アメリカンウイスキーの人気おすすめ15選

アメリカンウイスキーは、17世紀にトウモロコシから蒸溜されたのが源流と言われており、赤みがかかった色と香ばしい香りが特徴です。
そのアメリカンウイスキーの中から、この記事ではおすすめの15選を紹介します。自分で楽しむ際や贈り物を贈る際に、ぜひ参考にしてください。

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アメリカンウイスキーとは

出典:www.thedrinksbusiness.com

アメリカで作られているウイスキーをアメリカンウイスキーと言い、世界5大産地の一つに数えられています。まずは、以下でアメリカンウイスキーについて詳しく解説します。

歴史

アメリカンウイスキーの始まりは17世紀頃と言われています。
この頃のアメリカはまだ独立前で、ヨーロッパからの移民が大量に流れ込んできている時代でした。そんな入植者たちは、最初は植民地で収穫されたラムやブランデーが使われていましたが、1622年に初めてアメリカのトウモロコシを使った蒸溜酒が作られ、これがアメリカンウイスキーの始まりとされています。

最初は蒸溜方法もバラバラで、味や風味も全く異なっていたようですが、アメリカ大陸の東海岸に渡ってきたスコッチ系アイルランド人によって、徐々に製造されるようになりました。そして、アメリカ独立以降は、「エヴァン・ウィリアムズ」や「エライジャ・クレイグ」といった、現代のアメリカンウイスキーの商品名にもなっている著名な事業家達が徐々に製法を確立させていきました。

その後禁酒法時代や世界大戦などの数々の困難がありましたが、それを乗り越え、今のアメリカンウイスキーの製造や販売方法になりました。

風味

アメリカンウイスキーは、トウモロコシや大麦など色々な穀物を原料として使っており、それぞれ名称が異なりますが、中でも一番有名なものが、トウモロコシを原料とした「バーボンウイスキー」です。
バーボンウイスキーはやや赤みがった色をしており、トウモロコシを原料としていることから、甘くてまろやかな味わいとなります。
ただ、熟成させる際に内側を焦がした樽で熟成させるので、木の渋みや香りを強く取り込む傾向があり、味に深みがあり、甘みだけではない特徴もあります。
以上の特徴から、赤ワインを好んで飲む方に好まれているようです。

ウイスキーの基礎知識

ウイスキーには、製法による違いと、作られる場所による違いがあります。産地については、特にスコッチ・ジャパニーズ・アイリッシュ・カナディアン・アメリカンウイスキーが、ウイスキーの世界5大産地と呼ばれています。
アメリカンウイスキーについては上記で詳しく解説しましたので、ここではその他の製法と産地ごとの特徴を簡単に解説します。

ウイスキーの製法別の違い

■モルト
…モルトは大麦の麦芽のみを使用して作られたウイスキーを指します。よく聞く、「シングルモルト」とは、1つの蒸溜所のみで作られたモルト酒のことを指しています。複数の蒸溜所で作られた原酒を組み合わせたブレンデットに比べて、各蒸溜所の個性が出やすいことが特徴です。

■グレーン
…モルトでは大麦を原料としていましたが、トウモロコシやライ麦、小麦などを原料として作られるウイスキーがグレーンウイスキーと呼ばれます。グレーンウイスキーは、熟成させる樽によって風味が大きく異なることが特徴です。

■ブレンデット
…流通している多くのウイスキーがブレンデッドに分類されます。ブレンデットとは複数のモルト原酒とグレーン原酒を組み合わせたウイスキーを指し、原酒同士の持つ長所を引き立てるように作られています。

■バーボン
…バーボンというのは原料の51%以上がトウモロコシで構成されたアメリカのウイスキーを指します。アメリカンウイスキーの1種でありますが、アメリカンウイスキーの全てがバーボンというわけではなくトウモロコシが原料の51%以上のものに限り、バーボンと言います。

産地別のウイスキーの違い

■スコッチウイスキー 
…スコッチウイスキーはスコットランドで醸造・蒸溜されたウイスキーのことを指し、世界5大ウイスキーの中でもスモーキーな風味が強く、燻製のような香りがします。

■ジャパニーズウイスキー 
…ジャパニーズウイスキーは日本で醸造・蒸溜されたウイスキーのことを指し、源流がスコットランドにあるため、スコッチウイスキーに似た風味があります。ただ、スコッチウイスキーよりもスモーク感が弱く、マイルドな風味が特徴です。

■アイリッシュウイスキー
…アイリッシュウイスキーはアイルランド共和国や北アイルランドで製造されるウイスキーの総称で、クセが強くなく、甘みがあってまろやかな味わいとなっています。

■カナディアンウイスキー
…カナディアンウイスキーはカナダで生産されるウイスキーを指し、ライ麦を原料とした軽やかな口当たりとクセのない味わいが特徴です。カナディアンウイスキーは、カラメルやフレーバリングを添加しても良いという独特なルールがあり、様々な味わいを楽しむことができるのも大きな特徴の一つです。

おすすめのアメリカンウイスキー15選

ここまでアメリカンウイスキーの歴史や特徴を説明しましたが、ここからは具体的な銘柄を紹介していきます。日本ではロックな人たちが飲んでいるイメージの強いアメリカンウイスキーですが、ぜひ一度試してみてください。

1. ジャックダニエル ブラック

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ジャックダニエルは日本でも有名なアメリカンウイスキーです。
ジャックダニエルはバーボンウイスキーと良く勘違いされますが、テネシー州で製造されている、「テネシーウイスキー」という種類に分類されます。原料はトウモロコシで、蒸溜方法や熟成方法に大きな違いはありませんが、テネシーウイスキーは、「蒸溜直後の原酒をサトウカエデの木を原料に作った炭で濾過する”チャコールメローイング製法”で造られている」という特徴があります。
味わいとしては、ホワイトオーク樽で熟成したスパイシーな風味と、バニラやキャラメルのような芳醇な香りが調和した深みがあります。
とても有名な銘柄なので、あまりアメリカンウイスキーを飲んだことない人はぜひ試してみてください。

■ブランド:ジャックダニエル
■分類:テネシーウイスキー
■度数:40

2. ジムビーム バーボン

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ジムビームも、日本で最も有名なアメリカンウイスキーの一つです。
アメリカンウイスキーの中で売り上げNo.1を誇り、数々のコンペティションで賞を受賞しています。
トウモロコシ由来の香ばしさと甘さが特徴で、非常に飲みやすいマイルドな口当たりとなっています。ハイボールとして飲むのがおすすめです。

■ブランド:ジムビーム
■分類:バーボンウイスキー
■度数:40

3. メーカーズマーク バーボンウイスキー

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メーカーズマークは、一本一本手作業で蝋封しているウイスキーです。
通常のウイスキーではライ麦を原料としていますが、このメーカーズマークは冬小麦を使っていることに大きな特徴があります。そうすることによって、ライ麦特有のスパイシーさが薄れ、軽やかでマイルドな口当たりとなりました。
ライウイスキーのスパイシーさが苦手な人は、ぜひハイボールで飲んでみてください。

■ブランド:メーカーズマーク
■分類:バーボンウイスキー
■度数:40

4. ワイルドターキー 8年

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ワイルドターキーの8年は、アルコール度が50.5度と比較的高めです。
スタンダードの方は40.5度ですが、アルコール度数が高い8年の方が、ほろ苦さやガツンとしたインパクトのある味わいを感じることができます。
バーボン初心者の方には少し強いかもしれませんが、バーボン好きにはたまらないアメリカンウイスキーです。

■ブランド:ワイルドターキー
■分類:バーボンウイスキー
■度数:50.5

5. I.W.ハーパー 12年

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高級感のあるボトルに入った「I.W.ハーパー 12年」は、野生的なイメージがあるバーボンウイスキーとは逆の都会のスタイリッシュさがあるウイスキーとして、一世を風靡しました。
12年の熟成期間を経て製造されたこのウイスキーは、見かけ倒しに終わらない、洗練された味わいです。マイルドな味わいと華やかな香りがあり、少し贅沢したいときにおすすめです。

■ブランド:I.W.ハーパー
■分類:バーボンウイスキー
■度数:43

6. フォアローゼス スタンダード

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フォアローゼスは、中央に深紅の4輪のバラが描かれたデザインが特徴のバーボンウイスキーです。
このウイスキーは、原料を1種類に限定せず、酵母や技を駆使し、複数の原酒を組み合わせています。そうすることでフォアローゼス特有の甘みや香りを生み出しました。
特に女性人気の高いウイスキーです。

■ブランド:フォアローゼス
■分類:バーボンウイスキー
■度数:40

7. アーリータイムズ イエローラベル

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アーリータイムズは1860年、リンカーンが大統領に就任した年に発売された、歴史のあるバーボンウイスキーです。
中でもイエローラベルは、バーボンウイスキーの中では飲みやすい部類に入り、滑らかで素朴な口当たりに華やかな甘い香りが絶妙にマッチしています。
バーボンウイスキー初心者の方にぜひおすすめしたいウイスキーです。

■ブランド:アーリータイムズ
■分類:バーボンウイスキー
■度数:40

8. オールドクロウ バーボン

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オールドクロウは、スコットランドの移民、ジェイムズ・クロウ氏によって製造されたことに由来します。彼はサワーマッシュ製法という、新しい製造方法を生み出し、バーボンウイスキーの製造に革命をもたらしました。
このオールドクロウは、ライ麦由来のスパイシーさの中にフルーティーさを感じさせ、爽やかな香りと甘みのある口当たりが特徴のウイスキーです。ロックかハイボールでお楽しみ下さい。

■ブランド:オールドクロウ
■分類:バーボンウイスキー
■度数:40

9. ノブクリーク

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ノブクリークは、禁酒法以前の本来のバーボンを再現するという目的で造られた、バーボンウイスキーです。
低温と高温で2度焼きを施した特別なオーク材の樽で、バーボンウイスキーとしては長い、9年もの熟成を経て製造されます。アルコール度数も50度と高く、その力強さと、芳醇で奥深い味わいを楽しむことができます。
ロックやストレートだけでなくソーダ割りもおすすめです。

■ブランド:ノブクリーク
■分類:バーボンウイスキー
■度数:50

10. ジムビーム ライ

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ジムビーム社から販売されているジムビームのライは、ライ麦を原料としたスパイシーさが特徴のライウイスキーです。
ライ麦由来のウイスキーの中では酒質が軽く、スパイシーさとフルーティーさを同時に楽しむことができます。
バーボンウイスキーが複雑で飲みにくいという方は、こちらを試してみてもいいかもしれません。

■ブランド:ジムビーム
■分類:ライウイスキー
■度数:40

11. ワイルドターキー ライ

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こちらも原料にライ麦を51%以上使用した、ライウイスキーです。
甘さは控えめでスパイシーさが強めであり、ハマる人にはハマるウイスキーとなっています。
ストレートでも楽しむことができますが、マンハッタンやサゼラックといった、甘さ控えめのカクテルのベースとしても使われており、様々な飲み方ができることも特徴です。ぜひお気に入りの飲み方を見つけてみてください。

■ブランド:ワイルドターキー
■分類:ライウイスキー
■度数:40.5

12. ジムビーム アップル

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ジムビームのアップルは、その名の通り、ジムビームのバーボンウイスキーに青りんご風味のスピリッツが足された、新しいウイスキーです。
バーボンウイスキーのリッチな味わいの中に、青りんごをそのままかじった時のような爽やかさやフルーティーさを感じることができます。
アルコール度数も35%と比較的低めなので、女性でも楽しめるアメリカンウイスキーです。

■ブランド:ジムビーム
■分類:バーボンウイスキー
■度数:35

13. プラットヴァレー

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プラットヴァレーは、原料の88%にコーンを使用したコーンウイスキーに分類されるアメリカンウイスキーです。
オーク樽でじっくりと熟成させており、滑らかでまろやかな口当たりとなっています。
バーボンウイスキーを飲みなれている人でも、その違いには驚くほどの味わいです。ちょっと気分を変えてみたいときや、新しいものを試してみたい人はぜひストレートかロックでお試しください。

■ブランド:プラットヴァレー
■分類:コーンウイスキー
■度数:40

14. エヴァンウィリアムス ブラックラベル

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エヴァンウィリアムスのブラックラベルは、世界で№2の販売量を誇る、バーボンウイスキーです。
1783年にケンタッキー州ルイヴィルで、ライムストーン(石灰岩)から湧き出る水を発見し、最初にトウモロコシを原料としたウイスキーを造ったとされる人物、 「エヴァン・ウィリアムス」にちなんで名前がつけられました。
焦がしたホワイトオーク樽で熟成されたすっきりとした味わいで、初心者から上級者まで多くの人におすすめのバーボンウイスキーです。

■ブランド:エヴァンウィリアムス
■分類:バーボンウイスキー
■度数:43

15. ウッドフォードリザーブ

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ウッドフォードリザーブは、ケンタッキー州最古の蒸溜所であるウッドフォードリザーブ蒸溜所で、手作りで少量生産されるプレミアムウイスキーです。
通常のバーボンとは違い、単式蒸溜機で3回蒸溜され、アイリッシュウイスキーのようなスムースで滑らかな口当たりが特徴です。
また、このウッドフォードリザーブは競馬で全米最大規模の権威あるレース「ケンタッキー・ダービー」のオフィシャルバーボンとしても知られており、当日には多くのセレブや富裕層に飲まれています。
特別な日にぜひ飲んでほしいウイスキーです。

■ブランド:ウッドフォードリザーブ
■分類:バーボンウイスキー
■度数:43

お気に入り銘柄を見つけよう

ここまで、アメリカンウイスキーの歴史やウイスキーの基礎から、具体的な銘柄まで紹介しました。
バーボンウイスキーだけと思われているアメリカンウイスキーですが、ライウイスキーやコーンウイスキーなど様々な種類があるので、色々試してお気に入りの銘柄を見つけてみてください。

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野球歴10年以上。スポーツは見るのもやるのも全般的に好きです。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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