のデートに、心身ともに涼しい想いをさせてくれそうです。
東京都江戸東京博物館の公式サイトです。ご来館案内、常設展、展覧会の情報や催し物情報などをご覧いただけます。
ガラスが波打つ空間が美しい「国立新美術館」
「国立新美術館」は2007年1月、東京・六本木に開館した国内5館目の国立美術館です。一度見たら忘れられない建物は、黒川紀章氏が手がけた最後の美術館として有名です。展覧会が中心の美術館は収蔵品を持たず、公募展、企画展、共催展などを開催しています。
コンセプトは「森の中の美術館」。静かで明るい波打つガラス張りの館内には、ミュージアムショップやカフェなどが併設されています。まるで空中に浮くようなレストランは「ポール・ボキューズ」の「ブラッスリー」。こちらのレストランは夜もステキな雰囲気なので、彼女と行くならディナータイムに合わせて行くのもおすすめです。
■オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展(2016年4月27日〜8 月22日)
オルセー美術館・オランジュリー美術館が所蔵する、ルノワールの最高傑作「ムーラン・ ド ・ ラ・ギャレットの舞踏会」(1876年)が、日本にて初めて展示されることで話題になっています。木漏れ日の中、幸せそうにダンスや会話を楽しむ人々の様子を、日本国内で見られる滅多にないチャンスです。
■日伊国交樹立150周年特別展
アカデミア美術館所蔵ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち(2016年7月13日〜10 月10日)
■ダリ展(2016年9月14日〜12月12日)
和風モダンなグッズも買える「サントリー美術館」
「サントリー美術館」が赤坂のサントリービルから東京ミッドタウンに移転したのは2007年のことでした。ミュージアムメッセージ「美を結ぶ。美をひらく。」とは、時代と時代、国と国、文化と文化などを結び付け、生活の中の美を基本テーマする同館のスタイルをひと言で表現したものです。
こちらは言わずと知れたサントリー創業者・佐治敬三氏のコレクションをベースとした私立美術館です。収蔵品は国宝1点と重要文化財15点、重要美術品21点ほか約3,000点の古美術品とか。併設のショップではJAPANモダンなセンスあふれる品々を買い求めることもできます。また150年の伝統を誇る金沢の老舗で軽食やお茶をいただくこともできます。
■オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ展(2016年6月29日〜8月28日)
■鈴木其一 江戸琳派の旗手(2016年9月10日~10月30日)
東京・六本木、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館。国宝、重要文化財を含む約3,000件を所蔵。日本美術を中心とした企画展を開催。
ファッション、現代アートに浸るなら「森美術館」
六本木ヒルズ森タワー53階にある「森美術館」。地上約230mに位置する同館は、建物内展示空間が日本国内で最も高い位置にある美術館だとか。英語名が「Mori Art Museum」であることから、頭文字を取って「MAM(マム)」と呼ぶのがアート通です。
「森美術館」の特長は「現代性」と「国際性」。絵画や彫刻、建築、ファッションなどハイセンスな現代アート中心の展示に心躍ります。アメリカ・ニューヨークのホイットニー美術館や、ドイツ・ベルリンのグッゲンハイム美術館等を設計した、リチャード・グラックマンによる施設設計も見どころです。
ちなみに、ここで紹介した「国立新美術館」「サントリー美術館」「森美術館」を六本木・アートトライアングルといいます。3つの館が手を組みアートの街・六本木を盛り上げようと、さまざまな共同企画を実施しています。
■宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ(2016年7月30日~ 2017年1月 9日))
■MAMスクリーン004:宇宙から地球を観る(2016年7月30日~ 2017年1月 9日)
■N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅(2017年2月 4日(土)~ 2017年6月11日)
森美術館
住宅街にたたずむ邸宅でアート体験!「原美術館」
品川駅より車で5分ほど。閑静な住宅街にたたずむ原美術館はアート、建築、音楽やダンスなど現代美術を中心とした、最先端文化を紹介する美術館です。規模はコンパクトですが、個人所有の戦前から残る邸宅を活かした建物と現代美術とが不思議に融合し、ゆったりとした気分になってつい長居をしてしまいます。中庭に面したガラス張りのカフェではオリジナルケーキや旬の食材を活かした食事が人気です。
■みんな、うちのコレクションです(2016 年 5 月 28 日〜8 月 21 日)
■トヨダヒトシ 映像日記・スライドショー(2016年8月13日~14日)
■現代美術ギャラリー秋・冬季-原美術館コレクション(2016年9月17日~2017年1月9日)
■篠山紀信展 快楽の館(2016年9月3日~2017年1月9日)
落ち着いた空間でお茶して、食事もしつつ、アートに触れる贅沢
いかがでしたか?普段生活している街から出ていないのに、美術館、博物館の中は別世界。デートも不思議と遠くまで来た気分になって、お互い新鮮な一面を発見できるかも。時には知的な刺激のある、大人のデートを楽しんでみてください。
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この記事のライター
美大卒業後、車のインテリアデザイナーをしていました。現在は2人の息子の母です。トレンドやアート、様々な話題に興味があります。楽しいと思える情報を発信できたらと思います。