これであなたもイタリア通!イタリアが選んだ名レストラン15選

レストランのガイドブックとして有名なミシュラン。しかしここイタリアで人気なのはガンベロ・ロッソ。ミシュランが星で評価するのに対し、フォークの数で評価するのが特徴です。そして店ごとに点数が付けられます。イタリア人のシェフはミシュランよりもガンベロ・ロッソの評価を気にするほど。2017年イタリアが認める名店を紹介します。

mariko77kato政府公認フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子
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イタリアが選ぶ名店の数々 90点以上を獲得したレストラン

ガンベロ・ロッソの特徴は店ごとに点数が付けられること。2017年は90点以上のレストランが29軒選ばれました。イタリア中2420軒から選りすぐられた店です。高得点を獲得している店はもちろんミシュランにも載っているのですが、面白いのはミシュランとは評価が違う点。3つ星レストランは全てランクインされていますが、ガンベロ・ロッソでは2つ星レストランの方が評価が高い場合もあります。イタリアが認める名店に迫ります。

本場で味わう高級イタリアン!イタリアのミシュラン星付き名店15選

本場で味わう高級イタリアン!イタリアのミシュラン星付き名店15選

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今回載せていない9店についてはこちらの記事に載せています。

イタリアのトップ中のトップ 92〜95点を獲得したレストラン

世界一のレストランに選ばれたモデナにあるオステリア・フランチェスカーナのレポート映像です。

95点に選ばれたのは2店。どちらもミシュラン3つ星に輝いた店です。その中でもオステリア・フランチェスカーナは2016年に世界一のレストランに輝きました。それ以外にもミシュラン3つ星レストランは全8軒中の6軒がこの点数内にランクインしています。イタリアで最も美味しいと認められたイタリアンの内8店を見てみましょう。

ヨーロッパの文人たちが愛した湖水地方にあるヴィッラ・クレスピ

出典:www.villacrespi.it

イタリア北部ピエモンテ州の湖水地方はスイスとの国境、アルプスの麓にある風光明媚なリゾート地として知られています。古くはローマ時代から皇帝が訪れ、北ヨーロッパの文人たちにインスピレーションを与えた地としても知られています。その中のオルタ湖に位置するヴィッラ・クレスピのシェフ、アントニオ・カンヴァッチュオロは怖いもの知らずの精神で新しいことにチャレンジしてきました。なんとここでは彼の監督でレストランの厨房でクッキング・レッスンを受けることもできます。食べるだけでない「経験」としての料理を味わってください。

Villa Crespi - Restaurant

アマルフィ海岸の伝統と革新を感じるドン・アルフォンソ1890

真っ青な空と海の間に色とりどりの家が立ち並ぶアマルフィ海岸。そこに位置するドン・アルフォンソ1890はその雰囲気をそのまま受け継いだカラフルな店内が特徴です。この地域の伝統料理でありながら、シェフのエデュアルド・デ・フィリッポは「伝統にしがみついていると停滞してしまうが、バネとして使えば更に高く飛べる」という哲学で料理を作っています。農場も経営し、アマルフィ海岸特産のオリーブオイルや太陽をいっぱいに浴びたリモンチェッロを作っているのもこだわりの一つ。南イタリアの陽気さとこだわりを味わえます。

Don Alfonso 1890 - Boutique Hotel in Sorrento Peninsula

両極端が奏でるハーモニーを味わうラ・トーレ・デル・サランチーノ

出典:www.torredelsaracino.it

ラ・トーレ・デル・サランチーノの哲学はハーモニー。地元で採れた季節の食料と研究、伝統と新しい発想、海の幸と山の幸、といった両極端のものから料理を生み出します。それは料理だけでなく店内のインテリアにも表れており、1300年前に建てられた塔の中とモダンな家具が見事な調和を見せています。メニューは6品、8品、11品のいずれかのコースで、シェフのジェンナーロ・エスポジトが伝統に基づいて研究を重ねたメニューが提供されます。「ただ座ってリラックスして待っていてください」の言葉通り、のんびりと美味しい料理にだけ集中できる空間です。

La Torre del Saracino

ファッションの中心地ミラノで食べる洗練されたイタリアン マンダリン・オリエンタル・セタ

イタリアだけでなく世界のファッションの中心地ミラノ。町の全てがオシャレなこの町でトップのレストランに輝いたのがマンダリン・オリエンタル・ホテル内にあるセタです。高得点の秘密はシェフのアントニオ・グイーダがパリやフィレンツェ、そして南イタリアのプーリアで様々な味を研究してきたことによります。厳選された素材を使いそれを高度なテクニックで仕上げる料理は、世界のファッションを牽引するミラノ・スタイルそのもの。モダンに仕上げられた中庭で洗練された料理を味わってください。

高級ダイニング レストラン | マンダリン オリエンタル ホテル ミラノ

マンダリン オリエンタルとアントニオ・グイーダが監修するセタで、現代的なイタリア&ミラノ料理をご堪能ください。

2つの心で1つのレストラン 山小屋で食べるイタリアの家庭料理ライテ

出典:www.ristorantelaite.com

オーストリアとの国境に近いサッパーダに山小屋のようなレストランがあります。アルプスを背に冬になると雪深いこの地域にあるライテは、まるで家に迎えられるかのような雰囲気のレストランです。経営するのはファブリツィアとロベルトのカップル。「2つの心と1つのレストラン」という2人の夢の結晶であるライテのキッチンを担当するのは妻ファブリツィア。子供の頃から母親や祖母を見ながら独学で学んだ料理は世界も認めるクオリティー。都会から遠く離れて母なる自然と、イタリアのマンマたちが受け継いできた料理の伝統に癒されてみませんか?

Ristorante Laite

ドロミーティ山塊の雄大さに圧倒されながら食べるセント・ウベルトゥス

出典:www.rosalpina.it

こちらもオーストリア国境に近い北イタリアにある高級ホテル内にあるレストラン。この地域はドロミーティと呼ばれ3000m級の山が連なり、スキーやハイキングを楽しむ人たちで賑わいます。5つ星ホテルでありながら、9テーブルという小さな規模で客席から見えるキッチンが特徴。暖炉のそばで食事をすればまるで家にいるかのようなリラックスした気分を味わえます。ですが繰り出されるのは一流の料理と一流のサービス。夏には高山植物が一斉に咲き乱れ岩山を彩るこの地域を映し出したかのような料理を楽しんでください。

St. Hubertus dell’Hotel Rosa Alpina

世界のセレブたちのリゾート地で食べる新鮮なシーフード ロレンツォ

ミケランジェロが作品のための大理石を調達したことで有名な町カッラーラのすぐ近くにあるフォルテ・デイ・マルミ。小さな海辺の町ながら、夏になると世界中からのセレブがバカンスに訪れます。ロレンツォはリゾート気分たっぷりのこの町にある30年続くレストラン。オーナーのロレンツォ・ヴィアーニの祖父は現代アーティストでもあり、店内はコンテンポラリーな雰囲気が漂います。土地の利を生かして、新鮮な海の幸をふんだんに使った料理も常に斬新なアイディアから生まれます。またここの名物は目の前で作ってくれるフレッシュなマヨネーズ。セレブに混じって海の幸とワインを傾けるのはいかがでしょうか?

Ristorante Lorenzo

目と舌と香りで味わう海の幸 ビーチサイドのリストランテ・ウリアッシ

イタリア半島の東側のアドリア海のビーチにあるレストラン、ウリアッシ。オーナーシェフのマウロ・ウリアッシが作る料理は、このロケーションで感じられる「潮風、波の音や海鳥の声、雨も夏の太陽も、磯の香り」が全て反映されています。伝統に則りながらも同じものを作るのではなく、自分たちが経験した旅行や住んでいる環境を生かした料理を作っていきたいというのが彼の哲学。海の幸をふんだんに使った料理ですが、ここで味わえるのは味覚だけでなくレストランから見える海や潮風、そして波の音など五感を通して味わえます。ただ食べるだけでなく体感する料理をぜひ試してください。

Ristorante Uliassi | Senigallia

老舗から新進気鋭まで91点を獲得した名店7軒

91点を獲得した世界のガイドブック高評価常連のエノテカ・ピンキオーリの映像です。

ガンベロ・ロッソで栄誉ある3フォークとして認定されるのは90点以上のレストランのみ。91点には歴史ある老舗から新しい分野にチャレンジする店まで10店が選ばれました。その中から7店を紹介します。

常に進化し続ける料理を提供するイラリオ・ヴィンチグェラ

出典:www.ilariovinciguerra.it

出身地の南イタリアに加え、フランス、ドイツ、ベルギー、スイスと様々な場所で修行を積んできたイラリオ・ヴィンチグェラ。2011年にオープンしてわずか3年でミシュランの星を獲得しました。20世紀初めのアール・ヌーヴォースタイルの建物を利用したレストランは、味覚だけでなく視覚も嗅覚も使って味わってほしいというイラリオの哲学にぴったりのロケーション。食事をいろいろな角度から楽しんでもらいたいという思いから通常のメニューに加え、ライト・ランチ、全てお任せコースのグリーンテーブル、そしてモツァレラを利用した一口サイズのモッツィ・バッグまでイラリオのインスピレーションが反映されたメニューが並びます。追随を許さないイラリオの世界観を味わってください。

Ilario Vinciguerra | Tradizione Esperienza Innovazione

スープのアートを楽しみたい ミラノのモダンを感じられるベルトン

「建設中から僕のレストランはここに開こうと決めていた」というアンドレア・ベルトン。彼の店はその言葉どおり、ミラノの中の新しいビジネス地区ポルタ・ヌオーヴァに位置しています。優美で厳格をモットーとするベルトンの哲学を表すように店内はガラス張りで自然光が取り入れられています。そしてキッチンも客席からガラス越しに見えるのがベルトン流。彼を有名にしたのは様々な材料から作られるスープ。メニューにはスープ約10種類のテイスティングセットが載っています。シーフードから肉、そしてデザートに至るまでのスープ尽くしを味わってみてはいかがでしょうか?

Ristorante Berton - Milano

若いシェフならではのホスピタリティーを感じられるラ・シリオーラ

アルプスを望む南チロル地区サン・カシャーノにあるチャサ・サラレス・ホテル。その中にあるレストラン、ラ・シリオーラを取り仕切っているのはまだ20代のシェフ、マッテオ・メトゥッリオです。スーシェフとして働いていた2013年にスカウトされ、ミシュランの星も獲得しているこの店を任されることになりました。通常ボトルで提供されるワインのペアリングですが、この店では珍しくグラスで提供されるので、お酒が苦手な方にもぴったり。甘党には嬉しい40種類の中から選べるチョコレート・ルームも魅力的です。

La Siriola

イタリアで食べたい新鮮な生のシーフード ラ・マドンニーナ・デル・ペスカトーレ

出典:www.morenocedroni.it

海を見渡せるロケーションにあるマドンニーナ・デル・ペスカトーレ。2015年のミラノ万博のアンバサダーとしても選ばれたモレーノ・チェドローニが20歳の時に開いたレストランです。料理への情熱は子供の頃の母親や祖母が作ってくれた家庭の味がベース。知らない間に地元の一番美味しい食材を使うことを学んでいたこともあり、生で食べることができる新鮮な食材をうまく利用しています。伝統とクリエイティビティを融合するのが彼のモットー。メニューには新鮮な魚を使った寿司も並びます。イタリアの海の恵を感じられるメニューを楽しんでください。

Eatery | Moreno Cedroni

緑豊かなウンブリア州で体に優しい料理を味わうカーザ・ヴィッサーニ

出典:casavissani.it

イタリアの緑のハートと呼ばれるウンブリア州。ハート型の州であると同時にイタリアの中央に位置する心臓ともいうべきこの緑豊かな地域にあるカーザ・ヴィッサーニを取り仕切るのはジャンフランコ。妥協しない彼はともすれば大げさすぎるような盛り付けで客を驚かせます。アレルギーやグルーテンフリーなどにも対応してくれるのも安心な点。メニューにはアレルギー食材が表示されているのも特徴です。自然たっぷりなウンブリアの真ん中で、一皿ごとに自然がたっぷり詰まった料理を堪能できます。

Casa Vissani

清冽な川で育った川魚を味わえるラ・トロータ

出典:www.latrota.com

50年前にラツィオ州の清麗な川のそばで若いカップルが気軽な食堂を始めました。妻は手作りのパスタ、そして夫は川魚の料理とシンプルなスタイルで始まった食堂。それがラ・トロータ、イタリア語で「鱒」を意味する3フォークのレストランの始まりです。マウリツィオとサンドロ兄弟は両親の店を引き継ぎ、川魚料理をメインにしたメニューを提供しています。店名の鱒はもちろん、鯉や鮭の一種など、水がきれいな場所だからこそ味わいたいメニューが並びます。料理に合うワインもイタリアとフランスから800種類が用意されています。海の幸とは違った魚料理を味わうのにぴったりのレストランです。

La Trota

一つ一つの演出に感嘆の声を上げるエスティア・タヴェルナ

ナポリ近郊の町ブルシャーノ。父アルマンドが料理する背中を見て育ったフランチェスコ・スポジトは、一度は料理の世界を離れて大学へ進学します。しかし自分の天職を悟りキッチンに戻った彼はわずか3年でミシュランの星を獲得します。手で摘んで食べられるサイズの前菜はまるでお菓子のような盛り付け。そしてメインではミルフィーユのように重ねられた肉と野菜の上に、ティーポットに入ったスープをかけるという演出。まるで一つの舞台のように次々と繰り出される料理に感動できるレストランです。

Restaurant Taverna Estia

材料と技術の長い歴史を感じながら味わいたいラ・マディア

出典:ristorantelamadia.it

イタリアの中でも豊富な食材で美味しい料理が食べられることで知られるシチリア島。島の南の海に面した町にラ・マディアがあります。「シェフは常に研究と探索、そしてアイディアを探す旅にある」というのはシェフのピーノ・クッタイア。彼にとってその研究と探索のベースには家庭料理があります。家庭料理で味わえる愛情と古からの知恵を料理に反映させたいというピーノが作る料理は地元に根ざしたもの。裏庭で採れた野菜から始まり、手を加え、皿に盛り付けてという一連の流れを大切にしています。長い歴史の中で培われた材料と技術を感じられる一品一品を味わいたいレストランです。

La Madia

料理もアートの一つ イタリアの職人技を堪能しよう

イタリアが選ぶ名レストラン15軒をグルメガイド、ガンベロ・ロッソの評価点に応じて紹介しました。イタリアでは今でも職人の技術が大切にされています。今回紹介したレストランには高級ホテルやミラノの都心部といったモダンなものから、アルプスの大自然の中にある山小屋で提供される料理まで形態は様々。ただどの店にも共通するのがシェフのこだわりと料理に対する情熱です。より良いものを作り続けたい…そんなイタリアの職人技を感じられる最高のイタリアンを味わってみませんか?

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イタリア政府公認観光ガイド。本場イタリアからグルメ、ワイン、そしてイタリア男のカッコイイ生き様をお届けします。大手外資系企業で勤務中のある日「トスカーナの風に吹かれたい!」と思いつき、キャリアを捨ててイタリアに移住。フィレンツェ公認観光ガイドとして、大好きなルネサンス発祥の地フィレンツェで、現代にも通じる芸術、歴史、ライフスタイルを紹介しています。Twitterでほぼ毎日イタリアの「生」の情報を提供中。

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旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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斉藤情報事務

信州で車と旅を愛する道楽者。曲者が集まるCLUB Autistaに所属し、酒・肴・温泉を嗜む。

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茨城の筑波山生まれ。「いばらぎ」じゃなくて「いばらき」です。

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上岡岳

アームレスリング元日本代表/ジムトレーナー/生物学博物館学芸員/一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事

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