ウイスキーの美味しい飲み方・割り方
飲み方や割り方によって異なる顔を見せるウイスキー。この記事ではウイスキーの飲み方・割り方の種類を紹介し、加えてそれぞれの飲み方のポイントを解説します。ロックやハイボール、水割りといった基本的な飲み方をこの記事で一通り押さえることができるので、特にウイスキー初心者の方におすすめの内容になっています。
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アイキャッチ画像出典:www.theiwsr.com
ウイスキーの美味しい飲み方を知る
ひとつのウイスキーには飲み方の数だけ味があると言っても過言ではありません。
ウイスキーの飲み方は実に多様であり、同じ銘柄でもこの飲み方は好きだけれど、この飲み方で飲むときは苦手、といった感想を持つことも珍しくありません。
この記事ではウイスキーの飲み方・割り方を紹介していきます。飲み方や割り方だけでなく、美味しく飲むためのポイントも解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
ウイスキーの魅力
産地や製法ごとに異なる個性
同じウイスキーでも産地や製法によって個性が全く異なります。
自分が普段飲んでいるウイスキーの産地はどこか、そしてどのように作られているのか、ということを知るだけで同じウイスキーでも見え方が変化し、より深くその銘柄を味わうことができます。
そして何より、ウイスキーの種類を知ることで自分の好きなウイスキーを言語化することができるようになるため、自分の好みのウイスキーと出会う可能性が高まるのが最大のメリットです。
蒸留酒だから太りにくい
ウイスキーは蒸留酒なので他のお酒と比べて飲酒によって太ってしまうことを過度に心配する必要はありません。
まずウイスキーはカロリーが低いのが特徴。ビールは一杯あたり150キロカロリーですが、ハイボールは一杯あたり50キロカロリーなので、同じ杯数を飲むのであればハイボールの方が摂取カロリーを抑えることができます。加えて糖質も低いため、見かけのカロリーだけでなく成分から見ても太りにくいお酒と言うことができます。
そもそも度数が強いお酒であるため、量を飲みすぎることがないのも、ハイボールが太りにくい理由の一つです。
ウイスキーの飲み方・割り方8選
これだけは押さえておきたいウイスキーの飲み方を8選紹介します。
まずはここで紹介されている基本的な飲み方と割り方を一通り試して、自分に合った飲み方を見つけてみてください。
1. ストレート
常温のウイスキーを氷なし、割り材なしで飲むストレートは、その銘柄の持つ等身大の香りと味わいを楽しむことのできる飲み方です。新しい銘柄のウイスキーを購入したら、まずはストレートで飲むことがおすすめです。
美味しいストレートでの飲み方
1. 自分の好きなグラスに適量のウイスキーを注ぎ、好みのチェイサーを用意する
3. ウイスキーを飲み、その後を追うようにしてチェイサーを飲む
4. 口の中がスッキリとしたらウイスキーを飲み、改めて味わう
ストレートで飲む際のポイント
ウイスキーを飲み始めたという方にとっては少しハードルが高く感じるかもしれませんが、しっかりとチェイサーを用意すれば初心者の方でも、心配する必要はありません。
チェイサーは水がおすすめです。ストレートのウイスキーを飲んだ後に、後を追うようにして飲むようにすればウイスキーの味を楽しみつつ、悪酔いしてしまうことを防ぐことができます。
2. オン・ザ・ロックス
オン・ザ・ロックスという呼び方は日本ではせず、ロックという呼び方で親しまれている飲み方です。
氷とウイスキーで飲む楽しみ方であり、氷が溶けた水とウイスキーの組み合わせが飲みやすく、ハイボールと並んで人気の高い飲み方です。
一方で飲みやすさと同時に香りなどは押さえられているため、上級者の方にとっては少し物足りなく感じる可能性があるということも合わせて押さえておきましょう。
美味しいオン・ザ・ロックスでの飲み方
1. グラスにできるだけ大きな氷を入れる
2. グラスにウイスキーを氷の少し下まで注ぎ、マドラーなどでかき混ぜて軽くなじませます
3. チェイサーも合わせて用意しておきましょう
4. ウイスキーを味わい、その後にチェイサーで口の中のリフレッシュをさせた後に再びウイスキーを味わいます、これを繰り返します
オン・ザ・ロックスで飲む際のポイント
オン・ザ・ロックスで飲む際に大切になるのはグラスの温度と氷です。
グラスの温度は冷えてればいるほど美味しく感じます。氷は水道水を凍らせたものではなく、お店で売っている純氷がおすすめです。溶け出した水の美味しさはもちろん、透き通った純氷とウイスキーの琥珀色が視覚から楽しませてくれるでしょう。
3. ハーフロック
ハーフロックはオン・ザ・ロックのバリエーションのひとつです。氷や水、ソーダなどとウイスキーを1:1の割合にした飲み方であり、ロックよりも、ウイスキーの持つ香りや味わいをマイルドに感じることができます。
美味しいハーフロックでの飲み方
1. グラスに大きめの氷を入れてウイスキーを適量注ぎます。
2. 水やソーダなど好みの割り材を入れてウイスキーとの割合を1:1にします。
3. マドラーでかき混ぜてウイスキーと割り材をなじませます。
4. ゆっくりとグラスを口に運び、味わいましょう。
ハーフロックで飲む際のポイント
水だけでなく、ソーダと飲んでも美味しいのがハーフロックのポイント。
ハイボールのようにソーダとウイスキーの割合が3:1ではなく、1:1であるのでハイボールとは異なったウイスキーの味わいを引き出すことができるでしょう。
4. 水割り
ウイスキーを水と氷で割った飲み方です。海外ではあまり一般的ではなく、日本国内を中心に広まっている飲み方であるということはあまり知られていません。
ストレートやロックだと個性が強すぎると感じる場合でも、水割りであればバランスがとれて飲みやすくなることが特徴です。音楽を聞きながら、ご飯を食べながらなど、なにか自分がくつろぎたいときにおすすめの飲み方です。
美味しい水割りでの飲み方
1. グラスに氷を入れてマドラーでかき混ぜて、グラスを冷やしたあと氷から溶け出した余分な水を捨てる。
2. ウイスキーを適量注ぎ、再びマドラーでかき混ぜ氷となじませます。
3.水をおおよそウイスキー1に対して水2の割合で注ぎます。
4. マドラーで軽くかき混ぜたら、くつろぎながら水割りを味わいましょう。
水割りで飲む際のポイント
氷と水が大切なポイントになります。
ロックで飲む場合と同じく、氷は純氷を水はサントリーから販売されている天然水が美味しく飲むことができると評価が高いです。
5. ハイボール
初心者の方におすすめ
ウイスキーをソーダで割った飲み方です。近年人気が高まってきている飲み方であり、ハイボールという飲み方の普及によってウイスキーは大人のお酒というイメージから若い人にも親しまれるようになりました。
キリッと冷えた状態で飲むため、ウイスキーの持つ味わいは残しつつ、食事とも相性の良い飲み方です。ストレートやロックがまだ厳しいという方は、まずはハイボールから始めてみましょう。
美味しいハイボールでの飲み方
1. グラス・ウイスキー・ソーダは事前に冷やしておく。
2. グラスに氷を入れて、ウイスキーを適量注ぎます。
3. ウイスキー1に対して水3の割合で水を注ぎます。
4. マドラーでかき混ぜたら、キリッと冷えたハイボールを楽しみましょう。
ハイボールで飲む際のポイント
ソーダを入れた後にマドラーで掻き混ぜすぎてしまうと炭酸が抜けてしまうので、かき混ぜすぎないことを意識しましょう。
なんといっても冷えた状態が美味しいハイボールですから、できれば真空断熱のステンレスマグを使って飲みたいところです。冷えた出来立ての美味しさを長く楽しむことができるようになりますよ。
6. ミスト
ロックグラスにクラッシュドアイスという氷を崩したものをいれて楽しむ飲み方です。クラッシュドアイスによって水滴に包まれたグラスで飲むウイスキーは暑い季節に飲むと美味しさはさらに増すでしょう。
美味しいミストでの飲み方
1. 冷えたグラスにクラッシュドアイスを入れてウイスキーを適量注ぐ。
2. ウイスキーを適量注いだらマドラーでかき混ぜてなじませる。
3. 出来上がったミストが冷たいうちに楽しみましょう。
ミストで飲む際のポイント
ミストも形は違えど、氷を使用しているという面においてはロックと同じであり、氷が大切になってきます。できればお店で売っている純氷をアイスピックで割ったものを使用することがおすすめです。
7. トワイスアップ
グラスに注いだウイスキーに常温の水を加えるトワイスアップは比較的新しいウイスキーの飲み方です。
割合は1:1であり、この割合はおおよそ平均度数が40度ほどのウイスキーが、20〜30度に薄まります。ウイスキーの香りが最も引き立つのは20〜30度と言われていて、トワイスアップはウイスキーの香りを存分に楽しむことのできる飲み方ということができるでしょう。
美味しいトワイスアップでの飲み方
1. グラスにウイスキーを適量注ぐ。
2. 常温の水をウイスキーに1:1の割合で注ぎ、マドラーでかき混ぜる。
3. ゆっくりと口に運び、ウイスキーの香りとともに楽しみましょう。
トワイスアップで飲む際のポイント
トワイスアップはウイスキーの香りを最も感じることができる飲み方であるので、冷えた水やグラスなどを使用すると香りが閉じてしまうので注意してください。
トワイスアップはワイングラスなど脚付きのグラスを使用し、揺すりながらゆっくりと楽しむのがおすすめです。
8. ホットウイスキー
ロックやハイボールなど冷えた状態でのウイスキーが好きな方に試すことをおすすめしたいのはホットウイスキーの飲み方です。
作り方は簡単であり、80℃ほどの口当たりの良い温度のお湯をウイスキーの2~3倍を目安に注げば完成です。ほっと一息つきたいときにおすすめです。
美味しいホットウイスキーでの飲み方
1. グラス(マグ)は事前に温めておく。
2. ウイスキーをグラス(マグ)に適量注ぐ。
3. ウイスキーの2〜3倍の量の80℃前後のお湯を注いだら完成です。
ホットウイスキーで飲む際のポイント
ホットウイスキーは柑橘系のトッピングと相性が良いのも特徴の一つです。
レモンやライムをはじめ、シナモンやバジルなどのハーブ類とも合わせて楽しむことができるので、自分の好きなトッピングを見つけてオリジナルを作り出すことができるのもホットウイスキーの醍醐味です。
ウイスキーを飲む際のポイント
チェイサーは必ず用意する
ウイスキーのようなアルコール度数の高いお酒を飲む際に欠かすことが出来ないのがチェイサーです。
チェイサーとはその名前の通り、お酒を追いかけるようにして飲む水のことを指します。チェイサーがあることで二日酔いの原因となる脱水症状を防ぐことができたり、口の中がスッキリとするためウイスキーを一口ごとに新鮮な味わいを楽しむことができます。
基本的に飲んでいるお酒よりもアルコール度数が低ければ問題ありませんが、水が外さないでしょう。
氷は純氷を使う
水道水で作った氷よりもお店で売っている純氷のほうがウイスキーをより美味しく飲むことができます。純氷の方が溶けにくいなどの理由もありつつ、純氷が溶けて氷が落ちる音であったり、抜群の透明度といった目や耳で楽しむ部分の理由も大きいです。
特にロックなどの氷が重要になってくる飲み方には純氷を使用するのがオススメです。
水は天然水がおすすめ
ウイスキーを飲む時間は1日のなかでも自分をいたわる時間という人も少なくないと思います。
氷の次はウイスキーを飲む際に使用する水にもこだわりましょう。一般的に硬度を合わせるのが良いとされていますが、そこまでのことは考えず、天然水でも十分です。個人的にサントリーの天然水がウイスキーと合わせやすく、おすすめです。いろいろなものを試して自分好みの水を見つけましょう。
グラスにこだわる
グラスは基本的になんでも良いのですが、せっかくなのであれば専用に作られたロックグラスがおすすめです。グラスの中には手になじむもの、透明度の高いもの、カットが入っていて色の変化を楽しむことができるもの様々です。最初は基本のタイプから初めて自分のこだわりが出てきたタイミングで購入するのがおすすめです。
美味しい飲み方でウイスキーをもっと楽しく
この記事ではウイスキーの美味しい飲み方を解説しました。
ウイスキーの飲み方は実にたくさんあるため、 ぜひ一通り試してみてください。自分の好きな飲み方、そして自分が美味しく飲める方法が見つかれば、ウイスキーをもっと楽しめるようになることと思います。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。